« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

新最近みた映画(63)

【マザーテレサ】 ファブリツィオ・コスタ
 オリビア・ハッセー。ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサの半生を描いた映画。インドのカルカッタの修道院で働くテレサ。彼女はある日、ダージリンへ向かう途中で“貧しい人々のために尽くしなさい”という神の声を聞く。
 伝記映画というより宗教映画に近い感じで、対象はカトリック信者なんでしょうね。ハッセー自身もカトリックだそうです。
 貧しい人のために働く場面よりか、カトリック界や地域からの許可を得るのに腐心している場面が多く、想像していたマザーテレサという感じではありませんでした。まあ、こうやって政治的配慮をしないとこれだけ大きな組織はつくれなかったんでしょうがね。
 カトリック信者が描いていない、マザーテレサの伝記を今度読んでみたいものだなと思いました。
(★★★)

【マダガスカル】 エリック・ダーネル、トム・マクグラス
 声の出演:ベン・スティラー、クリス・ロック、バージニア・マドセン。シュレックのドリームワークスのつくったCGアニメ。ちなみにドリームワークスの前作CGアニメはシャークテイルです。
 ニューヨークのセントラルパークの動物園にいたライオンやらシマウマやらがそこから脱走し、自然の宝庫のマダガスカルにたどり着く。
 本作は全米NO1にもなりそれなりのヒットを記録しています。まあ、CGアニメならなんでもそれなりにヒットしてしまうのが今のアメリカなのですが。私はドリームワークスのCGアニメは面白いと思ったことがありませんが本作も同様です。各種の名曲をフィーチャーしながらノリは妙によいのですが、逆に言えば落ち着きのないCGアニメです。常にキャラクターがバタバタ動いていて実にせわしない。各キャラクターもポスターで見たときはなかなか良いと思ったのですが、動き出すとその魅力は何故か消えてしまいます(^^;
 というわけで、シャークテイルとかシュレックが面白いと思った人は本作見ればいいんじゃない。
(★☆)

【チェブラーシカ】
 ロマン・カチャーノフ
 ロシアの児童文学作家であり、詩人でもあるエドワード・ウスペンスキーの原作を、ストップモーションアニメにした作品。このDVDは3編の短編が収録されています。さびしげな中にもほのぼのとしたものを感じさせる作品です。子ども向きですが、社会批判なども挿入されていて大人も楽しめます。チェブラーシカは自分が何者かわからない動物で、社会とのつながりを求めています。ロシアっぽい音楽が印象的。
(★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「IP電話もメールもつながりません(^^;」

 昨日家に帰ってみたら、インターネットにつながりませんでした。原因を調べてみたところ、どうやら光の回線がダウンているようでした(光のリンクランプが消えている)
 そうなってしまうと我が家の場合はIP電話なので電話もつながりません(^^; 明日から3/29まで旅行に行ってますので、修理できるのは早くて4/1となってしまいます。

 というわけで何か用事がありましたら携帯の方へよろしくお願いします....。旅行中は海外なので携帯電話もつながりませんが(^^;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「今ごろWinny騒ぎ」

 Winny作者の金子氏が逮捕されたのは2004年5月のこと。著作権法違反ほう助の容疑。つまり金子氏(東京の人)と全く面識もやりとりもしたことのない人(群馬と愛媛の人)が金子氏のつくったwinnyを使って違法コピーしていたのを助けたということ。けれど、この逮捕の本音は違うところにあった。この当時既に、警察や自衛隊、原発の資料はwinnyのウイルスでもれていた。一度漏れてしまえばもう回収は不可能。京都府警もその一つだった。彼らがとったwinny対策はなんとびっくり、わざわざ東京まで出張しての作者逮捕だった(^^;;
 そのwinny、なんで今になって騒いでいるのか?金子氏逮捕後もwinny流出事件はベタ記事扱いで定期的には出ていた。それが今回ブレイク(^^;してしまったのはなぜか?スパイウェア、フィッシングの脅威も同じようにマスコミはあおっていたような気がするのだが、winnyが流行ったのはホリエモン同様にそのキャッチーなネーミングかもしれない(^^; 日本ハムのロングセラー商品もWinnyだった(^^;
 その金子氏の裁判は公判を20回も重ねている(京都地裁でやってます(^^;)が、今だ結審せず。私は司法がまともならこの裁判は無罪だと思うのですが、今回その点に焦点を当てているマスコミはどうやら皆無のようだ。

