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読書な毎日(200)

【原発被曝—東海村とチェルノブイリの教訓】 広河 隆一
 この本は以前に購入して読んだのですが、感想文を書き忘れていたようなので、再読してここに感想文を書きます。2001年出版ですが、現在この本は絶版になっています。
 東海村とチェルノブイリ事故のレポートです。この本を再読した理由はもちろんあの福島原発事故です。チェルノブイリはヒトゴトではなく日本人の問題になってしまいました。事故の性質は違いますが、その後の政府の対応などは驚くほどチェルノブイリと類似しています。何が起こっているかを住民に伝えず、汚染はたいしたことはないとウソをつく。事故後の健康被害はほとんど認めない。日本のJCOも同じでしたが、今度の福島は規模が違います。まだ収束していませんから、チェルノブイリを上回る可能性だってあります。それにしても東電と官僚と政府の無能ぶりは目を覆うばかり....。というわけで、自分たちの身は自分で守るしかないのです。北斗の拳のように....。
 まだ、事故後の健康被害の段階にはなっていませんが、今後甲状腺ガンや白血病で子どもたち中心に被害を受けることになるでしょう。考えただけでも恐ろしい。
 東電の3.11事故は2011年に起きましたが、遅かれ早かれ地震が来ようが来まいがいつかは起きていた事故でしょう。原発を止めない限り同様の事故はまた起きます。予備電源を水のかからないところに置いても、また想定外の何かが起こってしまうのです。これは日本に限ったことではありません、原発ある限り世界のどこかでもまた起こるのです。原発は一旦アンコントロールの状態になってしまったらもう人間の手に負えなくなる非常に危険なプラントなのです。
 本著は精力的な取材に裏打ちされたすばらしい本です。これを読んでまだ原発が必要だなんて言える人がはたしているのでしょうか?それでも欲しい人は自分の家の庭で福島の使用済燃料一本ぐらい引き受けて孫、子の代まで冷やしてくれ。
(★★★★☆)

【御巣鷹山と生きる―日航機墜落事故遺族の25年】 美谷島 邦子
 日航機墜落事故の遺族の著者の手記。日航機が墜落したのは1985年。当時私はまだ中学生で、そのコトの重大さにそれほど気がついておらず、飛行機ってのは墜落すると大変なもんだぐらいにしか思いませんでした。しかし、この事故は今振り返って見ると不自然な点が多々あるのです。
 本著はその不自然な点に突っ込んでいる訳ではなく、遺族たちのつらく長い25年について語っている本です。突然家族を奪われ、遺体も原型をとどめない状態になってしまった遺族の悲しみはそれは深かったことでしょう。著者の場合は10歳の息子のはじめての一人旅だったそうです。
 息子が帰らないことがわかった彼女は二度とこのような事故が起こらないように、遺族会をつくり事故原因の究明を求めました。しかし、なかなか原因究明は進まず出てきた報告書は納得のゆくものではなかった。今のところこの事故は、事故機が7年前に起こした尻もち事故の修理の不具合により圧力隔壁が破断し、墜落したということになっています。しかし、先にも書いた通り不自然な点が多いのです。主なもの並べると。圧力隔壁がひび割れたぐらいで、尾翼が吹き飛んで、尾翼の油圧系が全損した。尾翼が吹き飛ぶほど空気の吹き出しがあったのに、乗客は誰一人吸い出されず、キャビンの空気は安全に保たれていた。吹き飛ばされた尾翼が今だ回収されていない。エンジンの出力調整で、機体をコントロールしていた同機は羽田もしくは横田基地に向かっていたようだが、急遽北方向に進路を変更し、山に垂直降下のごとく墜落した。ボイスレコーダーもフライトレコーダーも見つかっていない。生存者がいて墜落現場も分かっていたはずなのに翌朝まで救出活動は行われなかった。エンジンがミサイルが命中したかごとくバラバラになっていた。
 これはあくまで仮説ですが、自衛隊の標的機が日航機の後部に激突し、日航機は山中で自衛隊機に撃墜された、事故を隠すため。ちなみに当時の総理は中曽根。
 とにかく悲惨な事故でした。そしてこの事故には何かがやはり隠されていると私は思います。
 本著は彼の亡くなった息子の健ちゃんの話ばかり書いてあるので、一人っ子なのかと思ったら姉と兄がいるようなのです。彼ら兄弟もたいへんだったことでしょう。事故とは何と残酷な。
(★★★★)

