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読書な毎日(137)

【CO2温暖化説は間違っている 】 槌田 敦
 孤高の物理学者槌田氏によるCO2による温暖化否定論。地球は温暖化傾向にあるのは確かだが、それの原因はCO2ではない。では、何故温暖化しているかと言えばそれは地球の公転軌道によるサイクルでもうしばらくすると寒冷期に入るというのが著者の主張です。著者によるとCO2による温暖化説を流布しているのは、原発推進系の学者なのだそうです。
 彼の説は確かに説得力があります。CO2が増えるとなんで温暖化するの?物理学で計算してみた人はいるでしょうか(^^;? みんなが言ってるから定説と思っているだけではないでしょうか?CO2濃度は確かに増加しているそうですが、それは気温が上がった結果によるもので、卵と鶏が逆なのだそうです。
 しかし、槌田氏もだからと言って石油文明を肯定していませんし、反原発系の学者です。つまり彼が何が言いたいかと言えば、CO2による温暖化は論理的におかしいと言ってるのです。
 槌田説が本当とすれば、ガリレオガリレイ並のインパクトがあるでしょう。京都議定書は温暖化の原因がCO2と決め付けていますしね(^^; まあ、槌田説が本当だとしても日本が石油に頼るのは良くないことです。もちろん原発にもです。原発のウランだって100%輸入です。ということでエネルギー自給率は高めなければいけないし、大気汚染の原因になるものを燃やさないようにしなければいけないわけで、そうなるとやはり自然エネルギーでしょう。しかし、槌田氏は自然エネルギーには否定的です。あれは自己満足のオモチャにすぎないと言うのです。この部分に私は賛同できないのですが、これも一つの槌田説(^^;
(★★★★)

【被爆のマリア】
 田口ランディ
 広島・長崎の原爆にまつわる4短編による単行本。すべて現代の話で主人公は高校生から30代ぐらいまでと、若者にターゲットを絞ったかと思われる本です。おそらく彼女の読者層の中心はそこいらなのでしょう。彼らにとって原爆とは歴史の教科書に書いてある話でそれを身近に引き寄せるのはいったいどういうことなのか、というのがこの4短編なのかもしれません。
 本著はきっと著者の広島長崎取材によってできたものでしょう。3編目の磐神は彼女自身の取材の苦労っぷりが伝わってくるようです。
 取材結果は小説にしないで、ルポにしても良かったのではないかなと私は思うのですが、フィクションにすることで逆にリアリティが出るということもあるのかもね。実際この4編ともけっこう私の印象には残りましたし。
(★★★★)

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