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原発関連の映画

 原発(原子力)というのは日本はもちろんのこと、世界でもタブー視されていてその影響や規模のわりにテーマにしている映画が少ないのです。なぜタブー視されているかと言えば、原子力というのは核兵器の側面も持っているから。もともと、原子力プラントは核兵器用のウランやプルトニウムを精製することが目的のプラントだった。その余剰熱を使って電気を起こしたがはじまり。これを平和利用という題目で広めたのが原子力発電。つまり兵器プラントの目くらましということ。だから、イランや北朝鮮が原発つくると米国は怒るんだよ!

 ということで、私の見た映画見てない映画含めて集めてみました。


【みえない雲】 グレゴール・シュニッツラー
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326159
 パウラ・カレンベルク、フランツ・ディンダ、ハンス=ラウリン・バイヤーリンク。2006年公開のドイツ映画。劇場でみそびれて、DVD購入して見たのですが感想文を書き忘れていたようでした。事故後にもう一度見直したので感想文書きます。
 ドイツのとある町、そこは原発から80キロ離れている。高校生のハンナ(カレンベルク)は母と弟と暮らしている。ハンナの高校に転校生エルマーが越してくる。彼は他の男の子とはちょっと違う感じでハンナは気になるのだった。そんな折、町に突如サイレンが鳴り響いた。それは原発事故を知らせるサイレンだった。急いで家に帰るが母は出張で不在。町はパニックになり弟と二人で途方に暮れ、逃げ遅れる彼女の元に放射能の雨が降り注いだ。
 ドイツの場合は事故が起こった直後にサイレンで知らせるということになっているのでしょう。この町は原発から80キロも離れているのに皆クモの子を散らすように人々は逃げていきます。日本の場合、原発周辺には防災用の有線放送が入ってるはずですが、原発が建ってる自治体のみで、周辺にはそういうものはないと思われます。結局、テレビで事故を知るということになるのでしょう。
 ハンナは結局逃げ遅れてしまい被曝します。以降は事故後被曝者として生きる彼女の姿がこの映画のテーマとなります。ボーイフレンドのエルマーはそんな彼女につきそっていようとするのですが彼の家族は反対するのです。
 日本は被曝者の段階にはまだ行ってませんが、これだけ広範に長期にわたって放射能がまき散らされているので、悲しいかな5年10年後に被曝者が出てしまうでしょう。それをできるだけ減らすためにも今も一刻の猶予もないし、避難範囲はもっと広げるべきなのです。
 主役演じるパウラはチェルノブイリの事故当時にお母さんのお腹の中にいた胎内被曝者なのだそうで、片肺がない。チェルノブイリからあんなに離れているドイツでさえそうなのです。放射能はそれだけ得体知れず恐ろしいものなのです。
(★★★★)

【メルトダウン】 ジェレマイア・チェチェック
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322864
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine82.htm
 こちらは米TV用ドラマで、日本ではDVDリリースのみ。テロリストが原発を占拠し冷却水を止めメルトダウンの危機に。B級かと思いきや、劣化ウラン弾問題まで折り込みなかなかの社会派映画。

【東京原発】 山川 元
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=318883
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine75.htm
 豪華キャストのよくできた作品なのに、謎の圧力がかかり公開が危ぶまれた映画。もっと、多くの人がこの映画みて原発のこと考えていればフクシマもハマオカも今頃廃炉だったのでは....。山川監督もなんとこの後、映画撮ってない。彼も干されたか!?

【ヒバクシャ 世界の終わりに】 鎌仲 ひとみ
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=319649
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine70.htm
 ドキュメンタリー作品。鎌仲監督が原子力問題に突っ込むことになった映画。ヒロシマのヒバクシャ、アメリカ核兵器開発施設のヒバクシャ、イラク劣化ウラン弾のヒバクシャを追う。

【六ヶ所村ラプソディー】 鎌仲 ひとみ
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=325931
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine83.htm
 プルトニウム抽出施設の六ヶ所村再処理工場をめぐる人間模様の映画。

【祝の島】 纐纈 あや
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336707
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine94.htm
 上関原発建設予定地対岸の祝島の人たちを映したドキュメンタリー。

【K-19】 キャスリン・ビグロー
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=239589
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine63.htm
 2002年の作品。実際にソ連原潜で起こった原子炉事故の映画。原潜も構造的には原発と同じ。お湯を沸かしてタービンを回しているだけ。事故が起これば決死隊が作業するしかない。ビグロー監督はこの映画で干されて米軍礼賛映画「ハートロッカー」で復活したということだったのかな(^^;?

【ザ・シンプソンズ MOVIE】 デヴィッド・シルヴァーマン
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=328367
http://homepage1.nifty.com/yokoze/cine/cine91.htm
 ホーマーが原子力発電所に勤めているのはご存知かと。本作は原子炉のメルトダウンではないのですが、実はそれが示唆されている映画ではないかと思われる。

【ナージャの村】 本橋成一
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=153395
 ベラルーシ共和国ゴメリ州の村のドキュメンタリー。チェノブイリ事故のホットスポット(汚染地帯)となってしまった村で人々は暮らしている。

【アレクセイと泉】 本橋成一
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=236798
 ベラルーシ共和国ゴメリ州の村のドキュメンタリー。チェノブイリ事故のホットスポット(汚染地帯)となってしまった村に残るのは老人ばかり。一人青年(アレクセイ)がその汚染地帯で老人たちと暮らしている。その村のわき水は放射能に汚染されていないのだった。

【原子力戦争 Lost Love】 黒木 和雄
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=146222#1
http://homepage1.nifty.com/yokoze/book/readnw58.htm
 1978年の作品。映画は未見だが田原総一朗の原作は読んだ。この映画をつくったことにより田原はTV東京をクビになりマスコミから抹殺される。物分かりが良くなって彼は帰ってきたのだった。

【チャイナ・シンドローム】 ジェームズ・ブリッジス
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14640
 1979年の作品。未見。公開直後にスリーマイル事故。歴史に残る作品だがこれに続く作品が今だにつくられないのはどういうことでしょう。

【夢】 黒澤 明
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24735
 1990年の作品。見たが、短篇の一本が原発事故を扱っていたとは気がつかなかった。黒澤監督も原発の危険性に気がついていたのだ。

【シルクウッド】 マイク・ニコルズ
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11181#1
 1983年の作品。メリル・ストリープ主演というのにこの映画の存在知らなかった。核兵器開発施設で働く労働者が謎の死を遂げた実話をもとにした映画とのこと。

【太陽を盗んだ男】 長谷川和彦
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=146864
 1979年の作品。この映画もこんな豪華キャストというのに知らなかった。まあ私も子どもだったから仕方ないのかもしれないが。

【ミツバチの羽音と地球の回転】 鎌仲ひとみ
http://888earth.net/
 劇場公開中作品。鎌仲監督の原子力もの3作目。上関原発の人間模様ドキュメンタリー。彼女にとって原子力はライフワークになってしまったのだろう。

【100,000年後の安全】 マイケル・マドセン
http://www.uplink.co.jp/100000/
 劇場公開中作品。フィンランドの最終処分場を撮ったドキュメンタリー。日本は最終処分場をどうするかも決まっていない。

【カウントダウンZERO】 ルーシー・ウォーカー
http://www.to-zero.jp/
 4/16公開予定だったが、日本での公開延期。核テロの危険を煽り、大国にだけ核兵器を管理させよ!という主旨の映画らしい。オバマが言ってる「核なき世界」も実はこのこと。

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