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コラムyokoze「比例は社民」

 選挙戦終盤となってきましたが、民主の優位は変わりそうにありません。東京の民主はほぼ全員当選する勢いです。もともと東京は非自民が強い選挙区なのですが、4年前は小泉の改革幻想にコロッとやられたのです。
 今回の選挙の顔は麻生と鳩山になるわけですが、この二人を並べてどっちが悪者でしょうと仮面ライダー好きの子どもに聞いてみたとしましょう。おそらく10人中10人が同じ回答をすることでしょう(^^; ただでさえ旗色が悪いのにショッカーの親玉みたいなのがシンボルで、しかも漢字が読めないでダミ声では......。もちろんそれだけで選挙が決まるわけではないですが。

 そんな民主大躍進の情勢で埋没しそうなのが社民と共産です。共産はもともと小選挙区での勝算はないですが、社民は杉並の8区で保坂候補をたてています。これは民主との選挙協力によるもので、8区に民主候補はいません。もともと保坂氏は世田谷が選挙区ですが、世田谷は民主の候補に譲ったという格好なのです。
 保坂氏は4年前の衆議院選で最後に当選が決まった候補でした。それも、自民の候補が足りなくなっての棚ボタで。

 今回は民主で同様のことが起こりそうなようです。全員当選しても比例で票が余ってしまう。民主に入れたとしても、棚ボタが自民に行ってしまうという可能性が大なのです。それならば、”比例は社民”という選択が良いのではと思います。保坂氏がいかに重要な議員であるかというのはここには書きませんが、いるのといないのとでは大違い。当選してもらわないと困る議員の筆頭格ですからね。


 おそらくこの選挙の後、自民党は1野党に転落することになるでしょう。また政権をとればいいと思ってる自民党議員も多いのかもしれませんが、今までのような右翼系保守だけの看板ではやっていけなくなります。それだけだと一部の人の意見しか聞いていないことになり、大政党たりえないからです。言ってみれば民主党のような右から左、保守から革新までそろった政党にならなければ二大政党制ではやっていけなくなるのです。

 細川政権のときに導入されたこの小選挙区制。それが今になってキシミをたてて二大政党制へと舵を切りはじめています。このままの状態で、あと5年もするとほとんど同じような玉虫色の政策を訴えるごった煮大政党が2つ出来上がってることになるでしょう。有権者はたいして味の変わらない、十六茶にするか爽健美茶にするかを選ぶようになってしまうのです。
 そうならないためにも民主党に選挙制度を元の中選挙区制度に近いものに戻してもらいたいですが、自分達が与党となった制度を彼らは変えれるだろうか!?

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コラムyokoze「PCに牛乳をかけられて」

今まで使っていたPCは2006年に購入したもので、xpとubuntuのデュアルブートになっています。PCはもう枯れてる技術なので、このPCで何も問題なく買い替える必要もないのですが、今回下の子ケイドロに牛乳をかけられついにご臨終になってしまいました。このPCは昨秋に一度ケイドロに醤油をかけられるという受難を経験しています。そのときはキーボードだけの被害にとどまったのですが、今回は牛乳をコップ半分ぐらいバシャッと倒され、マイPCはプシューンと言って電源が落ち真っ暗に(^^; HDD、CPU、メモリなどには影響ないようでしたが、マザーボードが逝ってしまいました(^^; その後、しばらく放置して乾かしたら電源は上がるようになったのですが、画面になにも映らない。しかし、不幸中の幸いなことに、外部モニタにつなげば問題なく映ったのです!しかし、一度牛乳のかかったマザーボードですからもうだめでしょう。ということで、仕方なく新PCを買うことにしました。新PCが届いたら急いでデーター移行する予定。

ちなみに、この文書はサブPC(10年ぐらい前のlet's noteにpuppy linuxを入れたもの)で書いてます。通常の使用ならこのPCで特に問題はないのですが、動画の編集などするにはやはり普通のPCがいるんですよね。

ケイドロも今回はわざとかけたわけではないのですが、このごろのマイPCは性能ではなく事故!?により寿命をむかえるようになってます(^^;

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読書な毎日(188)

【世襲議員のからくり】 上杉 隆
 世襲議員がなぜ日本ではこんなにはびこっているのか、というのを分析している本。著者は鳩山邦夫の秘書を5年間務めた経験を持っています。
 日本の選挙には地盤・看板・カバン必要と良く言われますがこのどれをとっても世襲が有利なのです。地盤というのは後援会組織のことです。日本の後援会組織というものは親の地盤を子どもが引き継ぐという形式が一番すんなりまとまるのだそうです。息子が議員をやりたくないとか、もしやるとしても他の地盤から出たいと言っても後援会が許してくれない。世襲でない候補が引き継ぐ場合は後援会が分裂してしまうことが多いそうだ。
 看板というのは知名度、というか名前です。国会議員ともなれば特に地方では、その苗字はブランドとなっています。下の名前はおまけみたいなもので、間違えたり忘れたりしないようにするため政治家の子どもの名前は”太郎””一郎”が多いのです。中には親の名前をそのまま襲名する場合もあるそうです。
 カバンはお金ですが、後援会組織を経由させると親の資産の相続税を1円も払わないで相続できるという特典が政治家にはあるのだそうです。勿論政治家たちはこの特典を使い、親の資産を子どもに移している。世襲で一番おいしいのは実はこの部分で、民主党はこの特典を政権とったら廃止するつもりのようです。
 しかし、この世襲が行き過ぎた結果が今の自民党の姿なのです。閣僚や重要ポストを見るとほとんど世襲。世襲議員総理が4代続き、そのうち3代は総理まで世襲ですからあきれたものです。本当なら選挙民がもっと早く気がついて、政権からひきずり下ろすべきだったのですがね。日本自体、ちょっと手遅れに近いとこまできちゃいました。民主党に政権がうつっても、このボロボロになった日本を立て直すのはたいへんだろうな。
(★★★★)

