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コラムyokoze「喘息について」

 前日まで元気だったりんどろが4歳の誕生日の前日に、喘息を発症していまいました。保育園から呼び出され、医者に行ったら病院に行けと言われそのまま緊急入院。
 今までアレルギーっぽいとこは無かったし、健康で何でも食べて、風邪もほとんどひかない子だったのですが、その病院の小児喘息患者のうち1年で一人か二人しかいないような重篤状態だったのだそうだ。

 家族はもちろんのこと親戚にも喘息の子はいないので、”喘息”という病気に対する意識が全くありませんでした。そこで、いろいろ調べ、病院の先生からも話聞いて”りんどろの喘息”の要因を分析してみました。

1)喘息の要因1=大気汚染
 喘息患者は世界的に増加傾向にあります。日本でも喘息児童はこの10年でなんと2倍にも増えている。そして東京は全国平均の2倍もいるのだそうだ。え!?知らなかった!喘息がそんなに増えてるなんて!喘息患者は明らかに都市部、そして幹線道路の周辺に多くなっています。
 東京で最も被患率が高いのは中野区でなんと10%にもなる。中野区の中でも新青梅街道、環七沿いの学校が特に罹患率が高く20%をこえる学校がいくつもあるそうだ。
 りんどろの場合、我が家は比較的奥まったところにあるのですが、保育園は外苑東通り沿いにあります。今のところ保育園に喘息患者がたくさんいるという話は聞いてない。りんどろの特殊事情としては、他の園児に比較して街頭デモや選挙応援の街宣の参加が多いこと(^^;;

 大気汚染で喘息というのは四日市喘息のように工場が主因で起こる公害かと思っていたのですが、近頃はそうではなく自動車にその大きな原因があります。自動車の排ガスは昔に比べきれいになってるとは言え、車の流通量自体はますます増加しています。都市部の大気汚染要因はほぼ車と言って良いでしょう。
 車の汚染原因のうち、喘息の問題となってくるのは、どうやら浮遊粒子状物質(SPM)のようです。これはあの石原都知事がペットボトルを振って騒いでいたディーゼルエンジンからでるものもその一つですがそれだけではありません。ガソリン車だってSPMは出ているし、車が走行することにより発生するタイヤかす、その他の埃も黄砂も花粉も車が走行することにより舞い上がります。だから、ディーゼルエンジン車だけが悪いわけではなく、車の走る所にはこのSPMなどが舞い埃っぽくなるのです。
 窒素酸化物も喘息の原因と疑われている場合もあるようですが、これはあまり関係ないのではと私は思います。
 石原都知事の対策は全く意味がなかったわけではないでしょうが。首都圏以外のディーゼル車や大型トラック以外のディーゼル車には縛りがないこと、三井物産のインチキフィルターにより今だにフィルター免除車があること、フィルターを通り抜ける微粒子には効果がないこと、三環状などむしろ道路はじゃんじゃんつくり自動車の流通量は増えていることなどを考えあわせれば、イメージばかり先行して、実際はむしろマイナスになっていると言って良いのではないでしょうか。東京の喘息児童がこの10年で増えていることが、それを証明しています。

○酸性雨調査研究会 「地球温暖化防止/ディーゼル排ガスと健康」
http://www.k5.dion.ne.jp/~jarn/pdf/060422.pdf

○「自動車排出ガスによる大気汚染の健康影響」
http://www.hyo-med.ac.jp/department/pbhl/Shima-chiba.pdf


2)喘息の要因2=ハウスダスト(ダニ、ペットのフケなど)
 喘息の原因の説明として普通書いてあるのがこれです。布団の綿ぼこりやダニのふんなどの微粒子が原因でアレルギー反応を起こすというもの。確かにこれも、喘息の誘因ではあるようですが、原因とまでは言えないと私は思います。なぜなら、喘息患者というのは田舎と都市部を比較した場合4倍ぐらいの差があるからです。ダニは田舎だろうが都市部だろうがいます。この4倍の差は説明がつきません。都市と田舎の大きな違いはなんでしょう。空気のきれいさ(車の流通量の少なさ)ではないでしょうか。
 杉花粉症についても同じ原理が言えるのではないでしょうか。杉がたくさんはえてる山には花粉症患者はほとんどいません。杉花粉が誘因ではあるが、杉花粉だけでは花粉症にはならないのです。

 つまり私が考える喘息や花粉症の原因はこうです。自動車などにより発生し舞上げられる浮遊粒子状物質(SPM)が原因となり、人は微粒子にアレルギー反応を起こすようになる。一度そのような状況になると、微粒子のダニフンやハウスダスト、花粉などにもアレルギー反応を起こすようになる。

 ここまで調べてきて、喘息に関しても自動車業界の陰謀が働いているのではないかと感じてしまいました。欧州では喘息と自動車の排ガスに因果関係があるという研究がたくさんあります。ところが、日本ではあまりありません(米国も少ない)。きっと自動車大国日本では自動車が原因とされては困るからです。

 東京大気汚染訴訟が行われ、つい最近和解しました。このニュース見てはいたのですが、恥ずかしい話、自分の子どもが喘息になるまで喘息と自動車が結びついていませんでした。わが子が喘息になって、ハタとこの裁判を思い出した次第です。そうか、あれは喘息被害の裁判だったのだ!
 しかし、喘息になった大部分の親はきっと喘息と自動車と結びつけられないでしょう。なぜなら医者はダニ、ペットの毛、カビ、タバコなどがきっと原因だ、と言うからです。幹線道路の近くに住んでませんか?とは一言も聞きません。
 うちの子の喘息の原因はダニとワンコだったのか、と普通の親は思いダニアースをかけたりペットを飼うのをやめたりするのでしょう、車が目の前をゴーゴー走る家の中で。

○東京大気汚染訴訟
http://taiki-tokyo.web.infoseek.co.jp/

 喘息は季節の変わり目、特に秋になる直前に発生することが多いそうな。この時期ってのは夏に発生したダニが死ぬ時期でもあります。夏が暑く多湿なほどダニは大量発生します。今年の夏は記録的な暑さでしたね。また、気温の大きな変化も喘息には良くないそうだ。今年は特に寒暖の差が激しいな。いつまでも暑いし。つまり、地球温暖化も喘息の発生要因ということではないか!

○秋は小児喘息が心配な季節
http://kenkotenki.jp/contents/column/magazine/magazine_200411.html

 りんどろの場合はどうすればいいかと言えば、とりあえずこまめに掃除してほこりを取ることですね。そしてなるべく幹線道路には近付かない。うがいをする。そして、風邪ひかないように気を付けるってことですかね。小児喘息の場合は成長すると消える場合が多いそうなので、埃と車を排し体を強くするってことでしょうね。

 とにもかくにも、りんどろも”東京大気汚染訴訟”の原告として名を連ねる資格ができたってことだ(^^;

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