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コラムyokoze「監査法人は誰だ!?」

 今回のライブドアを逮捕した容疑ですが、分析してみたところライブドアのやっていることはほとんどが規制緩和により適法の範囲内のことで、法の抜け穴を通っている部分もあるのかもしれませんが、それは裁判をやってみないと適法か違法か判断できないと思われます。マスコミはとにかく騒いでいますが、何が悪いのか彼らにも良く分かっていないのでは?
 しかし、これが粉飾決算をしているとなると話は別です。これは明らかに違法ですが、上場企業の場合はそういうことが起こらないように監査法人の監査が通らないと決算発表ができないようになっています。だから、粉飾決算が起こった場合その責任の一端は監査法人にあります。
 米国でもエンロンの粉飾決算が大問題になりましたが、その監査法人はエンロンとグルになって粉飾決算をやっていました。日本でもカネボウが粉飾決算をやっていたことが発覚。これも監査法人(中央青山監査法人)とグルで粉飾決算していました。
 つまり粉飾決算があった場合その責任の多くが監査法人にもあるのです。ところが今回の事件では全く監査法人に関しての報道が昨日までありませんでした。今日になってようやく監査法人(港陽監査法人)の名前が出てきましたが、”ライブドア監査役の弁護士が適法という意見書を出されたので妥当とした”とおよそ監査法人とは思えないコメントを出しています。この構造って、耐震偽造問題と同じじゃないですか(^^; 監査する人たちが全く監査していないということです。もちろん確信犯で監査法人とグルで粉飾やっていた可能性もあります。
 なぜ今回監査法人の名前が今まで出なかったのかと言えば、それは”ホリエモン”一人の責任に全部してしまいたいからなのでしょう。ホリエモンは耐震偽装のアネハくんと同じ役回りなのです。

 ライブドア本体に粉飾の疑いもあるようですが、まず問題となっているのは子会社の粉飾と虚偽情報の公開の方です。もし、この容疑で逮捕するなら、順番としては子会社の取締役なり監査役あるいは監査法人なりを逮捕すべきです。ところが今回の事件で異例なのはそこを飛び越えていきなり王手を決めてしまったことです。ノーテンリーチみたいなものです(^^; 最近の逮捕の敷居はどんどん下がっていますが”指示を出した疑いがある”で逮捕されてはたまったものではありません。
 今までは検察もある程度節度を持っていてターゲットを落とすには外堀から徐々に埋めて証拠を固め、最後に王手を決めていたはずです。しかし今回は、いきなり本丸にパラシュート降下して大将を捕まえてしまいました。証拠はそれから探せばいいという算段なのでしょうが、こんなやり方がまかり通るようになってしまっていいのでしょうか?

 今回不思議だったのは自民党にすりよっていたはずのホリエモンが落とされたということです。ホリエモンは政権側にいたはずでした。つまり彼がターゲットになったというのは自民党でも現在政権側にいる小泉派と違う勢力がいて、彼らも力を持っていて検察を動かしたということなのでしょう。磐石に見える小泉政権も実は足元が腐ってきているのです。だから国会でも小泉総理は今、右往左往しているのです。
 無情の総理はあれだけ持ち上げていたホリエモンをポイッと捨ててしまいました(^^; あわれやホリエモン.....。そして、この騒動で喜んでいるのはオジャマモン(^^;?

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