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深夜電力割引は原発のため

 意外に知らない人が多いようですが、深夜電力割引は原発のために設けられたものです。夜中はほとんどの人が寝ているため、電力の逆ピーク(最小値)があります。しかし、原発は100%出力で運転しないと不安定なプラントなため夜中も100%出力しなければなりません。従って昼のピークで出力調整しているのは火力発電。ピークで火力を強くし、少ないときは火をしぼります。
 それでも夜中に原発の電気が余ってしまうため、揚水発電所がセットでつくられます。揚水発電所は余った原発の電気を使って水をポンプで高所に持ち上げ、昼に落として発電するものです。もちろんかなりのエネルギー損失になります。この無駄に水を持ち上げる電力も原発の発電した電気として計算されます。
 だから電力会社はできるだけ皆が使わない夜中に原発の電気使ってほしいわけで、深夜割引が存在するのです。コンビニなんかは嬉しいお得意さんなのです。

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週末名古屋へ

 週末は短期疎開の意味もあって名古屋へ一泊旅行。名古屋も満室でけっこう宿がとれなかった。静岡までは洗濯物内干しだったが、名古屋からは外干し。街も人の雰囲気も何もかもあたり前かもしれないが震災の影響は全く感じられなかった。街は電気を消したりしていないし、人はマスクをしていない。東京の人間というのは自分たちが中心と思ってるところがあるので、日本中が節電モードになってると思ってるかもしれないが、少なくとも名古屋から向こうは関係ない。いつもの日常が営まれている。
 東京だってもうそろそろ元の95%ぐらいまでのパフォーマンスに戻りたいことろなのだろうが、そうはできない状態におかれている。そう、あの東電の計画停電と節電要請だ。電気が足りてる話はもう何度も書いたので今更くりかえさないが、東電というのは相当に性格が悪い企業ということが今回明らかになった。自分たちにその責がかなりあるというのに、すべて人のせいと想定外。更に逆ギレして電気を絞って意地悪をしている。俺たちがいないと困るだろ?と言わんばかりだ。こんな独占企業はガンでしかない。早く解体して国営化しなければならない。
 こんな東電だが、民放も新聞も雑誌媒体も幅広く大スポンサーなので顔色見てばかりで批判の一つもできない。社長が消えても、どこにいるんですか?とも聞けないとは絶望的だ。政治主導で国営化してもらうしかないだろう。

 私はかなり以前からこの性格の悪い東電とできるだけ付き合わないようにしていた。我が家に太陽光パネルを載せている一番の理由は東電から電気を買いたくないから。節電ではなく、お金がある程度ある人は太陽光パネルを載せよう。オール電化はやめよう。エネファーム(燃料電池)でもいいぞ。東京ガスの方がはるかに謙虚ないい企業だ。

○あなたも太陽光発電所
http://homepage1.nifty.com/yokoze/home/sun_p2.htm
○ヨコゼ・プレゼンツ 発電状況レポ
http://homepage1.nifty.com/yokoze/home/sun_p.htm

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もし毎日3時間も停電されたら(サーバ管理者からの視点)

○もし毎日3時間も停電されたら(サーバ管理者からの視点)
>データセンターの場合
・データセンターに入れてあれば、おそらく3時間程度の停電ならディーゼルのバックアップ電源が回って対応可能でしょう。しかし、データセンター側はおそらくたまったものではありません。毎日3時間も停電するので、ディーゼル用の燃料を確保しなければなりません。費用もばかにならないでしょう。停電というのは非常事態です。定常業務ではないので、データセンターの要員にも大きな負担がかかります。タービンを立ち上げ非常用電源に切り替え3時間して復電したら戻し、タービンを落とす。また明日の停電のために点検する。同じ時間ならまだしも毎日違う時間に停電するのも困ったもの。休日まで”やるかもしれない”と脅されるのでスタンバイしておかなければなりません。1週間もやられたらヘロヘロでしょう。
>マシンルームの場合
・多くの会社は自社内にマシンルームを持っていますが、UPSをかませてあるだけで、これ用の非常用発電機を用意していることはまれです。たいていの停電は瞬停か長くとも30分程度なのでUPSの容量は1時間ぐらいしか用意していないのが普通で、10分も停電していたら自動シャットダウンするように設定してあるでしょう。
 3時間停電ということは電源車あるいは発電機などの非常用電源をリースするか、あきらめてシャットダウンしてしまうかになります。しかし、毎日発電機を回すというのはやはり現実的ではないので、シャットダウン対応にしている会社が多いでしょう。その間はもちろん仕事にならない。

