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コラムyokoze「転職」

 新卒以来14年以上も勤めた会社ではありますが、遂に転職することにしました。理由はいくつもあるのですが、一番大きいのは会社の雰囲気が悪く仕事がつまらないことによります。私が新卒で入った会社は100人規模の中小企業でした。私は雰囲気の良い中小企業のリーマンになりたくてこの会社に入ったのです。以来12年間はいろいろあるにはあったけど、それなりに楽しいリーマン生活でした。

 しかしその中小企業はついに1500人規模の会社に飲み込まれるように吸収合併されてしまいました。仲間たちはチリジリバラバラに。そして続けてその大企業は更に合併をし3000人規模(関連会社も含めれば5000人規模)になってしまったのです。

 その大企業は私がいた中小企業とは似ても似つかない巨大ナマコのような会社でした。それまで私はハンコというものは年に一度、年末調整の書類に押すぐらいしか使わなかったのですが、この巨大ナマコでは毎日少なくとも20回はハンコを押しています。多い日は100回200回ということも珍しくありません。シャチハタというハンコが存在する意味をようやく理解した次第です(^^; ハンコ押すということは紙がたくさん回ってくるということです。いろんな紙にいろんなハンコが押してあります。その紙にハンコ押してちょっとした作業をして、また次の人にその紙を送ってハンコ押してもらいます。この会社では適切なハンコ欄に問題なくハンコを押す能力が要求されるのです。北斗神拳の秘孔を突くような作業です。
 ハンコが全部うまると完成でバインダーで閉じます。そう、これはスタンプラリーってやつですね。スタンプラリーというのはお子様が大好きな遊びです。いい大人がスタンプラリーして給料もらえるのだから実は私は幸せなのかもしれません(^^;

 しかし、幸せなことだけではありません。ジョウシと呼ばれる椅子にフジツボのようにへばりついている人たちがいます。彼らはスタンプラリーのチェックポイントなのですが、ときどきスタンプ経路を変えたり、スタンプの日付がおかしいと文句言ったり、書類の内容が不満だとスタンプを押してくれなかったりするのです。スタンプラリーは全部埋まらないと終わりませんから、フジツボの満足するように書類を直さなければなりません。これが実に困難ででつまらない作業なのです。
 フジツボの満足する書類というのは一見して何も問題がないようにみえるようなものです。逆に問題点を記載したりすると実に面倒なことになるので、何も問題がない書類を偽造します。問題ない書類を偽造し、上司にハンコをシュポッと押してもらえる人がこの会社では有能な社員なのです。内容についてはあまり関係ありません。どうせ1年後ぐらいには担当者は別の人になっていたり、計画がすっかり変わっているのですから、その場さえなんとかしのげばいいのです(^^;

 こんな会社にもう2年近くも勤めているというのが私にとっては脅威です(^^;

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