« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

コラムyokoze「松岡農相の遺書をめぐる謎」

 松岡農相の遺書が当初見つからなかったのに、一番見えやすいテーブルの上に突如8通も夜になって出現したことは前回のコラムにも書きましたが、その出てきたとした遺書の文面も不思議なことに内容が徐々に変わっていきました。そもそも、封筒に入っていた宛名ありの遺書は公開されていないので、文面がわからないのではありますが。便箋に書いてあったとした2通のうち、誰に向けて書いたかわからない方の遺書の内容は大きく変わっています。

 まず、第一報。これは私が自殺した夜のNHKニュースのとき耳で聞いた内容なので正確には覚えていないのですが、「家内がすべて知っていますので、探さないでください」といった内容でした。自殺したのに、失踪した人が書くような文面だなと私は思いました。
 ところが翌日になるとその内容は変わり「内情は家内がよく知っており、全部託している。家内がどこに何があるかを知っているので探さないで下さい」(時事通信)。「内情については家内がよく知っています。それは家内だけが知っている場所にあるので探さないで下さい」(毎日新聞)。「家内だけが内情を知っている。それは家内にいってある場所にあるので、探さないでください」(日刊スポーツ)などというように記事によって内容が微妙に異なっていた。よく読むとどれも、”てにをは”が違うだけでなく意味する内容も異なっている。内情ってのはなんだろう?何をどこに隠しているんだろう?と疑問と含みを持たせる内容だったのだが、この遺書はその翌日また内容が変わった。「家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい」。どうやらこれで松岡農相の遺書はFIXしたようだ(^^; FIX版は内容がわかり易く明確になっている。作者が死んでるはずで、書換えようのないはずの遺書の内容がこんなにもよれるってのはおかしくないか(^^;? 家内を女房という表現に変えたり、手紙という普通なら落としようのないキーワードがFIX版には挿入されている。私の邪推だが松岡農相は実は奥さんのことを家内とは呼ばず、女房と呼んでいたのではなかろうか(^^;;
 まあ、とにかく女房に託したのが手紙だったとしたら、遺書がもう一通どこかにあるということになる。当然それも松岡氏の自殺をめぐる重要な手がかりとなるはずだが、家族あての遺書が今だ出てきたという記事はない。松岡農相の遺志通りに警察は探してないのだろうか(^^;?
 しかし、この謎の遺書は誰あてに書いたのだろう?警察に”女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい”と言ったって無理な話だ。それに自殺現場なのだから秘書だって女房だって、触れることはできない。変な遺書である。

 この謎の遺書についてはとりあえず置いといて。自殺と遺書の関係だが、警察というのは人が死んでいた場合、当然に自殺・他殺の両面から調べる。そこに遺書があれば、自殺の可能性が高くなるわけだ。世間の捉え方もそうで、遺書があれば自殺なんだなと納得する。というわけで、松岡農相の遺書は自殺とするためにどうしても必要だったのだ。それが8通も出てきたのだから、間違いない!ってことなのだろう。内容がなんであろうと(^^;
 ヤクザもこの辺はこころえていて、自殺にみせかけて人を消すときは、拳銃やナイフなどをつきつけて遺書を書かせるそうだ。遺書ができたところで、ギューットしめたり、ビルや崖からつき落としたりするわけだ.....。だから本人の肉筆であっても他殺はありえるのだ。
 ところで、ここまで実行犯はヤクザと私は書いてたけど実は利害関係のある国会議員とか秘書とか周辺の人が「もうウソつくのヤダー」と言ってる松岡農相をギューッと締めちゃったという可能性もあるね。その点、総理は千鳥ヶ淵にいたので一応アリバイがあるけど(^^;

○国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」:不可解な松岡農相の死
http://blog.mag2.com/m/log/0000154606/

○立花隆:松岡氏の遺書に隠された秘密、消えた「政治とカネ」の真相
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070529_shinsou

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「松岡農相は本当に自殺なの?」

 昨日の昼ごろネットニュースのヘッドラインで”松岡農相自殺”というのがパッと目に入った。最初私はまた秘書が自殺したのかな、と思ったがなんと本人だった。その記事では心肺停止状態で病院に運ばれたとあった。長崎の市長の件を思い出した。また、その頃出ていた記事には”遺書らしきものは見つかっていない”と出ていた。
 ”これは殺されたんではないか”と私は直感的に思った。続報が続き、病院で亡くなったことが報じられた。その後、自殺状況についての記事が出始めた。ドアのちょうつがいのところに犬の散歩用の布製のひもを掛けて首を吊っていたという。しかし、普通に考えてこんなところで首吊って死ねるはずがない。しかもワンコのヒモで首を吊るというのはすごく格好が悪い。犬の飼えない議員宿舎にワンコのヒモがあるのも変だ。松岡農相は愛犬家でもないようだが、愛犬家だったらワンコのヒモで首吊りするはずがない。というわけでこれはヤクザが絡んでの殺しではないだろうかと私は思った。おそらくワンコのヒモにはメッセージがあるのだろう。お前はワンコみたいなもんで、いつでも殺せるんだという意味だ。実行犯は金で動くヤクザだろう。松岡農相の首をワンコのヒモでギューッと締めて、転がしておいたのだ。パジャマを着ていたというのも不自然。国会議員の彼がパジャマで自殺するだろうか?10時に秘書に会っているというから自殺するためにわざわざパジャマを着たということになる。遺書についても不自然だ。当初遺書はなかったという記事が流れていた。ところがリビングのテーブルの上に6通もの遺書があったと昨夜あたりから記事が出てきた。6通もあるのに親族向けはなし。内容は詳しく紹介されていないが”申し訳ない”と書いてあるだけ。その他にも”「内情は家内がよく知っており、全部託している。家内がどこに何があるかを知っているので探さないで下さい」という封筒に入っていない謎の遺書も出てきた(この文面は記事によってなぜか微妙に異なっている)。これはいったい何を意味するのか?
 松岡農相は病院に運ばれて死んだことになっているが、おそらく運び出されたときは蘇生の可能性は無かったのだろう。白い布が顔にかけられていたというからだ。長崎市長のとき同様、ヤクザはしっかり仕事をしているのだ。

 今回の事件の舞台はあの話題の新しくできた赤坂の豪華議員宿舎だった。あれだけ批判された宿舎だけどちゃっかり彼はそこにおさまっていたということだ。それだけ神経の太い人が、わざわざそこで自殺するというのも変な話だ。
 議員宿舎だから警備がしっかりしていて、殺し屋なんか入り込めないはずと普通は思うのだろうが、国家が関わっている殺人ならむしろ、議員宿舎の方が殺しやすいことは間違いない。なにしろ警備している人たちは国家に対する忠誠心の高い人たちだから、国家(自民党)の敵(害)になる人なら喜んで協力するはずだ。