【民主党政権は日本をどう変えるのか】 上杉 隆
 前半は民主党ガイド、後半は民主党がマニフェストに書いている内容などを解説しています。
 民主党のなりたちから変遷をけっこう細かく書いてあります。そういえば民主党って小沢の自由党とくっついたのでした。著者の解説だと、これを契機に民主党にドブ板選挙をする血脈が注ぎ込まれ選挙に強くなってきたのだそうだ。ひ弱な都市型だった民主党が地方にも根ざしていったのです。民主党を構成する議員のグループの解説がなかなか面白いです。自民党だと○○派というのが当然のごとく肩書きとしてついていますが、民主党にも一応派閥のようなものがあるのです。しかし、その派閥は自民党のような徒党的なものでなく、政治思想の違いで分かれているものです。小沢の保守的グループ、菅の市民運動系グループ、横路の労組系グループ、前原の松下政経塾系グループなど。右から左まで全部揃ってるのが民主党なのです。それ故、政策が党内でなかなかまとまらないということもあるのですが、今の小選挙区制では二大政党にならざるを得ないのでこういう形になってしまう。私は小選挙区は良くない制度だと思うのですが。
 民主党の政策については、まずポリティカル・アポインティ、政治家主導の政府をつくるとしています。日本の政治は官僚主導とよく言われますがこれを政治家主導にするということです。今、官僚たちは戦々恐々としてこの行方がどうなるのか見ているようです。また、記者クラブを廃止するという宣言をしているそうです。記者クラブには、現状大メディアしか入れないのですがこれを開放し、フリーや週刊誌記者、外国メディアでも入れるようにする。
 内容的には民主党に肩入れしたもので、小沢や鳩山をほめ、フォローしている感じです。6月に出た本ですが、民主党政権になる前提で本著はかかれています。民主党をほめている本ってあまり見たこと無かったですが、政権とったらヨイショ記事増えるんだろうな。とにかく現状はこういう本はほとんどないので、民主党予習のために読んでおくと良いと思います。
(★★★★)

【厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日】 木村 盛世
 厚生労働省の現役官僚が書いた同省の実情告発の書です。著者の経歴は官僚としては変り種です。米国の研究機関で働いていたところを、是非と請われて入省。つまり、キャリアでもノンキャリでもない外様なのです。それ故、官僚たちからは煙たがられ、いじわるもされ、閑職へと追いやられます。これが”官僚”というものなのです。
 著者が本著で訴えているのは、官僚組織というものが実際に何か起こったときほとんど機能しないものであるということです。数年で異動するポスト、異動させられるポスト。実務について全く勉強しようとしない官僚。仕事をしようとする人を邪魔者扱いする組織。何の責任も取らず決定もしない管理職など。
 そこで本著では、日本で天然痘テロが起こった場合にどうなってしまうかというシミュレーションが小説仕立てで書いてあります。なぜ天然痘かと言えば、著者自身がもともと天然痘の専門家だったというのもあるでしょう。現状、天然痘は世界から根絶されているのですが、そのウイルスは研究機関には保存されたままとなっている。そして、天然痘というのは生物兵器として使うことができる。もし、これが日本で使われた場合日本にはワクチンが無いため大きな被害が予想できる。
 官僚が機能不全なのはテロなど無くてもそうなのですから、テロが起きたらどうすると騒ぐのはちょっと行き過ぎと思います。しかし、よくぞここまで書きましたね、しかも現役官僚のままで。本著が出たのは先日の豚インフル騒ぎの前のことでしたが、本著を読んだおかげで官僚がこの騒ぎの中で何をしているかというのが容易に想像できました(^^; 著者はそのとき国会に民主党から証人として呼ばれていましたが、民主党政権となったら、今の窓際ではなく重要ポストに起用されるのではないかな、と思います。
 豚インフル騒ぎのときには新聞にもコメントを寄せていました。あれに関しては、水際で防ぐのは限界がありほぼ無理なのでそこにあまり注力せず、発症した人をきちんとケアできる体制をつくるべきと言っていました。実際、最初は水際で防いでいるフリを厚生省はしていましたが、国内に豚インフルはどんどん入っていました。それよりも、騒ぐほどの病気では無かったというのが実態でした。今年の冬もまたあれをやるつもりなのでしょうか。民主党政権になってるから大丈夫かな!?
(★★★★)

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