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コラムyokoze「喘息について」

 前日まで元気だったりんどろが4歳の誕生日の前日に、喘息を発症していまいました。保育園から呼び出され、医者に行ったら病院に行けと言われそのまま緊急入院。
 今までアレルギーっぽいとこは無かったし、健康で何でも食べて、風邪もほとんどひかない子だったのですが、その病院の小児喘息患者のうち1年で一人か二人しかいないような重篤状態だったのだそうだ。

 家族はもちろんのこと親戚にも喘息の子はいないので、”喘息”という病気に対する意識が全くありませんでした。そこで、いろいろ調べ、病院の先生からも話聞いて”りんどろの喘息”の要因を分析してみました。

1)喘息の要因1=大気汚染
 喘息患者は世界的に増加傾向にあります。日本でも喘息児童はこの10年でなんと2倍にも増えている。そして東京は全国平均の2倍もいるのだそうだ。え!?知らなかった!喘息がそんなに増えてるなんて!喘息患者は明らかに都市部、そして幹線道路の周辺に多くなっています。
 東京で最も被患率が高いのは中野区でなんと10%にもなる。中野区の中でも新青梅街道、環七沿いの学校が特に罹患率が高く20%をこえる学校がいくつもあるそうだ。
 りんどろの場合、我が家は比較的奥まったところにあるのですが、保育園は外苑東通り沿いにあります。今のところ保育園に喘息患者がたくさんいるという話は聞いてない。りんどろの特殊事情としては、他の園児に比較して街頭デモや選挙応援の街宣の参加が多いこと(^^;;

 大気汚染で喘息というのは四日市喘息のように工場が主因で起こる公害かと思っていたのですが、近頃はそうではなく自動車にその大きな原因があります。自動車の排ガスは昔に比べきれいになってるとは言え、車の流通量自体はますます増加しています。都市部の大気汚染要因はほぼ車と言って良いでしょう。
 車の汚染原因のうち、喘息の問題となってくるのは、どうやら浮遊粒子状物質(SPM)のようです。これはあの石原都知事がペットボトルを振って騒いでいたディーゼルエンジンからでるものもその一つですがそれだけではありません。ガソリン車だってSPMは出ているし、車が走行することにより発生するタイヤかす、その他の埃も黄砂も花粉も車が走行することにより舞い上がります。だから、ディーゼルエンジン車だけが悪いわけではなく、車の走る所にはこのSPMなどが舞い埃っぽくなるのです。
 窒素酸化物も喘息の原因と疑われている場合もあるようですが、これはあまり関係ないのではと私は思います。
 石原都知事の対策は全く意味がなかったわけではないでしょうが。首都圏以外のディーゼル車や大型トラック以外のディーゼル車には縛りがないこと、三井物産のインチキフィルターにより今だにフィルター免除車があること、フィルターを通り抜ける微粒子には効果がないこと、三環状などむしろ道路はじゃんじゃんつくり自動車の流通量は増えていることなどを考えあわせれば、イメージばかり先行して、実際はむしろマイナスになっていると言って良いのではないでしょうか。東京の喘息児童がこの10年で増えていることが、それを証明しています。

○酸性雨調査研究会 「地球温暖化防止/ディーゼル排ガスと健康」
http://www.k5.dion.ne.jp/~jarn/pdf/060422.pdf

○「自動車排出ガスによる大気汚染の健康影響」
http://www.hyo-med.ac.jp/department/pbhl/Shima-chiba.pdf


2)喘息の要因2=ハウスダスト(ダニ、ペットのフケなど)
 喘息の原因の説明として普通書いてあるのがこれです。布団の綿ぼこりやダニのふんなどの微粒子が原因でアレルギー反応を起こすというもの。確かにこれも、喘息の誘因ではあるようですが、原因とまでは言えないと私は思います。なぜなら、喘息患者というのは田舎と都市部を比較した場合4倍ぐらいの差があるからです。ダニは田舎だろうが都市部だろうがいます。この4倍の差は説明がつきません。都市と田舎の大きな違いはなんでしょう。空気のきれいさ(車の流通量の少なさ)ではないでしょうか。
 杉花粉症についても同じ原理が言えるのではないでしょうか。杉がたくさんはえてる山には花粉症患者はほとんどいません。杉花粉が誘因ではあるが、杉花粉だけでは花粉症にはならないのです。

