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新最近みた映画(104)

【エージェント・ゾーハン】 デニス・デューガン
 アダム・サンドラー、ジョン・タートゥーロ。イスラエル モサドの敏腕エージェントのゾーハン(サンドラー)は終わりのないパレスチナとの戦いに疲れはじめていた。彼の夢は実は美容師になることだった。宿敵ファントム(タートゥーロ)との戦いで死んだと見せかけて彼は夢をかなえるためにニューヨークへと。
 いつものサンドラーと違い、ヒゲに長髪で全くの別人になっています。コメディではあるのですが、扱っているネタがイスラエルとパレスチナ問題でそれと真っ向に向き合っているのがすごい。使っている俳優もユダヤ系とパレスチナ系を敢えて使っているのです。これってサンドラー流のミュンヘン(スピルバーグ監督作)じゃないのか!?ちなみにサンドラーもユダヤ人です。シニアな方も見た方がいい映画。もちろん、そういうことを知らないで単純なコメディとして見ても水準以上の出来になっています(シモネタ有り(^^;)。さすがサンドラーものだけあり、全米NO1はゲットしています。そして日本では未公開(^^;
 この年末から年始にかけてイスラエルはガザに侵攻し、多くのパレスチナ人が犠牲になっています。この映画は訴えています。争いはお互いの理解が足りないから。そして、争いの原因はそれだけではなく第三者の思惑も働いているということを。
 デューガン、サンドラーコンビは息もピッタリなようで、次作のベッドタイムストーリーでも共演しています。ハードなテーマを毎回撮ってると疲れるでしょうから時々はこういう社会派コメディをつくってほしい。
(★★★★)

【ぜんぶ、フィデルのせい】 ジュリー・ガヴラス
 ニナ・ケルヴェル、ジュリー・ドパルデュー、ステファノ・アコルシ。主人公は9歳のアンナ(ケルヴェル)。弁護士の父と出版社に勤める母と弟と暮らすセレブな一家だったはずが、スペインでフランコ政権への抗議活動をしていた叔父が死んだことをきっかけに両親は共産主義活動へと傾倒していく。ヒゲのおやじたちが家に出入りし、デモなどにも参加。ミッキーはファシストだからと取り上げられ、大好きだった宗教の授業も受けさせてもらえなくなる。どうやらこれはぜんぶ”フィデル(カストロ)”という人のせいらしい。
 子どもの視点から、共産主義というか弱者の視点に目覚めていく両親の姿が描かれています。彼らも叔父が死ぬというショックがなければ、こういう世界があることにも気がつくことは無かったのでしょう。9歳という年齢が微妙なところで、自分の今までの価値観をなかなか変えることができません。一方、3つぐらい下の弟はわりと早く順応していきます。
 子どもがとてもよく撮れていますが、監督は女性でした。メイキング見るとけっこう厳しい感じで演技を指示していて、やさしい女性監督って感じでは無かったけどね。
(★★★☆)


【親密すぎるうちあけ話】
 パトリス・ルコント
 サンドリーヌ・ボネール、ファブリス・ルキーニ、ミシェル・デュショーソワ。パリで税理士をしている男(ルキーニ)の事務所に精神科医と間違えて婦人(ボネール)が訪れる。婦人は気がつかずに何度も税理士の元に通い、自分の夫婦生活の話をするのだった。
 税理士という仕事はかわりばえなく、法律に従って決まりきったものです。そこに、飛び込んできた婦人とのギャップがおかしみを出している映画ですが、何か起こりそうでミステリアスなのですが特にかわりばえもなく、まったりと物語が進んでいきます。これも主人公が税理士だから、道を踏み外せないからなんですかね(^^;
(★★★)

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