 なんでも陰謀説のようにするのも良くないが、国会議員というのは最も自殺しない人種だろう。批判にさらされたぐらいで自殺していたら、国会議員は一人もいなくなってしまう。だから国会議員の自殺は疑ってかからなければいけない。自殺したとされている国会議員は戦後6人いるが、うつ病にかかった社会党の松本議員をのぞき、なぜか自民党の議員ばかりだ。新井将敬、中川一郎など今もって疑惑の自殺とされている。

 しかし、安倍総理というのは実はコワイというかアブナイ人なのではなかろうか。先日ハニカミ王子に渡した、色紙には「真実一路」と書いてあったがこの言葉は松岡農相の大好きな言葉だ。この週末は日本ダービーに遊びに行ったように見せていたが競馬は農水省管轄のイベントだ。そしてこれは偶然なのだろうが、松岡農相が自殺したとされる時間に安倍総理は千鳥ケ淵戦没者墓苑の行事に出席していた。これら何故か農相と符号するような気がする。
 そして、安倍総理は搬送先の病院で農相の遺体と対面し、「先ほどお顔を拝見した。大変安らかなお顔だった」「大変残念で、ざんきに堪えない思い。農水相のご冥福を心からお祈りします」と言った。首吊り自殺した人にかける言葉とはとても思えない。農相が死んで安らかな心になっているのは総理自身ではないだろうか....。


○松岡農水相が遺書6通=首相らあて、便せん2枚も-「迷惑掛けておわび」・警視庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2007052900014

○松岡農相自殺「内情は家内が…」遺書記す
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070529-205736.html

○現職閣僚の自殺、現憲法下では初
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200705280209.html

○松岡農水相、自殺
http://www.afpbb.com/article/politics/2231289/1634529

○立花隆:「謎の自殺」遂げた松岡農水相 安倍内閣が抱える「闇」の正体
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070528_yami/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「グーグル八分って知ってますか?」

 グーグル八分という言葉をご存知でしょうか?グーグルの検閲により、グーグルの検索結果に表示されなくなることです。これについて書いた本が出版され、私もそれを読み感想文を書きましたので、まずはそこを読んでください

 というわけで、グーグル八分というのがどういうものか、だいたいおわかり頂けたでしょう。ちなみにここに書いてある安倍総理の悪口のページは”安倍 疑惑 醜聞”で検索できます。他の検索ページではトップに出てくる2チャンネルのページがグーグル八分になっています。しかし、これってやはりなんでも訴える、安倍総理周辺がグーグル八分を要請したんでしょう。
 イメージも非常によく、飛ぶ鳥を落とす勢いと言ってもよいぐらいのグーグルですが、非常に問題のある企業であるということが本著で暴露されています。是非ともみなさんも読んでみてください。

○グーグル八分対策センター
http://www.google8bu.com/

○悪徳商法マニアックス
http://www6.big.or.jp/‾beyond/akutoku/

○グーグル八分とは何か
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861671469/sekiyuseisei-22/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(154)

【グーグル八分とは何か】 吉本 敏洋
 検索エンジンとして世界でNO1のグーグルが検閲をしているという恐るべき!?事実を調査した本。著者は自身で悪徳商法に関するホームページを立ち上げていたのですが、あるときからグーグルで検索されなくなるページが出てきた。何故かというのを調査したりグーグルに直接質問したところ、日本のグーグルでも検閲が行われていることが明らかになったのです。このグーグルによる検閲のことを日本ではグーグル八分と呼んでいます。グーグル八分は基本的に国別で行われていて、ある国のグーグルで検索できるけど別の国ではできないということが起こります。しかし、その頂点にはアメリカがあり、アメリカ基準のグーグル八分は世界中で検索できません。グーグルアースというのもありますが、あれも要請によってモザイクかけたり、昔の画像を出しています。
 グーグル八分も何が問題で表示されないのかというのが明らかなら対処のしようもあるし、判断基準ともなるのですが、その具体的理由が明らかにされることはありません。除外されたページの管理者への通知もありませんし、誰が除外要請したかもわかりません。例えば、著者の運営するホームページ、”悪徳商法マニアックス”を検索してみてください。検索結果の下の方に” Google 宛に送られた法的要請に応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。”と出ます。これは何を意味するかと言うと、”こら!グーグルうちの悪口書いてあるページを表示させると訴えるぞ!”と言ってきた会社や個人などの要請を受けて検索除外したという意味です。法的要請とあるけど、裁判がなくてもグーグルは除外します。なんでこのページが除外されているの?というものから、カルト集団の検証をしているページ、企業の問題点を指摘するページ、安倍総理の悪口が書いてあるページまで除外されています(^^;; でもって、こういう表示が出ていない場合でもグーグル八分は行われているし、検索結果が不当に異なったりするのです。例えば”グーグル八分”で検索してみてください。グーグルの検索結果だけ著者のつくっている"グーグル八分対策センター"が表示されません。
 そもそも私がこの本を手に取った理由はグーグルで検索されないけど、他の検索エンジンだと検索されるというものがけっこう多いことに気がついたからです。グーグルは何か変だな〜とここしばらく思っていたところにでこの本を見つけました。
 この本を読んでグーグルというのはかなり弱腰の権力迎合&コトナカレ主義タイプの検索エンジンであるということが明らかになってきました。この本を見つける前から、私はメインの検索エンジンをグーグルにするのをやめていたのですが、読んでからはできるだけグーグルは使わないようにしています。それ以外の検索エンジンも信用できるかと言えばそうでもないのですが、グーグルよりはマシでしょう。mooter をメインに yahoo をサブで使っています。もしみなさんがグーグルを使うなら、それを認識した上で使うべきでしょう。
 数多くのグーグル八分の事例が提示され、取材も広範に行われているなかなの力作です。インターネットを使うすべての人に読んでもらいたい本です。本著が話題となることにより、グーグルも経営方針を是非ともあらためてほしい。そうでなければグーグルを使う意味はありません。
(★★★★☆)

