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脱Windows計画(12)

 みなさんお元気ですか。そういえばubuntuの最新版 8.10(Intrepid Ibex)のアップグレードレポートについて書いてなかったので簡単に報告しておきます。
 前回書いた通り、2週間程度様子みてから、自動アップグレードをかけました。今回も半日ぐらいかかったみたいですが、何事もなくバージョンアップ完了。いつも問題が出る無線のところも、今回は大きな問題はなし。しかし、完璧ではなくいくつか問題は残ってます。問題点1)ハイバネートのとき、つながったりつながらなかったりする>>ハイバネートだからまあ仕方ないですが、windowsのようにハイバネートでもビシっとつながるのが理想だな。つながらないときは、wifi-radarを立ち上げてアクセスポイントを探してつなぎます。問題点2)前述のwifi-radarがメニューからだと何故か起動しない。コマンドラインで起動するので、まあ問題ないが...。
 今回は特に困ることもありませんでした。インターフェイスがやや変わり、シャットダウンボタンを押したとき”いいですか?”と聞かずにシャットダウンするようになったので、ハイバネートと間違えて落とすことがたまに起こるようになりました(^^;
 とにかくも、linuxデスクトップもだいぶ枯れてきた印象で使いやすくなってます。私は今では自宅では95%をlinuxで過ごしてます。

 linuxとは関係ないのですが、下の子(ケイドロ)が最近野獣のようになってきて何をするかわかりません。先日もふと目を離したすきに、パソコンに醤油をかけてしまいました。ティッシュでふいて事なきを得たかと思ったのですが、醤油がだんだん熟成してキーボードのパンタグラフがネバつき、キー入力してないキーが出力されっぱなしになり、パソコンとしての機能がはたせなくなってしまいました。結局はノートPCのキーボードユニットをコネクタのところから取り外し、USBキーボードを接続して使うことに。キーボードユニットは風呂の水に一晩つけてかわかしたらネバつきは無くなったのですが、誤作動は直りませんでした。
 子どもにすれば、親がよくいじってるパソコンが気になるのでしょう。以前会社の同僚が”子どもがパソコン壊すので、もういらない!”と言っていた意味がわかりました(^^;

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concrete5のurl変更のとき注意

 たまにはSEっぽいことも書いてみましょうか(^^;

 concrete5というフリーのCMS(webサイト構築サービス)があります。以下URL

http://www.concrete5.org/

 PHPとMySQLを使ったCMSで、なかなか出来が良い。これのインストールについてはあちこちに書いてあるのですが、concrete5のURL変更とアップグレードについて書いてる人がいないので、備忘録も兼ねて書いておきます。


<URL変更の仕方>
concrete5のドキュメントルートの"config/site.php"ファイルの"BASE URL"を変更したURLに変える

>サーバ引越しについては試していませんが、mysqlの当該DBと、concreteルートをガバっとコピーすればいいようです。


<アップグレードの仕方>
1、ダウンロードし展開したファイルを現在のconcreteルートにドバッと上書き
2、アップグレードのURL(http://自分のコンクリートルート/index.php/tools/required/upgrade)をたたくとupgradeのページが出るのでボタンを押すと、スクリプトが走って完了。

これについては英語ですが、以下にやり方がのってます。ちょっとわかりづらいですが。
http://www.concrete5.org/help/building_with_concrete5/installation/upgrading_concrete


以上

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読書な毎日(182)

