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読書な毎日(132)

【アメリカ帝国の悲劇】 チャルマーズ・ジョンソン
 世界中に基地を置くアメリカの実態をあぶりだした本。著者はアメリカ人で軍歴もある政治経済学者。アメリカは自国以外の33カ国に725もの基地(軍人100人以上)を持ち、25万人(家族も入れると50万人。日本には4万人、家族も入れると9万人)が海外に駐屯しています。これは2001年9月時点の平時のデータなので、この後基地も海外に派兵されている軍人も増えています。本来、軍隊というのは自国を守るためのものであって自国でもないところに基地があるのはおかしいはずなのですが....。
 アメリカの基地が多くある場所には共通点があります。日本、ドイツ、韓国、そして現在中東地域に着々と建設をすすめています。つまり、アメリカの基地がある場所はアメリカが戦争に勝利し、占領している場所なのです。日本人は独立国のつもりでいますが、まだアメリカが占領しているのです(^^; この事実をアメリカ人もほとんど知らないそうです。著者地自身も軍歴があるのですが、そんな実態は知らず、あるとき沖縄に招かれてその基地の多さにびっくりして調査したところこの驚愕の実態が明らかになったというのです。
 本著は基地のことだけでなくアメリカの軍事全般について広く分析しています。また財政問題、アメリカの戦争の歴史についても詳しく書いてあります。アメリカがやってる戦争はいつも自作自演で開戦し相手を打ち負かしたあとはご褒美として、その土地をもらい基地をつくりできることならそこに永久にとどまるのです。まるで寄生虫のようだ(^^; その基地は名目としてその国を守るということになっていますが、実態は単なる米軍のリゾート施設だったり、米軍のための補給基地であったり、その土地を支配するための拠点にしかすぎないのです。彼らは外国なんか守るつもりはさらさらありません。ちなみに沖縄は人気のリゾート基地なんだそうです(^^;
 ちなみにイラクからアメリカは撤退する様子がありませんが、彼らはあそこに居座って周辺の石油を奪い取る拠点としたいから、帰るつもりなんかないのです(^^;
 アメリカが戦争をする要因はいくつもあるのですが、その第一は石油。イラクで戦争したのもやはり石油のため。中央アジアであやしげな動きをしているのもカスピ海の石油のため。また、アメリカの産業というものが完全なる軍産複合体となってしまっていることも戦争の原因。戦争がないと仕事がなくなってしまう人、金儲けができない人がたくさんいるのです。だからアメリカには戦争が必要なのです。
 そんなアメリカですが、なんで悲劇なのか!?こんな滅茶苦茶なことをやっていれば長続きするはずがない。アメリカ帝国は近いうちにまわりの国々、すなわち日本も巻き込んで崩壊する。それが悲劇ということなのです。
(★★★★☆)

【リアルジャパン〈Vol.1〉】 ベンジャミン・フルフォード編
 フルフォード編のムック。中曽根元総理や、中丸薫、ロバート・ホワイティング、カレル・V・ウォルフレン、宮崎学などとのインタビュー。天木直人や寺澤有などの手記など各界の多彩な面々が登場します。かねてからフルフォードは映画を撮ると言ってますが、その元ネタになりそうな感じの本です。
 フルフォードの本については何冊も読んで感想書いてますがこの本もその延長線上にあります。今回登場する面々はそれぞれ興味深いこと言ってるのですが、その中でも特に印象に残ったのは、宮崎学の言ってる内容。ヤクザの利権を警察が奪っているという話(^^;
 まあ、とにかく本著は多くの人に読まれるべきです(中曽根のところは別に読まないでもいいけど(^^;)。真の日本について皆知らなすぎるのです。
(★★★★)

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