【世界ブランド企業黒書】 クラウス・ベルナー、ハンス・バイス
 著者はドイツ人とオーストリア人で原著はドイツ語。世界各国語に翻訳されているなかなんと英語には翻訳されていないという本(^^; グローバル企業の悪業について調査しまとめた本です。ジャンルは多岐にわたり、電子機器、医薬品、石油、玩具、金融などについて書いてあります。知ってる話もありますが、知らない話もけっこう載っていました。基本構造は似ていて、先進国の大企業が賃金の安そうな地域で不当な長時間労働をさせたり、児童労働、奴隷同然の労働をさせ見て見ぬふりをし、発覚するとさっと逃げるという感じです。あるいは資源のとれる地域だと、そこの独裁政権と結託し地域を不安定にして資源収奪するという具合。
 印象に残った話としては、おもちゃの児童労働の話。ぬいぐるみや人形をこどもや女性が監獄のような場所でつくっている。火事が起こったのに逃げられないようにしてあっため多くの人が死んだそうだ。石油のパイプラインの話。補修を全くしないため穴が空いて土壌や水を汚染し癌や病気が増え農業もできなくなりひどい状況になっている。ブランドものの靴や服など実際につくっている人には販売額の0.2%しか賃金が払われていないなど。
 これらを防ぐ手だてはやはり、それがどこでどのようにつくられているかを消費者が監視し問題があった場合はその企業に訴えたり、ボイコットすることなのでしょう。そうすることにより企業も軌道修正するのです。
 本著の特徴は具体的な企業名をあげてインデスックス化していることです。これにして悪い企業が一目瞭然(^^; しかし、このインデックスに載ってない企業にももちろん問題のある企業もありますが、紙面の関係上最も問題のある企業をとりあげているそうです。
(★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「感染研が出すはしか情報」

 国立感染症研究所、略して感染研をご存知でしょうか。厚生労働所管轄の機関で新宿区の戸山(早稲田大の近くで我が家の近所でもある)にあります。ここでは、国内外の種々ウイルスを集めて動物実験などをしています。エイズ、鳥インフルエンザ、エボラ出血熱、炭疽菌など話題の生物化学兵器がなんでも揃うというすごい場所なのです(^^;;
 ここにはその昔、731部隊の本部の防疫研究室があり、人体実験をした大量の人骨が見つかりました(^^;(この人骨はきちんとした調査もせずまた埋めてしまったようだ(^^;) 第二次大戦後、防疫研究室は廃止されその後ここは障害者施設!となっていました。それをウイルスが消えて危険がなくなったころ?の1992年に障害者施設をどかし、感染研という名前でこの地に戻ってきたのです!
 当然ながら、この戸山の地で反対運動が起こりました。また、その危険な実態を感染研の研究官の新井秀雄氏が告発し、「科学者として」ドキュメンタリー映画もつくられています(書籍も出ています。感想文はこちら)。私も近所に住んでいながら新井さんの映画ができるまで、そんな危険なものがあるとは知りませんでした。

 そんな感染研が出す、はしか情報とか、インフルエンザ情報というのはかなり割引いて見た方が良いでしょう。感染研の出す情報は政府のプロパガンダみたいなものです。
 今回のはしか情報の出し方は、タミフル争奪戦で大騒ぎになったときのインフルエンザ情報のときとすごく似ています。大量の感染者が出ているように思わせ、そしてワクチン不足を印象づけさせます。ワクチンをうつ必要のない人にまでワクチンをうたなければいけないのではなかろうか?と思わせます。とどめはお役所が、学校や企業(はしかは企業には出してないようだが)に通達を出し、学校を休校させたり、更に高価なワクチン費用(約8000円だが健康保険は適用されない)の税金による補助を行います。

 さて、これでハッピーなのは誰でしょうか?ほとんどの人ははしかにかかりません。なにしろ感染者は全国ではたった53人でしょ(^^; 宝クジに当たるより難しい。しかもはしかにかかったからと言って死ぬわけでもありません。1週間ぐらい安静にして休んでいればいいのです。
 もちろん儲かるのはワクチン業者です。あれだけテレビでとりあげ、しかも補助金が出るとなれば、心配性な親はうちの子にもワクチンやっといた方がいいかな?と思うに違いありません。というわけで、今回のはしか騒ぎはタミフルで儲けられなくなってしまったワクチン業界の起死回生策だ!なんて言うといいすぎ(^^;?

 不思議なのは今回のはしか騒ぎは、東京23区が主です。感染研があるのも23区。感染研のお隣の早稲田も休講になったようですが、感染研の人についていたはしか菌のバイオハザードじゃないの(^^;?

○はしか、大型連休後1週間で53人・15歳以上、感染研まとめ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070522AT1G2203822052007.html

○「予研(感染研)裁判の会」へようこそ
http://homepage2.nifty.com/sisibata

○科学者として -笑顔と告発-
http://www12.plala.or.jp/toyama-honda/kagakusha/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「慎太郎映画・激安」

 今週、所用があり、会社を休んでついでに映画(実はこっちがメインの用事だったり(^^;)をみてきました。私は通常、前売りもってない場合、映画の券はチケットショップで買ってますが、慎太郎映画がなんと200円!で売っていました。これは株主優待券だったのですが、私が今まで見た最安値かも(300円というのは一度見た記憶があるがどんなに安くても500円がいいとこ)。通常前売りも980円とレディースデーやシルバー料金よりも安い超お買い得(^^; 私はチケットショップ歴10年以上のベテランですが、こんな価格でしかも公開週に出ているのは極めて異例です。通常は券面の数十円引き(1300円の券面なら1280円ぐらい)なのです。安い券は極端に人気がない映画か、配給元が大量に券をばらまいてる邦画に限られます。近いとこでは、”蒼き狼 地果て海尽きるまで”が1000円で売ってました。
 というわけで、慎太郎映画は大量に券をばらまいて空気を送って必死にふくらませているようですが、公開週はスパイダーマンとゲゲゲの鬼太郎に告ぐ3位でした。慎太郎も目玉おやじには勝ちたかったでしょうがね(^^;
 ちなみに私は慎太郎映画に200円でも使うのはもったいないので、オレキミは見ないで、「クィーン」「ラブソングができるまで」と2本!みてきました(感想文はこっち)。レディースデーだったというのもあるでしょうが、クィーンはオバサマで満員。立ち見も出ていましたよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「長崎市長選 市民は何を選んだか」

 あの奇怪な長崎市長選をめぐる出来事について、地元の長崎新聞が10回にわたる連載記事を載せていました。

○市民は何を選んだか 急転 長崎市長選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku10/01.html


 公平公正!?な新聞なのでこの記事にははっきりと”あの選挙はおかしかった!”とは書いてないのですが、いくつかの興味深いエピソードが載っています。


1)歯切れ悪い裏金への対応:”裏金の処理に関する質問に、顔を一瞬こわばらせた。田上は立候補の会見で、職員による裏金の返還を否定した。”