○計画停電について
・今日は午前中計画停電やらなかったが、昨日の実績にきれいに載っている。やる必要ないじゃん。そもそもこの時期は1日でピークと言えるほどのピークがないので、やっぱり停電させる必要がない。
 しかし、計画停電前も後もほとんど変動がありません。もともとあまり電気を使っていない住宅街の電気を落としているのでほとんど効果が見えないのではなかろうか。なんのために不便を強いて計画停電しているのだろう。
 東電は4月いっぱいやる予定を組んじゃってますが、今後季節が良くなりますます電力需要は減ります。節電は継続してもらうにしても停電はどう見てもいらないだろう。

http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html

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福島原発事故の経緯

 いろいろ情報が出てきて今回の福島原発事故のおよその経緯がわかってきましたので、まとめておきます。

1)地震発生(震度5強)→福島第一、第二原発緊急停止→一応問題なく成功
2)津波到来 → 緊急炉心停止用ディーゼルエンジンが水没し全機使用不可能、変電設備も使用不能(外部電源も使用不可)

3)最後のとりでの非常用バッテリ駆動。ただし8時間程度しか持たない。
4)電源車を集めるが、原発の電源が特殊な電圧だったため使えなかった→意味なし
5)非常用バッテリが切れる→ポンプ車を使って炉内に水を注入→しかし注入追いつかず炉内の圧力上昇→燃料棒が露出しはじめる
6)炉内の圧力が上がり水が入らなくなったのでバルブを開けて炉内の圧力を逃しながら水を入れる→放射性物質と水素が環境に吹き出す
7)水素がたまり爆発。建屋がふきとぶ。
8)あわててホウ酸入りの水を入れ始める → 状態改善せず 2号3号も爆発。4号も爆風で損傷し火事になる。
9)海水を格納容器に入れ始める。→小爆発と火災を繰り返し放射線濃度が上昇しはじめる → 作業員が近づけなくなる
10)どうしようもなくなり、遠巻きに水をかけはじめる → ほとんど意味なし

 実は柏崎も地震で外部電源の供給がストップし、何機か生き残った緊急炉心停止用ディーゼルエンジンを回してギリギリの綱渡りでメルトダウンを回避していたそうです。福島の事故の経緯を見ると、この教訓が今回全く生かされていません。
 スリーマイルはメルトダウンしましたが、爆発はせず冷却水が止まることも無かったので、福島よりもかなり傷が浅かったのです。福島も非常用バッテリが切れる前、3)8時間の段階でに東北電力から電線引っ張ってもらえば、ここまでひどいことにならなかったはずが後の祭りだ.....。今更電気ひっぱても爆発した原発のライトアップぐらいしかできない。

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本当に計画停電する必要あるのか!?

Tepcohatuden 計画停電するほど発電能力が足りないと思えないので、東電のホームページから各施設の発電能力引っ張り出して計算してみました。
 まず地震がある前の東電の総発電能力。6567.3万KW。これには風力、太陽光は含んでいませんので、実際はもっと多い。
 今回の地震と津波で被害を受けたのは福島第一第二の原子力発電所。909.6万KW。福島の広野火力と茨城の常陸那珂火力。480万KW。これで全部。1389.6万KW。他にもいくつか止まりましたが、これらのあった場所の揺れは震度4程度で津波も関係ないのですぐに動かせるはず。もし動かせないなら、その理由が聞きたい。
 この計算された値を引き算すればいいのです。はじき出された答えは、5177.7万kW。真夏でも普通に暮らして乗りきれるぐらいの能力を持っています。