 つまり私が考える喘息や花粉症の原因はこうです。自動車などにより発生し舞上げられる浮遊粒子状物質(SPM)が原因となり、人は微粒子にアレルギー反応を起こすようになる。一度そのような状況になると、微粒子のダニフンやハウスダスト、花粉などにもアレルギー反応を起こすようになる。

 ここまで調べてきて、喘息に関しても自動車業界の陰謀が働いているのではないかと感じてしまいました。欧州では喘息と自動車の排ガスに因果関係があるという研究がたくさんあります。ところが、日本ではあまりありません(米国も少ない)。きっと自動車大国日本では自動車が原因とされては困るからです。

 東京大気汚染訴訟が行われ、つい最近和解しました。このニュース見てはいたのですが、恥ずかしい話、自分の子どもが喘息になるまで喘息と自動車が結びついていませんでした。わが子が喘息になって、ハタとこの裁判を思い出した次第です。そうか、あれは喘息被害の裁判だったのだ!
 しかし、喘息になった大部分の親はきっと喘息と自動車と結びつけられないでしょう。なぜなら医者はダニ、ペットの毛、カビ、タバコなどがきっと原因だ、と言うからです。幹線道路の近くに住んでませんか?とは一言も聞きません。
 うちの子の喘息の原因はダニとワンコだったのか、と普通の親は思いダニアースをかけたりペットを飼うのをやめたりするのでしょう、車が目の前をゴーゴー走る家の中で。

○東京大気汚染訴訟
http://taiki-tokyo.web.infoseek.co.jp/

 喘息は季節の変わり目、特に秋になる直前に発生することが多いそうな。この時期ってのは夏に発生したダニが死ぬ時期でもあります。夏が暑く多湿なほどダニは大量発生します。今年の夏は記録的な暑さでしたね。また、気温の大きな変化も喘息には良くないそうだ。今年は特に寒暖の差が激しいな。いつまでも暑いし。つまり、地球温暖化も喘息の発生要因ということではないか!

○秋は小児喘息が心配な季節
http://kenkotenki.jp/contents/column/magazine/magazine_200411.html

 りんどろの場合はどうすればいいかと言えば、とりあえずこまめに掃除してほこりを取ることですね。そしてなるべく幹線道路には近付かない。うがいをする。そして、風邪ひかないように気を付けるってことですかね。小児喘息の場合は成長すると消える場合が多いそうなので、埃と車を排し体を強くするってことでしょうね。

 とにもかくにも、りんどろも”東京大気汚染訴訟”の原告として名を連ねる資格ができたってことだ(^^;

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読書な毎日(160)

【核の再処理が子どもたちをおそう?フランスからの警告】 グリーンピースジャパン、桐生 広人
 原発大国フランスの再処理施設のことを中心に書いた本。商用の大規模な再処理施設は世界に二箇所しかありません。このフランスのラ・アーグとイギリスのセラフィールドです。この2箇所に共通しているのは、事故を何度も起こしていることと、周辺地域で白血病が増えているということです。そして3箇所目の巨大再処理施設がなんと日本にもできました!そうあの六箇所の再処理施設です。
 再処理施設ってのは何をする場所かと言えば、使用済核燃料からプルトニウムを抽出する施設です。プルトニウムとは核兵器に使うあれのことですよ。使用済核燃料をせん断し、ドロドロに溶かしてそこからプルトニウムを抽出、濃縮するプラントです。原発は危険なプラントですが、それと比較してもはるかに危険だし、周辺地域を汚染するプラントです。
 ラ・アーグはフランス北部のシェルブール近くにある漁業と酪農中心の町でした。しかし、再処理施設と原発ができてこれらの産業はほぼなくなってしまいました。今も続けている人はいますが、白血病で牛が死んだり、黒い斑点のあるカニがとれたりするそうです。これらはラ・アーグという名前を隠して出荷されるのだそうです。吐き気をもよおす話です。
 フランスの原発は国営なのだそうですが、ラ・アーグの再処理施設はコジェマ社という民間会社が経営しています。国営に比べ労働条件は劣悪で廃棄物の管理もいい加減です。グリーピースが廃棄物の放出口の監視をしていますが、高い濃度の核廃棄物が放出されたり、廃棄物が捨てられたりしています。放出口は海流のところまで伸びていて、流してしまえばわからないということなんでしょう。
 しかし、日本の原発もかなりいい加減でやばいですが、フランスも同じなんだなと思ってしまいました。つまり、原発というのは隠さないとやばいから隠さざるをえないんですよ(^^;;
 本著にはそのラ・アーグの影響でがんや白血病にかかり、なくなったり闘病している人たちの証言が何件かのっています。これも日本と同じですが、コジェマ社は病気とは因果関係がないと否定します。
 本著が出版された2001年は、まだ六ヶ所の再処理は動いていませんでした。それを止めようという思いで本著は出版されたと思われます。しかし、動いてしまいました。このまま動かし続ければ、大きな事故が起きるのも時間の問題でしょう。もともと核兵器の材料をつくる以外ほとんど意味のない施設早く止めましょう。
 フランスはアメリカに次ぎ世界二位の原発国ということで、フランス旅行にあたり”フランス””原発”というキーワードで本を探したのですが、本著ぐらいしか発見できませんでした。やはり原発はタブーなんですね。
(★★★★)

