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コラムyokoze「一斉に田上新長崎市長を持ち上げる怪」

 横尾氏が破れ、新しい田上長崎市長が誕生したが、これを政府広報筋の政治評論家らが手放しで持ち上げている。
 田中秀征「市長選挙で示した長崎市民の判断に心から拍手を送りたい」、「立候補を決意したときのインタビューで、彼の誠実な人柄や並々ならない覚悟が伝わってきた。投票権のない私でさえ、この人が市長になればよいと期待感を抱いた。」。
 田原総一朗「これはこれからの新しい時代の選挙を象徴する現象だったと思う。」「市役所の課長の田上(たうえ)富久氏が当選した。日本にも民主主義が一定程度成熟してきたのだな、と感じさせる選挙だった。」

 彼らに限らず、政府広報機関のNHKなども同じ論調だ。世襲政治を拒否し、市民の候補者が選ばれた。しかし、今回の選挙は弔い合戦だったのだろうか?まず、99%当選するであろう候補者が選挙中に殺されたのだ。これは正に民主主義の危機と言ってよいだろう。
 選挙中に候補者が殺されるなど想定していないのだろうが、普通に考えればここは仕切りなおし選挙とすべきだろう。それができないから、今回はそのまま後継候補を立てるしかなかったのだが、なんと後継が二人もたってしまうという奇怪な現象が起こった。凶弾に倒れた市長の後援会も親族も支持者も推す横尾氏。そして突然出てきた、市の課長の田上氏。普通に考えれば、なんで田上氏は出てくるの?というところだろう。これの説明として田上氏が言ってるのが世襲批判である。世襲だって!? 世襲というのは親の地盤を引き継ぐことである。今の総理なんか正にそれ。しかし、今回は候補者が殺されたのだ。そして急遽人選され、結果として前市長の後継として適したのが娘婿だったのだ。これは世襲ではない。
 横尾氏は市政経験がないとも批判されているが、課長だって市役所に勤めてるだけで市を治めているわけでない。田上氏だって政治家としては経験ゼロで未知数の人物だ。田上氏は市民が推したということになっているが、はたして市民が現役の市役所課長を推すだろうか?そんな素晴らしい人ならおそらくとっくに課長なんかやめて、堂々と普通に立候補しているはずだ。田上氏がこのタイミングで出た理由は2つ考えられる。1)どうしても横尾氏が市長になるのはまずかった 2)この混乱状態なら自分が当選するチャンスがあるかもしれないと思った。 田中秀征の言うような誠実な人だったら、火事場泥棒よろしく市長の座を奪うなんてことをするだろうか?
 しかし、田中秀征も田原総一朗も何を見て田上氏が素晴らしい人物であると判断してるのだろうか。田中秀征なんかは立候補決意のインタビューだけでビビッときてしまったようだ。きっと田上氏には神がかり的な何かがあるのだろう(^^;

 普通の政治評論家ならこの選挙については次の点を指摘すべきだろう。1)凶弾で候補者を奪った非道 2)仕切りなおし選挙のできない公職選挙法の問題点 3)1万5千票もの無効票が出たのに、千票以内で決着してしまった選挙結果の正当性。 ところがこの二人はこれらの問題点について全く言及していない。つまりこの3点は政府が触れてほしくないポイントなのだ。

 田原総一朗の言う「新しい時代の選挙」はある意味正しいかもしれない。当選確実の候補者を殺し、泥棒選挙で勝たせたい候補者を勝たす。とんでもない時代になったものだ...。

○田中秀征:長崎市民の賢明な判断に敬意
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/shusei/070426_26th/

○田原総一朗:統一地方選で仕掛けた小沢民主党「次の一手」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070426_9th/

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コラムyokoze「選挙泥棒の手口」

 長崎市長選挙で不正選挙が行われたのではないか、と前回書きましたがその不正の手口とは。日本の選挙でよく行われているとされる不正の手口を紹介しましょう(^^;

 1)消しゴムで消す
 2)そして更に書き直す
 3)票をポケットに入れて持ち去る(トイレで流す)

 これはテレ朝のスーパーモーニングで放映された4年前の習志野の統一地方選の開票作業中に行われた不正で、すべてビデオに映っています。ご存知の通り、日本の選挙はツルツルの紙に鉛筆で書きます。当然、消しゴムがあれば消えます。なんで鉛筆かと言えば、間違えたときに消すためというのが表向きなんでしょうが、投票で名前を間違える人がいるのでしょうか?
 この不正については習志野市議の木村しず子氏のホームページに画像つきで詳しくのっていますので見てください。

 4)期日前投票での不正

 期日前投票は公職選挙法が変わりだいぶ緩和されましたが、不正の敷居も驚くほど低くなってしまいました(^^; 以前は期日前投票というのは、ハンコが必要で投票の際も封筒に入れて封をしていました。ところが、今の期日前投票は普通の選挙と同じスタイル。フラッといって投票箱に入れるだけ。投票箱に鍵はかかっていますが夜中にその投票箱を誰かが見張ってるわけではありません。逆に言えば鍵さえ手に入れれば、あるいは投票箱の穴からトリモチでも突っ込んで票をとれば、なんでもし放題(^^;

 5)容易にできるなりすまし

 現在の投票の際の本人確認は投票ハガキで行われています。ところが実際はハガキがなくても住所と氏名を告げればOKなのです。以前、私らの家に投票ハガキが届かないことがありました。選管(新宿)に連絡したところ「大丈夫ですよ、名前と住所言っていただければ」と言われたので、ホンマカイナ?と思いつつも、投票所に手ぶらで行きました。ハガキが届かなかった旨説明したところ、机の下に隠していた?届かなかったらしきハガキを30枚ぐらいおじさんはチェック(このハガキの人たちの選挙権はどうなってる(^^;?)して、その中に私らのハガキは無かったみたいなのですが、投票用紙をアッサリとくれたのです。本人認証は名前と住所だけ(^^; そんなわけで、なりすましはやろうと思えば簡単にできるのです。
 この投票ハガキというのは一軒で1封筒しか届きません。家族の中に、選挙に行かない人がいた場合誰かがなりすましてもまずわからないでしょう。選挙に興味のない人がポストから抜き取られてもきっとわかりません。

