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コラムyokoze「カンヌ映画祭とマイケル・ムーアの新作」

 5/14-25までカンヌ映画祭が開催されています。昨年は河瀬直美監督の「殯の森」がグランプリとりましたっけね。夏休みにはカンヌにも一家で行ったっけね。ビーンもカンヌに行ったっけね(^^;
 今年のコンペは実力派豪華監督陣が名を連ねています。「スウィート ヒアアフター」のアトム・エゴヤン、「ナイロビの蜂」フェルナンド・メイレレス、「エリンブロコビッチ」のスティーヴン・ソダーバーグ、「長江哀歌(エレジー)」のジャ・ジャンクー、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス、「マルコビッチの穴」のチャーリー・カウフマン、そして大御所のヴィム・ヴェンダース、ダルデンヌ兄弟、クリント・イーストウッドなど。3年分ぐらいの豪華なメンバーです。というわけで、今年は日本人監督は入る隙がなかったようで(^^;
 話題になると思われるのは、ナイロビの蜂で評価がうなぎのぼりのブラジル人監督メイレレスの新作「ブラインドネス」。ジュリアン・ムーアが主演で木村佳乃とかもオマケで出てるみたいで、日本でも話題となるのでしょう。そして、最近オーシャンズなんたらばっかり撮ってるソダーバーグの新作、チェ・ゲバラをデルトロが演じる「CHE」も注目です。この映画はテレンス・マリックが撮ろうとしていたのですが、彼は20年に1本ぐらいしか撮らない監督なので、ソダバーグにお鉢がまわってきたようだ(^^;
 今年の傾向としては、メキシコ南米系の香りのする映画が多くなってる気がします。

 カンヌ映画祭は審査員の好みが賞の行方を大きく左右しますが、今年の審査委員長はショーン・ペン。ペンも審査委員長するような大御所になったんだね。ペンの好みからして、上記にはいない若手の無名監督がパルムドールになるんではないかなと私は思う。

○カンヌ映画祭特集(varietyjapan)
http://www.varietyjapan.com/features/cannes2008/index.html

 昨年は「sicko」をカンヌで上映し話題となったマイケル・ムーアが今年もカンヌに行っています。しかし、彼の監督作があるわけではなく次回作のスポンサーと配給先の交渉に行ってるようだ。次回作は仮題で”While America Slept”。2009年の中ごろに全米で公開予定。
 華氏911の続編をつくる!とムーアはブッシュが再選してしまった4年前に言ってました。けれど、本作はその流れを組むけど続編ではないそうです。もっと大きな世界の中のアメリカの問題で、アメリカ人が寝てる間に世界はとんでもないことになっているということを訴える作品のようだ。おそらく環境問題や、格差貧困問題、グローバリゼーションの害をいつものムーア調でわかりやすく訴える映画となるのでしょう。
 確かに今更、死に体になったブッシュの映画つくっても何の問題提起にならないので、華氏911の続編つくってもしょうがないですね。ムーアの機を見るセンスというのはさすがです。来年のカンヌはまたムーアの映画で大騒ぎになるのでしょう。
 日本にも国民のことを”寝ててくれればいい”と言った総理がいましたが、アメリカ人も日本人もそろそろ起きないととんでもないことになっちゃうよ。

○Cannes '08: Michael Moore's new movie: 'Dangerous'
http://www.michaelmoore.com/words/mikeinthenews/index.php?id=11511

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