 → 彼はお役所益を守るために出馬したのでは。この裏金問題には伊藤一長もからんでいたようだ。


2)一夜で長崎中にポスターをはってしまった驚くべき組織力:”田上陣営はわずか一夜で、ほとんどの選挙掲示板にポスターを張り終えていた。なぜ短期間で選挙態勢が整うのか、どうして無名の新人を財界が応援するのか、周囲に「田上をよろしく」の声が高まっていくのはなぜか-いくつもの疑問が頭の中を駆け巡った。 「バックに誰がついてるんだ」。高石は情報を求め、「選挙通」といわれる人たちに電話をかけまくった。だが、田上の組織、運動の全体像は何らつかめない。ただ、その「勢い」だけは誰もが感じていた。嫌な予感がした。”

 → 選挙に強い組織が動いたとしか考えられない機動力。まとまった力もなく、選挙経験のない市民団体にポスターを一夜ではる能力はない。


3)横尾氏の奇妙なマイナスイメージが流された:”「ニヤニヤしている」「横柄だ」-。立候補表明の記者会見における横尾のマイナスイメージが口コミで広がり、陣営にも届いた。それ以降、横尾の表情から笑みが消えた。””映像で切り取られた横尾の人物像は、ネットや口コミで瞬く間に広まった。だが、会見に出た報道陣はそれに気付かず、後で周囲の反応に驚いた記者も少なくない。”

 → ニヤニヤしているという点でははるかに田上氏の方がニヤニヤしていたのだが(^^;


4)余裕の黄ジャン運動員:”同じく最終日の午後。市の繁華街に近い中央公園の一角で、黄色のジャンパーを着た十人ほどの運動員が談笑していた。「あと五時間半しかない。そろそろ行きませんか」。候補の田上富久は不安になって声を掛けた。「みんな疲れてますから。候補も今のうち休んでください」。運動員は意に介さず、弁当を広げ始めた。それから約三十分。ようやく重い腰を上げた。””選挙戦最終日。街頭で田上を取材する報道陣に対し、陣営の一人が割って入った。「あなたたちに話しても一票にもなりませんから」”

 → たった二日しかない選挙戦なのになんでこんなにのんびりできるのか?マスコミをむしろ遠ざけるのは何故か?


5)横尾氏の票が田上氏の山に分類されていた怪:”同十一時半すぎ。分類を終えた票の山は、明らかに田上優位だった。報道各社は次々と「当確」を打ち、田上の選挙事務所は拍手と大歓声に包まれた。ところがしばらくして、横尾の票が急に伸び始めた。田上の票の山に、横尾の分が紛れ込んでいたらしかった。最終的には九百五十三票差。田上にも、報道陣にとっても薄氷を踏むような勝利だった。”

 → 通常このようなことは起きえない。開票作業で怪しいことをしていたと疑われても仕方がないだろう。


3)地域で大きな差が出ていた;”本紙出口調査などによると、地縁、血縁を基盤とした「情」のつながりが残る市周辺部や七十歳以上の高齢者層において、田上に大きく差をつけた。”

 → かといって都市部で田上氏が有名ということもない。なんで都市部で田上氏が強いの?


4)過去最低だった投票率:”「地盤(後援会組織)」「看板(知名度)」「カバン(金)」のいずれも持ち合わせない田上の勝利は、従来の選挙の常識を覆した。ただ、これが今後、普遍化していくかは疑問だ。両者の票差はわずか九百五十三票。全国の注目を浴びながら、投票率が過去最低だった前回を2・35ポイント下回る55・28%にとどまったのは、評価が定まらなかったことの表れだろう。”

 → これだけ注目を集めている選挙なのに、投票率が過去最低というのはおかしすぎる。投票率が最低だったのに市民の力が動いたことになっているってのもおかしい。

 この長崎新聞の記事を読んでわかるように、当初無名の田上氏は泡沫と見られていた。しかし謎の組織力に吸い寄せられるように長崎政財界の人たちが集まっていったようだ。
 田上氏の実績として長崎さるく博というのがあげられているが、これはハコモノなどをつくらず長崎の町自体のピーアールを半年間するというイベントです。このイベントは成功したことになっていますが、収支や入場者など見に見えるかたちに出にくいイベントなので、成功とも失敗とも言えないようなものでしょう。田上氏は一課長に過ぎず、このイベントのホームページなど見てもどこにも名前が出てきません。このイベントで大きな影響力を発揮していたのは選対部長となっていた企業コンサルタントの武田龍吉氏。実態としては彼が田上氏をかつぎあげたのではなかろうか。とにかく、田上氏が市民の代表でないことは確かでしょう。

 横尾氏側にも問題が無かったわけではない感じだ。まず、長崎政財界への根回しが足りなかったのと、新聞記者という肩書きが怖がられたのだろう。地元とほとんどしがらみのない横尾氏が市長になったら今までの伊藤氏と築いた地域有力者たちの人脈は切れてしまう。けっこう手強そうな記者だし、出てはまずい話を探られるかもしれない。その恐怖から横尾氏への拒否反応が出たのだろう。市役所も、裏金問題含め同様だ。もし、副市長や伊藤氏の妻、あるいは娘だったら間違いなく当選していただろう。この選挙はだから、横尾氏への”世襲”批判ではなく、”しがらみ”を守る防衛本能が発揮された選挙で、そこにまんまと謎の選挙組織(^^;が滑り込んだという構図なのだ(^^;; つまり”市民”は敗北し”しがらみ”は守られたのだ(^^;;

○選対本部長 武田龍吉氏 が出ているさるく博のページ
http://www.sarukuhaku.com/producer.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新最近みた映画(76)

【40歳の童貞男】 ジャド・アパトー
 スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー。40歳になるアンディ(カレル)は電気店に勤めるサラリーマン。独身で普段の生活に特に不満もないのだが彼には秘密があった。童貞なのだ。
 見た目はあまり格好よくはないが、オタクなところを除けば収入もあるし、それなりの教養もある男が主人公。女友達もそれなりにいたのだが、気がつけば40歳。女性とつきあうのもちょっと億劫になり、このままでいいかなと思っているが童貞であることはひた隠しにしています。こういうシチュエーションは日本でもあるでしょうね。また女性の場合でもあるのでしょうね。男の場合はいわゆる、その手の店にいけばお金さえ払えば童貞ではなくなるわけです。しかし、それをしないというのは一応こだわりなわけなのです。
 本作は全米で予想外の大ヒットとなりましたので、ナンセンスコメディなのかと思っていたのですが、いたって真面目な作品でした。本作に共感するアメリカ人って意外と多いのかな(^^;?
(★★★★)

【ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2】 セドリック・クラピッシュ
 ロマン・デュリス, ケリー・ライリー, オドレイ・トトゥ。スパニッシュ・アパートメントから5年(実時間は3年だけど)。ウェンディ(ライリー)の弟がロシア人のバレリーナと結婚することにる。モスクワでの挙式に30歳となったアパートの住人たちが集まる。グザヴィエ(デュリス)は小説家を目指すフリーライター。マルティーヌ(トトゥ)はシングルマザーになっている。
 前作の登場人物に新キャラも加わり、意外に前作以上の出来かも。既に社会に出て5年たつ彼らは、自分の今後の針路をどうしようか、パートナーはどうしようかと迷っています。そんな中、ウェンディの弟は突如結婚してしまうのです。
 前作同様、コメディタッチで楽しい映画です。もちろん前作を見ておいた方が楽しめるでしょう。また、同じ30歳でも日本の30歳とは何か違うというのを見るのも面白いかも。
(★★★★)

【アートスクール・コンフィデンシャル】 テリー・ツワイゴフ
 マックス・ミンゲラ、ソフィア・マイルズ、ジョン・マルコヴィッチ。コメディタッチの学園ドラマ。NYの美術学校に入学したジェローム(ミンゲラ)は絵のモデルをする女性オードリー(マイルズ)に恋をする。一方ジェロームの作品はクラスメイトからも教授からもあまり評価されないのだった。
 芸術とは何だ。そして評価される芸術とはいったい!?脚本は実際に芸術大学に通っていた人が書いていて、芸術に関する様々な問題点が織り交ぜられています。また、本作にはある仕掛けがあってそれが絶妙でおもしろかった!
 本作はゴースト・ワールドのツワイゴフ監督で、マルコビッチも出てるというのに日本では未公開でした。これは日本の芸術に対する扱いを象徴してるのかも(^^;
(★★★★)

【麦の穂をゆらす風】 ケン・ローチ
 キリアン・マーフィ、ポードリック・ディレーニー。1920年代、長きにわたるイギリス占領からの独立の気運が高まっているアイルランド。とある町でも若者たちがレジスタンス活動をはじめる。レジスタンスのリーダーのテディ(ディレーニー)の弟デミアン(マーフィ)のは医者になるつもりだったのだが、イギリス軍のあまりにもひどい扱いに憤り、自身もレジスタンス活動に身を投じる。
 アイルランドがイギリスから独立し、内戦に至る時代を架空の人物を設定して描いた作品。このあとアイルランドはずっとつい最近まで政情不安定だったですが、なんでそうなったのか私はよく知らなかったのですが、本作を見て納得しました。独立の条約を結ぶ際に、やや譲歩した条約を結んだ現実派に対し、完全独立を求める理想派が対立することになり内戦となるのです。つい先日まで仲間だった人たちが銃を向け合うという愚かな状況に。この内戦がこんなにこじれたのも武器があったからでしょう。武力闘争しているうちに、イデオロギーより復讐合戦になってしまうのです。
 本作はもっとドラマチックで感動的なのかと思っていたのだけど、人間の愚かな現実を見せ付けられる映画でした。あまりに熱くなりすぎると人間は冷静な判断ができなくなるんですね。やはり人間は生きてこそです。
 史実の基づいているのでしょうが、アイルランドのレジスタンスたちは背広を着て戦闘しています。やはり紳士の国だから(^^;?あんな非機能的な服でよく匍匐全身とかしてるもんだと感心しました。
(★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「なんで洞爺湖でサミット?」

 昨年の夏の札幌-六ヶ所-青森旅行で私たちは洞爺湖に一泊したのですが、その洞爺湖が今年の春になって急遽サミット候補地として浮上していました。のどかな、ややさびれ気味の温泉観光地といった趣で、洞爺湖の中ノ島には鹿が放たれていました。夜には花火もあがりうちのりんどろも大喜びだったわけですが、あんなとこでサミット!?昨夏はサミットのサの字の影もないような場所だったけど。
 まあ、候補地としてあがってるだけなんだろうな、とあまり気にもとめてなかったのですが、なんと洞爺湖に決定してしまいました。サミットをやるようなホテルがあっただろうか?と思ったのですが会場として決まった「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は場所を調べたら洞爺湖畔からはかなり離れた山の中にあるホテルでした。この不自然な決定過程には何か裏があるだろうなと思いちょっと検索したら以下の記事を発見。全文引用してしまいます。

-------------------------

サミット開催地 大逆転で洞爺湖に決定のウラ側
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000009-gen-ent

4月27日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 日本で来年開かれるサミットの開催地が北海道洞爺湖町に決まった。会場は標高620メートルの山頂にある「ザ・ウィンザーホテル洞爺」だ。警備のしやすさ、環境のよさを安倍首相が評価したのが理由だが、永田町は「大逆転のウラに何があったのか」と大騒ぎである。
 今回のサミット開催に名乗りを上げたのは、北海道のほか、開港都市(横浜、新潟両市)、関西(京都、大阪、兵庫3府県)、瀬戸内海(岡山、香川両県)の 4地域。ライバル都市が早くから立候補していたのに対し、北海道が立候補したのはつい先月のことだった。これが疑惑のきっかけだ。
「北海道は当初、サミットの誘致に積極的ではなかった。土壇場で名乗りを上げたのは、首相官邸サイドが促したからだといわれています。2年前から立候補していた横浜などは怒り心頭で、候補地はみな『選定基準はどうなっているんだ』と不満が爆発しています」(政界関係者)
 会場に選ばれた「ザ・ウィンザーホテル洞爺」も“色メガネ”で見られている。社長の窪山哲雄氏は、石ノ森章太郎の漫画でテレビドラマになった「ホテル」に出てくる藤堂マネジャーのモデルとされる業界の有名人だ。日本ではここにしかないパリの3つ星レストラン「ミシェル・ブラス」はグルメにも評判。ホテルに文句はないが……。
「窪山氏は97年にウィンザーの社長に就任していますが、多額の資金を出していた拓銀がオープン4カ月目で破綻し、ホテルも閉鎖。その後、オーナーを引き受けたのが、セコムの会長だった飯田亮氏(現・取締役最高顧問)でした。私財を投入したともいわれている。その飯田氏がウィンザーホテル運営会社の取締役に就任していて、それが今度の疑惑の火種としてくすぶっているのです」(地元業界事情通)
 飯田氏といえば、安倍首相の実兄の義父・ウシオ電機会長の牛尾治朗氏とはツーカーの間柄だ。総合規制改革会議や特殊法人改革推進本部参与会議など政府の有識者会議に名を連ね、昨年、刑務所のPFI事業をめぐり、「利害関係のある企業(セコム)の最高顧問が座長を務めているのは問題だ」と国会で指摘されたこともある人物だ。
「サミット招致での観光やPR効果は絶大。ウィンザーホテルはグレードアップで万々歳でしょう。さらに、ホテルはもともと警備業界と関わりが深い。各国の首脳が集まるサミットとなればなおさらです。飯田氏にとってメリットが計り知れないだけに、選考の経緯が怪しまれているのです」(永田町事情通)
 中川幹事長は北海道を「『美しい国づくり』を目指す安倍内閣にふさわしい場所」とか言っているが、ウラはまたドロドロか……。