【怒れ、9条!―憲法9条こそ最強の安全保障政策だ】 天木 直人
 一時更新を停止していた著者のブログを再開したものを書籍化したのが本著。参議院比例代表、9条ネットの候補として出馬するまでの軌跡と言ってもよいでしょう。実際、著者の言ってる内容と合致しているのが9条ネット。著者が立ち上げた政党ではないですが、9条ネットは著者の理念とピタリあってます。だから、9条ネットも天木さんに声をかけたのでしょう。
 しかし、結果はご存知の通り。というよりか9条ネットの存在に気がつかなかった人がほとんどではないだろうか(^^;; 9条を理念の中心として比例に出ようとしているという人達がいると聞いたとき、着眼点はいいけど候補者を通すのは難しいだろうなと思いました。結果、マスコミからは完全に無視され、女性党に及ばず一人通すにはこの4倍の票がないと無理というレベルでした。天木さんも約3万票でした。悲しいかなマスコミがとりあげてくれないとやはり一般的には政党として見てもらえないのです。この状況はなんとか変えられないのだろうか....。
 本著は選挙前に読み、私も天木さんに一票を投じたのですが、もう少し善戦すると思ったのにね。天木さんの理念はもちろん枯れることはないのですが、選挙終わって本著読むと祭りの後という感じですかね。9条ネットはその後も存続しているようですが、今のやりかたではちょっと厳しいですね。
(★★★☆)

【9・11/イラク戦争コード?アメリカ政府の情報操作と謀略を解読する】 木村 愛二
 木村書店の最新911陰謀著作。今や911陰謀説もかなり一般的となりましたが、著者は911直後から陰謀説を唱えていた一人です。本著は、主にインターネット記事の分析と、スタンレー・ヒルトンが起こした911集団訴訟が中心となっています。911に関しては7号棟を含むタワーの崩壊が爆破によるものであるというのをしつこく突っ込んで分析しています。同じ社会評論社からつい最近出版された”「WTCビル崩壊」の徹底究明”という本もこのタワー崩壊のことだけをしつこく追求している本です。とにかく調べれば調べるほどに、タワーが飛行機の激突で崩壊したというのはありえず、爆薬により計画的に破壊されたものであるといことが証明されていくのです。
 本著は引用が多く読みづらい本で、びっくりするような新事実があるわけでもないのですが、911陰謀に興味のある方は一読しておくと良いでしょう。
(★★★)

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コラムyokoze「総裁選って何?」

 「自民党員って誰?」のときも書いたのですが、この自民党の総裁選というのは、人口の約1%しか存在しない自民党員しか投票できないものです。それが今回は緊急事態ということなのか、自民党員ですら投票できない場合もあるそうです。
 この総裁選の仕組みについて今回はじめて知ったのですが。まず、県連の判断により、党員の投票のありなしが決められる。そして、これも今回はじめて知りましたが県の票というのは人口に関わらず3票。東京だろうが島根だろうが平等?に3票。その3票を総取りにするか、投票割合で分割するかというのもこれまた県連が判断する。これに国会議員の票を足したのが選挙結果。これが自民党的民主主義なんだろう(^^;?
 前回、安倍総理が選ばれた総裁選はすべての党員が投票できたようですが、今回は3割の県で党員が投票できないのだそうだ。 0.7%の人しか投票権がないで、一票の格差もあり、県毎で違う方式での集計法で出た結果を集約して出た結果を選挙結果で総理を選んでいいの? まあ、勝手にやってくれって感じですかね(^^;