 6)その選挙区に引っ越す

 当選させたい人のいる選挙区にそれに確実に入れる人を引っ越させたり、住民票を移動するという手法です。人口の少ないところならこの手法は有効。某宗教団体ではよく使われる手口のようですが、一応、違法ではない。しかし、選挙のために引っ越すのはおかしすぎる。

 7)お役所ぐるみでの不正は防ぎようが無い

 期日前投票はお役所の出張所などで行われます。開票もお役人の手で行われます。彼らの何人かが結託して不正をしようと思えば正にやりたい放題できるのです。市長や市議というのはお役所の方針を決める人たちです。彼らは選挙で選ばれます。お役所にとって好ましくないない人たちは当選してほしくないでしょう。また、某宗教団体の人たちの結束力についての説明は不要でしょう。当選させたい人、その逆の落としたい人の票の操作を彼らがしても何の不思議もありません。ちなみに長崎市長になった人は、長崎市の課長だったぞ(^^;
 原発を誘致する予定だった石川県珠洲市で1993年に不正選挙が行われ、これは裁判所で審理され選挙無効となっています。このように原子力利権は強力だし、お役人は全く信用できないのです。
 だから、不正をできる余地を与えてはいけないのでが、現状の選挙は正に抜け穴だらけなのです。

 ところで、木村しず子のページはgoogleでは検索できません。最近感じるのですが、googleの検索結果はなんか操作されてるぞ。というわけで私は、yahooとmooterなども使って検索し直しています。


○木村しず子(習志野市議)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kimusizu/

○今回は当選した木村しず子
http://www.city.narashino.chiba.jp/siyakusyo/senkyo/tou_kaihyo/shicho_shigi/saisyuu_kekka.html

○習志野市選挙不正開票疑惑問題、民主党が調査開始
http://news.livedoor.com/article/detail/2835985/

○喜劇としての珠洲原発選挙
http://shinsahara.com/www/ss/friend/suzu.html

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コラムyokoze「日本の民主主義がこわれた日」

 長崎市長が銃撃され殺害されました。これは個人的な恨みなどではなく、殺されたのです。
 日本の平和&反戦のシンボルと言っても良い広島と長崎。その二人の市長は普通の市長とは違う別格の市長です。毎年、原爆が投下された日に広島、そして長崎の市長は”平和宣言”を読み上げます。そのメッセージはNHKで生中継され、世界にも配信されます。昨年の長崎の伊藤市長の平和宣言は私もTV中継で見ましたが素晴らしいものでした。核兵器の廃絶を強く訴えていました。
 今回の選挙で二人の市長とも改選でした。広島の秋葉市長に対しては、自公は対抗馬をぶつけ安倍総理自ら乗り込み、落とそうとしましたがこちらは秋葉氏当選。一方の長崎の方は、対抗馬をたてられず。伊藤市長が圧勝する情勢でしたが、あの殺人事件が起きたのです。実行したのはヤクザで凶器は短銃。背後から心臓を狙って2発。明らかに殺人が目的のヒットマンによる犯行です。
 では、長崎市長を殺してでも再選させたくない人は誰でしょう?長崎市長は”非核三原則の法制化”を強く日本政府に訴えていました。昨年の長崎市長の平和宣言の中にもその”非核三原則の法制化”の言葉が刻まれています。
 一方、日本には核兵器を持ちたい政治家、右翼がいます。その人たちにとって”非核三原則の法制化”などありえないことです。正に彼らにとって目の上のたんこぶが現広島市長であり、長崎市長だったわけです。

 その後の選挙もこれまた異常な選挙でした。伊藤氏の後継として、娘婿の横尾氏が後継候補として立ちました。経歴として申し分のない人物でこの人で決まりだろうと私は思いました。なぜなら伊藤氏の他に出ていた候補は共産党と、泡沫候補だったからです。ところが昨夜の開票速報を見ていて、横尾氏の対抗馬に田上氏という人物がなっていることをはじめて知りました。経歴は長崎市の課長で知名度も実力もないと思われる人物。普通に出馬していても対抗馬になりえない人がたった三日で横尾氏の対抗馬になりえるなんてことはありえません。これは組織、すなわち自公が動いているんだろうなと私は思いました。けれど、速報では数千票の差が常についていたので負けることはないだろうと思いその夜は寝ました。

 そして一夜明け結果を見てびっくり!なんと田上氏が逆転勝ちしていたのです。そして朝のNHKニュースで田上氏を熱心に応援している人たちの映像が流れていました。黄色いウインドブレーカのおばさんたち。あれは間違いなく学会おばさんだ.....。

田上 富久  無  新   78,066
横尾  誠  無  新   77,113
山本 誠一  共産  新 19,189
前川 智子  無  新   8,321
前川 悦子  無  新   2,677

 この選挙結果を調査してみると、異常なことが多々見受けられます。1)感心が高いはずなのに妙に低い投票率55.14%。2)その投票率も最初に発表されたものから訂正された(55.28 → 55.14%)。3)異常に多い無効票 1万5435票(投票数の7.7% 伊東市長への7354票も含む)。たった1000票しか差がついていないことになっているのに、票の総数が変わったり、無効票が異常に多かったりとかなり変です!
 これを見て私はあのアメリカのブッシュのインチキ選挙を思い出しました。そう、長崎市長選挙でも不正が行われたのです!この選挙は票の数え直しをするべきです!

