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新最近みた映画(76)

【40歳の童貞男】 ジャド・アパトー
 スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー。40歳になるアンディ(カレル)は電気店に勤めるサラリーマン。独身で普段の生活に特に不満もないのだが彼には秘密があった。童貞なのだ。
 見た目はあまり格好よくはないが、オタクなところを除けば収入もあるし、それなりの教養もある男が主人公。女友達もそれなりにいたのだが、気がつけば40歳。女性とつきあうのもちょっと億劫になり、このままでいいかなと思っているが童貞であることはひた隠しにしています。こういうシチュエーションは日本でもあるでしょうね。また女性の場合でもあるのでしょうね。男の場合はいわゆる、その手の店にいけばお金さえ払えば童貞ではなくなるわけです。しかし、それをしないというのは一応こだわりなわけなのです。
 本作は全米で予想外の大ヒットとなりましたので、ナンセンスコメディなのかと思っていたのですが、いたって真面目な作品でした。本作に共感するアメリカ人って意外と多いのかな(^^;?
(★★★★)

【ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2】 セドリック・クラピッシュ
 ロマン・デュリス, ケリー・ライリー, オドレイ・トトゥ。スパニッシュ・アパートメントから5年(実時間は3年だけど)。ウェンディ(ライリー)の弟がロシア人のバレリーナと結婚することにる。モスクワでの挙式に30歳となったアパートの住人たちが集まる。グザヴィエ(デュリス)は小説家を目指すフリーライター。マルティーヌ(トトゥ)はシングルマザーになっている。
 前作の登場人物に新キャラも加わり、意外に前作以上の出来かも。既に社会に出て5年たつ彼らは、自分の今後の針路をどうしようか、パートナーはどうしようかと迷っています。そんな中、ウェンディの弟は突如結婚してしまうのです。
 前作同様、コメディタッチで楽しい映画です。もちろん前作を見ておいた方が楽しめるでしょう。また、同じ30歳でも日本の30歳とは何か違うというのを見るのも面白いかも。
(★★★★)

【アートスクール・コンフィデンシャル】 テリー・ツワイゴフ
 マックス・ミンゲラ、ソフィア・マイルズ、ジョン・マルコヴィッチ。コメディタッチの学園ドラマ。NYの美術学校に入学したジェローム(ミンゲラ)は絵のモデルをする女性オードリー(マイルズ)に恋をする。一方ジェロームの作品はクラスメイトからも教授からもあまり評価されないのだった。
 芸術とは何だ。そして評価される芸術とはいったい!?脚本は実際に芸術大学に通っていた人が書いていて、芸術に関する様々な問題点が織り交ぜられています。また、本作にはある仕掛けがあってそれが絶妙でおもしろかった!
 本作はゴースト・ワールドのツワイゴフ監督で、マルコビッチも出てるというのに日本では未公開でした。これは日本の芸術に対する扱いを象徴してるのかも(^^;
(★★★★)

【麦の穂をゆらす風】 ケン・ローチ
 キリアン・マーフィ、ポードリック・ディレーニー。1920年代、長きにわたるイギリス占領からの独立の気運が高まっているアイルランド。とある町でも若者たちがレジスタンス活動をはじめる。レジスタンスのリーダーのテディ(ディレーニー)の弟デミアン(マーフィ)のは医者になるつもりだったのだが、イギリス軍のあまりにもひどい扱いに憤り、自身もレジスタンス活動に身を投じる。
 アイルランドがイギリスから独立し、内戦に至る時代を架空の人物を設定して描いた作品。このあとアイルランドはずっとつい最近まで政情不安定だったですが、なんでそうなったのか私はよく知らなかったのですが、本作を見て納得しました。独立の条約を結ぶ際に、やや譲歩した条約を結んだ現実派に対し、完全独立を求める理想派が対立することになり内戦となるのです。つい先日まで仲間だった人たちが銃を向け合うという愚かな状況に。この内戦がこんなにこじれたのも武器があったからでしょう。武力闘争しているうちに、イデオロギーより復讐合戦になってしまうのです。
 本作はもっとドラマチックで感動的なのかと思っていたのだけど、人間の愚かな現実を見せ付けられる映画でした。あまりに熱くなりすぎると人間は冷静な判断ができなくなるんですね。やはり人間は生きてこそです。
 史実の基づいているのでしょうが、アイルランドのレジスタンスたちは背広を着て戦闘しています。やはり紳士の国だから(^^;?あんな非機能的な服でよく匍匐全身とかしてるもんだと感心しました。
(★★★★)

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