 計算の根拠のワークシートを出力しましたので、興味のある人は見てください。ちなみにここでの発電能力の合計値は4427.7万KWになっています。これは止まってることが分かってる柏崎の炉や、地震で止まったことになっている火力の炉の分を引いた値で現状すぐに発電できると思われる能力です。オレンジ色のセルは地震の影響で止まってるとされている炉です。
 私の要望に応え?でんき予報を東電は復活したようですが、それを見ると今日のピークは3200万Kw程度になりそう。また、例年のこの時期のピークは4100万Kw。誰が見ても余裕でクリアできることがわかるでしょう。計画停電をする必要は全くありません。東電より震源に近く津波の被害も大きかった東北電力の方がよっぽど厳しいはずですが、彼らは計画停電は結局やっていません。
 今日になって東扇島の3月中、鹿島の4月中の復旧を東電が言いましたが、時間かかりすぎじゃない?たった震度4で。津波被害受けた常陸那珂火力も地震のしばらく後にホームページ見たら1ー4週間で復旧しますと書いてあったのですが、今は消えてしまいました。どうしてかな?

 地震の揺れという面で見ると2007年の柏崎の方がずっと強かったと言えます。このときは震度6強。発電所内に地割れが走り、隆起も起りました。今回の福島は震源のエネルギーはマグニチュード9.0で観測史上最大ということになっていますが、実際の福島の揺れは震度5強にすぎません。この程度の揺れなら何度か原発は経験していて、一応たいしたことはありません。やはり、地震ではなく津波と人災にやられたということなのです。

○ひそかに復活”でんき予報”
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html

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原発のモクモクに入ってる核種など

 原発のモクモクに入ってる核種はおよそ3種。ヨウ素-131(8日)ストロンチウム-90(30年)セシウム-137(30年)。()内は半減期、つまりヨウ素は8日で半分16日で1/16の放射線量になる。ヨウ素は約半年で無害になるそうだ。一方のストロンチウムとセシウムはかなり時間がかかる。検出したら土に埋めるぐらいしかない。チェルノブイリの場合、汚染した家は土に埋めた。
 外についたものは洗えば落ちるが、どれも体の中に入ると排出できるまで内部被曝が続く。
 ちなみにモクモクには入らないが、原発の燃料の半減期はウラン-235(7億年)ウラン-238(45億年)プルトニウム-239(2万4千年)。ほぼ永久と考えていい。
 つまりもともと原発とは人間の手に負えないものなのだ。日本の原発の歴史はたった40年(世界でも50年そこそこ)。今まで運良く大きな地震も津波も原発は経験していなかっただけの話。

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コラムyokoze 原発関連バックナンバー

 2003年当時のものだけど、読み返してみると、正に書いた通りになっている。”まあ、とにかく10年20年のスパンで見た場合、日本でも原発はやめざるを得ない状況となるでしょう。そのきっかけが”大事故”なんてことにならなければいいのですが....。””おそらく大きな地震を経験する最初の原発は日本のものになるのでしょう。”と書いてあるがその通りになっちゃったね。


○2003/3/13: 「原子力をめぐる動きについての考察」

○2003/6/11: 「停電で誰が困るのか!?」

○2003/7/9: 「東海地震と浜岡原発」

○2003/12/23: 「映画「東京原発」」

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危険なプルサーマルの福島三号炉

 どれも問題だが、三号炉のプルサーマルが一番危ない。プルサーマル原発とはウランにプルトニウムを混合したMOX燃料を使っている。プルトニウムは長崎の原爆にも使われたもので、現在の核弾頭ではこれが使われるのが一般的。日本はこのプルトニウムを使ってプルトニウム原発のもんじゅ(福井)を動かそうとしたが、トラブル続きで頓挫。兵器級核弾頭をつくれるプルトニウムの使用用途がないため、プルサーマル原発を推進。この福島三号炉は東電では初&唯一のプルサーマル原発で昨年の10月に始動したばかり。
 プルサーマルは毒性の強いプルトニウムを使うため、通常のウラン原発に比較して、格段に危険。プルサーマル原発がメルトダウンしたのは世界初。ある意味これから何が起こるかわからない。
 このプルサーマル導入は東電にとって平坦では無かった。前福島知事の佐藤 栄佐久はプルサーマルの導入に強硬に反対していたが、東京地検特捜部の国策捜査により知事の職を失う(知事抹殺という著作を参照)。この事件は冤罪である。ちなみにこの国策捜査にはフロッピー書き換えで有名な前田検事も参加している。後任の福島知事により国策プルサーマル原発の導入が決定され始動。佐藤知事のおかげで他の電力会社にプルサーマル導入の先を越され東電はあせっていた。その矢先の津波原発震災。

