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世界のフクシマになってしまった

 昨日原発のリアルタイムモニタが地震直後から調整中となっているのは、意図的に情報消してるのではと書いたけど、意図的ではなく本当に津波でモニタリングポストが破壊されモニタできなくなっているようです。つまり、原発に津波がくることを想定していなかったということなのでしょう。今回ECCS(緊急炉心冷却装置)が作動しなかったのも津波をかぶってこれが破損したためということのよう。
 しかし、津波が全く想定できない事態ということではありません。原子力資料情報室をはじめとした脱原発系団体が、電力会社対し再三にわたり警告してきたことです。そのたびに電力会社は津波がきても大丈夫、地震がきても大丈夫。原発は何重もの安全装置に守られているから、地震や津波があっても放射性物質が原発の外に漏れることはありえないと言っていたのです。ところが地震と津波がやってきたら、あっさりとバックアップ装置は壊れ、炉心は空焚き状態。熱があがりすぎて爆発しないように格納容器の弁を開けて中の放射性物質を多量に含んだ蒸気を外にばらまいているのです!それも1台ではありません。福島第一の2台、福島第二の3台もシューシュー外に出しています。これは現在進行中の話です。もうスリーマイルを上回り、チェルノブイリに近づいています。既に原発の事故史の三本指に入ってしまいました。チェルノブイリ、フクシマ、スリーマイル。
 女川原発についての情報はほとんど出ていませんが、ここもおそらく状況はほとんど同じのはずです。津波をかぶり電力が失われています。こちらの状況にも注意する必要があります。
 東京に住んでいる私たちもヒトゴトではありません。チェルノブイリの例をみてわかるように放射性物質を含んだチリは風向きによって何百キロも飛ぶのです。東京は福島からそんなに離れていませんから、もちろん飛んでくる範囲に入っています。
 もともと危険な原発ですが、地震国に原発というのはあまりに危険すぎるのです。これを良い契機に原発を日本でも段階的に廃止し、世界にもそれを呼びかけていくべきなのです。

 ところで、今アマゾンを見るとベストセラーの7位に原発震災の対策本”放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策”が入っています。今日、スーパーに行ったら、トロロコンブやワカメが売切れそうでした。みんなけっこう敏感に調べているんですね。

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