 それにしてもマスコミは相変わらずですね。"職を賭す"と言いながら投げ出してしまった総理のことはまるで”なかったこと”のように”次の総理はどっちだ”と騒いでいます。ちなみに前回総裁選で実は世論では一番人気というわけでは無かった安倍総理でした。それを人気があるかのごとくあおったのはマスゴミです。今回は福田で決まり!のような情報を流しているのもマスゴミ。
 とにかく、政権担当能力のなかった総理を選んでしまった自民党の責任をもっと問うべきです。”こんな茶番の総裁選なんかやめて、すぐに解散総選挙をすべきだ”と騒ぐべきなのです。まあ、誰が総理になろうが解散総選挙は近いでしょう。今回誕生する茶番総理は最後の自民党総理となるのかもしれません。

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フランス雑感(1)

 ちょっと時間たってしまいましたが、8/17〜24 までフランス旅行に行ってきましたので忘れないうちに書いておきます。

 今回行った都市は南仏、コートダジュールのニースとカンヌ、そしてパリです。私はフランスはじめて。

○食べ物など
・フランスと言えばグルメなのですが、一般人が普通に食べてるものは意外とグルメじゃないという印象でした。子どももいるので、星のつくようなレストランなどは行かなかったのですが、例えば、街角のカフェで出すちょっとした食べ物や、ホテルの朝食など、パンとチーズはおいしいのですが、バリエーションが少なく、また特徴的な食べ物がない。私が行った他のヨーロッパ諸国(スペイン・オランダ・ベルギー)と比べて、そう感じました。また、物価が非常に高い。例えばビールのLarge(500cc)は不思議とどこの店でも同じ値段なのですが、8.5euro(=¥1275)!これは付加価値税が19.6%と高いことにもよるのですが、それにしても高い!カフェやバーはたくさんあります。
 安いこともあるのでしょうが、マクドナルドやKFC、地元のファストフード?のクイックバーガーなどはどこも繁盛している感じでした。一般人は意外と日常的にはジャンクなものを食べています。巨大尻の人もたまに見かけました。

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コラムyokoze「ボクチン総理の終焉」

 安倍総理が突然退陣を表明した。”職を賭して給油する!”とオーストラリアで国際公言?し日本に帰って所信表明演説したわずか二日後。今までの日本の政界でも考えられない、あまりにも無責任な退陣劇だ。KY総理の幕引きとしてはあまりにも”らしい”のではあるが(^^::
 さて、やめてお家に帰ったボクチンはもうどうでもいい。これからの政界はどうなるのか。今、政界は蜂の巣をつついた大騒ぎなのだろう。次の総理はどうなるのか。政界再編はあるのか。
 順当なら次の総理は麻生になるのだろう。しかし、そうなっても参院で野党の優位は変わることはないので、やはり近いうちに衆議院選挙になる。麻生政権もおそらく最初は、新政権ということでマスコミが持ち上げ大騒ぎになるのだろうが、彼の資質からしてもってせいぜい3ヶ月。彼の人気が落ちる前に与党は選挙に持ち込もうとするのだろうが、さてどうなるだろうか......。

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読書な毎日(159)

【学校だけが人生じゃない】 保坂展人
 社民党の保坂展人衆議院議員の著者の半生について主に書いてあります。内申書裁判の保坂議員という枕詞はよく聞いてはいたのですが、その内申書裁判がいったいなんであるかというのを私は知りませんでした。その内申書裁判事件というのは中学生時代に保坂氏が学生運動に興味を持ち、集会に参加というか見に行ったり、機関紙を発行したことを内申書に書かれ、それが原因ですべての高校に落ちてしまいその内申書について起こした裁判のことでした。一審は勝訴したものの二審で敗訴、上告は棄却となり敗訴が確定しています。保坂氏が通って
いた麹町中学校は公立ですが頭の良い子が集まる中学校でそこは受験カルトであったと保坂氏は表現しています。保坂少年も秀才でしたが、早熟故に社会問題、平和問題に興味を持ったため、問題のある生徒と先生が決めつけてしまったのです。しかし、保坂少年がしたことはそんなたいしたことではあ
りません。きっかけはベ平連の集会を見に行ったこと。そこで公安に目をつけられ学校に通報されたのです。以来、彼は特別な少年ということにされてしまった。
 それにしてもくだらない公安と、理解のない先生。それによって少年の人生はすっかり狂ってしまいました。まあ、おかげさまで衆議院議員保坂展人が
誕生したとも言えるですが(^^;
 よく国会中継やニュースなどで登場する保坂議員ですが、このような苦難を乗り越えた人だということを知ってる人は少ないでしょう。読みやすい本ですので、中学生含め是非とも多くの人に読んでもらいたい。そうすれば、保坂氏が選挙ですべりこみ当選なんてことはなくなるはずです。
(★★★★)