ちなみに私が事件当時に書いたwinny のコメントはこれ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新最近みた映画(62)

【ハウルの動く城】 宮崎 駿
 声の出演:木村拓哉、倍賞千恵子、三輪明宏。2005年洋画も含め興業収益日本一だった映画。架空の世界が舞台で魔法使いと普通の人たちが暮らしている。雰囲気は中世のヨーロッパ。2つの国の間で戦争がはじまろうとしている。18歳のソフィー(倍賞)は荒野の魔女(三輪)に呪いをかけられおばあさんになってしまう。ハウル(木村)という魔法使いならこの呪いをといてくれるかもしれない。
 魔法の世界に戦争をからめ、メインで流れるのはラブストーリー。しかし、戦争の描き方が陳腐。二つの国は何故戦っているのか全くわかりません。物語の最後で終戦を迎えるのですが、そのときも王様たちの一存で突然終わってしまいます。それでも皮肉ってあればいいのですが、”戦争とは庶民の伺い知らない理由ではじまり、そして突然終わる。庶民の力ではどうにでもならないものだ。”という印象しか残りません。登場人物たちも戦争は嫌だなと思いつつも、戦争に協力しています。反体制的な人物は一人も出てきません。戦闘シーンもけっこうあるのですが、映画に出てくるのは魔物のような敵ばかりで、人間が戦闘で死ぬ場面は一つもありません。子どもも見る映画だからこうしているのでしょうが、だったら戦争なんて味付けはやめといた方がいいのです。こういう戦争の描き方は百害あって一利なし。
 まあ、なにはともあれ、本作はキムタクが登場しているラブストーリーということなんでしょうね。ヒロインをおばあちゃんにするおかげでますます、キムタクが手の届かない存在となっています。けれど二人は過去に運命の出会いをしていて、結びつく運命なのです(^^; 定番の泣けるラブストーリーというやつですね(^^;
 独特の世界観と、アニメーションの技術には目を見張るものがありますが、本作の見るべきところはそこだけ(^^; キムタク、魔法、運命の恋、もう一度見たくなるたくさんの仕掛け。そして、宮崎駿ブランドとくればヒットしない方が不思議ではないのでしょうか。宮崎駿もジョージ・ルーカスのようにダークサイドに落ちてしまったんですね....。
 誰も見てない映画なら文句も言わないのですが、多くの人が見ている影響の大きい映画なので★1つとさせていただきます!
(★)

【ハッカビーズ】 デビッド・O・ラッセル
 ジェイソン・シュワルツマン、ジュード・ロウ、マーク・ウォルバーグ、ダスティン・ホフマン。主人公は環境系のNGO職員(シュワルツマン)。スーパーの進出により伐採されそうな森を守っている。しかしスーパーのやり手広報マン(ロウ)に、次第に反対運動は切り崩されていく。そんな時、シュワルツマンは哲学探偵(ホフマン)の存在を思い出す。
 現実世界の話ですが、寓話的で哲学的です。主役は一応シュワルツマンですが、群像劇と言っても良いでしょう。それぞれが自分の仕事や役割を信じているのですが、皆疑問も持っています。そこに哲学探偵というセラピストみたいな人が出てきてその疑問を問い詰めていきます。
 映画の宣伝コピーは”「幸せ」あります”でしたが、”「幸せ」ってなんだっけ?”という感じの映画です。今の人生に疑問を持っている人は見てみるといいかもね。
(★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「数字のマジック」

 岩国の米軍移転の住民投票。今朝、新聞(東京新聞)で見たところ移転反対9割という記事が載っていた。そして朝のNHKのニュースを見ていたら移転反対が87%と言っている。同じ住民投票なのになんで結果が違うのだろう?と思ってよくよくこの数値を見てみたら、9割というのは無効票を除いて計算した有効投票のうちの9割(89%=89.00%)で、87%というのは無効票も含んだ全投票数のうちの87%(=87.42%)ということであった。9割と言うのと87%と言うのではだいぶ印象が違うのは言うまでもない。ちなみに、読売新聞が87%と報道している以外は通信社も含め89%だ。つまり、87%と報道しているマスコミは特異な政府寄り報道機関なのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「いつまでやってるの?メール問題」

 まだ騒いでるメール問題、謝れ、やめろだのまるで子どものけんかだ。国会もレベルが低くなったものです。しかし、この問題で不思議なのが当事者のはずのライブドアとホリエモンがすっかり置き去りになっていること。メールの出所はライブドアということなんだから、ライブドアに事情を聞けばもっと早く解決したんじゃない?永田議員も武部議員にばかり謝ってるけど、ホリエモンには謝んなくていいの(^^;?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「今年のラジー賞&アカデミー賞発表」

 今年のラジー賞とアカデミー賞が発表されました。

 アカデミー賞は「ブローク・バック・マウンテン」が独占するのではないかと見られていたのですが、なんと超穴馬とも言ってよい「クラッシュ」が作品賞をとってしまいました。玄人好みの小品のようでが、暴力シーンや汚い言葉が多いということで「最も俗悪な映画賞」をファミリー・メディア・ガイドで受賞しています。子ども連れて見に行く映画ではないようですね(^^;
 なんでこの映画がとったかと言えば、ゲイに寛容なハリウッドでもゲイの映画には賞をあげたくなかったということなのでしょう。監督賞はとりましたが主演男優賞も逃したところ、そのあたりの意図を感じます(^^; ユダヤ批判の込められているミュンヘンにはあげられないし、アカ狩りの「グッドナイト&グッドラック」にもあげたくない、というわけで消去法でカポーティには主演男優、クラッシュには作品賞がいってしまった。
 ちょっとだけハリウッドの良心を感じるのはCIAと石油と戦争の関係の映画「シリアナ」のジョージ・クルーニが受賞したとこ。
 その他の注目としては、アニメ賞はやはりハウルは受賞できず、ウォレスとグルミットにいってしまいました。ドキュメンタリー部門は最も物議を醸さないと思われる「皇帝ペンギン」が受賞(^^;

 ラジー賞の方は「Dirty Love」という日本では公開されないだろうC級作品が主要部門を独占。こんな映画選んでも面白くないのにね(^^;; 助演男優賞でスターウォーズ3のH・クリステンセン(ダースベイダー)が選ばれているのが唯一注目に値するぐらいでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新最近みた映画(61)

【ムースポート】 ドナルド・ペトリ
 ジーン・ハックマン、レイ・ロマーノ、モーラ・ティアニー。大統領職を引退し故郷に帰ったハックマン。ちょうど故郷の市長選の時期だった。是非、市長になってほしい!故郷の人たちに押され渋々市長になろうとした彼だったが、元々無投票で新市長として当選するはずだった青年と選挙戦を戦うことになってしまう。
 選挙コメディとしてそれなりに楽しい映画ですが、風刺はいま一歩という感じ。マスコミが意味も無くバカ騒ぎしている様子が出てきますが、これってこの映画とってるスタジオのFOXの手法ですよね(^^; 彼らは自分達のやってることを自分でバカにして喜んでいるの(^^;;? 正に自作自演バカといったところでしょう(^^;
 ちなみに本作は日本未公開。DVDのパッケージには”改革”という文字が躍っていますが、小泉改革と共通しているのはどうでもいいことでマスコミがバカ騒ぎしているところぐらいでしょうか。改革は何も進んでいません(^^;
(★★★☆)

【リチャード・ニクソン暗殺を企てた男】 ニルス・ミュラー
 ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル。1974年旅客機をハイジャックし、ホワイトハウスに突っ込もうとした男がいた。何故彼はそんなことをしようと思ったのか!?
 犯行後、彼の思いを吹き込んだ録音テープが出てきたので彼がなんでこんなことをしようかとわかったのだそうだ。しかし、当時アメリカはウォーターゲート事件で大騒ぎでこの男についてはほとんど取り上げられなかったそうだ。
 サム(ペン)は家具を売るセールスマン。妻と娘がいるが、別居中。彼は離婚したくないが、奥さんはもう彼と暮らしたくないようだ。不器用で真面目な男で、おそらく彼のまわりの誰も彼がハイジャックなどするとは考えられなかったでしょう。しかし、この映画を見ることによって彼の中に何かがたまっていくのがわかります。コロンバインの乱射事件を描いた「エレファント」という映画がありましたがあれに通じるものがあります。特に問題もないように見えた人がある時に限界点に達しプチッと切れる。日本ももし、銃がアメリカのように流通していたらこんな事件が日常茶飯事となっていることでしょう(^^;;
(★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »