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コラムyokoze「再チャレンジとは?」

 格差が広がっているという事実を必死に否定していた自民党だが、ここにきてごまかしようが無いと観念したのか、次期総理候補は”再チャレンジ”を盛んに口にしている。しかし、再チャレンジとはいったい誰の再チャレンジなのか?おそらく彼らが指している再チャレンジはいわゆる
勝組が失敗してもやり直せる再チャレンジ(福井総裁、山拓、ホリエモンなど)だったり、もっとステップアップしてより勝組になる再チャレンジなのだろう。
 では私たちが一般的にイメージするフリーターやニート、リストラされた人の再チャレンジの場はないのか。格差社会の先進国アメリカの例を見ると、こういう人たちは軍隊に入れられイラクに送られ再チャレンジしている。つまり日本では自衛隊ということだ(^^;

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読書な毎日(139)

【軍隊なき占領】 ジョン・G. ロバーツ、グレン・デイビス
 第二次大戦後日本で暗躍し、今の政治の流れをつくった人たちについて書いてある本。戦後日本の民衆は政治を自分たちの手に取り戻そうとしていたが、アメリカ主導でその方向は修正され、いわゆるアメリカの意志で動く政党、自民党をつくり政権をとらせた。岸信介などのA級戦犯を無罪放免し、総理大臣にまで据えてアメリカの正に意のままに日本政府を動かしてきた。というようなことが書いてあります。
 この本読むと、自民党が政権を持っている限り日本はアメリカの属国からは逃れられないというのがよくわかります。アメリカの属国が嫌なら自民党に政権をとらせてはいけないのです。
 ちょっと読みにくい本ではありますが、日本人が知っておかなければならないことが書いてありますので是非とも読んでみてください。あなたそれでも自民党支持者なのですか?
(★★★★)

【非米同盟】 田中 宇
 冷戦後、アメリカ中心だった世界が次第に非米化している。アメリカ自身は特に911以降、イラク戦争あたりからわざわざ世界の信用を失い、嫌われるアメリカを演出している。なぜだろうか?著者はこの奇妙なアメリカの行動を分析しながらその目的を探っています。アメリカは世界の警察業務から手を引こうとしているのではないか、というが著者の結論です。わざと失敗し、もうアメリカには任せてられないと思わせ非米同盟にその業務を引き継いでもらう。なんか、しっくり来ないですが、そうでもしないと説明ができないとか。
 私も最近のアメリカの行動を見ていてなんであんなに演出が下手くそになったのだろうと疑問に思っています。私は著者が言うように意図的にやってるのではなく、帝国の末期症状なのではないかと思っています。今までうまく演出していた人たちが硬直化した組織の中で追いやられ、自分達は正しいんだ!と叫ぶまわりのことを気にしない人たち(ネオコン)が権力を行使しているからあんなお粗末なことになっているのでしょう。アメリカ帝国はそう長くない、というのは私も著者と一致した見解です。
 本著にはビルダーバーグのこともけっこう書いてあります。普通に出版されている本にこんなにビルダーバーグのことが書いてあるのって珍しいのではないですかね。アメリカ批判についてもそうだけど、ここまで書いてしまうと主流マスコミはきっと無視するんでしょうね(^^;
 著者のメールニュースは私も読んでいますが、世界中の情報を読んで要約&分析して伝えてくれるので非常に重宝しています。無料ですので是非とも購読してみてください。
(★★★★)

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読書な毎日(138)

【世界と僕たちの、未来のために―森達也対談集】 森 達也
 森達也本の最近刊。様々な媒体でここ数年に対談したものを一冊の本にしています。森達也に考えが近い人との対談が多いですが、田丸美寿々とか田原総一郎なんてのも入っています。面白いのはやはり映画監督たちとの対談で、森達也的情報が本著からたくさん入手できます(^^;
 本著で何度も出てくる、森達也氏が昨年撮ろうとしていた天皇のドキュメンタリーは是非とも撮ってほしいですね。A3も編集して上映してほしいです。本人はそうは思ってないかもしれないけど、A2当時と現在の森達也の知名度はかなりの差があります。公開すれば今度こそお客入ると思うんですけどね....。
(★★★★)

