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参院選 東京選挙区レビュー

 今回の選挙は民主党がダメなことを確認する選挙だった。東京選挙区は公認を一人に絞るならもっと早くすべきだったしその場合は全国比例に一人回せばよかった。一人に絞るにしても前回トップ当選の大河原が筋だろう。その公認を取り消すということは脱原発、反TPP路線とは決別するという意味である。結果見事な共倒れ。小沢がいなくなってからの民主党の選挙センスのなさには感心する(^^;
 自民党から政権を奪うという歴史的役割を果たした民主党だったが官僚とマスコミ、自民党、公明党などによってあっと言う間に解体されてしまった。小沢が追い出された時点でほぼ終わり。今の残りカスのような民主党ではもう何もできないだろう。

 前回大河原や川田に入ってた票は今回、山本と吉良に分散した。共産党はここしばらく議席を確保していなく、30歳新人という実績も経験もない候補を立てていた。それが3位というのには驚いた。経験のなさ、共産党らしくない雰囲気がプラスに働いた。
 山本は知名度というより震災後の彼の活動が評価されてのもの。もともと社会派なわけでもなくダンス甲子園と味のある脇役として知られていた俳優である。芸能人としての山本太郎を知らなかった人も彼に投票している。一市民として活動し現場にも足を運んでいるので市民運動筋からの評価も高い。もっと票をとれたと思うがネガティブキャンペーンが効いていたということなのだろう。
 彼の言う通り議員としては当選してからが大変。原発、TPPなどのタブーに真正面から切り込んでいるので今後さまざまな工作で彼を引きずり下ろそうとするだろう。それを守るのは彼を支持した有権者だ。
 自民党優勢との下馬評の通り自民党は二人で合計170万票近くもとった。もともと東京の自民党の基礎票は一人通すぐらいはあるのだが、無党派票もここに入っている。都議選も同様の結果だったが景気が悪くなって保守化した票が増えているのだろう。

 今後3年間選挙はないのかもしれないが自民党が無難に政権運営するのは難しいだろう。30年前の自民党は一党独裁ではあったが、それなりのバランス感覚を持っていた。今回の民主への揺り戻しで復活した自民党はそのバランスの部分がそぎおとされ、変なところがとがっていて実に危なっかしい。
 3年後は衆参ダブル選挙かもしれない。それまでに自民への対向軸をつくっておかなければ日本はアメリカのような国になってしまうだろう。

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