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とりッターはじめました

 今回の原発震災で私にとって唯一良かったこと。とりッターの有用性を認識したこと。

yokozekitをとりッター

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でんき予報”をやれ! >東電

東電へ トラブル隠しで17基のうち16基の原発を止めた2003年の夏のように”でんき予報”をやれ!ピークがわかれば我々もその時間に節電する!!

http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html

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核汚染との共存

 危機的な状況は変わらずますます悪化するばかり。原発の燃料は約1年程度で交換しますから、メルトダウンした燃料はかなり長い期間反応し続けることになります。つまり、あのモクモク状態が今後数ヶ月にわたり続く可能性があるということです。
 あのモクモクをできるだけ封じ込めるにはチェルノブイリ方式の石棺(コンクリートで固める)ぐらいしかもうないでしょう。建造から30年たったチェルノブイリの石棺は崩れはじめているそうですが、核分裂物質の半減期(放射線のでる量が半分になる)が数万年というものもありますので、人類が生存するかぎりこれを何度も補修しながら閉じ込めておかねばなりません。

 東京も少ないとはいえ風向きによって放射性物質が飛んできますので、数ヶ月、数年のスパンで汚染地帯で暮らしていくという覚悟が必要になるでしょう。もちろんすぐに障害が出るということではありませんが、ある意味さけられないので、今後、東北や関東では甲状腺がんや白血病、肺がんをはじめとする各種のガンで死ぬ人が他の地域に比べて数倍、数十倍単位で増えることになるでしょう。
 花粉の飛散状況のように今日の放射性物質の飛散状況を毎日予報してくれないと困る→東電

 こうなる前に原発を止められなければいけなかった。おかげで日本は核兵器廃絶のみならず、原発廃絶のリーダーになる資格を持ってしまった。

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計画停電の意味

 これは私の推測ですが、計画停電は”原発がないと社会生活がたちゆかなくなる”と思わせるためにやっているものでしょう。2003年の夏に東京電力はトラブル隠しのため、17基のうち16基が止まりましたが最も電力需要のある夏をこの状態で乗りきりました。このときの電力需要は約6000万KW。このときに比べれば省エネと不景気で電力需要は現在減っています。それに、まだ寒いですが、夏に比べれば3月の電力需要はかなり少なくなっていて約3800万KWしかありません。福島原発と、火力発電数基が止まったぐらいでは影響は限定的なはず。
 計画停電により、交通機関なども止まるため、テレビはこの情報後追いにジャックされ、危険な原発の報道は脇に追いやられてしまいました。正にこれが東電の戦略。ここまできているというのに東電はなんたる外道なのか!

>2003年に私が書いた トラブル隠しによる停電について
http://homepage1.nifty.com/yokoze/poli/y_cl030610.htm

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世界のフクシマになってしまった

 昨日原発のリアルタイムモニタが地震直後から調整中となっているのは、意図的に情報消してるのではと書いたけど、意図的ではなく本当に津波でモニタリングポストが破壊されモニタできなくなっているようです。つまり、原発に津波がくることを想定していなかったということなのでしょう。今回ECCS(緊急炉心冷却装置)が作動しなかったのも津波をかぶってこれが破損したためということのよう。
 しかし、津波が全く想定できない事態ということではありません。原子力資料情報室をはじめとした脱原発系団体が、電力会社対し再三にわたり警告してきたことです。そのたびに電力会社は津波がきても大丈夫、地震がきても大丈夫。原発は何重もの安全装置に守られているから、地震や津波があっても放射性物質が原発の外に漏れることはありえないと言っていたのです。ところが地震と津波がやってきたら、あっさりとバックアップ装置は壊れ、炉心は空焚き状態。熱があがりすぎて爆発しないように格納容器の弁を開けて中の放射性物質を多量に含んだ蒸気を外にばらまいているのです!それも1台ではありません。福島第一の2台、福島第二の3台もシューシュー外に出しています。これは現在進行中の話です。もうスリーマイルを上回り、チェルノブイリに近づいています。既に原発の事故史の三本指に入ってしまいました。チェルノブイリ、フクシマ、スリーマイル。
 女川原発についての情報はほとんど出ていませんが、ここもおそらく状況はほとんど同じのはずです。津波をかぶり電力が失われています。こちらの状況にも注意する必要があります。
 東京に住んでいる私たちもヒトゴトではありません。チェルノブイリの例をみてわかるように放射性物質を含んだチリは風向きによって何百キロも飛ぶのです。東京は福島からそんなに離れていませんから、もちろん飛んでくる範囲に入っています。
 もともと危険な原発ですが、地震国に原発というのはあまりに危険すぎるのです。これを良い契機に原発を日本でも段階的に廃止し、世界にもそれを呼びかけていくべきなのです。

