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ハシズム現象に関して

 大阪のダブル選挙で橋下氏率いる大阪維新の会が勝利した。マスコミ主導のネガティブキャンペーンをはねのけての勝利だからこれは今までと違う流れと言ってよい。今までの橋下氏はマスコミを味方につけて選挙を勝ってきたが、今回は一転してネガティブ。鮮度の落ちた人物を”数字がとれない人物”としてマスコミは時に引きずりおろすが、今回はそれではない。やはり電力の地雷を踏んだからに違いない。マスコミはほとんど報道しないが、橋下氏は今回脱原発を掲げていた。これを当選させてはまずい!とマスコミは温存していたとっておきのネタを引っ張り出した。それが部落とヤクザだ。今までの選挙ならこれはゴールデンハンマーと言えるもので、半分結果は決まったようなものだった。私も、これで橋下はヤラレタと思った。しかし、違った。マスコミのゴールデンハンマーは空振りになった。いくらネガティブキャンペーンをうとうがツイッターで自ら発信する橋下氏に有権者は有権者はアクセスできるのだ。地道なゲリラ戦がこの選挙を勝利に導いた。
 ここまでは今回の選挙の分析でハシズムが良いと言ってるわけではない。ここには書かないがハシズムには多くの問題があり、私も手放しでは支持できない。しかし、ここまで腐って固着した電力をはじめとする産業界、官僚組織をひっくり返すにはハシズムのような劇薬が必要なのだろう。ハシズムは勝ったのだからこれを利用するしかない。国民同士で潰し合いをしたのでは元の木阿弥。官僚天国の再構築になるだけだ。

 どうやらソフトバンクの孫氏、元経産官僚の古賀氏は橋下氏を支持している。更には民主党の小沢氏も橋下氏に近いところにいるようだ。彼らの目的は一緒。官僚主権から国民主権に変えることだ。
 官僚機構の一部であるマスコミは今後も橋下氏の足元をすくおうとしてくるだろう。私らはそれらに惑わされずに、良いところはサポートし、問題のあることろは批判しながら監視してゆくべきだろう。

 東京の石原知事もハシズムと似ているように見えるかもしれないが、彼はがっちり官僚&産業界側。戦ってるフリをしているだけの歌舞伎役者です。それが証拠に石原都政の10年で何も変わってない。強いてあげればディーゼル規制ぐらいだが、あの程度では大気汚染は解決しない。うちの子含め、ぜんそく患者は今も増えているが新たな対策は何もない。まだオリンピックなんて寝言を言ってるし、勘弁して欲しいわ。

 官僚のお膝下の東京都民は原発が爆発しても目覚めなかったけど、大阪は一歩踏み出したのでしょう。大阪人の方が感度がいいってことだ。日本のジャスミン革命は大阪からになるのか!?

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読書な毎日(204)

【ウィキリークスの時代】 グレッグ・ミッチェル
 ウィキリークスの創始から昨年末の米公電リークそしてアサンジ訴追までのあたりのルポ。日本ではあまりとりあげられないウィキリークスですが、ジャーナリズムにとってある意味の革命だったのがウィキリークスだったわけだ。これを認識しておかないと世界から日本は取り残されるんだろうな。今だに記者クラブにこもってるようでは絶望的かもしれないが、日本のマスコミをそのうちみんな相手にしなくなるかもね。
 ウィキリークスの何が新しいかと言えば1番は情報提供者の匿名性をまもることを第一義として掲げそのシステムをつくったことです。一般的なマスコミもまもることが期待できますが所詮その人次第と言えます。ご存知の通り、匿名掲示板や投稿サイトはあっさりと当局に情報を渡してしまうので匿名でもなんでもありません。
 2番目はメディアを巻き込み情報を小出しにすること。リークを一気にサイトに掲示したところで一般の人はそれをなかなか読もうともしないし、出したときは騒がれたとしても一気に風化していきます。既存メディアにリークし彼らに解説記事を書かせた上で徐々に公開し一般の興味をひきつけるのです。また、現在話題になっているネタに関連した情報を選んでリークさせます。このことによってリークはより破壊力を持って伝播するのです。
 ウィキリークスを最初に有名にしたのは、イラク戦争でのアパッチ戦闘ヘリのガンカメラの映像でした。民間人や子どもロイターの記者を攻撃し、殺害する映像。これを公開することによってウィキリークスは世界的に有名になる。この時点ではウィキリークスを批判する人たちもあったが、”表現の自由”を尊重しウィキリークスを好意的に論評する方が多かったようです。しかし、これに続いて行われた米国の公文書で風向きは一気に変わります。特に米国ではテロリスト扱い。日本でもこの頃からウィキリークス関連の報道が増えてくるが米国の属国の日本の論調は米国に同じ。アサンジはノルウェーでハレンチ罪で訴追されます。政府だけでなく、ウィキリークスのサイトをホスティングしていたAmazonはサイトを停止させ、ペイパルやマスターカードなどの決済会社はウィキリークスへの決済を停止します。しかし、マスコミはこれをほとんど批判しない。アメリカの表現の自由のダブルスタンダードが露になったのです。これに対抗し、ウィキリークスのミラーサイトが世界中に立ち上がりました。
 これらのリークは一人の米兵ブラッドリー・マニングによってされたとされています。同じ時期、日本ではsengoku38さんがyoutubeに漁船衝突映像を無造作にアップして祭り上げられていました。違う世界の話のようだ。
 ガンカメラの動画は私もこの本読んでから見ましたが、確かにひどいものです。町を歩いている人とカメラを持っている記者をまとめて遠隔から射撃。しばらくして救出しようとしたバンを射撃、そのバンには子どもも乗っていたのです。これが戦争と言えるのでしょうか。現実感のなさはまんまテレビゲーム。
 ウィキリークスは1つのジャーナリズムの形態になるだろうと本著は言っています。もし、仮にウィキリークスが消えても、同様なサイトが既にいくつも生まれています。既存のメディアもウィキリークスを真似たサイトを立ち上げています。紙の時代と違い情報は一瞬で世界に伝播し、無限にコピーもされます。むしろ今までのやり方のジャーナリズムでは対応できなくなっているのです。
 一方の日本は相変わらず記者クラブという既得権益集団をつくり情報を統制しようとしています。今回の原発震災でそれも綻びを見せています。いくら日本が情報ガラパゴスでもこの状態を長く続けることは困難でしょう。日本にも遅ればせながらウィキリークスの時代がやってくるのです。
 本著はウィキリークスにまつわる出来事を時系列でルポしていて一読すれば今につながる流れが見えるようになっています。ウィキリークスっていったいなんだろう?と思っている人は読んでみるといいでしょう。
(★★★★)

【ボルネオ島アニマル・ウォッチングガイド】 安間 繁樹
 ボルネオ島の哺乳類に関して書いた本。ボルネオ旅行の予習で読みました。著者は世界自然保護連合種保存委員会(IUCN・SSC)ネコ専門家グループ委員だそうで、哺乳類系の専門なのでしょう。鳥や虫、魚などへの言及はまったくありません。というわけでややアンアバランスな感じもするのですが、哺乳類に関しては詳しく書いてあります。
 国立公園のガイドと主な哺乳類に関して、自身の体験を織り交ぜつつ書いてありなかなか面白いです。ネズミ、コウモリ系の動物がたくさんいるようです。象やオランウータンもいます。固有種としてはテングザルなんてのもいるようですが、そういうのは密林に踏み込まないと見れないのだ。ちょっと変わった動物もいるのですが”ヒヨケザル”っていうムササビみたいな動物が気になる。これも見ることはできないのでしょうが、飛んでるとこが見たいなあ。
(★★★)

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保育園の入所予約制度のくじ引きに関して

 待機児童2ヶ月経過。なんと当選した6人のうち5人はまだ保育園に通ってないそうだ。3/1までに通えばよいという予約制度だから仕方ないが、納得いかず脱力。待っているだけでは何も変わりそうに無いので、新宿区のホームページからご意見送ってみた(下記)。
 この回答をもって、新宿区に要望してみたいと思っている。我が家のような被害者はもう出ないでほしいからね!


題:保育園の入所予約制度のくじ引きに関して

 新宿区の保育園に今まで二人預かっていただき(2人目は在園中)3人目が23年度の9月入所予約のくじ引きにはずれた新宿区民です。
 上の二人については4月入園できたため、すんなりと家から3分の第一希望の弁天町保育園に入れました。3人目は2月末のうまれだったため4月には入れず9月の入所予約制度を利用しました。この制度に関して今回利用するまで知らなかったのですが、4月入園とはポイントの重みづけが異なり、近所でも兄が入園していても優遇されず、同じポイントの人が並んでくじ引きになるとのことでした。弁天町保育園は9人応募の6人枠で3人ハズレ。我が家は見事ハズレでした。
 仕方なく、近所の認証保育所など空きを探しましたが全くみつからず区外まであちこち探してようやく父親職場がある中野区に認証保育所を見つけ、そこに通い2ヶ月となりました。我が家同様にはずれた1家族は仕方ないので育休を延長したそうです。

 ご察しと思いますが二人を別の保育園に預けるのはかなりの負担です。金銭面はもちろんのこと、通勤ルートも変更しましたし通勤時間も長くなりました。父親は残業や出張ができなくりました。職場に迷惑かけて肩身のせまい思いです。
 赤ちゃんにとっても電車と徒歩で人ごみを片道約40分かけて保育園に通うのでかなりの負担です。これも待機待ちの間と思ってやっていますが、いつまで続ければいいのでしょうか?見通しが見えないところも大きな負担です。