【幸運なる二世ジョージ・ブッシュの真実】 J.H.ハットフィールド
 本著もずっと気になっていたのですが、オリバー・ストーンが”W”というブッシュジュニアの伝記映画つくったというので読んだ次第です。本著は米国ではジュニアの一期目の大統領選挙前の2000年に一度は出版されたが、出版を差し止められてしまいました。日本では2001年の4月に出版されたが、現在は絶版となっています。私は図書館でかりました。
 ブッシュ祖父のプレスコットは上院議員であり、金融業者。その息子のジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュは父と同じ金融業界ではなく石油業界で成功し、これまた上院議員となり大統領までのぼりつめます。しかし、一期限り。その息子ジョージ・ウォーカー・ブッシュは父と同じ石油業界で失敗しますが、父の選挙を手伝っているうちに政治家に目覚め、下院議員に出馬するも落選。浪人期間を経てテキサス知事に当選。二期目の途中で大統領選に出馬。本著は選挙前に出版された本なのでそこで終わりですが、以降についてはみなさまご存知の通り。
 父ブッシュはそれなりの苦労人と言えますが息子ブッシュW(ダブヤ)は、放蕩息子を絵に描いたような青年時代を送ります。酒を飲み馬鹿騒ぎし、女にも手をだし、クスリもやりの正になんでもあり。恐らくジュニアは若いころ政治家になるつもりは無かったのでしょう。それがローラとの結婚を期に、政治の世界に足を踏み入れることになります。しかし、最初の選挙は落選。その後40歳のときにハタと気づいたのだそうです。これではいけないと。以来酒を断ち、テキサス知事の座をもぎとります。
 ローラは図書館の司書をしていた読書家の女性。彼女はいったいダブヤの何が気に入ったのでしょう?やはりブッシュブランドなのか?母性愛か?とにかく、ローラがいなければダブヤも政治家として成功することは難しかったでしょう。ブッシュ家の登場人物で他に重要なのは祖母のバーバラです。ゴッドマザーと呼ばれるにふさわしい人で、彼女がブッシュ家の屋台骨を支えていると言っても過言ではありません。また、フロリダ州知事となった次男のジェブも重要なキャラクターです。ダブヤが好き放題やってるとき彼は堅実に政治家に向けてのキャリアを積んでいます。彼はまじめに優秀に政治家を目指していたのです。なのになぜダブヤの方がブッシュ家の筆頭候補になったかと言えば、長男だからなのでしょう。
 ダブヤはいわゆる”お祭り男”と言われるタイプの人間です。祭りになると必ずいて、壇上に上がって皆にはやされながらも場を盛り上げる。パパは地味なタイプですがダブヤはそういうお祭りが大好きなのです。人当たりもよい、”いいやつ”。だから、ある意味選挙には向いているのです。政策面ではかなり保守的で、中絶だめ、同性愛だめ、少年犯罪はビシビシ取り締まり、死刑はイケイケです。彼は政策通でも理論家でもなく、むしろ政治の話は不得意でお祭り型選挙を得意としています。
 本著は米国で出版差し止めとなってしまったのですが、どの部分がブッシュたちにとって問題だったのか。いくつかありますが、まずは青年時代のドラッグ使用歴とそれにまつわる逮捕歴。しかし、この逮捕歴は後にパパブッシュの力により選挙前に消去されているようなのです。ドラッグを使用したことより、この消したという行為の方がより問題なのでしょう。また、政治家となる前のかぎりなく黒に近いインサイダー取引。いかがわしい人や企業からの献金。パパの政治力を利用した集金など。政治家としての資質としても問題がありますが彼の問題は、お金を集めすぎていることです。しかも、つぶれた会社を救ってもらたりという、借りをつくっての献金が多く、これでは自分の信念によっての政治などできません。もちろん彼の信念自体もかなり問題ありなのですが(^^;; しかし、米国の政治はもっと金をかけないで選挙できるようにできないのでしょうか。そうでないと、金を持った候補者がメディアをジャックしてお祭り騒ぎでもぎとるということが繰り替えされてしまいます。
 本著のすごいところは、ブッシュ大統領が誕生する前に彼の本質をあばいてしまっているところです。これを読めばブッシュのその後の言動にすべて納得がいきます。つまり大統領にしてはいけない人物だったということなのです。
 ダブヤ自体は確かに絵になる男です。名家?の放蕩息子がアル中、落選などの挫折を味わいながら大統領になるというサクセス・ストーリー!?も映画の題材として実に面白い(^^;; 映画の”W”の日本公開はまだ決まってないようですが、ストーンがブッシュをどう描いているのか楽しみです。
(★★★★☆)