 長崎市長選は2つの意味で日本の民主主義が壊された選挙になってしまいました。1つ目は、気に入らない候補者を殺してしまうというテロ。2つ目は選挙結果を改ざんしてしまうインチキ選挙。まあ、このどちらもアメリカ型の民主主義ではあるのですが(^^;;

○長崎平和宣言
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/abm/heiwasengen/sengen_j.htm

○長崎市長選無効票1万5000票・期日前投票、故伊藤氏への票多く
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070423AT3S2300F23042007.html

○長崎市長選で投票率訂正…不在者投票数を入力ミス
http://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/news/20070423i204.htm

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コラムyokoze「志賀原発は正に超想定外!?の揺れだった!」

 私が以前にここに能登半島地震で志賀原発の揺れは本当はもっと大きかったのではないか?と書きましたが、今頃になって北陸電力はあの揺れはなんと711ガルもあったと発表しました!これは阪神大震災の揺れに匹敵するものです。226 → 264 と訂正していたけど実はその約3倍だったということになのです(^^; 志賀原発の想定最大ガル(これ以下なら一応こわれないでしょうとしている値)は374でしたがそれを2倍近くもオーバーしていたという驚愕の事実。これを地震発生から一ヶ月も北陸電力は隠していたのです。しかし、本当に原発が止まってて良かった(^^;;
北陸電力は原発の主要部分は地震による損傷は無かったと発表していますが、これもウソでしょう。もともとウソつき集団ですから何を彼らが言っても信用はしませんが(^^;

○能登半島地震、志賀原発で耐震想定の2倍近い揺れ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070419i312.htm

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コラムyokoze「日本の選挙運動」

Senkyo ベルリン映画祭に出品され話題となった日本の選挙を撮ったドキュメンタリー映画「選挙/CAMPAIGN」が6月に日本で公開される。今、統一地方選真っ只中であるが、本作は4年前の統一地方選のある自民党候補者を追ったものだ。名前を連呼するだけの間抜けな選挙戦を映しているらしい。その奇怪さがガイジンに受けたわけだ(^^;
 なんでこんな間抜けな選挙戦をやってるかと言えば、”公職選挙法”によるがんじがらめの規制のため、名前を連呼するぐらいしかできないからなのだ。例えば市議選では、候補者ビラの配布は禁止されている。手渡しも、ポストへの投函もだめ。ノボリの大きさから本数まで、タスキの大きさ、選挙カーの看板の大きさにまで既定がある。また選挙運動員の腕章をしていない人は選挙カーにのってはいけないし、ノボリ旗を持ってもいけない。正に頭のてっぺんからつま先まで規制だらけなのだ。何度も書いているが、ホームページも選挙に使ってはいけない。ほとんどの候補者がホームページをたててはいるが、タテマエ上あれはただ自分の主張をしているだけで選挙には使っていないということなのだ。
 選挙の告示前の方が自由度は高いのだが、また違う意味での規制がある。選挙に出ることを言ってはいけないのだ(^^; ビラは配ってもいいが選挙に出るということは書いてはいけない、選挙カーに名前を書いてはだめ、タスキはだめ、一人で写ってるポスターはだめ(なぜか複数人うつってればOKなのだ(^^;)など、こちらは不文律なのだがこれも規制でがんじがらめなのだ。そんな訳で日本の選挙は奇妙奇天烈な状態になっている。ガイジンが驚くのも無理はないだろう。なにしろ日本人だって変だと思ってるのだから。
 こういう選挙を見て白けて投票に行かないのが一番良くない。それで喜ぶのは固い組織票を持つ宗教団体とか、利益団体なのだ。

○選挙/CAMPAIGN
http://www.laboratoryx.us/campaignjp/index.html

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コラムyokoze「核のゴミと東洋町」

 高レベル放射性廃棄物最終処分場を巡る問題で、現町長の田嶋氏は信を問うかたちで辞任し、再出馬。4/22投開票で町長選が行われる。反対派住民団体代表の沢山氏も出馬を表明し一騎打ちとなる見込みだ。日本のエネルギー政策に関わる重要な選挙だが、マスコミはほとんど取り上げない。なぜなら国民的騒ぎになってしまうと困るからだ。
 高レベル放射性廃棄物とは言ってみれば原発のゴミである。発電の終わったウラン燃料や原発まわりの放射性のゴミを濃縮したものすごく危険なものだ。これが自然に無害化するのはなんと3万年もかかる。原発が日本ではじまってもう40年以上になるがこのゴミを捨てるところはまだ決まっていない(^^; そのゴミはどうしているかと言えば暫定として原発の敷地内に積んでいたり、六ヶ所村などに集めたりしています。なぜ決まってないかと言えば誰もが嫌がるものなので、処分場の決定を先送りしていたからに他なりません。
 それが何故今になって騒ぎ始めたかと言えば、いよいよもって置き場所がなくなったから。これ以上廃棄物をためこむと原発が稼動できなくなってしまう。政府はNUMO(原子力発電環境整備機構)という団体をつくってかわいいモグラとお姉ちゃんの広告を大量にうちましたが誰も手を上げず。やはり最後は金だということで、補助金の額を5倍にしたところで、出てきたのが東洋町の町長だったわけです。今のところ日本中で立候補したのは東洋町だけ。しかし、多くの東洋町住民は反対し、リコールの動きが出ていたところを町長は先手をうって辞任したのです。

 高レベル放射性廃棄物最終処分場は手を上げたからと言って、東洋町に決定したわけではありません。文献調査とか、政府は言ってますが。これから適正調査を一応やるわけです。しかし、よっぽどのことが無ければ東洋町は審査を通ることでしょう。なにしろ他に立候補してるとこがないのですから(^^;

 他の原発国も事情は同じ。一応場所が決まっているのはフィンランドのみですが、ここもまだ操業を開始したわけではありません(2020年予定)。その他の国は決まっていないか、一応決まったがまだひっくり返る可能性のある状態です。どこの国も考えたくない問題らしくどんどん先送りしています(^^;