-------------------------

 サミットの開催地って今までどうやって決めていたのでしょう?前回の九州・沖縄サミットが初の地方開催でいつも東京でやっていたのですが。今回は安倍総理の一本釣りで正に権力を利用しての私物化と言ってよいでしょう。ちなみに今回の選定基準は「(1)サミットで発信するメッセージにふさわしいか(2)美しい日本を世界に発信するのにふさわしいか(3)警備や安全上の問題」だそうだ(^^; この人は”美しい”でまた誤魔化してるよ。当初3月だった決定時期が延び、しかもこの選定基準は突然出てきたものです。1年以上プランをつくってアピールしてきた他の自治体(この春先までは関西、瀬戸内、横浜・新潟の三つどもえのはずだった)が怒るのも当然ですが、当の洞爺湖自身は誘致もしていないのに突然降って沸いたサミットに困惑しています。マスコミは今回の疑惑の決定過程をもっとつつくべきです!

 しかし、洞爺湖って空港からのアクセスも悪いし湖と温泉と火山があるだけで何もない場所です。最近のサミットはテロ対策?のためリゾート地で行われるようになったと言うけど、ベタベタな観光温泉街だぞあそこは(^^; プーチンとかサルコジが城型の遊覧船にのって洞爺湖の鹿にビスケット食べさせたり、ブッシュやメルケルが有珠山の火山弾で穴の空いたとうやこ幼稚園を見学したりするんでしょうか(^^;? 前回の九州・沖縄サミットでは首脳会談を沖縄、外相会談を宮崎、蔵相会談を福岡でやっていたようなのですが、今回は全部洞爺湖のウィンザーでやるつもり(^^;? そしてウィンザーに入りきれない下層役人やプレスたちは私らが泊まった洞爺観光ホテルとかに泊まって洞窟風呂とか楽しむの(^^;?

 安倍総理は来年まだ総理であるつもりでいるんでしょうが、こんな人は参院選で自民党を惨敗させてやめさせましょう!

○三つどもえ、誘致合戦過熱 08年サミット
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000177855.shtml

○九州・沖縄サミット 記者座談会
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/0001/summit/

○誘致合戦一段と過熱-08年サミット国内開催地
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20070123000072

○ザ・ウィンザーホテル洞爺
http://www.windsor-hotels.co.jp/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(153)

【てっぺん野郎】 佐野 眞一
 石原慎太郎が2003年、二期目都知事選の当選後に出版された本。読もうと思っていて、忘れていて今頃読みました。 この本を思い出したきっかけは慎太郎と霊友会の関係を探っていた過程で本著からの引用があったことによります。
 本著は慎太郎の祖父まで遡って父の潔のこともかなり詳しく取材してあり、やっとという感じで慎太郎と裕次郎に到達します。佐野氏ならではの豊富な取材による大作です。
 父の潔は船会社に勤め、若いころは人足を仕切って樺太で材木の積み下ろしの仕事をしていた労働者でした。宴会が大好きで芸者をあげて派手に遊び、若くして亡くなるのですが、会社へのツケと退職金が相殺されぐらいの豪傑(^^;?だったそうです。その息子二人、裕次郎と慎太郎ですが、子ども時代は金に不自由をしたことはなく、高校生時代には既に飲む打つ買うをする立派なボンボンに育っていました(^^; しかし、裕次郎と慎太郎は種類の違うボンボンで、裕次郎はまわりの目をほとんど気にしない豪傑タイプ。慎太郎はキョロキョロまわりをみながらコソコソッとやる臆病タイプです。彼らの人生が変わってしまうのは、父の死でした。若いころの無理がたたってか父の潔は早死にします。前述の通り遺産はゼロ同様でした。放蕩息子二人はまだ学生。潔の知り合いたちが援助をしてくれるのですが裕次郎の豪遊グセは直らず、家計は火の車。そこで一発当たったのが慎太郎の「太陽の季節」だった。この暴力小説(^^;は慎太郎のルックス込みで社会現象となり映画化されます。このとき慎太郎と一緒にいた裕次郎も目をつけられ映画に出演。慎太郎以上の大人気となり、国民的アイドルとなるのです。
 私がこの本を読むきっかけとなった慎太郎と宗教の関係についてここにまとめます。まず慎太郎の母、光子が”世界救世教”という手かざし系の新興宗教に入れ込んでいました。その息子二人もその道場に連れて行かれ自然と信者となります。特に慎太郎の方は、その道場を仕切っていた人の娘の典子と10代の頃から不適切な関係となり(^^;典子が17歳慎太郎が23歳のときに結婚します。正に宗教カップル(^^; その後、参議院議員出馬の際に霊友会の教祖と懇意となります。慎太郎が参議院となった全国区選挙で300万票とったそうですが、そのうちの100万票は霊友会票と見られているそうです(^^; つまり、慎太郎も一応宗教家なわけです。宗教家なのになんであんな人を差別するような暴言をしょっちゅう吐いたり隠し子つくったりしているのか不思議ですが、これらの新興宗教は現世利益を重要視するご利益宗教。つまり自分さえよければいいという宗教だから不都合はないのです。なんでこういう宗教に何百万も信者がいるのか不思議ですね。
 文学者としての慎太郎は太陽の季節が原点というかそれ以上の伸長がないようです。レイプして崖から突き落とすとか燃やすとかスーフリも真っ青みたいな話ばかりです。もちろん創作も入っているでしょうが、それらのエピソードは裕次郎とその仲間たちの体験談を慎太郎が文章化したものだそうです(^^; つまりこれらの本を読めば彼らがどんな若者だったかということがわかるのです。しかし、裕次郎ファンと言われる人たちは裕次郎がこんな人だって知っていたのですかね(^^? 実は裕次郎ファンのコア層も霊友会(^^:?
 本著は発行から約3年が経過した今読んでも衝撃の内容。週刊誌ネタにすれば毎週書いても書ききれないほどのスキャンダルが満載です。なのになんで話題にならないのか。それはやはり彼と出版、マスコミ業界との関係が深いからなのでしょう。慎太郎の本は評価はされないものの出せばそこそこの部数が期待できるようです。まあ、これも宗教票かもしれないのですが(^^; 例えば太陽の季節は新潮社から出ていますので、週刊新潮にスキャンダルを暴かれるということはないのでしょう(^^;
 慎太郎、彼という人間は何をやっても器用にするが超一流まではいかないようです。頭の回転は速いが飽きっぽく持続性がない。虚栄心は強いが、何事にも臆病で顔面チックはその象徴。オカルト好きで、例えば来週公開の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」にも挿入されているエピソード。死んだ特攻隊員がホタルになって帰ってくるという話が大好き。息子は溺愛のレベルを超すぐらい大好き。裕次郎へのコンプレックスは今も消えることがなく、何をやってもかなわない豪快な裕次郎がトラウマになっている。こんなところでしょうか。一言で慎太郎を言えば、人望は無いが憎みきれない餓鬼大将といった感じになるようです。
 本著を読むとわかりますが、慎太郎は知人や知識は多いが人望はありません。人を統率できないタイプの人間で、だからこそ自民党で派閥をつくれなかったし、新党を立ち上げることもできないわけです。東京のお山の大将が関の山だったということだ。彼は爪のないタカだったわけで、それほど恐れるべき政治家では無かったのだな。
 本著で核爆弾になるかもしれない浜渦問題として一節書いてあるのですが、その核爆弾も北朝鮮核実験のように不発で終わってしまいました(^^; というわけで、今の情勢では慎太郎がスキャンダルで退任するということは恐らくなく、彼が倒れないかぎり4年も慎太郎都政が続くわけです。
 次の4年は今の継承ですが、慎太郎は都政にはかなり興味を失ってる感じですので、たいしたことはしないでしょう。そして次の4年。やはり息子の長男あたりを出すつもりではないだろうか。かわいい息子のために飽きっぽい彼はあと4年、都知事を続けるのだと私は思います....。
(★★★★☆)