 ところで、今アマゾンを見るとベストセラーの7位に原発震災の対策本”放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策”が入っています。今日、スーパーに行ったら、トロロコンブやワカメが売切れそうでした。みんなけっこう敏感に調べているんですね。

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地震と原発

 地震が引き金となり、原発災害が起こるということが現実になっているようです。昨日、地震が起きた直後から女川と福島のリアルタイムモニタをチェックしていたのですが、直後からこれらは”調整中”という状態になり値を表示しなくなりました。これはモニタリングシステムが壊れたということではもちろんなく、電力会社が値を表示しないようにしたのでしょう。大きな値がもし出ると騒ぎになるからです。こういうときのためにあるモニタシステムは何の意味ないじゃないか!

 今日も海外のニュースをチェックしていところ午前中のうちに、スリーマイル、チェルノブイリ級の事故になる可能性もあるという報道が出ていたのですが、日本のニュースは御用専門家が”微量なので大丈夫です”と繰り返していただけでした。
 日本の報道機関は信用ならない!

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新最近みた映画(116)

【ブルー・ゴールド 狙われた水の真実】 サム・ボッゾ
 水に関してのドキュメンタリー。食料もそうですが、水がなければ私たちは生きていけません。しかし、地球上で飲料に適した水というのはごくわずか。そのわずかの水を、グローバル水企業が狙いビジネスにしてしまっている実態をこの映画は伝えています。そもそも水はどこの国でも政府が提供しているものでした。しかし、腐敗した政府上層部と水会社が結びつきそれをビジネスにしている国がある。効率化をうたい文句に参入した水企業は次第に値段をつりあげていきます。庶民はその水を買わなければならないです。
 アフリカの某国(どこかわからない)ではコカ・コーラの方が水(DASANI)の約半額で、多くの人はコーラを飲んでいる。コカ・コーラに説明を求めると、コーラはリサイクルガラス瓶だが、水はペットボトルだからコストがかかるとのこと。水も瓶にすれば、と聞くと消費者はそれを望んでいない、と回答。
 ボリビアではベクテルという仏企業が水事業を仕切り値上げに耐え切れなくなった市民が暴動を起こし、水の民営化は撤回されるに至りました。ネスレは公共の場所であったはずの米国の五大湖で取水する権限を取得し、その水を世界に売っています。
 米軍はきたるべき水をめぐる戦争のためか、近年水源地で演習をしている。ブッシュ一族は南米の水源地の土地を購入している。
 日本もいつの間にかペットボトルの水を飲むようになりました。海外からも水のペットボトルを輸入しています。実はそれは水道水をボトルに詰めたようなものだったりします。日本は水が豊富なので、水にけっこう無頓着なところがあります。だからこそ世界の水戦争をあおるようなことはやらないようにしなければいけません。ペットボトルの水は買わず、水道水を浄水した水を使うのが一番良いでしょう。水を節約するだけでなく、大量の水を必要とする牛肉をはじめとする肉食をひかえたり、不要な工業製品を買わないことも水の節約につながります。
 今後、水をめぐる戦争は来るのでしょうか。それを起こすのも止めるのも私たちの行動によるのでしょう。
(★★★)

