« 読書な毎日(178) | トップページ | 新最近みた映画(100) »

読書な毎日(179)

【「9.11」の謎 続】 成澤 宗男
 9.11の謎の続編。本著では、アルカイダという組織は存在しないし、ビン・ラディンそのボスでもないということ。ペンシルバニアのLet's Rollはやはり不審な点が多い。貿易センタービルと第7ビルの崩壊は航空機突入と火災では起こり得ないという話などが書いてあります。9.11陰謀モノについて私ははほとんど目を通してますのです、本著に書いてあること自体で初耳というネタはほとんどありませんでしたが、詳細に取材していますので理解が深まりました(^^;
 アルカイダというのは自由戦士の”データベース”という意味で、ソ連がアフガンに侵攻していた時代にCIAがつけたもの。よって実体自体が存在しないもの。もともと国際テロ組織というものは存在せず、テロというものはその局地のグループが独自に行っているもの。それらが連絡を取り合うなどということ自体ありえない。
 ビン・ラディン米国の都合の良いように便利に使われていて、彼の声明とされているものの中に偽造が疑われるものがかなりあります。もともとウソの理由ではじめた戦争ですからなんでもアリということなんでしょうが。
 第7ビルの崩壊が特にあやしいという話はいくつも読んでますが。このビルは崩壊の時にカウントダウンが行われ、周辺にいた人たちに退避指示まで出ていたそうです。そして爆発音が聞こえたという証言もあります。そして崩壊する前に誤報で崩壊したというニュースまで流れていたそうです。つまり、これは予定の解体爆破だったわけです。
 本著を読む人はおそらく前著も読んでいて、911は怪しいと思ってる人でしょうがそういう911マニアも目を通しておいた方が良い本です。
(★★★★)

【どうするオバマ?失せろブッシュ】  マイケル・ムーア
 M・ムーアの最新著。主に、オバマとマケイン、そしてアメリカの大統領選挙について書いてある本で、11月に迫った米大統領選を前に是非とも読んでおいた方が良い本。
 日本で米大統領選の報道を見ていても、オバマは黒人で民主党。マケインは白髪のじいさんで中絶反対。副大統領はペイリンでアラスカの女性議員。ということぐらいしかわかりませんが、本著を読むといろいろな俗っぽい!?情報がわかります(^^;
 まず、オバマは米国旗に対してあまり敬意を払っていないところがあるそうです。国旗掲揚のときウンコ座りしていたり、国旗バッチをつけていなかったりするそうです。愛国心!?が足りない!と保守層は思ってるようです。オバマガールとか出てきて妙な人気になってるのも気に入らない。
 マケインは共和党の中でも一匹狼的な存在だったが、急浮上して大統領候補となった。非常に短気な人でカッとなると何を言うか何をするかわからない。彼のような人物が核ミサイルのボタンを押す権限を持って大丈夫だろうか、と共和党議員ですら思ってる人がいる(^^; 言葉が下品で妻のことをアバズレなどと言ったこともある(^^;
 ムーアはもちろんオバマの方を推しているのですが、マケインの批判本にならないように、オバマの提灯本にならないように工夫してつくってあります。こういうところがムーアの優れたところですね。
(★★★★)

【環境構造改革―ドイツの経験から】 竹内 恒夫
 豊富な取材をもとに、環境先進国ドイツの実状をレポートしています。ドイツという国は日本と似たところが多いと言えます。敗戦国であり、自動車を中心とした工業国です。本著によれば1980年代ごろまでは自動車の排ガス規制を導入するなど日本の方が環境先進国だったそうです。ところが1990年代で一気に逆転されてしまいます。ヨーロッパで環境問題に対する感心が高まった契機は1986年のチェルノブイリ原発事故になります。ドイツでは、原発廃止を唱える緑の党が躍進し原発は廃止となります。ドイツ一般市民の環境問題への関心が高くなったため、与党も環境重視の政策をとりはじめます。風力や太陽光などの自然エネルギーの優遇制度。炭素税などの環境税。路面電車や、自転車道路の整備など公共交通の見直し。コンバインドサイクル発電などの排熱を利用したコジェネレーション。排熱でお湯をつくり、家庭の暖房や風呂の湯として熱を無駄なく使う仕組みを取り入れています。日本でも見習ったことがいいことばかりですが、日本は環境問題対策と言うと、省エネとクールビズぐらいしかやろうとしませんがまだまだやることはたくさんあるのです。ドイツの政策が優れているのは、環境対策をすると実利が還元されることです。つまり環境対策すると儲かるような仕組みになっているのです。だからこそ、環境大国になれたわけなんです。
 本著はドイツ旅行の予習で読んだのですが、実際ドイツに行って感じたことがいくつかあります。まずは、自転車が普通に使われているということ。スーツ姿の人も自転車に乗って電車に普通に乗ってきます。ビンが普通に使われていること。缶もないことはないのですが、主流はリターナブルのビン。風車がすごく多い。都市部には風車はないですが、列車に乗って郊外に行くと風車が林立しています。風車は珍しくもなんともありません。
 一方で自動車大国だけあって、自動車はたくさん走っています。それもかなりのスピードで。他のヨーロッパ諸国に比べても自動車の密度とスピードは群を抜いている気がします。従って、都市部の空気は排ガス規制が厳しいとは言えあまりきれいではないと感じました。もちろん東京よりはいいですがね。
 日本では、はっきり言って今の自民党政権では環境対策はほとんど期待できません。彼ら的にはすべて手を尽くした状態みたいですから(^^; というわけで、この分野でも政権交代しないことには伸長は無さそうです。
(★★★★)

|

« 読書な毎日(178) | トップページ | 新最近みた映画(100) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 読書な毎日(179):

« 読書な毎日(178) | トップページ | 新最近みた映画(100) »