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読書な毎日(128)

【クララとお日さま】 カズオ・イシグロ
 ノーベル文学賞後初の著作。私はカズオ・イシグロの評論は読んだことあったが作品ははじめて。近未来が舞台。AFと呼ばれるアンドロイドのクララ目線で描かれている。AFは子どものお友達ロボットという位置づけにある。AFはそれぞれ性格がことなり学習しながら個性ができていく。子どもは大学に行くまでは家庭で端末を通じて遠隔授業を受けている。親は仕事に行って昼間はおらず、家政婦(人間)とAFがこどもの面倒をみている。家政婦は家事を担当していてAFは子どものお友達という位置づけ。AFは太陽光エネルギーで活動しており、太陽は彼らの意識の中心にある。AFは常に子どもや家族のよき友達であろうとしている。
 AFはどの子どもでも持っているわけではなく、お金持ちの子どもにしかいない。また、お金持ちの子どもはリフトアップと呼ばれる知能向上処置を受けており、大学に入れるのは実質このリフトアップを受けたこどもだけである。
 クララは1世代前のAFだったがジョジーに気に入られて購入される。ジョジーはリフトアップを受けているがその副作用が出ている。この副作用により死に至ることもある。ジョジーは母親クリシーと暮らしているが、父親ポールとは別居している。ポールは優秀なエンジニアでときどきジョジーに会いに来る。隣家にリックという少年がおりジョジーとは友達である。リックはリフトアップを受けておらずAFもいない。
 特段の大きな事件も起こらずジョジーとその母親そしてリックというコミュニティの中でクララは徐々に状況を把握していく。ジョジーは次第に弱っていく。苦悩する母親。リックと衝突するジョジー。その狭間でクララは何を思う。
 さすがノーベル文学賞をとるだけの作家である。AIロボットモノは数あれどどれとも異なる。でありながら、家族、テクノロジー、格差など普遍的なテーマを織り込んでいく。しかも文章が読みやすく映像的な表現力がある。これ以上あらすじは書かないが展開が全く読めないのもたいしたものである。おそらくこの作品は映画化されるのだろうなと思う。AFは人間が演じるだろう。
(★★★★☆)

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私のパソコン履歴書 -11代目 東芝 Libretto L5 ここから私のintel断ちとlinux lifeがはじまった

Libretto11代目>>>PCデータ
機種名:東芝 Libretto L5
使用期間:2003~2005
イメージキャラ:なし
購入価格:148000円
OS:WindowsXP Home → Ubuntu
CPU:TM5800 800MHz
メモリ:256MB
HD:20GB
備考:B5ノート 無線子機内蔵
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 Winkeyはそれなりに良かったのですが、この頃からイスラエル企業であるintelをボイコットしなければと考えるようになっていました。また、OSに関してもWindowsではなくlinuxを使ってみたいと考えはじめていた。ちなみに私は仕事でUNIXを使っていたのでLinuxのハードルは低かった...というよりPCでこれが動くなら動かしたい!という衝動にかられていた。
 Libretto L5はCPUがなんとトランスメタ。linuxを開発したリーナスが当時いた会社です。このPC液晶のサイズが変則でやや使いづらかったのではありますが、軽かったので持ち運びは便利でした。今や普通ですが無線の子機を内蔵していた。無線については今まで書いていなかった気がしますが私はかなり早い時点から無線には注目していてconturaには無線のPCカード差して使っていた覚えがあるので90年代は既に使っていた。無線はノートPCには必須と言えるものでこれは一般化するだろうと思いながら使っていました。
 東芝はDynaBookに続いて2代目。この当時東芝は元気があり、魅力的なノートPCをつくっていた。原発に突っ込んでいくのはこの後でそして311で吹っ飛んだ。東芝断ちは原発が爆発する前からやっていて、我が家の東芝製品はこれが最後だった。
 linuxのインストールに関しては linuxに関しての連載「脱Windows計画」というのを書いています。読み返してみたところ、このLibretto L5にインストールした話は書いていなく、この次の次のAcerにデュアルブートで入れた話からはじまっていました。なんでLibrettoをデュアルブートにしなかったかというとDISKが小さかったので、WindowsとLinux同居は難しいと考えていた。Librettoの次にSOTECのPCを私は購入していたのですが、これもDISKが小さくデュアルブートは不安。なので、SOTECを購入してWindows環境を移行した後にLibrettoにlinux入れたという流れであった。すっかり忘れていたが。
 Librettoには最初Fedora入れて次にGentooあたりいれてしっくりこないでUbuntuにしたような気がする。どっちかと言えば入れただけで満足して終わってしまった。当時のLinux デスクトップはまだ不完全なところもあったし、Windows環境を全部移行してしまうまでには思い切れなかったので結果として普段の作業はWindowsで。デュアルブートでもないので使う機会もなく...というわけでLinux入れたまま友人に売ってしまった。今考えると、Linux入ったPCもらっても困ったろうなと思う(Linuxが入っていること承知で買ってくれたのだが)。