 この最終処分場の問題が端的に原発を語っていますが、原発というのは間違いなく迷惑施設です。しかも技術も確立していません。見切り発車してしまったけど、ゴールがどこかも止まり方もわからないのです。

 ちなみに米国は最終処分場を核実験などもした先住民族の居留地近くのヤッカ山に決めようとしています。迷惑施設を押し付けられるのはいつも弱者。金をばらまき、住民を分裂させ疲弊させて反対運動が消えるのを待っているのです。これは政府のいつものやり方です。もし、東洋町で田嶋氏が当選すれば同じことがここでも起こるでしょう。

 先日、「ばかをあやつれ」という本を読みました(感想文はここ)。ここの舞台も偶然!?高知の架空の町が舞台でした。もしかして、田嶋氏もこの本の町長と同じメンタリティだったりして(^^;; 既に溝のふたを盗んで逮捕される男が出るなど、東洋町は激安町のきざしが出ています(^^;

 最後に余談ですが、yahooの無料Webマガジン、「月刊チャージャー」の4月号で”原子力発電って大丈夫なのか?”という特集が組まれています。脱原発派の藤田祐幸氏が書いた文章なので原発を問題視する内容ですが非常によくまとまっていますので、原発問題の問題点をしる上で一読いただくと良いかも。 しかし、ここまではっきり原発の問題を書けた表のメディアはかつて無かったでしょう。チャージャーとは今まで”水着ヨガ教室”とか”ボコボコ対談”とか、エロナンパ系みたいな記事ばかり出ていたようなので見たことなかったのですが、いきなりこんな硬派になってどうしちゃったの(^^;?

○東洋町長選構図固まる 2陣営激しい前哨戦
http://www.kochinews.co.jp/0704/070412headline01.htm

○諸外国の高レベル放射性廃棄物処分等の状況 - 原環センター
http://www2.rwmc.or.jp/overseas/

○NUMO
http://www.numo.or.jp/

○東洋町で溝のふたを盗んだ容疑で男を逮捕
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kochi/news/20070411ddlk39040499000c.html

○原子力発電って大丈夫なのか? [月刊チャージャー]
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200704/contents05/theme05.php

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新最近みた映画(75)

【マーダー・ボール】 ヘンリー=アレックス・ルビン、ダナ・アダム・シャピーロ
 ウィルチェア・ラグビー別名マーダー・ボールのアスリートたちを4年間にわたって記録したドキュメンタリー。ウィルチェア・ラグビーというのは四肢障害向けのスポーツ。ボールを受け取って相手のラインを超えれば得点されるという競技で、障害の度合いによってポイントがつけられその合計ポイント以内のメンバーで対抗します。車椅子で相手にタックルしても構いません。ウィルチェア・バスケは基本的に下肢障害の人のためのスポーツですが、ウィルチェア・ラグビーは四肢障害でもできるというのがポイントです。
 本作はスポーツ・ドキュメンタリーとしての側面ももちろんあるのですが、それぞれの登場人物がなぜ障害を持ち、それを克服し今に至るかという人間ドキュメンタリーの側面も持っています。病気で障害を持った人もいますが、ほとんどが交通事故で障害者になった人たちです。普通の人だったのに一夜にして弱者になるのです。ちなみに私も交通事故をやり、3ヶ月ほど車椅子を運転していましたので、車椅子にはけっこう思い入れがあるのです。それもあって本作は気になっていたのですがね。
 本作の中の登場人物も言ってますが障害者は自分を障害者扱いして欲しくありません。普通に接してほしいし、できることは自分でやりたいのです。
 DVDの特典映像にラリー・キング・ライブに出演者が登場したものが入っています。名前だけは聞いたことあったけど、このおやじはなんか心がない感じで”みのもんた”みたいだね(^^;
(★★★★)

【セプテンバー・テープ】 クリスチャン・ジョンストン
 アフガニスタンに潜入したアメリカ人ジャーナリスト。ビンラディンを探せ!半ドキュメンタリー的なつくりで、ブレアウィッチ・プロジェクトを彷彿とさせます。実際にアフガンロケをし、演出なしのドキュメンタリー部分も多い感じなのですが、逆にフィクション部分がウソっぽいので盛り下がってしまいます(^^; せっかくこれだけの映像が撮れたのですから、ドキュメンタリーにしてしまえば良かったのに。別にバパンバパンはなくてもいいんですよ(^^;
 アフガニスタンにアメリカ人が潜入して映像撮ったというだけで一応拍手ものかなと私は思います。実際、危険な撮影だったのでしょう、映像にも緊張感があります。それだけに陳腐なフィクションにしてしまったのがもったいない(^^;
(★★★)

【Mr.&Mrs.スミス】 ダグ・リーマン
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー。主演二人の交際のきっかけとなった映画。独立系の諜報組織に所属する二人はお互いが同業とは知らず結婚。ところがある時二人は同じターゲットを狙うことになる。
夫は建築家、妻はSEと偽り二人は本業をやってます。しかし、数年暮らすうちお互い何か秘密がありそうだと疑うのです(^^; 殺し屋というのが物騒だけどコメディタッチで面白い。二人の息もピッタリで本作は彼らの代表作になるんでしょうね。
(★★★☆)

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コラムyokoze「慎太郎 強さの秘密は霊友会!」

 あれだけ、いろいろと問題が出たにもかかわらず慎太郎は280万票もとってしまいました。何か釈然としないものがあったので、もう一度その票の内訳を検証してみたところ次のような結果が出たのです!