【ニューヨーク地下共和国(上)(下)】 梁 石日
 米国NYを舞台にした小説。黒人、金融街のトレーダー、建築家、フォトジャーナリスト、CIA、資産家などが登場し、911事件をはさんで物語が展開していきます。911当時著者はNYにいたそうで、その体験が本著を書かせたのでしょう。
 以下ネタバレです。911事件に関して、本著では誰がやったとも明らかにしていませんが、この事件が起こることを知っていた人がいたとしています。そしてこの事件を知っていてプットオプションという、証券取引で大儲けした人がいます。これを調査している人たちが殺されます。911以降、ニューヨーク地下共和国と名乗る組織がNYで連続テロを行い、NYは恐怖に包まれますが、911自体はこの組織がやったわけではないようです。
 本著は、911がアルカイダによるテロではなく何者かによって計画され実施されたものだということを小説を使って訴えています。けれど、最期は尻すぼみな感じでこの事件に疑問を持つ人たちは順番に殺されてストーリーは終わってしまいます。もうちょっと何か希望を持たせて欲しかったなというのが私の感想です。
 とにかくも、壮大なスケールの大作です。梁 石日の著作を読むのは”タクシー狂躁曲”以来なのですが、本著は随分雰囲気の違う作品です。調べて見たところ、梁 石日は多作ではありますが、エッセイや自伝的なものが多く本作のようなサスペンスは珍しいようです。本著は出版されたときから気になっていてやっと読んだのですが、なかなかの意欲作。小説でなければ書けないようなエピソードや推測の話が多くのっています。長いですが、一読をおすすめします。
 911は世界を騒がせた事件でしたが、これを題材とした小説というのは意外に少ない。大事件ゆえ、触れられないのでしょうか。世界を変えた事件ですが、あれはいろいろおかしな点がある事件で、もっと調べて検証しなければいけない。
(★★★★)

【八ッ場ダムは止まるか―首都圏最後の巨大ダム計画】 八ッ場ダムを考える会
 八ッ場ダムに沈む予定になってしまっている川原湯温泉旅行に昨年末に行ったのですが、その予習として読んだブックレット。
 八ッ場ダムをつくる計画は1949にはじまります。地域の反対運動、酸性の強い水質のためなかなか着工できず。一旦は白紙となるが、1990年代になってまた復活。以降、ダム建設への流れができてしまいます。ダム建設に反対していた住民も長すぎる闘争に疲れ、次第に容認するようになっていく。この頃になってようやく首都圏の川下住民がこの計画に気がつき反対運動に加わるようになる。
 現地に行って住民のあきらめが感じられました。ダム本体はまだ何も工事していませんが、道路や鉄道の付け替え工事は着々と進み、水没線から上の土地では住宅や工場の移転がはじまっています。水没線から下は歯抜けのように家や店や旅館がなくなり、残った家もボロイままで水没を待っている感じになっています。しかし、60年間沈む、沈まないと翻弄するのは拷問みたいなものです。
 ダム建設の正当性は現在はほとんどありません。もともとは水害と利水が目的だったのですが、ダムは水害対策としてはあまり役に立たないというのが現代の通説です。また、この八ッ場ダムは、戦後に山が丸坊主になって保水能力を失っていた時期の水害を基準としていて、今後起こることはありえないとされています。
 とにかくダム自体は現代において必要とされていません。特に八ッ場はその水質、地盤、工事費など非常に問題が多く止めたほうがよいダムランキングをつくるとしたらナンバー1になりそうなダムなのです。このダムとその付帯工事の膨大な建設費は首都圏の水道料金にはねかえってくるのです。
 本著は2005年に発売された本で、八ッ場ダム問題の概要を知るに良い本でしょう。川原湯温泉に行く際は是非ご一読を。
(★★★☆)

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