【反戦軍事学】 林 信吾
 自称軍事オタクの著者が書いた軍事学!? オタクだからこそだと思いますが、書いてある分野にはけっこう偏りがあります。軍での階級、拳銃、小銃、機関銃、自衛隊、そして歩兵(陸軍)に詳しい感じでそちらの方面を中心に書いてあります。従って、海軍、空軍についてはあまり記述なし。私はどっちかと言えば空軍系のオタクでしたので(^^; 本作には知らないことがけっこう載っていて勉強になりました。例えば自衛隊の小銃の性能がすごく悪いとか、自衛隊の中の階級社会とか。
 著者がなぜ反戦かと言えば、軍事を知れば知るほどに戦争がとはやってはいけないものとわかるからだそうです。確かに知れば知るほどに兵器のおぞましさを私たちは知ることになるでしょう。また、小林よしのりや核武装派の人たちの本を引用し、揚げ足取りをしています。これらはもともとほとんど読むに値しない本と思われるので、そういう無駄なことにページをさかないでもいいのになと私は思いました。
(★★★)

【お笑い米軍基地】 小波津 正光
 沖縄在住の芸人が書いた本。沖縄の知られざる場所や風物。そして米軍などについて多数の写真を交え面白おかしく?紹介しています。私も沖縄は3回ぐらい行ってますが、そこでは見えなかったものがほとんどで面白かったです。
 こういうネタをやってる芸人が沖縄にいるとは知らず、是非とも本土でも流行ってほしいですが、基地をちゃかすとメジャーなところからは敬遠されちゃうのかな(^^;;ザ・ニュースペーパーと提携するのはどうかな?
 ”訓練するな!”という抗議のたて看が一番笑えた(^^;
(★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「キンゾーまだやる気か!」

 都知事選の当て馬みたいになてしまった学会員の桜金造ですが、なんと彼は4年後にまた出るつもりで活動しているようです。”新しい名刺は「東京都知事候補」という肩書になっていた。金造氏は語る。「選挙が終わってから作りました。私のこれからの職業は東京都知事候補。特技はタレントです」”とホーチの記事にはある。学会員の彼が大作先生の許可なしにこんな行動をするはずはないので”4年後に向けがんばってみなさい”というお言葉があったのでしょう(^^; ということは4年後の都知事選は慎太郎の後継候補(慎太郎の息子?)対 キンゾー 対 市民派候補となるのだろうか。学会票だけでキンゾーは勝てないので自民党から出るつもりかもしれない。良識のある!?都民はキンゾーを都知事にするなんてことはないと思うのだが.....。

○金造氏の職業は「都知事候補」です…統一地方選から1か月あの敗者たちは今
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070505-OHT1T00084.htm

○桜金造氏、大阪で選挙資金出稼ぎ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070507-OHT1T00102.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「今年のカンヌ映画祭」

 フランスの大統領はサルコジになってしまいましが 5/16-27 の日程で第60回カンヌ国際映画祭が開催されます。コンペ部門で注目を集めるのはエミール・クストリッツァ、コーエン兄弟、アレクサンドル・ソクーロフ、タランティーノ、デヴィッド・フィンチャー監督作品あたりでしょうか。日本人監督としては「萌の朱雀」で11年前にカメラドール(新人賞)をとった河瀬直美が「殯の森」でエントリーされてますが、おそらく賞とは無縁でしょう。
 コンペ外作ではなんと言っても今回世界初公開となるマイケル・ムーアの新作「Sicko」(コンペ外となっているのはマイケルのリクエストによる)。格差社会アメリカの医療問題についてのドキュメンタリー。国民皆保険制度のないアメリカはお金持ちは大金払って体調管理しているが、貧乏人は医者にもかかれないという状況になっています。また、ラムズがかかわっているタミフルに関する話もあるかもね。全米ではこの夏公開。ちなみにムーアはこの次の作品として、2008年の大統領選に向け 華氏911のパート2をつくる予定。

 ところで、サルコジは移民や弱者、マイノリティ、貧乏人を排除し経済優先で金持ちを優遇する、いわゆる新自由主義者。つまり、ブッシュや小泉、シンゾーやシンタローの同類。フランス国民がこんな人を選んでしまうなんて!古いヨーロッパがブッシュのアメリカと同じになっちゃっていいの(^^;?

○マイケル・ムーア、次回作で早くも大波乱の予兆
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/04/post_1bfb.html

○カンヌ国際映画祭
http://www.festival-cannes.fr/index.php/en

○日本政府とラムズフェルド元国防長長官のタミフル利権疑惑!?
http://blog.livedoor.jp/aoyama211111/archives/50720980.html

○マイケル・ムーア オフィシャルサイト
http://www.michaelmoore.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「バイオガソリンと遺伝子組換」

 バイオガソリンと呼ばれる3%バイオエタノールを混入させたガソリンが日本でも発売されたとNHKニュースで大騒ぎしていた。しかし、そのバイオエタノールは輸入だし、売ってるのはたったの関東50箇所。実験的販売にしてもほとんど意味なし。世界がやってるのに日本はなんでやらないの?という批判をかわすためのパフォーマンスにしか過ぎない。もし、本当にやる気があるなら日本国内でバイオエタノールの供給体制をつくり、混合率ももっと上げなければならない。