<慎太郎に投票された組織票>
自民党(130万人)、公明党(80万人)、霊友会(40万人)、立正佼成会(15万人)=計(265万人)

 前回のコラムでも、この票の内訳を分析をしていたのですが、そのときは霊友会と立正佼成会の票を入れ忘れていました。これを足すとなんと265万票となり、純粋?無党派と言われる人の票はたった15万票しか入っていないことになります。都民の良識が自分を当選させたと慎太郎は言ってましたが、良識のある都民は慎太郎に入れてなかったのです。

 信憑性を増すため数字の内訳について少し解説します。自民党の130万票は2004年の都議選で自民党の候補者が東京で獲得した票数134万票から推測しています。このときの投票率は43%。もともと都議選というのは無党派があまり感心を持たない選挙ですので、基礎票をはかる上で重要です。そしてこの都議選のときの公明党票は83万票でした。その他の選挙でも公明党は堅実に80万票前後を獲得しています。
 霊友会と立正佼成会は慎太郎の強力な支持宗教団体で、慎太郎も同団体の会員。慎太郎がはじめて選挙に出たときからずっと支援している固い基礎票です。機関紙”あした21”には慎太郎の連載もあり、教祖との対談本まで出しています。会員数は霊友会が全国で440万人、立正佼成会が179万人。いずれの団体も本山は東京にあり、少なく見積もってもその1割が東京にいるでしょう。というわけでこの2つの団体の合計票が55万票とみました。
 通常は公明党と霊友会&立正佼成会は相容れない団体です。もともと霊友会&立正佼成会は自民党の支持団体でした。ところが自公連立が成立したおかげで、霊友会&立正佼成会は自民党から離れたのです。ところが慎太郎は特別で、霊友会&立正佼成会の票は彼に引き続きついたままだった。彼の傲慢で不遜な態度は何をやっても離れることのない55万のカルト票がベースとなっていたのです!もちろん慎太郎の三流小説がそこそこ売れるのもカルト団体あってこそなんですね(^^;

 慎太郎は学会についてずっと批判というか、いつもの調子で口汚く罵っていました。しかし4年前の前回、公明党は慎太郎に投票し、あの300万票が演出されました。今回の選挙については告示直前まで、学会票の行方はわかりませんでした。慎太郎もたぶん入れてくれるんだろうな、と思ってたのでしょうがそこに出てきた学会候補の桜金造。びびった慎太郎は学会にお願いにいき、おかげで桜金造にはほとんど票が入りませんでした。
 もし学会票が浅野候補に流れていたなら選挙結果はどうなったでしょう。

石原慎太郎 200万票
浅野史朗  260万票

とあっさり慎太郎は逆転されていたのです!つまり慎太郎が学会に頭下げに行き、学会が慎太郎への投票を決めた時点でこの選挙の大勢は決してしまっていたのです(^^;;

しかし、宗教団体の動向で結果が決まってしまう日本の選挙ってなんなのでしょうね(^^; やはり55%という投票率でも低すぎるのです。70%ぐらいの投票率にしないと、カルト教に操られる国になってしまうんですよ。

○石原慎太郎 霊友会
http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E6%85%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E#.E9.9C.8A.E5.8F.8B.E4.BC.9A

○人間の原点―対話 ←絶版となっている教祖との対談本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J9CIA2

○法華経を生きる ←彼の霊友会&立正佼成会への思いがつまった本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344400011

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コラムyokoze「都知事選の結果分析」

 都知事選の結果ですがご存知の通り、慎太郎の圧勝となってしまいました。結果は以下。

石原慎太郎  2,811,486
浅野 史郎  1,693,323
吉田 万三   629,549
黒川 紀章   159,126

 投票率は54.35% と前回より10%も上昇し、”盛り上がらない”とマスコミが騒いでいたけど、都民の関心が今回の選挙にあったことを示しています。しかし、その過半数を慎太郎が獲得しました。そのうちわけですが、まず公明党の基礎票のほぼすべて70万票が慎太郎に入りました。選挙告示前、学会票の行方が注目される中、突如、学会員の桜金蔵という牽制球が投げられました。慎太郎はこれにびびって、公明党に頭を下げに行ったのです。それを受け、公明党は慎太郎に票を集中しました。これで、慎太郎は公明党の声を重視しなければいけなくなってしまいました。
 また、自民票の130万票もほぼ慎太郎に集中されました。慎太郎は最初推薦をお願いしていたけれど、無党派をアピールした方が票をとれると思ったので、結局断ったのですが、自民党はしっかりと票を入れてくれたのです。これで、慎太郎は自民党にも大きな借しをつくったことになります。
 注目の無党派票は慎太郎と浅野に40%づつ、残りがその他の候補に流れたようです。

 現職が強いのは当然として、やはり前回に300万票もとったというのが利いています。有権者というのは一度入れた候補には、よっぽどのことがなければ入れ続けるものです。やはり4年前の選挙で負けすぎた後遺症でしょう(樋口氏は80万票だった)。また、浅野氏の知名度が東京では無かったのです。都民というのは天狗になってるところがあるので、他府県の改革派知事など興味がないのです。前回慎太郎に投票し、浅野氏を知らなかった有権者は、結局浅野氏がどういう候補者かわからないまま、”慎太郎も問題あるようだけど、えらい知事さんなんだからそんなもんなんだろ”と入れてしまったのでしょう。また、慎太郎には小泉氏に通じる変なカリスマがやっぱりあります。そういうカリスマにひかれる人は知事がガラパゴスに行こうが南極に行こうが1千万円の闇献金があろうが関係ないのです。小泉氏のように自主的にやめるまで待つしかないのかね....。

 さて今後の4年間ですが、慎太郎が福祉や子育て支援、築地の移転見直しなんかするわけがありません。福祉切捨て、開発&道路優先、カラスや外国人、女性、障害者に厳しく、日の丸君が代統制路線は継続というか更に強化されてしまうでしょう。”最近いいことないじゃない、夢を見ようよ”と慎太郎は言うけど、そういう東京をつくったのはあんたじゃないの!?

