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新最近みた映画(66)

【ザ・コーポレーション】 マーク・アクバー、ジェニファー・アボット
 カナダのドキュメンタリー。インタビュアーとして、チョムスキー、マイケル・ムーア、ナオミ・クラインなどが登場します。企業とはいったい何なのか。企業は法人とも言いますが、法律上企業は人間と同じように扱われているそうです。その企業を人としてプロファイリングしてみると、他人を思いやらない、利益ばかり追求する、など人格障害(サイコパス)になってしまうそうだ(^^;
 安い賃金で働かせ、それを世界中に売りまくるグローバル企業。環境破壊もばれなければいいし、厳しくない国でなら破壊してもかまわない。という具合に企業の身勝手なふるまいが画面に映しだされます。それをしばるための法律なのですが、規制緩和の美名のもとにそれらを撤廃していく。また、公的なものを民営化しそれまでを食い物にする。日本はまさに今このレールの上に乗ってるわけですが、こんな法人を野放しにしていいんでしょうか(^^; 最近はCSR(企業の社会的責任)という考えも出てきていますが、ポーズとしてやってるだけで人格障害の彼らはたぶんこの意味をわかっていないと思います(^^;
 映画の手法としてはマイケル・ムーアを真似しているようで、話の筋とは直接関係ない映像などを挿入し、テンポよく映画をすすめています。2時間20分とちょっと長めですが力作ですので、是非ともみてください。
(★★★★)

【新しい神様】 土屋豊
 右翼バンド維新赤誠塾の雨宮処凛と伊藤秀人のドキュメンタリー。2000年公開。主役は雨宮さんの方で葛藤しながら右翼をしています。20代の女性の右翼というのはたぶん珍しいのでしょう。それ故本作の監督は彼女を被写体としたのでしょうが、本心を素直に話す彼女は今の若者の一部が何故右翼的なものににひかれるのかというのをある程度代弁しているように思えます。地域とも家族とも希薄となったアイデンティティ。彼らが帰属を求めるのが日本という国家なのです。けれど彼女といわゆるネット右翼が異なるのは考えて悩んでいない点とこうやって顔をさらして表に出てこない点です。普段は従順な仮面をかぶって波風立たないようにしているが、匿名の世界に行くとストレス発散
 本作はデジタルビデオカメラと一部ホームビデオで撮られています。監督が撮影し出演もし、一部は雨宮さんが自分で自分を撮っています。ノリ的には学生サークルっぽいところもありますが、作品としてはきっちりまとまっています。テーマソングが映画をしめているところもあるかな。
(★★★★)

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