 聞くところによると当選した弁天町の6人のうち、5人はまだ保育園に通っていないそうです。そういう制度ですから仕方ないのですが、彼らはそれほどの緊急性はないということです。また、当選した6人のうちおそらく5人は兄弟が弁天町に通っていません。つまりどうしても弁天町というわけでもないのです。
 我が家が弁天町にこだわるのは家から近いのもそうですが兄が通ってるからです。兄は0歳から通い、今4歳クラスで来年度も同保育園です。だから別の保育園では困るのです。兄が卒園していれば我が家だって弁天町にこだわる必要はありません。

 そもそもはこの入所予約制度に問題があるのではないでしょうか。本当にこの保育園に預けたい人にせまい枠が割り当てられていないのです。くじ引きは公平と思ってやってるのかもしれませんが、くじ一発で天国か地獄なのですからやる方はたまったものではありません。4月入園のようにきちんとポイントづけし”くじ引き”なんて偶然性に任せないでいただきたい。というのがこの文書の要望の主旨です。
 ほかの区もくじ引き入園なんて制度やってるのでしょうか?私が調べたところでは認可保育園でくじ引きやってるところは見当たりません。もしかして認可保育園でくじ引きやってるのは新宿区だけではないでしょうか?

 今回被害者になって知りましたがこの9月の入所予約のくじ引きに悩まされている新宿区民はけっこういるものです。知り合いだけでも3家族いました。入園でたいへんな思いしたその話をよく聞いてみるとこの9月のくじ引きのせいなのです。被害者はかなりいます。くじ引きにはずれただけで生活設計を変えなければいけない、この状況をおかしいと思いませんか?

 最後にまとめますので回答の方よろしくお願いします。

<質問>
1)なぜ9月入所予約だけポイントの重みづけが異なり、同ポイントの人ががたくさん発生しくじ引きとなってしまうのか。
2)このようなくじ引きは他の区でもやっているものか(知っている範囲でかまいません)

<要望>
1)9月入所予約も4月同様のポイントで順位づけし、くじ引きはやめてください。
2)不景気もあり、待機児童が増加している。新宿区では認証保育所も空きがない。保育園の受け入れ枠を増やしてほしい。
3)山伏保育園を復活していただきたい。ゆったりーのはなくても困らない。

以上

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原発と私(10)〜311後-2

 原発情報について私は約10年のキャリアを持ってたので、原発と放射能に関してかなり知ってるつもりだったが、今回の事故を通して初めて知り体感したことも多くあった。
 まずは原発のあまりの脆弱性。ハード面、ソフト面の両面とも。バックアップの発電機までも津波をかぶって電源喪失。非常用バッテリーでなんとか動いてるうちに復旧できず、あえなくゲームオーバーというのが今回の事故だ。何重にもあると言っていたバックアップ装置は事故を止められなかった。とりあえず構造のことは置いといて、非常用バッテリーが生きてるうちに電源が復旧できていればメルトダウンは防げただろう。電源車なり、東北電なりから電源を必死で引けば良かったのだがそれができなかった。
 ニュースで”非常用バッテリーは8時間もつので大丈夫”とたぶん3/11の夜中あたりに言っていた。私は原発の本当の深刻さをこのとき察知した。つまりこれが最後の砦なのだ。これが生きてるうちに電源が引っ張れなければ終わり。
 しかし、翌日1号機は爆発した。御用学者 関村教授は”格納容器は大丈夫です。放射能漏れは微量です”とNHKで言っていたが、この時点で1号機はほぼゲームオーバーだった。マニュアルにない想定外の事態に東電は対処できなかったということだ。その後、ポンプ車で水入れたり、消防士が水かけてもほぼ関係なし。焼け石に水。そして驚いたことに2号機も3号機も爆発した。更に驚いたことに止まっていた4号機も爆発した。まるでドリフのコントだ。私も知らなかったのだが、ふくいちで使われていた旧型のマーク1は使用済燃料を冷やすプールが炉の上にあった。設計思想的にはあくまでテンポラリーで入れとくプールのつもりだったのだろうが、使用済燃料を置く場所が無いから貧乏性の東電はここにごっそりと溜め込んでいた。実験炉に毛が生えたようなこの老朽炉を廃炉にせず使い続けていた。正直私はめまいがした。東電がこれほどひどいとは私でも想像つかなかった。
 そしてこの渦中にはじまった計画停電。ご存知の通りこれで首都圏はパニックになり。一番放射能が濃かったときに人々は買いだめに走った。この計画停電はブログにも以前書いたが原子炉自体に興味が向かないように放った東電のスピンに他ならない。確信犯だ。なんという外道。東電がここまでの外道衆だったというのも私の想像を越えていた。

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