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新最近みた映画(93)

【ハリウッドランド】 アレン・コールター
 エイドリアン・ブロディ、ダイアン・レイン、ベン・アフレック。1950年代のハリウッドは映画全盛時代であった。そんな中やや落ち目となっていたジョージ・リーブス(アフレック)にTVでスーパーマン出演のオファーが来る。迷った末リーブスは出演することにする。スーパーマンは大ヒットとなり、リーブスも子どもたちのヒーローとなるのだが、彼は1959年に自宅で自殺してしまうのだった。その自殺に疑問を持った彼の母親は探偵シモ(ブロディ)を雇う。
 シモが捜査をすすめるうちに、スーパーマンの実像と彼の苦悩が浮かび上がってきます。またリーブスはMGMの社長夫人(レイン)と不倫関係にもあった。評価の高かった映画ですが、アカデミー賞では無視されてしまいました(^^; やはり映画業界の裏側まで描いてるからなんでしょうか。本作撮ってるスタジオはミッキーのブエナビスタですか。ブエナビスタらしくない映画ですが、彼らがこんな映画撮る気になったのは他スタジオの話だからなんでしょう(^^;;
 ベンアフの好演が話題となりましたが、エイドリアン・ブロディが映画を引っ張っています。戦場のピアニストでいきなりアカデミー主演男優とった彼でしたが、もともと実力ある俳優だったんだなと感じました。
 監督のアレン・コールターは知らないなと思ったらTV出身で本作が初の映画。スーパーマンの悲哀を描ききれたのもTV出身の監督だったからというとこもあるかもね。
(★★★★☆)

【奥さまは魔女】 ノーラ・エフロン
 ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン。落ち目の俳優ジャック(フェレル)はTVで奥さまは魔女のリメイクをつくり人気復活させようとしている。そして相手役のサマンサに新人のイザベル(キッドマン)を抜擢する。おや!?基本設定が前記したハリウッドランドと似てるぞ(^^;
 最近私はウィル・フェレル ファンになったので本作を見た次第です。公開当時は本作自体が奥さまは魔女のリメイクかと思っていたのですが、リメイクをつくる過程の映画業界モノの作品でした。主役もキッドマンの方かと思ってたらフェレルが大活躍の映画でした。この当時、既に彼は米国では人気あったのね。
 ウィル・フェレルは期待通りの面白さでキッドマンもきれいだけど、何かちょっと足りない感じの映画でした。まあ、楽屋オチ映画だからこんなもんか(^^;;
(★★☆)

【カルラのリスト】 マルセル・シュプバッハ
 旧ユーゴ民族紛争の戦争犯罪者を裁く目的で設立された旧ユーゴ国際刑事法廷(ICTY)に検事として働くスイス人、カルラ・デル・ポンテを追ったドキュメンタリー。
 戦争犯罪者は大物であればあるほど、政治力を持っているため第三国で匿われていて捕まえることができません。それを燻り出すにはどうしたら良いかと言えば政治家やマスコミに働きかけ世論を盛り上げるしかないのです。というわけで、検事であるけどタフネゴシエイターでありマスコミあしらいも上手でなければならないのです。そして彼らには命の危険もあるわけです。ちょっとやそっとではできない仕事で、世の中にはたいへんなことを引き受ける人がいるものなのだなと関心しました。
 映画自体はカルラの後をカメラが追っている感じで登場人物少なく、動きに乏しいのでありますが、彼女のような人がいるから世界の秩序は保たれるのですから社会的意義は非常に高い作品です。
(★★★☆)

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