【フランスの景観を読む−保存と規制の現代都市計画】
 和田 幸信
 フランスの都市開発について書いた論文。フランスの街というのは、古い建物が残り、看板が少なく、統一感のあるきれいな街並みが続いています。これは、自然とこうなったのではなく、様々な規制と美しい街をつくろうという市民意識の賜物なのです。
 日本の街はデコボコでしょちゅう壊したりつくったりしてるのはある程度国民性なのかなとも思っていたのですが、実はそうでは無かったのです。もちろん市民意識が高いからこそフランスでは様々な規制がつくられてるのではありますが、フランスにはあの町並みを保つための法律がたくさんあります。建物の高さ制限だけでなく、歴史的建造物の周辺500mを保存する法律や、建造物自体の材料や形状(ファサード)についての規制、看板や広告の規制があります。フランスでは無闇に看板をつけることはできません。看板の大きさからつける高さにも既定があります。だからあのような落ち着いた町並みが維持されているのです。
 一方の日本はどうでしょう。看板も広告も好き放題。建物の高さも規制緩和でどんどん高い建物が建てられるようになりました。周辺の環境も、歴史的建造物も何も関係ありません(^^; 例え周辺住民が反対したとしてもそれを止める術はありません。いきなりフランスのようになるのは無理でしょうが、まずは高すぎる建物に規制をかけるべきでしょう。周辺環境を破壊してるのはあの高い建物です。日本は地震国なのですから、その点からしても問題です。エレベータが止まったらあの建物はどうするんだ!?
 フランスでも法整備は継続していて、特に広告や看板についての規制はほんの20年前につくられたもの。フランスだって昔から今のようだったわけではなく時代にあわせて動いているのです。とにかく、野放しにすると日本のようになっちゃうんだな、ということがよくわかりました。まあ、もちろん国民性も大きく影響してますがね(^^;;
(★★★☆)

【おかしいぞ!警察・検察・裁判所―市民社会の自由が危ない】
 魚住 昭、斎藤 貴男、大谷 昭宏、三井 環 他
 警察、検察、裁判所の実態について、いかに彼らが信頼おけずすごいことをしているというのを暴露している本です。ジャーナリストの調査だけでなく、実際に勤めていた人たちの証言があるので信憑性が高いです。ロフトプラスワンで行われた元検察、元公安などが集まっての座談会はすさまじい内容です(^^; でっちあげ、もみ消し、裏金なんでもありです(^^; よくぞここまで語ってくれました。
 検察や考案のやり口については断片的に様々なところで読んではいたのですが、これだけあとまって書いてある本はなかなかないです。日本の司法と警察がいかに腐っているかというのを知るために本著はすべての人が読んでおくべきです。
(★★★★)

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新最近みた映画(79)

【ディア・ピョンヤン】 ヤン・ヨンヒ
 朝鮮総連職員の父を持つ一家のドキュメンタリー。カメラを回すのは末娘。朝鮮総連というのは北朝鮮籍の人の互助会のようなものですが大使館のない北朝鮮では大使館的な意味も持っています。千代田区に本部があり全国に支部があります。日本政府が突然、税金を払えとか言っていじめていたり、緒方長官の売却問題で騒いでいるあれです。同じようなものが韓国側にも、”民団”という名前で存在しますがこの2つの団体は仲が悪いのだそうだ。
 本作はお父さんを中心に撮っています。気のいいおっちゃんですが、彼が信じているのは北朝鮮という国家です。息子3人は北朝鮮で暮らしていて、日本にいる両親はモノの少ない北朝鮮に仕送りをしています。
 今や北朝鮮は貧しい独裁軍事国家となってしまいましたが、かつてはバラ色の未来のある国家のように見えていたのでしょう。お父さんはそれを否定できずに、ひたすら国家に献身を誓っています。
 これは北朝鮮と心中しているお父さんの話ですが、なにもこれは北朝鮮に限りません。日本にだってアメリカにだってこのように国家と心中しているお父さんはいるでしょう。はたして、国家とは心中に値するものだろうか?と本作は問いかけています。国とは愛国心とはいったいなんなのでしょうかね。
(★★★★)

【紙屋悦子の青春】 黒木 和雄
 原田 知世、永瀬 正敏、松岡 俊介。監督の遺作となった作品。太平洋戦争末期、両親を失った紙屋悦子(原田)は、兄夫婦と暮らしている。彼女は明石少尉(松岡)に想いを寄せていたが彼の親友の永与少尉(永瀬)との縁談がもちかけられる。
 戦時が舞台ですが、ドカンボコーンというシーンは全くありません。この時代の不器用な恋愛の話です。明石は紙屋が自分のことを好いてるのをわかっていながら、永与を紹介している感じです。しかし明石も紙屋のことが気に入っている。まあ、つまりは煮え切らない男なんですよ(^^;
 どこかで読んだのですが、黒木監督は冬のソナタを見て、自分もあんな恋愛映画つくってみたいなと思い本作をつくったとか。というわけで黒木風冬のソナタがこれということなんでしょう。私は今だに冬のソナタ見てないんですが、黒木監督が影響されるぐらいですからいい作品なんでしょうね。
(★★★☆)

【ナビゲーター】 ケン・ローチ
 英映画。イギリス国鉄の民営化を描いた映画。民営化により会社となり職場は分割される。経験の少ない派遣労働者やコスト削減により、少ない人数で仕事をさせられるようになる。次第に職場が人が疲弊していくさまを描いています。
 これは日本でも行われている官から民へというやつですね。民というのは営利企業なので、歯止めがないと際限なくコストダウンして儲けようとします。日本でも福知山線の脱線事故なんかがいい例です。これは複合要素もあるのでしょうが、無理なダイヤと軽量車両、そして職員に対する不当な扱いが事故を招いています。
 有名な俳優は出ていないで登場人物が多く、だれが主役ということもないので、誰が誰かちょっとわかりづらかったのではありますが、それ故ドキュメンタリーっぽい雰囲気の映画です。
 今の政府は「官から民へ」と金看板のように叫んでいますが、そもそも儲かる仕事だったら通常は民間が手をつけているものです。官がやってることはそれなりに理由があるのです。まあ、日本の場合は異常にやる必要の無い仕事をしている官とか、外郭団体みたいのが多すぎますが。そういうのは官から民へではなくて廃止してしまえばいいだけなのです。
(★★★☆)

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コラムyokoze「学会に奪われた神奈川選挙区」

 小林温議員が運動員の選挙違反容疑の責任をとって辞任した。これによって次点で落選した公明党の松あきらが復活当選することになる。
 この神奈川選挙区は3人区で先の選挙で今まで自・民・公で一議席づつ分け合っていた選挙区だった。ところが今回の絆創膏選挙で民主党がこの選挙区で2つとってしまい、公明党の松あきらがなんと落ちてしまった。公明党が全力をかけて取りにいっていた議席を落としてしまった。10割近い当選率を誇る公明党にとってこれはあってはならないことだ。
 今回の選挙直後に当選した小林温議員の運動員に選挙違反の容疑があるというニュースが流れた。この類の容疑は通常は負けた陣営から出るもので更に言えば、野党側から出るもの。ところが今回は当選した自民党議員から出た。今までならありえないことです。しかも、その容疑は”容疑者は7月29日〜8月1日、大学生ら20〜40歳の男女24人に、小林議員への投票を依頼するビラ配りなどの選挙運動をしたことへの報酬として、1人1万円〜12万円の計153万円を渡した。”というもの。この容疑者は議員本人ではなく運動員です。公職選挙法というのはグレーな部分が多く規定や解釈がよく変わるので、どこが問題なのか今一つ私にもわからないのですが、学生にバイトとしてさせたこと、報酬が多すぎるということをたぶん問題にしているのでしょう。とにかくも彼らは選挙運動してることには間違いないので、金品の授受ではありませんし、多かれ少なかれ、このような選挙運動はどこでもやってることです(公明党はおそらくボランティアだろうが(^^;)。これは今までなら立件できない事案でしょう。ところがこのたいしたことない事件が議員辞職までいってしまった。これはつまり、目的が最初から公明党の”松あきら”を復活当選させることにあったということなのだ。

 今回の事件が意味するのは、ついに公明党と自民党の蜜月関係が終わったということです。そして、公明党には検察と警察を動かす力があり、彼らは手段を選ばないということ。

○小林温参院議員派の選挙違反、出納責任者ら2人を起訴
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070829ic21.htm

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