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参院選分析&都知事選予想

 選挙としては自公が勝ったけど大勝はしなかった今回の結果。これも共産党が一人区で候補をたてず激戦を野党共闘候補が制した選挙区が多かったからでしょう。これがなかったら3年前の再現が起こっていたことでしょう。特に庶民が傷めつけられている東北、沖縄。沖縄なんか自民党がいなくなってしまった。これはけっこう一大事でない!?
 東京選挙区について分析してみましょう。民進二人、自民二人、共産、公明と結果だけ見ると波乱のない選挙だった。増えた1議席は小川がすべりこむ。6年前から20万票も減らし薄氷の勝利だった..というより5議席なら落ちていたことになる。蓮舫はトップも6年前から60万票減らした。これが小川に行ってるなら票割りがうまくいったということになるが小川も減らしているので、民進より無党派票はかなり離れていることがわかる。小川にはSEALDsがついていてこの票数ということでSEALDs効果ではそれほど票がとれなかった。
 この選挙で一番意外だったのは自民の朝日だ。66万票も獲得。自民の基礎票100万票の多くは中川に入り朝日にきているのは20万票ぐらいと思われる。そこから45万票も上積みされているがこの多くは無党派票だろう。オリンピック効果と、若い好青年ということだけで票を獲得した。特に若い人の票が入っていそうだ。
 意外ととらなかったのは三宅で、意外ととったのは横粂だ。三宅は統一候補として早くからおされていたが、結局それを蹴ったかっこうで山本太郎と二人で出馬した。太郎の66万票をあてにしたのだろうが、このときは社民も市民系も一体となっていた統一候補だったから66万票もとれた。また、実質選挙期間しか運動していなかったため無党派には浸透しなかった。また、三宅の今回の作法はマスコミからも不信を買い、選挙報道ではほぼ無視されて圏外扱いされた。今回も統一候補で早めに出馬表明していれば、あるいは統一候補にならなくともあと一ヶ月早く出馬表明していれば当選の目はあったと思う。しかし、彼自身は3年前の選挙がおそらく納得いかなかったのだろう。自分だけでも票がとれるという自信があったのだろうが選挙はそうは甘くなかった。よく告示日に選挙戦は終わっていると言われるが、三宅はその数日前に表明したのだから広がらなくても不思議ではなかったのだ。
 横粂は民主党の衆議院で人気もあったのだが2010年、執行部を批判して民主党を飛び出してしまった。以降それほど目立った活躍していなかったので半分忘れていた存在だが30万票と三宅を上回る得票。選挙予想で定評のある新宿区新聞(下画像)でもこの30万票を予想していたが組織も知名度もそれほどでない横粂がなんで?と思ったがもともとタレント出身で芸能プロに所属し最近もちょくちょくTVに出ていたようなのである。また、議員報酬ゼロというのも受けたようである。それにしても30万票とるのは驚きで組織がついていれば当選圏に入る候補である。本人は政治家引退宣言したみたいではあるが。
 田中康夫は次点で47万票。小川には及ばなかったが知名度票がかなり入った。先の予想のところにも書いたがおおさか維新に入ったことにより市民、リベラル系の票はゼロだろうからなかなか取ったほうだ。田中に入ったのは横粂票と似た票なので横粂いなければ小川を逆転していた可能性もある。とにかく、リベラル系と決別し田中はあっち行ってしまったんだね、さようなら....。
 さて、最後に友人の増山さんについて。予想のところでは、甘めに書いたのだが現実は厳しかった。今回の結果みると社民票は今や東京で10万票ぐらいしかなさそうだ。その社民票も今回は当選圏の蓮舫、山添あたりにけっこう逃げた感じ。れな票は5万票ぐらいだったのかな...。早くから出馬表明すれば準備もできるのだが、アラ探しバッシング期間も長くなるのでたいへんなんだよね。だからみんな直前に出馬してなんだかよくわからないうちに選挙戦。結果硬い組織の候補が勝つという、よろしくないパターンが最近の傾向になっている。増山さんに票が集まらなかった原因はいくつかあるだろう。出馬の経緯で社民党都連がミスった。統一候補を探っていた市民系に連絡せず、社民党本部にも連絡せずに出馬表明してしまった。これが最後まで響き、社民の票も市民系の票も逃げてしまった。日本では何事も根回し重要だからね...。
Sanin2016

 さて、都知事選に行きましょうか。直近の参院選が参考になる選挙です。投票率も同じぐらいになるでしょう。保守も野党も分裂選挙ではありますが、推薦増田なので自公の基礎票は全部こちらに入ります。竹谷に入った77万、中川の88万。朝日の65万までこっちに入れておきましょうか。これで230万になります。舛添と同じぐらいですね。小池は無党派頼みでしょうが、行っても50万がいいところでしょう。
 鳥越は野党統一となりましたので、蓮舫112万、山添66万、小川50万、社民10万で238万。しかし、宇都宮も統一候補でなくても出るという選択をしました。宇都宮は共産の推薦をえた前回98万、統一候補だった前々回で97万しかとれませんでした。今回は組織票がゼロになるので、これより少なくなることはほぼ確実。つまり当選の可能性はゼロと言って良いでしょう。なんで出るのかというと意地なんでしょうが、彼の政治生命は今回出ることによって終了しました。
 また、記者クラブ廃止を訴えている上杉隆が出馬。彼の当選可能性もゼロですが根強いファンがいるので上杉もリベラル票を30万ぐらい持っていく可能性があります。
 宇都宮がでなければ鳥越の当選はほぼ確実な情勢でしたが、これでわからなくなってしまいました。おそらく宇都宮への同情票みたいなものが野党票から30万票ぐらいは入るでしょう。つまり、鳥越と増田でかなりの接戦となる可能性があります。もし、これで増田が当選してしまったら.....。自公の230万票の壁はなかなか厚いので千載一遇のチャンスだったのですが!!

(以下7/14になって追記)
 7/13 17:00の時点では宇都宮も出馬!となっていたので上記の記事を書いてしまいましたが、所用あって夜家に帰ってみると宇都宮も鳥越を推すことになっていました。どうやら宇都宮さんはギリギリのところで出馬を見送ってくれたようです!宇都宮さんの決断に敬意を表します。これで宇都宮さんも次ができるようになったし、前回都知事選の細川選挙のワダカマリも解消できるでしょう。
 おかげさまでスッキリ野党共闘が実現できるようになりました。参議院選では野党がバラバラになってしまったの東京選挙区でしたが、参院選1人区や鹿児島知事選のように力を集中し勝たなければいけません。千載一遇のチャンスです!

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