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シンプソンズで原発事故

Simpsons 全米で7/27に公開され大ヒットしたザ・シンプソンズの映画版 ”ザ・シンプソンズ MOVIE”ですが、原発事故で大パニックになるという話のようです。バートの父親ホーマーは原発労働者なのですが、彼の作業ミスにより放射性物質?が流出し、スプリングフィールドは大騒ぎになるのだ。
 日本での公開は来春の予定となっています。日本では原発ネタはタブーになっていて東京原発なんかはお蔵入りになるとこだったのですが、シンプソンズだから公開しないわけにいかないのでしょう(^^; 日本でもつい最近、原発震災により柏崎で放射性物質が流出しましたが、笑ってこの映画見れるのかな(^^;?

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ディカプリオの環境ドキュメンタリー8/17全米公開

11hour ディカプリオがプロデュースした環境問題ドキュメンタリー映画"The 11th Hour"が8/17に全米で公開されます。本作はカンヌ映画祭にも出品され話題となっていました。ディカプリオはもともと環境や社会問題に対する意識が高く社会派映画にも積極的に出演していますが、いわゆるハリウッドセレブが前面に出てドキュメンタリー映画をつくるというのはかつてなかったことです。昨年はアル・ゴアの「不都合な真実」が世界中で話題となりましたが、スパイク・リーがハリケーンカトリーナについてのドキュメンタリー"When the Levees Broke: A Requiem in Four Acts"を撮ったり(日本未公開)。リュック・ベッソンもアマゾンの熱帯雨林についてのドキュメンタリーを撮ってるそうです。というわけで、世界もついに環境の時代になるのかな!?

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読書な毎日(158)

【たたかうジャーナリスト宣言】 志葉 玲
 フォトフリージャーナリストの著者の初単行本です。ジャーナリストへのきっかけとなる、イラク戦争にはじまり、2006年のイスラエルによるレバノン侵攻、アチェの津波、日本の難民問題などについて書いてあります。写真もすべて著者がとったものです。
 著者は週刊誌や夕刊紙によく記事を載せていますが、そこでは書けないというよりか載せてくれないエピソードや写真が本著には多数掲載されています。多くの人に読んで知ってもらいたい情報です。日本のイラク戦争支持がいかに愚かな選択だったかというのがよくわかります。
 レバノン侵攻やアチェ津波のまとまった取材情報は新しい事件ということもあり、今まで読んだことが無く興味深かったです。津波により長く対立していた政府と反政府ゲリラが、この一大事に争っている場合ではないということで和解したというのが印象的でした。自然の驚異の前には人間同士争ってるのがばからしくなったんでしょうね。
 著者にはもっと長いキャリアがあるのかと思っていたのですが、意外と活動はじめたのは最近だったのですね。彼のような姿勢のジャーナリストは非常に少なく今後の活躍を期待しています。
(★★★★)

【累犯障害者】 山本 譲司
 獄窓記の著者が取材したルポ。累犯障害者とは障害者故に社会から見捨てられ行く宛もなくなり、軽犯罪を繰り返して刑務所に出たり入ったりする人たちのことです。彼らは知的障害者の場合が多く、著者が刑務所に入ったときにそのような人がたくさんいることに気がつき、本著の取材のきっかけとなりました。具体的な事件についていくつか取材しルポを書いていますが、その取材力はなかなかのもので、国会議員よりジャーナリストの方が合ってるんではないのだろうか、と私は思いました。前著は自分のことについて書いた本でかなり評判になりましたが、私は本著の方がより優れた本だと思いました。
 日本での知的障害者は正に棄民と言ってもいいぐらい見捨てられています。保護者や身元引受人があれば、補助金などが出る仕組みもあるのですが、本人はその存在さえ知らない場合が多く、また保護者が知的障害者の場合もあります。逆にその制度を悪用し、障害者から補助金を巻き上げる人もいます。こういった累犯障害者はひとたび刑務所に入ってしまうと、出獄したとしても仕事も住む場所も食べ物もなく、お腹がすいて泥棒し、刑務所に逆戻りするのです。
 世間を騒がせた事件についてもいくつか取材されていますが、あのレッサーパンダ帽の男は知的障害者だったのだそうです。マスコミはあの事件について大騒ぎしていましたが、犯人が知的障害者とわかった時点でほとんど報道しなくなったそうだ。どうりで、彼が知的障害者であることを私も知らなかったわけです。彼の父親も知的障害者でレッサーパンダ帽の男は父親からひどく虐待を受けたのだそうです。そしてあるとき失踪し、あの事件を起こしてしまった。あの事件はまさに日本社会の歪みが起こした事件だった。
 他にも痛ましい話がたくさん載っています。どれも社会がケアできれば防げたような話ばかり。安全安心とか言って警察力を強化するより、彼らの手助けをし、刑務所なんかに入れないようにした方が社会は安全安心になるのです。
 この実態はみなさんも知らないと思うので是非とも多くの人に読んでもらいたい本です。
(★★★★☆)