【チャベス―ラテンアメリカは世界を変える!】 ウーゴ・チャベス アレイダ・ゲバラ
 ベネズエラの大統領、ウーゴ・チャベスにチェ・ゲバラの娘のアレイダ・ゲバラがインタビューした本。日本のお茶の間で流れるニュースを漫然と見ているとチャベスは独裁者かのように見えてしまいますが、彼はキューバのカストロ同様アメリカに楯突く指導者なので、日本のメディアもああいう報道しているわけです。
 ベネズエラは世界4位の産油国でアメリカにも石油を輸出していますが、チャベスの前はアメリカ傀儡の独裁者が支配する国でした。民営化と称しアメリカ企業が石油の採掘を行い安い値段でアメリカに輸入(搾取)していました。その不満が爆発し、誕生したのが民主的な選挙で選ばれた大統領チャベスだったわけです。しかし、彼の現在までの道のりは平坦ではなく、常にアメリカからの牽制が入り、クデーターを起こされたり暗殺されそうになったりしています。日本に住んでいるとあまり南米のことはよくわかりませんが、ここ数年でかなり激しく政情が変化しています。今更アメリカのすることに驚きませんが、その強権ぶりと無法者的ふるまいにはあきれますね...。まさにアメリカこそならず者国家でしょう(^^;
 本著に関して言えば、ある程度のベネズエラ史がわかっていないと、話の流れがわかりづらい部分が多いです。アレイダにチャベスが語りかけるかたちで、インタビューは進行していますので、もうわかっているものとして話が進んでいきます。というわけでやや読みにくい本です。しかし、私もこれをとっかかりにベネズエラという国に興味が出てきましたので、関連書を読んで見ようかと思っています。
(★★★☆)

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アンチイスラエルキャンペーン

 隣国に侵攻しているイスラエル。この非道を許すわけにはいきません。
 イスラエルの基幹産業の1つは軍事産業ですが、資源のない同国は国策としてソフトウェア産業も振興しています。暗号技術、セキュリティ分野においてイスラエルのソフトは有名で世界的なソフトウェア企業も何社かあります。というわけで、イスラエルソフトウェア製品をボイコットすると彼らにとってダメージも大きいのです。
 以下に主なものをあげてみます。


○バビロン
http://www.babylon.com/jpn/index.php
 1クリック翻訳ソフトとして世界的に有名。フリー版も存在したが、これは翻訳内容をバビロン社が収集するというスパイウェア的なことをしていたため、批判をあびた。現在はフリー版なくなり、翻訳内容を収集しいないようですが。

○チェックポイント
http://www.checkpoint.co.jp/
 インターネットのファイアウォール製品として世界的に有名。日本でも多数の企業が導入している。

○アラジン
http://www.aladdin.jp/
 インターネットのフィルタリング、メールのスパムカット、暗号化製品など。

○アムドックス
http://www.amdocs.co.jp/Site/japan/japan_default.asp
 主にCRM(顧客管理システム)分野で有力な企業。日本ではあまり使われていないようです。

○エニグマ
http://www.enigma.com/e/jp/overview.cfm

http://www.altech.co.jp/
 高速文書検索技術。日本ではアルテック社が販売代理店。アルテック社はバビロンも売っている。

○インテル
http://www.intel.co.jp/
 言わずと知れた世界的な半導体企業。米国の企業ではあるが、イスラエルに工場とデザインセンターを有する。ここで開発されたものに、ノートPC用のPentiumMなどがある。またPentiumu4の後継CPU Core2 Duo もここで開発された。開発コードにイスラエル入植地の地名(Merom Giloなど)を使っているとは私も気づかなかった(^^;
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20065160,00.htm

○タワーセミコンダクター
http://www.towersemi.com/
 イスラエルを代表する半導体企業。東芝は同社と提携関係にある。


 一般消費者向けのソフトウェア製品はバビロンぐらいですが、企業でシステム担当だった場合はチェックポイントなどは導入しないということもできます。
 また、半導体ではタワーセミコンダクター社と提携関係にある東芝製品をボイコットするのも良いでしょう。東芝は、原発開発にも前向きですし、その点でもボイコットに値する企業です。インテルも米企業ですがボイコットに値します。