 あと、余談ですが今朝からあの慎太郎花粉症ポスターが地下鉄の掲示板から消えていました。花粉症の時期も確かに終わったかもしれないけど、選挙も終わり。なんという露骨さ!こんな”うんこ知事”とあと4年もつきあっていかなければならいのか(^^;

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浅野さんにだっこ

Asano2 昨日、新宿西口で凜ちゃんは浅野さんにだっこしてもらっちゃいました。今日はいよいよ次の4年を決める都知事選!

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コラムyokoze「都知事選の争点は!?」

 今回の都知事選、”争点がない”、”盛り上がらない”、”どの候補も同じ”、などという声をマスコミは垂れ流している。けれどそんなことは決してない。今回の選挙は端的に言えば石原慎太郎にYesかNoかということである。実は4年前も同じだった。しかし、4年前は石原慎太郎の本質にまだ気がついていない人が多かったので、Noが伸びなかったのである。あれから4年、今回は状況が違う。Noを結集すれば慎太郎が落ちる状況なのだ。これが盛り上がらないわけがない。
 慎太郎の本質に気がついてる人は間違いなくNoに入れるだろう。では、その本質とは何か。それは、”人権を無視し、差別を助長させる政治家”であるということだ。都民なら彼の暴言を一度は目にしたことがあるはずだ。それを見てみればよくわかるが、彼の暴言は 性別、年齢、国籍、障害など、本人の努力ではどうにもならないことを差別するものが実に多い。そして、現実に都政もこういった弱者への援助を切り捨てる方向に舵を切っている。強者、勝組、健常者にとってはどうでも良いことかもしれないが、もし自分がその立場になったらどうだろう。誰でもトシはとるし、病気や事故で障害者にだってなる。事業に失敗し、無一文になることもあるだろう。誰でも弱者になりえるのだ。そういった弱者の視点が持てない人はそもそも政治家たりえないはずだ。実際、慎太郎レベルの暴言を吐けば欧米では一発で辞任ものだ。日本では、慎太郎や純一郎、安倍内閣の閣僚などがあまりにも暴言を連発するので、暴言の敷居はずいぶん上がってしまった。この影響を受け庶民の暴言感度もかなり鈍っているということだ。差別される側は気にされなくなり、ますます差別が助長されるということになる。
 慎太郎の問題は差別者というだけではない。”不誠実”であり、”思想統制家”でもある。都庁に週三日しかいかず、私的旅行や接待に税金を使う、身内を重用する。普通ならバレた時点で辞任ものだが、”説明が足りなかった”と言ってごまかす。
 都下の小中学校に日の丸君が代を強制し、教育委員を派遣しチェックする。そして従わないものに制裁を加える。都庁の中にも自分の悪口を言ってる人がいないか盗聴器を仕掛けようとしたこともあるそうだ(既に仕掛けられている可能性あり(^^;)。正に彼のやってることは北朝鮮の将軍様と同じだ(^^;

 つまり彼は人への思いやりのない差別者であり、不誠実な独裁者なのだ。美輪明宏は慎太郎の前世は”うんこ”だと言ったそうだが、彼は今世も”うんこ”に毛が生えたようなものである。今回の選挙の争点は正にここ!”うんこ”を選ぶか”人間”を選ぶかなのだ。うんこを選べばあと4年もうんこな都政が続くことになる。

 ”どの候補も同じ”と言うのは確かにそうかもしれない。慎太郎も”うんこ”のくせして、選挙のときだけ”人間”のふりをしているのでだまされる人が多いのだ。慎太郎がうんこであることに気がついたらもう迷うことはない、くさいうんこを倒すためには勢力を結集しなければいけないのだ。幸い今回の選挙には素晴らしい候補が出ている!

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読書な毎日(151)

【石原都政の検証】 東京問題研究会、小宮 昌平、岩見 良太郎、武居 秀樹
 石原都政の8年間と今後の方向性について検証している論文です。大学教授や都職員などが執筆しています。データを元に客観的に分析しているなかなかの力作です。都知事の政策、特にオリンピックを含む公共事業、規制緩和、環境対策、教育、また人気の秘密についても書いてあります。
 彼の8年間は東京にそして日本に何をもたらしたか。一番大きなのは東京への一極集中と規制緩和によって金がすべての格差社会をつくったことです。本著を読んでいろいろわかったのですが、丸ビルとか、六本木ヒルズとか、六本木ミッドタウンなどの高層タワーは慎太郎の規制緩和なしにはできなかったものなのです。彼が規制緩和し、不動産を証券化(ファンド)することにより大量の資金を呼び込み利権が発生しバブルの塔がつくられたのです。東京の特に中央の3区(中央、港、千代田)の地価があがる一方23区外、更に地方の地価は下がっています。東京のコアが周辺の地価を吸い上げている構造です。景気が良いというよりか、バブルがふくらんでるのは中央部だけなのです。
 あのバブルの塔は私たちに何をもたらしたのでしょう?まさに格差社会の象徴と言って良いあの塔は一般人にとっては単なる観光スポットにすぎませんが、お金持ちにとっては金を産む塔なのです。そして慎太郎が次の4年で目指すのはオリンピックバブル。オリンピックが来ようが来まいが関係ありません。税金を投入し、規制を緩和し新たなバブルを演出するのです。特に臨海部は都にとってお荷物になってるので、ここをオリンピックバブルではじけさせようとしています。
 慎太郎というのはマッチョな右翼で金にはあまり興味がない政治家かと私は思っていたのですが、どうやら違ったようです。おそらく都知事という絶大な権力を手にしたことによって彼は変わったのでしょう。この8年間で右翼という看板よりも金と権力の看板の方が大きくなったのです。実際、彼は最近ほとんどアメリカにたてつくような反米右翼的発言はしません。なぜならそういう発言はビジネスの邪魔になるからです。彼が74歳になってまであと4年都知事をやりたいのもこの権力を手放したくないからです。
 前にもここのコラムで書きましたが慎太郎がこの8年間で掲げた公約はほとんど頓挫しています。唯一成功したかに見えるディーゼル規制も、登録から7年以内の新車には規制をかけないとか、他府県に登録のある車は規制がないとか、粒子状物質(PM)だけ規制をかけるとか、ガソリン車や大型ではないディーゼル車には何の規制もないなど、大気汚染の解消としては抜け穴だらけで実効はあやしいものです。また規制をかける一方3環状線をはじめとし道路をどんどんつくっています。道路をつくれば車が増えるというのは都市工学では常識(by黒川紀章)ですから、ダイエットビールをがんがん飲んでるようなものでほとんど意味がありません。本気で大気汚染を解消したいのなら、東京に一極集中するような都市づくりを改めたり、車の流入量を規制(4年前の慎太郎公約にはロードプライシングがあったのだが何もしないで消えてしまった(^^;)するべきでしょう。つまり彼の環境対策はポーズだけで、東京の空気はいつまでたっても排気ガスで汚染されているのです。
 東京都の教育行政についても書いてあります。慎太郎の前、東京都の学校は全国でも自由な現場として非常に教員に評判が良く人気も高かったそうですが、慎太郎になって一変。都知事>教育委員会>校長>教員という上意下達体制が確立し、日の丸君が代を強制するなど軍隊のようになった。成果主義が導入され生徒より、校長を見る先生が多くなった。教育崩壊の原因もやはり慎太郎ということだ(^^;
 知事なんて誰がやっても同じと思うかもしれませんが違います。知事が変わることにより東京は劇的に変わるでしょう。
(★★★★)

【都市革命】 黒川 紀章
 都知事選に出馬中の建築家の著者の100冊目の著作だそうです。彼の本を読むのははじめてですが、恐らく彼の思想の集大成の本になっているのでしょう。私は黒川氏については、確か数年前に江戸東京博物館にあった映像ライブラリーにあったドキュメンタリーを見て非常に印象に残っていました。彼の思想の根本は共生です。自然と人の共生、国や人種の共生、世代間の共生など。また持続性のある循環型社会、環境負荷の低い生活を提唱し、それを彼の建築や都市計画に生かしています。今ではこの考え方もけっこう一般的になってきましたが、彼はなんと50年間言い続けていたのだそうだ。そして実際に中国やカザフスタンの都市計画をコンペで勝ち抜き、彼が設計しているのです。
 今回の都知事選には、この彼の都市像とあまりにもかけ離れた開発を慎太郎が東京でしようとしているので、いても立ってもいられず出てきたのでしょう。しかし、実物の黒川氏がこんなにオチャメでキショイキャラだったとは思いませんでした(^^; 思想家、建築家として著者は注目に値すると思いますが、知事をやる人ではないでしょうね。新党”共生”をつくるそうですが、むしろ国会議員向きかも。
 この本や言動からはうかがえないのですが、黒川氏は慎太郎と並び右翼団体 日本会議の代表委員をしています。
(★★★★)

【バカをあやつれ】 戸梶 圭太
 どこにでもありそうな高知県の架空の町が舞台。ショッピングモール「イーヨン」とパチンコ「ガイア」が町民の憩いの場となっている。そこに東大出身のエリート警察官僚が署長として派遣された。ヤル気のなさそうな彼には実はある野望があった。
 町を良くしようとも、蓄財しようとも思ってなく、自分の趣味で行動する人が首長だったらどうなってしまうでしょうか(^^; 署長は負組を集め犯罪界のスーパースターたちをスカウトして集めます。町長も同類!?そして、町民たちの安全弁だったモールとパチンコが閉鎖される。さて、この町はどうなってしまうのでしょうか(^^;
 この物語の主人公は消費者。モールで消費、パチンコで消費、風俗店で消費、時間も浪費。漫然と暮らし、彼らは働いた分を企業の思う通りに消費させられる消費者となっています。それを勝組?の人たちは”激安野郎”と言って見下して喜んでいます(^^;
 安いから、便利だから、テレビでやってたから、流行ってるから、という感じで消費行動に走っていると、日本中どこでも同じ激安店、そして激安商品しかなくなってしまうのです。地域の人、地域の店を大事にし、多少高くても本物を買うことによってこの激安化を防ぐことができます。
 ナンセンスマンガのようでありながら実はよく取材されたけっこう社会派な本だなと私は思いました。美しい国にっぽんとか、再チャレンジとか叫んでる総理は本著を読んで日本の現実!?を知ってもらいたい(^^; 日本が激安化しないように....。
(★★★★)

【ごみを喰う男】 中村 敦夫
 著者が国会議員になって以来初の長編書き下ろしミステリー。東京の西多摩地域が舞台。僧侶の法舟が多摩川の河原で死体を発見する。死体となった被害者は地元の土建業者社長だった。土建屋、産廃業者、警察、政治家、市民活動家などのプレイヤーが登場する中、第二の殺人事件がおきる。
 著者が国会議員時代注力していたゴミ問題を中心に据えた社会派ミステリー。ユーモアもありテンポも良く更にゴミ問題の勉強にもなるので皆様にオススメです。
 事件の起きる場所が私の出身地の近くなので、懐かしくなりましたが、日の出のごみ最終処分場(本作では架空の名前がついている)について以外と私も知らなかったことに気がつきました。私たちのゴミの灰、ダイオキシンのカタマリがこんなとこに今も捨てられているのです。
 著者はもう政治の世界からは足を洗ったそうなので、本作を原作にして映画でも撮ってみてはいかがでしょうか。もちろん主演の法舟は中村敦夫です(^^;
(★★★★)