 ところで、なんで米国は急にバイオガソリンなんで騒ぎはじめたのでしょう?表向きは環境にやさしいということなんでしょうが、今まで米国は京都議定書から離脱したりほとんどやる気が無かったじゃない?これは誰が得するかを考えれば一目瞭然。トウモロコシなどの種子業界の後押しがあったに違いありません。モンサントをはじめとするグローバル種子会社は今まで、遺伝子組替のとうもろこしなどを必死に売ろうとしてきました。しかし、これらは安全性の面から消費者にはなかなか受け入れられませんでした。しかし、車の燃料なら話は別。遺伝子組換でも燃やしてしまうのですから、消費者も気にしないでしょう。石油からバイオエタノールへの転換は種子会社にとって大きなビジネスチャンスなのです。
 口に入んないものだからいいんじゃない?なんて思ってはいけません。営利を追求する巨大企業に主導権を握られてしまうことになりますから、そのうちこれらは境がなくなり、人間が食べるトウモロコシも遺伝子組換が普通になり、これは他の食物にも伝播していくことでしょう。

 これを防ぐには、燃料であっても遺伝子組換を拒否することです。それより前に自動車のような非効率な乗物は所有せず、公共交通機関をできるだけ利用し石油への依存を低めるべきでしょう。


○ガソリンと混合、バイオエタノール
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20070416ve01.htm

○バイオガソリン販売始まる、首都圏50スタンドで
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20070427AS1D260BG27042007.html

○モンサント社が遺伝子組み換え作物を開発する理由は?
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm#19

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「Dellがubuntu搭載PC発売へ」

 Dellがubuntu linuxに興味を示しているというニュースは今まで報じられてはいたのですが、ついにプリインストールモデルを米国発売することになったそうです。提供時期は数週間以内とのことですので、5月中には出るということでしょう。

 Dellは既にサーバー機としてはRedHatのプリインストールモデルを発売しています。消費者向けのデスクトップでlinux系のOS搭載マシンとしてもかつて一度発売したことがあるのですが、そのときは失敗しています。今回は評価の高いubuntuを使っての再挑戦。どうなりますか。とにかく、Dellという大手メーカーからubnuntu搭載マシンが出るのは大きい。元々ubuntuは人気の高いディストリビューションではあったのですか、linux デスクトップとしてのデファクトスタンダードになるかもしれません。また、今まで片手間にしかlinuxをサポートしてくれなかったハードメーカーやソフトメーカーがlinuxに対応するようになるかもしれません。


 ちなみに私が今デュアルブートで使っているlinuxはこのubuntuでこの記事もubuntu上から書いてます。linuxもかなり出来がよくなりメール、インターネット、ドキュメントの作成などで特に不便は感じませんが、ときどきIEでないと見えないサイトとか、windowsでないと動かないアプリがあるので、windowsに戻ってはいますが。
 vistaがあまり売れていないのを見てもわかるようにOS自体の機能としてはWinXPあたりで出尽くし、既に枯れた技術となっているのです。もうやることの無くなったwindowsにlinuxが遂に追いついてしまったという構図です。あとはソフト、ハードメーカーが対応するようになれば、windowsを選ぶ理由は無くなります。

 新バージョンubuntu 7.04を私はまだ試していませんがGW中に上げてみようかな。この前ちょっと苦労したので、二の足をやや踏んでるのですが(^^;

○デル、Ubuntu搭載消費者向けPCを発売へ
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20348169,00.htm?ref=rss

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(152)

【イラクからの手紙】 カーシム・トゥルキ
 イラクのラマディに住んでいる著者の手記。イラクで拘束された高遠さんの友人であり、来日し講演もしました。本著に書いてある内容は衝撃的です。ラマディとはファルージャよりヨルダン寄りにある大きな都市で、川の三角州にあります。ファルージャの方ばかり注目されていましたが、ラマディもファルージャ同様の状況だったようです。米軍の空爆があちこちで行われ町には戦車が走り回り、狙撃兵が町に潜み動くものは撃たれる。
 本著には2003年のイラク戦争開始から昨年の10月ぐらいまでの話が書いてあるのですが、その間著者は3度も米軍に拘束され、何度も家宅捜索を受け、そのたびにパソコンは壊されたそうです。彼がしていたのは、イラクの現状についてブログで発信すること。このさなか彼の実の兄は戦闘に巻き込まれ死亡。おいの一人は拷問のうえ、ゴミ箱に捨てられていたそうです。彼の友人知人は何人も死に、街には死体がゴロゴロ転がっているという地獄のような世界です。これは現在進行形で続いている話なのです。
 この間、大統領選挙とイラク憲法の信任投票がありましたが、いずれの選挙にも著者は行けなかったそうです。なぜなら、街には米軍の狙撃兵が隠れていていつ撃たれるかわからない。一方で選挙自体に反対するイラク人たちもいて、結局投票所は何者かよって爆破されてしまったそうです。これがアメリカ型民主主義の姿なんですね(^^;;
 本著は自費出版型の本で本屋には売っていませんが以下のアドレスから買えます。多くの人に読んでもらいたい。これでも自衛隊をまだイラクに送る気なのですか?
 ちなみにgoogle earthでみるとラマディは今も2003年以前の美しいままだそうです。なぜなら、イラクは軍事機密のため現状を見せられないんだって。イラク戦争は終わったんじゃ無かったっけ(^^;?
http://www.iraq-hope.net/book.html
(★★★★☆)

【ぼくはアメリカを学んだ】 鎌田 遵
 現在30代の著者の半生を描いた本。高校を休学し親に内緒でたった5万円でユーラシア大陸を一人でヒッチハイク横断。高校を卒業し渡米。メキシコに近い最下層都市とも言ってよいエスパニューラの短大に通う。このとき、ネイティブアメリカンの人たちと知り合いになり、以降大学に進学しネイティブアメリカンの研究をして現在に至っています。
 猿岩石が半やらせヒッチハイクでユーラシアを横断しましたが、著者は本当にそれをやってしまったのです。ものすごいエネルギーだと思います。渡米しての生活もお決まりのコースではなく誰もいかないような場所に単身で飛び込み、そして溶け込んでいきます。だからきっと彼はネイティブにも受け入れられたのでしょう。
 本著に出てくるアメリカ人は表からは見えないアメリカ人であり、ガイドブックにものっていない町の話です。しかし、これもアメリカの一面です。アメリカはいい意味悪い意味でも、競争社会であり、多民族国家です。先日のバージニア工大の事件もそういったアメリカの落とし子と言って良いのかもしれません、
 本書はジュニア新書ですが、高校生だけでなくやる気と元気を失った(^^;?大人にも読んでもらいたいですね。人生に絶望したらキミもエスパニョーラにいってみな。
(★★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »