« 読書な毎日(215) | トップページ | 技術系講演&展示会レポート9件蔵出し »

新宿区長選について

 11/9当開票で新宿区長選挙が行われている。3期12年務めた中山区長の退任にともない新人二人が立候補。自民党の吉住と、共産系の岸。吉住は与謝野大先生の秘書から区議、都議とキャリアを重ねての出馬。まだ40代と若いが地元出身の政治が家業のような正統自民候補。本来なら吉住の先輩にあたる秋田都議が区長候補として順当なのだろうが、秋田は一度落選もしているように人気も人望も今一つの人物。だから、都議キャリア一期途中の吉住が抜擢されたのであろう。共産党は毎回必ず候補をたててくるが今回は若い女性候補をたててきた。弁護士という肩書きだが出身もキャリアも新宿とはあまり関係なく知名度もない落下傘的な候補なので難しいだろう。今回選挙は岸が出馬表明するはるか前に決まっていたと言ってもよい。
 当初、中山区長は4期目も出るつもりだったようだ。中山区長の前任の小野田区長は自民党。最後は汚職で辞任することになったが古い自民党を体現するような人物だった。そこで利権とは無縁な若くてフレッシュなイメージの中山候補を自公が擁立し、23区初の女性区長が誕生した。中山区長の12年間は特に目立ったことは無かったが余計なことをしないという点で小野田区長よりましだった。その中山区長も最後の4年には新宿ここから広場などという不要なハコモノをつくるわりに保育園をあまり増やさないなど多選の弊害が出ているところだった。彼女が4期目を断念したのはちょうど同時期に中野の田中区長が4選出馬して非難をあびていたこととも無縁ではなかっただろう。どっちみち今回は中山区長も潮時だったと言える。
 その中山区長が出ないとなり、次の区長は誰に!?ということになった。そこにあがってきたのが五体不満足の乙武くんだった。彼は日本中で有名だが、新宿区出身で地元の小中高を出て早稲田を卒業。地域でも活動をしており新宿での知名度とイメージも抜群である。彼が出馬すればおそらく当選するところだったろう。ところがそこにイチャモンつけてきたのが自民系のひとたち。彼の写真が載った掃除励行の掲示板ポスターが選挙の事前運動にあたるのではないかと言ってきたのだ。乙武くんがまだ出るとも出ないとも言ってない段階で。結局、乙武くんは区長選への不出馬宣言をせざるを得ない状態になりこの時点で今回の新宿区長選挙は終わってしまったのです。共産も乙武くん出れば候補をたてず、乙武くん支援にまわっていたかもしれません。五体不満足の乙武くんが区長の新宿が私も見たかった。
 吉住候補もハナからダメというわけでもありません。明らかに秋田一郎よりベター。私も支援している市民系の根本区議も応援にまわってるぐらいですからそんな間違った選択でもないのでしょう。しかし、彼の経歴と彼をとりまく宇宙がバリバリの自民党ですからそこからは逃れられない。若いから3期4期とやってるうちにおかしなことになるかもしれません。
 乙武くんは今回準備していなかったこともあり足元をすくわれてしまいましたが、今後も活躍して欲しい。彼のような人物が政治家として求められていると私は思う。

|

« 読書な毎日(215) | トップページ | 技術系講演&展示会レポート9件蔵出し »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9379/60612380

この記事へのトラックバック一覧です: 新宿区長選について:

« 読書な毎日(215) | トップページ | 技術系講演&展示会レポート9件蔵出し »