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コラムyokoze「イスラエルとインテル」

 レバノンやガザに侵攻し国際的に非難をあびているイスラエルですが、ここにインテルの一大拠点があります。モバイル用のPentiumu-M そしてPentium4の後継とされているCore 2 Duoはこのイスラエルのチームが開発したもの。これらの開発コードはDothan(ドタン)Merom(メロン)Gilo(ジロ)などとつけられていますが、これはなんとイスラエル入植地の地名(つまり入植後につけられた名前。ユダヤ人の人名としてもよく使われているよう)なのです(^^;; それをマスコミは意味も考えずにただの単語として使っていますが、この単語を使うことによって入植地が既成事実化していくことになります。
 こういうイスラエル人の姿勢がパレスチナ問題を解決不可能なものにし、それを許してしまう大企業やアメリカの態度がイスラエルをますます増長させてしまうのです。

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コラムyokoze「パロマを叩くのは警察のミスを隠すため!」

 パロマの湯沸かし器なんてもう何十年も使われていて、今になってなんであんなに大騒ぎしているのだろうか?と私は疑問に思っていたのですが、下記記事のような経緯で21歳の青年が亡くなっていたという事実があったのです。
 確かにパロマの湯沸かし器にも問題がありますが、一番問題なのは警察です。死体検案書には一酸化炭素中毒とあったのに遺族には心不全と嘘の死因を伝えていたというのです。なぜそんなことをしたかと言えばオウムの捜査で忙しかったとありますが、つまりは”面倒くさかった”からに他なりません。心不全ならそれで終わりですが、ガス器具の事故となれば、メーカーに問い合わせたり訴訟に発展したりと警察としては面倒です。だから病死ということにしたのでしょう。

 今回のパロマ湯沸かし器が原因とわかったのも遺族が調査したからで、それがなければ今だに青年は嘘の死因のままでした。また、この10年間にパロマの湯沸かし器の欠陥で亡くなる人もいなかったのです。警察はここを突っ込まれるのが嫌なのでパロマがバシバシ叩かれるような情報を出し、マスコミはそれに乗っかってバシバシ叩いている、というわけなのです(^^;;


○長男亡くした遺族の無念の思い、警察動かす パロマ事故
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200607150145.html

2006年07月15日

 パロマ工業製の湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故。警視庁による再捜査のきっかけになったのは、約10年前、息子が東京で亡くなり、警察から「病死」と説明された遺族の執念だった。松江市出身の山根敦さん(当時21)の父健二さん(57)と母石井聰子さん(53)は15日、敦さんが育った松江市の自宅で、「もっと早く原因が分かっていれば犠牲者は増えなかった」と無念の思いを語った。

 10年間、息子は病死したと信じ続けてきた。敦さんは92年、17歳の時に松江から上京し、音楽専門学校に通った。プロのミュージシャンになるのが夢だった。

 96年3月18日、一人暮らしをしていた東京都港区のマンションで亡くなっているのを友人が見つけた。翌日、東京に駆けつけた健二さんは赤坂署員から、心不全による病死ではないかと説明を受けた。当時の担当刑事からは「本人の健康管理や、親の監督がなっていない」とも言われた。

 事故から10年を前にした今年2月、聰子さんが赤坂署に、当時をしのばせる物が残っていないか尋ねた。署員の勧めで都監察医務院に連絡し、「死体検案書」を手に入れた。

 解剖所見欄に、通常では考えられない濃度の一酸化炭素中毒だったことを示す記述があった。不審に思った両親は、赤坂署に再捜査を依頼した。

 「当時敦さんが住んでいた部屋のガス給湯器を調べている」。今月4日、警視庁捜査1課と赤坂署刑事課の捜査員が自宅を訪れ、こう告げた。湯沸かし器が息子の死因と関係があることを初めて知った。

 14日夕に再び自宅を訪ねた捜査員は「湯沸かし器の改造が原因で、一酸化炭素が充満した」と説明した。捜査員は「オウム真理教事件で手が回らなかった」と、当時の捜査状況にも触れた。正確な死因を知らせなかったことについては、「当時の捜査員の落ち度だ」と話したという。

 「安全装置の不正改造をなぜもっと早くつかめなかったのか、問いたい。『責任がない』と言うのは許されないと思う」と健二さんは言った。

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コラムyokoze「日本でもオーマイニュース」

 8/28 ついに日本でもオーマイニュースがスタートすることになりました。それに先立ち、本日から市民記者を募集するそうです。韓国ではニュースサイトとして一定の地位を得ているオーマイニュースですが日本ではどうなるか!?あなたも記事を書いてみては!