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ITパスポートとりました

 とったのは4月の話なのですが、せっかくの経験だったので一言書いておきます。

 私はIT業界の人間なので今更これとっても特に意味はないのですが、りんさんが大学受験するにあたりITパスポート取得を推薦入試の条件にしている大学があった。ちなみにりんさんは理系でIT業界を指向しています。本人がこれに挑戦してみたいとのことだったので、せっかくなら一緒に受験勉強しようということではじめた。

 古いみなさんは私同様知らないでしょうが、ITパスポートは情報処理2種が難しすぎるからということでできたそのエントリー的にできた資格であった。ワクチンパスポートではもちろんありません(^^; 情報処理2種は基本情報処理という名前になり、ITパスポートというのができた。ITパスポートも国家資格でもあるので就職や受験には有利に働くのであろう。
 情報処理2種についてはその昔に受けてみようかなと思って参考書買ったことはありましたが、しっかり受験勉強しないと受からなそうだったので取り組まなかったという過去があったりします。

 IT業界と一緒に生きてきた人間なので内容的には知っていることばかり。しかし、正確な用語や計算については知らない話もあり。ノー勉では私も落ちるかもしれない感じではあったが、参考書にざっと目を通してひとまず過去問やってみたところ合格ライン(6割)には達していた。しかしこれで本番に臨むと落ちるかもしれないので、私も片手間ではあるが試験までは勉強することにした。はじめたのは年明けぐらいだったかな。参考書読んでりんさんにも解説して、スマホのアプリがあったのでそれ入れてときどきやってみた。けっこう計算問題とマネジメント系の知識を問う問題があり、これはちょっとりんさんには難しそうではあるが受からないことはないだろうと踏んでいた。
 
 そして試験の前日。ここでなんとりんさんのギブアップ宣言が出てしまった。”まあ、今回は受かんないかもしれないが受けるだけ受けてみな”とは言ったのだが、この試験には受からないので明日は受けないし、今後も挑戦しないとのことだった。もちろん試験料は二人分おさめていたが仕方なし。翌日私だけが受験したのだった。
 
 これはCBT方式というパソコン使ってのテストだった。昔は年に二回しかやっていなかったが、今はあちこちの会場で常に試験をやっている。予約をとって受験に臨む。英検なども最近この方式でテストをやっている。金のある人は短期間に何度でも受けられるものでその点批判もされている。
 私もはじめて経験であったが、パソコンで問題に答えていく。まあ、いつもPCいじくってるので特に問題はないが、なんか味気ないと言えばそう。受験時間は2時間でけっこうたくさん問題がある。そして結果がすぐに出る。この時点では正式に受かったかわからないが、合格ライン超えていればほぼ合格だ。
 私はまあ、受かりました。6割とれば受かるのですが7割ぐらいだったかな。計算問題はPCあるのに頭で計算しなきゃなんないのでこれがつらかった。最近計算はいつも機械にやらしているのでね。こんなとこで受かるだろう!というとこで粘るのやめました。トシとると頭の耐久力も落ちるのだ。

 新宿で休日に受けたが受験している人は20-30代のサラリーマン風の人が多かった。男女とも同じぐらい。会社に受けさせられてるのかな!?合格率は以外と低く半分ぐらいのようだ。この業界いたとしても範囲が広いのでノー勉でうかるのは難しいだろう。逆に受験勉強のようにゴリゴリやれば6割でうかるのでよくわかってなくてもうかるかもしれない。
 合格証はなかなか届かなかったが忘れたころに経産大臣名(梶山弘志)で送られてきた。どうせなら自民党でない大臣のときが良かったな...。
 あと気になったこととして、この受験を受け付けているwebサイトのUIと説明がひどくわかりづらい。最初一読しても何をやればいいのかわからず、ここを理解してアカウントつくって受験票出力までこぎつけるハードルが悪い意味でけっこう高い(^^; 日本のお役所系はどこもこんなもんであるが...。あと驚いたのが受験会場の予約状況がPDFで出力されていること。つまりリアルタイムの情報ではないので、予約しようとしたらいっぱいかもしれないのだ。デジタル大臣があのレベルですからそれもしかり。今の日本を象徴してますな。

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東京1区選挙情勢分析

 1区については今回ほぼまぎれなく海江田が勝つでしょう。野党の候補者一本化で共産党の富田は出ません。維新の小野は自民党の票を食うのでどれだけ離されて山田が負け比例復活できないかが焦点でしょう。今回、自民はどの選挙区も苦戦が予想されるので比例復活も簡単ではない。
 ちなみに山田は全く存在感のない議員です。選挙のときだけちょろっと出てきますが交差点の遠くの方で演説していて有権者に近づこうという意思も感じられません。海江田に対しては明らかに役不足。
  
 ついでに比例に関して言えば今回の目玉は山本太郎のれいわでしょう。選挙区でのごたごたありましたが長引かせずスッと引いたのが好印象で複数議席もいけるかが焦点でしょう。

 昔は東京は自民党は弱かったのですが、東京は保守化していますので、そんなに大きくは負けないのでしょう。公明党もついてますので...。投票率は相変わらずでしょう。白けていると自公が勝っちゃうのですがね。

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