« コラムyokoze「シンタロー 今すぐ止めなくては!」 | トップページ | 読書な毎日(149) »

読書な毎日(148)

【イケダ先生の世界】 ベンジャミン・フルフォード
 タブーに挑み続けるフルフォードが今回取り上げたテーマは創価学会。本著はSGI(Souka Gakkai International)についてよく書かれています。SGIとは学会の国際部門のことだそうです。学会は世界各地に支部をつくっているのですが、そのうちの最大拠点がアメリカにあり大学までつくっています。
 フルフォードによれば学会が拡大路線になっていったのは、池田会長になってからだそうです。 精舎を建立するのに会員から資金を集めたところ予想以上に早く多く集まったため、献金の魔力に大作先生はとりつかれてしまったのだとか。また、日蓮正宗との確執などについても書かれています。この事件によって学会から離れていった信者もいたそうです。
 フルフォードの取材力にはいつも驚かされますが、学会について知らないことがたくさん載っていました。そして単なる批判本になっていないのも良いところです。
 学会に限りませんが宗教法人は非課税です。従って莫大な資金を集め、礼拝のための施設を建てても税金はかからないのです。だから、宗教法人は営利事業はできないし、政治とも分離されているはずなのですが、学会の実態はどうでしょうか?
 今の学会がここまで大きくなったのは選挙を抜きには考えられないでしょう。彼らにとって選挙は祭りになっていて、組織を結びつけるための大きな力となっています。ついには与党の一角となり政権に大きな影響を及ぼしています。現状はどう見ても政教分離とはほど遠い状態ですが、与党となったら自民党は大人しくなってしまいました。この異常な状況は早く変えなければいけません。
(★★★★)

【巨大企業が民主主義を滅ぼす】 ノリーナ・ハーツ
 著者は英国人。日本では2003年に翻訳されています。巨大グローバル企業が国家の力を上回り、国家の政策に大きな影響を与えているということを訴えている論文です。英国と米国を中心に書いてありますが、日本もこの状況にかなり近くなっていますね。企業が力を持つとどうなるか。格差社会の実現です(^^; また、官から民へという流れはユニバーサルサービスの低下を招き、金持ちしかまともなサービスを受けられない状況となります。日本でも経団連という企業ロビー集団が大きな力を持ち政策に大きな影響を及ぼしています。公的サービスや補助金はどんどんカットされお金を払わないとサービスが受けられなくなっています。
 そういった企業を消費者の側から変えていくことを著者は提案しています。つまり、地球や人々にやさしい環境のことを考えている商品を買い、その逆の商品をボイコットすることにより企業は変わるということです。政治家は既に企業の操り人形みたいになっているので、選挙の一票よりむしろ、消費者の購買行動の方が今の間違った方向に向かっている社会を変える力となると、著者は言っています。
 今や米大統領選は資金力のある人しか立候補できない状況となっています。しかし、選挙になんでこんなにお金がかかるようになってしまっているんでしょう?企業は政治家にジャブジャブ献金し、当選のあかつきには自企業の利益になるような税制優遇や政策を通してもらい元以上のものを取り返そうとします。そこに一般市民の視点は皆無です。本来政治家は事業を起すわけでもないのですから資金なんていらないはず。なんで選挙にこんな金がかかるようになってしまっているのでしょう?企業の陰謀としか私には思えません。わざと金がかかるようにし、献金づけにする。この流れを変えないと根本は変わりそうにないですね。
(★★★★)

【えひめ丸事故・怒りと悲しみの狭間で】
 山中 利之
 実習船えひめ丸事故について、事故当初から取材していたテレビ局員の著者がまとめたもの。関係者の取材が広く継続的に行われていて、なかなかの力作です。えひめ丸事故の全容を知るための好著です。
 森総理を退任に追込んだ事件として私は記憶していましたが、事件の全容となると米原潜が相手だったこともありなかなか情報が出てきませんでした。今になって整理すると。米原潜グリーンビルが民間人を乗せた体験航海?中に急浮上を行い、えひめ丸に激突。同船は大きく損傷し約5分で沈没。原潜は救出活動行わず。逃げ遅れた生徒を含む9人が死亡し海底に沈む。当初米国は船の引き上げに難色を示すが、8ヵ月後に浅瀬に移動させ内部を捜索。遺体を回収する。救出された同船に乗っていた生徒、教員のの多くがPTSDに悩まされる。うち一人は日本で取材カメラに激突され骨折していた。原潜の艦長ワドルは軍法会議にもかけられず、責任をほとんど問われることなく名誉除隊。今も原潜の体験航海は行われている。つまり、9人も死んでるというのに誰も責任とらないし、その原因となった体験航海もそのままという状態なのです。属国だから仕方ないのかもしれないけど日本政府そしてマスコミの弱腰っぷりは目を覆うばかりです。もしこの潜水艦が北朝鮮のものだったらどうなっていますかね(^^;;
 そもそもの話ですが、潜水艦という船は国際条約で禁止にした方がいいのではないでしょうか?先日も日本のタンカーに衝突していましたが、隠れてコソコソ行動していて、一般の船には避けようがありません。そしてぶつかったときも当て逃げ同然。やめましょうこんなゴキブリみたいな船は。
(★★★★)

|

« コラムyokoze「シンタロー 今すぐ止めなくては!」 | トップページ | 読書な毎日(149) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 読書な毎日(148):

« コラムyokoze「シンタロー 今すぐ止めなくては!」 | トップページ | 読書な毎日(149) »