○CNET「オーマイニュース、サイト開設に先立ち市民記者の募集を開始」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20176307,00.htm?tag=nl

○オーマイニュース開店準備blog
http://www.ohmynews.co.jp/blog/

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脱Windows計画(3)

 linuxに乗り換える下準備が整ったら、どのlinuxを入れるかというのを検討しなければなりません。Windowsは基本的に1種類しかありませんが、linuxは世界中に無数の亜種、ディストリビューションが存在します。この中から自分に最適と思われるディストリビューションを選ばなければなりません。有料パッケージもありますが、基本的にどのディストリビューションも無料なので気に入るものが見つかるまでいろいろインストールしてみるのがいいでしょう。
 試すのはできれば今使ってないようなパソコンがあればそれでするのが良いでしょう。CPU400Mhz メモリ128MB HDは10GB 程度あればどれも試すぐらいなら問題なく動きます。それができないならめんどうですがlinux用のパーテーションをwindowsを使っている自分のPCにつくって試すことになります。
 私が試してみたのは以下の6つ。


Fedora Core5(USA)
http://fedora.jp/
CDが5枚というのがうざったいが、インストールは日本語環境で非常に簡単。特にひっかかることもなく一発でインストール完了。デスクトップも使い易い。難点はメジャーバージョンアップが早すぎる点。あくまで、RedHatの開発バージョンであるため、一般ユーザーの方を向いていない点。プログラム自体が大きく重くなっている点(と言ってもwindowsよりはずっと軽い)。また、多くの人が使っているので面白味がない(^^;
 私の場合、何故かわからないがFlashが動かなかった。xamppを入れたら動くようになったのではあるが。というわけでちょっと信頼性が気になるところ。

puppy 1.0.8(Australia)
http://www.puppylinux.com/
かるいlinuxというのが売り。国連のネグロポンテ氏が提唱しているの100ドルPCの有力ディストリビューションとされている。CD1枚。日本語化がされていないのが難点だが、なかなか良く出来ている。今後日本語化などされればなかなか面白い存在だと思う。

gentoo 2006.0(USA)
http://www.gentoo.gr.jp/
日本語化もされているが、私は日本語環境でインストールできなかった。3度インストールを試みたが、途中で失敗したり止まったりしたのでインストール断念。

plamo 4.2(Japan)
http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/
日本語化されているが、インストールはキャラクターベースでやりづらい。3度インストールを試みて、一応インストールできた(Xは起動せず)ようだったが再起動したらフリーズしたので断念。

vine 3.2(Japan)
http://www.vinelinux.org/
RPM系の日本人が開発してるディストリビューション。デスクトップを主なターゲットに安定化と軽さを目標にしているそうだ。CDも1枚だけでインストールは日本語環境で非常に簡単。特にひっかかることもなく一発でインストール完了。確かに軽くて安定しているが、新しい機能があまり入っていないので、そういうとこがやや物足りない。

Ubuntu 6.06(Isle of Man)
http://www.ubuntulinux.jp/
distrowatch でランキング1位となっていたのがこのディストリビューション。CDは1枚。インストール環境も日本語になっていて、一発でインストール完了。Fedoraに搭載されているような最新の機能が入っている。というわでけランキング1位になるのも納得。
日本ではあまり有名ではないようだが、私はこのディストリビューションをチョイスする予定。


