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都知事選分析

 小池百合子が291万 増田が179万 鳥越が135万 上杉18万という結果だった投票率は時期が悪かったにも関わらず約60%と参院選並を記録。意外と都民の感心が高かったようだ。
 票を分析すると、増田には公明の70万、自民は組織的にかなりやっていた感じで100万。その他10万というところか。鳥越は私が前回記事で分析したところからほぼ伸びず、民進60万、共産40万、社民生活20万、その他15万。そして残りは小池に入った。民進の100万、自民の50万、お維新、50万、残りは無党派の80万、共産10万。
票数からすると小池には鳥越より多く民進票が入っていないと計算があわない。今回、統一候補として民進は当初、長島が出るという話があった。民進の中でも右派で自民党に近い勢力である。結局この路線は否定され鳥越に。鳥越は”脱原発”を今回の選挙で掲げていたが、電力系の息がかかる連合はこれを嫌がり支持をしなかった。また、共産との共闘を嫌う勢力もかなりいて、結果としてみるとこの票はドカーンと小池に行ってしまった。
 鳥越が伸びなかった大きな要因として文春、新潮の週刊誌報道があった。”淫行 76才”の文字が中吊りに踊った。記事を読まなくても噂とイメージは広がる。これを嫌った特に無党派票と女性票がかなり逃げただろう。それは政党支持者にも一定層広がり鳥越票は更に逃げた。この週刊誌が悪質なのは一緒に掲載されている小池百合子の記事が自民党のドンと戦うジャンヌダルク的に持ち上げているところだ。明らからな小池誘導。しかも文春は2回、新潮も1回である。
 今までも週刊誌は政治家のスキャンダル報道をやっていたとはいえ、選挙期間中は公職選挙法に抵触するおそれがあるため控えていた。それが外れたのが前回の参院選の青山繁晴からのようだ。青山は比例だったこともあり記事の影響は限定的で当選している。
 とにかく、今後も今回のようなことやられると選挙への影響が大きいので鳥越陣営は時間かかっても裁判の方はしっかりやって結果を出して欲しい。

 今回直前で出馬を見送った宇都宮が出ていたとしても選挙の大勢にはほとんど影響なかっただろう。小池291万 増田179万までは同じ。鳥越が110万、上杉13万、そして宇都宮30万 といったところか。宇都宮が前回100万入ったのは、共産党票が全部(55万)入ったのと小泉嫌い票が30万ぐらい入ったから。共産の基礎票がなければ浮上できないことはおそらく本人もわかっていたので今回出馬を見送った。
 今回というか今後もだが、残念ながら宇都宮で統一候補というのはない。民進が宇都宮では統一候補に乗らない。また細川選挙のとき、市民系一部グループと宇都宮は修復不能な溝をつくってしまったためこれらのグループも宇都宮を推すことはない。今回、民進が長島出した場合は逆に共産が統一候補に乗らず宇都宮を推し、前回の再現が起こったことだろう。長島100万、宇都宮100万という結果。

 今回選挙で野党統一候補というのが東京ではなかなか難しいことがわかった。共産が入ると、脱原発を掲げると、逃げる民進票が大量に出る。その数100万票。政党色を前面に出すと逃げる無党派票が大量に出る。今回のように投票率が高いとその数は100万票になる。

 小池の勝因は政党色を消したことが大きいだろう。自民党なのに自民党と闘っているフリ。旧小泉総理の手法だ。実際彼女も刺客候補だったわけだ。女性ということで入る票も多い。票数からすると蓮舫票は大半が小池に行ったとみる。

 鳥越票が伸びなかった要因に年齢もあったようだ。ここしばらく2年毎ぐらいに都知事選やっているが大方の都民は当選した都知事に一期ではなく二期、三期と都知事を続けて欲しいと思っているようだ。細川のときもかなり年齢について言われたが今回も76才という年齢を気にしている人がけっこう見受けられた。見た目が若くても70代後半、しかもガン治療をしていたというので萎えてしまうのだ。私はそんなに年齢は気にならないのだが多くの都民がそうなのだから仕方がない。確かに鳥越さんも細川さんも一仕事終えた後に登場した感あったけどね...。
 また、同業のジャーナリスト系の人の足の引っ張り方がひどかった。同業他者にスポットライト当たるのがよっぽど気に入らないのか、性格が悪いのか。しつこくネチネチいつまでもやめず、見るに耐えないので今回の都知事選で5人ぐらいアンフォローしてしまった。それまでの仕事を評価していた人もいたのだが、こんなに底意地の悪い人たちの情報はいりません。ちなみに宇都宮さんもフォローはずしてしまった。出馬しないなら応援するれば良いと思うのだが、文春記事を理由に結局応援しなかった。テキを利する行為だし、文春のやり方も肯定したかっこう。これが選挙なんですか!?宇都宮さん。

 小池知事もおそらくそう長いことはないでしょう。口はうまいがスキャンダルの宝庫のような人だし敵も多いだろう、舛添の再現がいつ起きても不思議ではない。そういうときのために今から都知事候補は探しておかないといけないだろう。
 今回は結果みると野党共闘をちょっと前面に出しすぎた。参院選で一定の効果が出たのに気をよくしすぎた。民進も共産も政党政治家は応援演説はやんないでいいのだ。ステルスに応援して票だけ入れてくれれば良い。そして候補の年齢はできれば50代以下がよく、政党政治家ではない方がいい。もちろん右翼とか核武装もだめ!

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