【外交力でアメリカを超える―外交官がたどり着いた結論】 天木 直人
 著者の講演をまとめたもの。著者の主張は一貫しているのですが、対米追従をやめ、憲法9条を中心に据え主体的に平和外交を行うということです。ところが今の外務省、官僚、政治家はみんなアメリカの方ばかり向いて顔色ばかりうかがっています。小泉政権下でその傾向はますます増えています。
 普通に考えれば戦後60年以上たってるのですから外国軍の基地があるのはおかしいのです。ところがこの基地は恒久化しつつあり、中東への前線基地になっています。これに文句言わず、しょぼいミサイルを持っていて核実験に失敗してるような国ばかり批判するのはバランスをかいてはいないでしょうか。
 著者の書いていることは私の考えとほぼ一致しています。こういう人が外務省にもいたんだなと感心するところですが、逆に言えばこういうまともな人は結局はじき出されてしまうのが外務省なんですね。本著は講演がベースとなっていますので、読みやすく文量も多くないのですぐに読めるでしょう。
 著者は参議院選で9条ネットから出馬して、”怒れ、9条!”という新著も出しています。というわけでこの本も購入して読みたいと思ってます。
(★★★☆)

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コラムyokoze「参院選についての考察」

 事前の報道各社の分析通り自民党が大敗した。地方も都市部も満遍なく負けている。これはどう見ても安倍政権へのNO!の意思表示と見てよいだろう。言語不明瞭で説明不足なのに強行姿勢、けれど優柔不断で腰が据わらない。仲良しばかりでまわりを固め、人の話を聞かない。総理として失格の烙印を押されたのだ。なのに彼は早々と続投宣言してしまった。しかし、これもいつもの彼のスタイル。空気も状況も全く読めず、強気姿勢に出るが結局はスゴスゴと引き下がるのだ。
 この惨敗は安倍総理自身にももちろんあるが、小泉改革の成果とも言える。彼の改革により、日本では大企業ばかりが儲かり格差社会が進行している。また、彼は自民党をぶっ壊すと言い本当に自民党の集票組織を壊してしまった。その他、問題になりそうなことはすべて先送りし、それをぼくちゃん総理が引き受けてしまったのだ。
 郵政選挙のときは、都市部で支持を集め、地方もなんとか持ちこたえていたが、あれから1年半で自民党は底割れしてしまったのだ。その象徴があの1人区の惨憺たる状況だ。今、衆院選挙をやれば同じ結果が出るだろう。だから”参院選は政権選択選挙ではない!”というのは屁理屈でしかない。
 自民党の中からも外からも。そして、みなさまのNHKまでもが”安倍総理はやめるべき、やめないのは変だ”と言っている。それでも彼はやめないでがんばっちゃうのだろうか(^^;;


 東京選挙区の分析をしてみよう。今回は1議席増えて5議席となった。6年前は自民公共という結果だった。自民保坂は6年前、当落線上と見られていたのだが、小泉ブームで140万票を獲得。今回も安全圏と見られていたのだが、まさかの落選。自民党への逆風をもろに受け、組織票の一部を丸川に奪われたということなのだろう。丸川はやはりテレビへの露出が多かったのが効いた。致命傷かと思われた”選挙に行ってなかった”という事実も、逆に変な親近感をわかせ、喪服を着るなどというパフォーマンスもはまりまさかの逆転劇だった。これはやはりいわゆるB層を狙った選挙戦略の成功。公の山口は磐石の組織票の80万票で安全圏。当確が遅かったのは公明が事前投票を利用しているため出口調査が低迷していたのだろう。事前投票では山口がトップなのだろう(^^;; 民主、現職の共産緒方が難病のため引退。後をついだ新人田村は知名度もなく共産党色が濃すぎるため、苦戦が予想されていた。結果は共産の基礎票の55万票がそっくり入ったかたちになった。共産としてはこの議席を死守するつもりで票固めをしたのだろうが、無党派票はほとんど入らなかった。今回の選挙で正に台風の目となったのは、無所属の川田龍平だった。衆議院だった川田悦子の息子として薬害エイズの原告として、市民運動長く関わり広めてきた人脈をベースに無党派層に支持を広げていった。公開討論会には呼ばれず、マスコミでの扱いは常にドクター中松や東條、黒川と同列の扱いであったがそこから浮上し有力候補の一人へと昇格していった。川田氏の勝因は知名度もあったろうが、候補者自体が良かったというのが一番だろう。演説が良く、若く誠実な人柄、そして掲げている政策も良かった。真の無所属であったというのも、プラス要因ではあるが、政党のバックなしで選挙戦を戦うのはかなり大きなハンデを背負うことになる。実際、無所属で当選している国会議員は驚くほどに少ない。その無所属と言われる候補も実は政党の支援を得ていたり、結局政党に入ってしまうことが多い。それだけ、今の日本の政治は新しい勢力が生まれにくい構造となっているのだ。
 というわけで川田龍平にはすごく期待している。彼を出発点として、自民党でも民主党でも、社民党でも共産党でもない新しい第三局の政治勢力ができて欲しいと思っている。

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