以下のサイトに様々なディストリビューションが紹介されていますので、調べて試してみてはいかがでしょうか。

○distrowatch
http://distrowatch.com/

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コラムyokoze「G8サミット」

 国連常任理事国はかねてより不公平といわれますが、G8サミットというのも実に不公平と言えます。日本はG8には入っているのでこれには文句は言っていませんが、アフリカ、南米、中国が入っていません。従って決議内容を見ると参加国のふれてほしくない問題、例えばイラクとかチェチェンの問題などについての言及は全くありません。自分達の言いたいことを叫び、叩かれる国と仲の良い国があればその国を守ってあげるという構図になっています。つまりG8と仲良しでない国は発言の場も与えられず叩かれっぱなしということになります。これらに比べるとサッカーワールドカップというのは実に公平なシステムです。サミットも国連もワールドカップ方式にした方がいいんじゃない?
 しかし日本のヒステリー状態は異常です。海に実験ミサイルがポチャッと落ちたのと、主権国家の民間施設に空爆が今も続き、たくさんの民間人死んでいるのはどっちが大きな問題なのでしょうか?

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脱Windows計画(2)

 パソコンをとりまく環境も変わってきています。インターネットが世界共通インフラとなり、ブラウザがWEBの閲覧だけでなく様々なアプリケーションの窓口となってきています。極端なこと言えば、パソコンにはブラウザとメーラーが入っていれば事足りるようになってきているのです。そうなれば、もうwindowsなんか使わなくても大丈夫なのです!

 しかし、そうは言っても今までwindowsで使っていたブラウザやメーラー、アプリケーションが使えなくなってしまうと不便です。というわけでまず第一ステップ目としてwindows上でlinuxでも動くアプリケーションへと移行します。例えばブラウザはFireFoxに、メーラーはThunderBird にオフィスアプリはOpenOfficeにという具合に。新しいツールに乗り換えるわけですからもちろん最初は使いづらいかもしれませんが、使い慣れればこれらのツールの完成度も上がっていますので、特に問題はないはずです。この段階で移行への下準備が整ったことになります。

○firefox
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

○thunderbird
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/

○open office
http://ja.openoffice.org/

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読書な毎日(137)

【原子力と人間―闇を生む光】 小林 公吉
 物理の高校教師が高校生にでもわかる内容で、核分裂、核兵器、原発など原子力全般について書いてある本。私のような原子力マニア(^^;?が読んでも勉強になる素晴らしい本です。例えば高速増殖炉の冷却には金属ナトリウムが使われているのですが、なんでこんな危険なものを使っているかというのが私にはわからなかったのですが、核分裂した中性子が減速しないためのナトリウムなんだそうな。
 細かく章立してあるので、興味のあるところだけ読んでもよいようになっています。原子力は専門的でよくわからないという人は是非とも本著を読んでみてください。
(★★★★☆)

【放射能で首都圏消滅】 食品と暮らしの安全基金 古長谷 稔
 東海地震から引き起こされる浜岡原発による原発震災についてを中心に書いた本。浜岡原発による原発震災をメインに書いた本はおそらく本著が初でしょう。イラストがたくさんあって、2ページで1項目づつ解説してある教科書みたいな本です。内容は中学生ぐらいでもわかるようになっています。
 私のような原子力マニア(^^;?からすると知っている話ばかりであえて読まなくてもいい本かもしれませんが、原子力初心者にはおすすめです。
 ちなみに浜岡原発ですが、1、2号は老朽化のためおそらくもう動かすことができません。ついこの前できたばかりの最新の5号機は発電用のタービンが何もしていないのに破損し、運転が不可能な状況になっています。残る3,4号機もシュラウドがひびだらけなのでじきに動かせなくなるかもしれません。というわけで反対運動するまでもなく動かせなくなってしまうかもしれませんが、地震はいつ来るかわかりませんからできるだけ早く止めてほしいものです。
(★★★☆)

【まんが パレスチナ問題】
 山井 教雄
 パレスチナ問題をユダヤ教のはじまりまで遡って現代に至るまでをまんがで解説した本。パレスチナ問題についての本は数あれど、これだけ長い期間を簡潔に書いた本はないでしょう。詳しいことは書いてませんが、今に至るまでの流れがよくわかります。複雑なパレスチナ問題の入門書としては最適な本ではないでしょうか。
(★★★★)

【アメリカに「NO」と言える国】 竹下 節子
 フランス在住の著者がアメリカに対してフランスはなぜNOと言えるのか、ということについて書いてある本。比較するまでもありませんがアメリカが言うことならなんでもYESと言うのが我が日本ですね(^^; アメリカにNOを言っているのは何もフランスだけではありませんが、イラク戦争のときも一番目立っていたのがフランスでした。ドイツも敗戦国で米軍基地もいっぱいあるのですが、同じようにNOと言ってました。
 フランスに住んでいるだけあってフランス人気質などがよくわかる本ですが、フランス人とシラク大統領をやや持ち上げすぎなところもある本です。フランスでもエリート寄りの立場で書かれた文書で、移民にフランスは寛容だと言いつつも、イスラム系の移民とその子孫には、ちょっと突き放すような書き方をしています。先日のワールドカップでフランスは準優勝となりましたがジダンはアルジェリア系だし、その他の選手もほとんどが移民とその子孫です。これ一つ見ても今やフランスに移民はなくてはならない活力となっているはずなのですがね。
 騒ぎになったスカーフ問題についても、宗教的服装を子どものうちから強要するのは良くないから自由な教育の場でははずすべき。トルコではスカーフがだめだからヅラをつけているという例まで持ち出しています(^^; しかし、自由と言うならスカーフをつけるのも自由なわけでなんか変じゃない(^^;? このスカーフ法は明らかにイスラム系の移民をターゲットにしていて感じ悪いです。
 まあ、そういうことも含め、普段あまり日本では言及されないフランスを知るのに良い本だと思います。
(★★★☆)

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コラムyokoze「国連決議」

 北朝鮮ミサイル発射について制裁を発動するという国連決議を通そうと日本はヒステリックに騒いでいる。その一方で日本は7/6に採択されたイスラエルのパレスチナ(ガザ)空爆を非難する国連決議にはなんと反対した。また、7/9インドもミサイル実験をしたが、これに対して日本政府は静観の構えのようだ。ちなみに今年3月、米印間では核技術供与の協定が結ばれている(^^;
 こんな状況の中、小泉総理はイスラエルを訪問する。きっと外遊のつもりなんだろうが、国際情勢を刺激するようなことを言わないか心配だ(^^;

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コラムyokoze「The Road to Guantanamo 全米公開」

 6/23からイギリス人監督、マイケル・ウィンターボトムによるキューバにある米軍グアンタナモ基地の映画「The Road to Guantanamo」が全米で公開されている。もともと評判の悪いグアンタナモ基地ではあったが911を契機に、いわゆるテロ容疑者を送致し拘禁・拷問している施設として有名になった。アブグレイブ刑務所の拷問で世界は大騒ぎとなったが元祖はこっちなのだ。
 本作は実話を元にした映画。2001年、友人の結婚式のためにパキスタンに帰ろうとしたイギリス人をテロ容疑者としてアメリカ軍が拘束・拉致。グアンタナモに2年にわたって拘禁・拷問していたという事実をもとにしています。
 本作は今年に2月にベルリン映画祭で監督賞を受賞し、イギリスでは既に公開されDVDも売り出されていて話題になっているようです。このベルリン映画祭には笑えない後日談もあります。映画祭に出席したパキスタン人の風貌をした役者たちが、イギリスの空港でテロ容疑者として逮捕されたのだそうです(^^;(数時間後に釈放されたそうですが)
 6/29にはこの映画の公開にあわせるかのように米最高裁でグアンタナモ基地がジュネーブ条約違反であるとの裁定を下しました。一本の映画がアメリカをも動かすんですね。
 さて、この映画ははたしてアメリカと仲良し(^^;の日本では公開されるのでしょうか....。

○「ロード・トゥ・グアンタナモ」オフィシャルサイト
http://www.roadtoguantanamomovie.com/

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コラムyokoze「プレスリーおたくアメリカに行く」

 あの首相はいつものように自家用政府専用機でアメリカに行った。今回の目玉はプレスリー記念館だ。手ぶらでは行けないので”米軍再編”と”牛肉解禁”が手土産だ。ブッシュさんは喜んだようで彼の自家用機エアフォースワンにまで乗せてくれた。なんて楽しいアメリカ旅行なんだろう。首相やってて良かったなあ。

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