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コラムyokoze「参院選についての考察」

 事前の報道各社の分析通り自民党が大敗した。地方も都市部も満遍なく負けている。これはどう見ても安倍政権へのNO!の意思表示と見てよいだろう。言語不明瞭で説明不足なのに強行姿勢、けれど優柔不断で腰が据わらない。仲良しばかりでまわりを固め、人の話を聞かない。総理として失格の烙印を押されたのだ。なのに彼は早々と続投宣言してしまった。しかし、これもいつもの彼のスタイル。空気も状況も全く読めず、強気姿勢に出るが結局はスゴスゴと引き下がるのだ。
 この惨敗は安倍総理自身にももちろんあるが、小泉改革の成果とも言える。彼の改革により、日本では大企業ばかりが儲かり格差社会が進行している。また、彼は自民党をぶっ壊すと言い本当に自民党の集票組織を壊してしまった。その他、問題になりそうなことはすべて先送りし、それをぼくちゃん総理が引き受けてしまったのだ。
 郵政選挙のときは、都市部で支持を集め、地方もなんとか持ちこたえていたが、あれから1年半で自民党は底割れしてしまったのだ。その象徴があの1人区の惨憺たる状況だ。今、衆院選挙をやれば同じ結果が出るだろう。だから”参院選は政権選択選挙ではない!”というのは屁理屈でしかない。
 自民党の中からも外からも。そして、みなさまのNHKまでもが”安倍総理はやめるべき、やめないのは変だ”と言っている。それでも彼はやめないでがんばっちゃうのだろうか(^^;;


 東京選挙区の分析をしてみよう。今回は1議席増えて5議席となった。6年前は自民公共という結果だった。自民保坂は6年前、当落線上と見られていたのだが、小泉ブームで140万票を獲得。今回も安全圏と見られていたのだが、まさかの落選。自民党への逆風をもろに受け、組織票の一部を丸川に奪われたということなのだろう。丸川はやはりテレビへの露出が多かったのが効いた。致命傷かと思われた”選挙に行ってなかった”という事実も、逆に変な親近感をわかせ、喪服を着るなどというパフォーマンスもはまりまさかの逆転劇だった。これはやはりいわゆるB層を狙った選挙戦略の成功。公の山口は磐石の組織票の80万票で安全圏。当確が遅かったのは公明が事前投票を利用しているため出口調査が低迷していたのだろう。事前投票では山口がトップなのだろう(^^;; 民主、現職の共産緒方が難病のため引退。後をついだ新人田村は知名度もなく共産党色が濃すぎるため、苦戦が予想されていた。結果は共産の基礎票の55万票がそっくり入ったかたちになった。共産としてはこの議席を死守するつもりで票固めをしたのだろうが、無党派票はほとんど入らなかった。今回の選挙で正に台風の目となったのは、無所属の川田龍平だった。衆議院だった川田悦子の息子として薬害エイズの原告として、市民運動長く関わり広めてきた人脈をベースに無党派層に支持を広げていった。公開討論会には呼ばれず、マスコミでの扱いは常にドクター中松や東條、黒川と同列の扱いであったがそこから浮上し有力候補の一人へと昇格していった。川田氏の勝因は知名度もあったろうが、候補者自体が良かったというのが一番だろう。演説が良く、若く誠実な人柄、そして掲げている政策も良かった。真の無所属であったというのも、プラス要因ではあるが、政党のバックなしで選挙戦を戦うのはかなり大きなハンデを背負うことになる。実際、無所属で当選している国会議員は驚くほどに少ない。その無所属と言われる候補も実は政党の支援を得ていたり、結局政党に入ってしまうことが多い。それだけ、今の日本の政治は新しい勢力が生まれにくい構造となっているのだ。
 というわけで川田龍平にはすごく期待している。彼を出発点として、自民党でも民主党でも、社民党でも共産党でもない新しい第三局の政治勢力ができて欲しいと思っている。

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