【くもりときどきミートボール】 フィル・ロード、クリストファー・ミラー
 ソニーのフルCGアニメ。発明家のフリントは水を食料に変える機械をつくりお披露目するが暴走して、空へ消えてしまう。発明は失敗かと思われたのだが、間もなく空から食べ物が降ってくるようになった。
 全米では興行も評価も良かったような気がしたのですが、CGアニメなだけの凡作でした。うちのキッズが予告編見て見たいと言っていたのでDVDを購入してしまったのですが失敗でした(^^; 子どもたちも面白くなかったらしく二度と見ていません(^^;
 ホートンもそうでしたがCGアニメというのは評判や興行が良くてもつまらないというのがけっこうあります。おそらくスタジオが吹いてるだけで、子ども映画だからそのまま適当に流してるというのが実態なのか。気をつけなければ。ソニーピクチャーズはオープン・シーズンもヘボでしたがCGアニメはダメだね。
 本作の主人公は父子家庭の青年なんですが、なんで父子家庭かもわからないし、この青年に魅力がありません。空から降ってくる食べ物がまずそうだし、ストーリーもだめ。本作にはなんと原作の絵本がありました。しかし、映画と設定は大分違うよう。おそらく原作を台無しにしてしまっている映画でしょう(^^;
(★)

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「英国王のスピーチ」はやはりプロパガンダ映画だった

 私の予想通りに「英国王のスピーチ」がアカデミー賞の主要部門を独占してしまいました。前にも書いた通り、この映画がとることに非常に違和感を覚えるわけですが、下の記事を読んでピンときてしまいました。

○アカデミー賞授賞式、締めくくりは紅白歌合戦を彷彿!?[第83回アカデミー賞]
http://www.hollywood-ch.com/news/11022854.html?cut_page=1

 アカデミー作品賞のプレンゼンターはスピルバーグ大先生だったのです。ということは作品賞はユ○ヤ様のプロパガンダ映画なのではなかろうか。ムーターったところ(googleを私はボイコットwww.mooter.co.jp使ってます)あっさりとそんな記事がひっかかる。

http://www.debbieschlussel.com/33535/the-kings-speech-colin-firth-the-jews-israel/

 この映画を私は見ていないのではっきりしたことは書けないのですが、あの第二次大戦でナチスをやっつけてイスラエルを建国(ユダヤ人をヨーロッパから追い出した)したことは良いことだった。その後、パレスチナはグチャグチャになり、今だに平和から程遠い状態ですが、そんなこと知ったことではない。イギリスが行った二枚舌外交(アラブ側とイスラエル側に良い顔して結局紛争の元をつくった)は正しかったというプロパガンダ映画なのです。
 この映画ではジョージ6世とその妻を持ち上げるだけ持ち上げているようですが、彼らにもいろいろスキャンダルがあり、ナチスとも親交があった。また、ユダヤ人をヨーロッパから追い出すことに大筋では彼らも異論は無かった。だから、以降パレスチナが滅茶苦茶になっても見て見ぬふり。ユダヤ人がヨーロッパに帰ってこなければいいのです。

 私は「ソーシャルネットワーク」は見ました。まあいい映画でしたがアカデミー賞という映画ではない。この2つのどちらかが取るという下馬評になっていましたが、つまり「ソーシャル」を「英国王」の対抗馬に祭り上げて2択で比べさせ、まあアカデミー賞ならこっちかな、と見てる人に疑問を持たせないようにしたのでしょう。
 上記の記事書いてる人は「トゥルー・グリット」が賞をとるべきだったと書いてます。

 今なんでこんな映画つくってるかと言えば、エジプトの革命も無縁ではありません。米国は今まで金銭、軍事面、政治面でもイスラエルを支えていたのですが、国力が弱ってることもありやや突き放しぎみ。そうなるともともとあそこはアラブ人の住んでいた場所ですから、ユダヤ人は追い出されてしまうかもしれない。エジプトの親米ムバラクは米国の後ろ盾を失いあっさりと倒れました。付近の親米政権=親イスラエル政権は現在苦境にあります。こんな状況は困るから、イスラエル(シオニズム)に注目してくれということなのでしょう。

 こういうインチキな祭典やってるおかげで、今回のアカデミー賞はかなり評判悪く視聴率も低かったようです。こんなことやってるとアカデミー賞は権威を失うことでしょう。

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