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コラムyokoze「これが慎太郎環状道路だ!」

3kan 昨年11月から職場が変わり東中野に通ってる毎日ですが、会社までの道のりはずっと工事現場でまるで重機の展示会のようです。これはなんの工事かと言えば、あの慎太郎が何度も口にしている3環状線の一番内側にあたる首都高の中央環状新宿線なのです。この道路は板橋の熊野町を起点に目黒区の青葉台までの11KMを山の手通りの地下を通っています。目黒区の青葉台から先は中央環状品川線と言って品川の八潮までのほぼ全線こちらも地下トンネルで約9KMの長さ。つまり20Kmにも及ぶ地下トンネルを東京に掘ってるということなのです。完成すれば、関越トンネル(11KM)やアクアライン(10KM)を抜き自動車用のトンネルとしては日本一の長さということになります(^^;
 道路の下に道路をつくってるのでかなり大掛かりな工事です。シールド工法で掘っているのですが、4車線の道路だそうですので径も大きく、車なので排気塔も必要です。写真の白長いのがその煙突で45メートルの高さがあります。この煙突が新宿線の道中に12本も立ちます。車の排気ガスが吹き出し日陰をつくり目障りな、こんな煙突を付近住民は当然反対でしたが、慎太郎のリーダーシップ!?でこの工事は進められました。

 私もこの工事があの慎太郎道路とはつい最近まで気がつきませんでした。ずいぶん長いこと工事やってるなとは思っていたのですが、煙突がニョキニョキ立ってきてこれはなんだ!と調べたところそうだとわかったのです。この山の手通りの下には、大江戸線も通っているのですが、えらく深い。他に地下鉄もないのに変だなと思っていたのですが、地下道路の下を地下鉄が通っていたから深かったのです!なんだ不便なのは全部慎太郎のせいか(^^;
 環状新宿線の完成は近い(2008年3月)のですがそれが完成したところで山の手通りがなくなるわけではありません。山の手通りは渋滞してるわけでもありません。ではなんでこんな地下道路つくってるの?理由はいくつか考えられます。
1)慎太郎の信念(利権)のため
2)一度決めた公共事業だから
3)大手ゼネコンは大規模工事が必要だから
4)シールド家の仕事をつくるため
 都民ましてや付近の住民には何の恩恵もないこの工事に東京都も莫大な税金をつぎこんでいます(都税だけではないが用地取得費を入れて環状新宿線だけで1兆円以上かかっている)。品川線でトンネル工事は終わりません、今話題の築地(オリンピックメディアセンター予定地)と羽田空港を結ぶトンネルを次に慎太郎は掘ろうとしています。また日本橋プロジェクトなんてのもありますね。東京中心部にはもう道路なんてつくるとこないかと思っていたのですが、地下にこうやってトンネル掘ればまだいくらでもつくれるのです。シールド家は慎太郎が知事である限り安泰ですね(^^;;
 しかし20キロのトンネルを車で走る人の気が知れません。こんな中で渋滞になったり、交通事故が起こったり地震で閉じ込められたらどうするんでしょうか(^^;?

○東京トンネリックス
http://tokyo-tunnelix.jp/

○3環状「東京を変える道路・首都圏を変える道路」
http://www.ktr.mlit.go.jp/3kanjo/

○第229回都市経営フォーラム『日本橋プロジェクト』
http://www1k.mesh.ne.jp/toshikei/229.htm

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コラムyokoze「シロウト手書きポスター」

Photo 都知事選も後半戦となってきました。今回から”都知事選でもマニフェストが配れるようになった”とマスコミは騒いでいますが、実態は紙ペラ1枚に要約したものが配れるだけで、今まで配ってたビラと大差ないものです。ちなみに、このマニフェストビラは候補者の周辺で腕章をした運動員しか配っていけないことになっています。この運動員の数は限られているので、腕章のない運動員や候補者のいない場所の運動員は名前や顔写真の入ってないビラしか配れません。これはすべて、公職選挙法の制約によるものです。この制約は選挙の種類によって異なります。配布できるものや、運動に使ってよいものが微妙に違うのです。例えば区議選では告示後はビラを配ってもいけません(自分で取りにきた人にはあげてもいい(^^; 告示前に配っているのは会報等の号外というかたちをとっている。こうしないとこれも選挙違反になるらしい(^^;)。都知事選はノボリをたててはいけないそうです。国政選挙でやってよい運動をすると選挙違反になっています。それにしても整合性も合理性もない変な制約ばかり。これらはタテマエとしては選挙に金がかかりすぎないように、資金力のある候補が有利にならないようにということで設けられたものですが、実態は知名度のある候補や組織力のある候補が有利になるように作用しています。

 そこに風穴をあけるのがホームページなのでしょうが、以前書いた通り今だに公職選挙法ではホームページを選挙に使うことは認められていません。しかし最近の選挙不文律では更新さえしなければ、大丈夫なようです。各候補ともマニフェストの全文をホームページにのせています(告示後に更新はできないので、もしマニフェストを修正したくてもできない(^^;)。

 そんな中、制約内で都知事選の浅野候補はおもしろいことをしています。宮城の選挙でもやっていたことだそうですが、支持者に手書きポスターを書いてもらい掲示板に自分で貼ってもらうという選挙運動です。

 選挙期間中にポスターを一度張り替えてもよい。それを利用し、告示後は第一バージョンの普通のポスターをまず運動員がはります。選挙戦の中盤以降、各支持者が自分の近所の掲示板のポスターを自分の絵(絵に自信のない人は出来合いの第二バージョンもあるそうだ)に張り替える。都知事選のような大きな選挙区での選挙はマスコミとポスター掲示板が一番選挙で目立つ場所ですので、この戦法はなかなか良い。支持者もやりがいあるし、楽しいしでこんないいアイディアなんでみんな導入しないの?あなたの近所の浅野史朗ポスターははりかえられてませんか!?

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