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コラムyokoze「スラムダンス映画祭って?」

 NHKのニュースでスラムダンス映画祭で北朝鮮拉致事件を扱った、ドキュメンタリー映画「アブダクション(拉致) 」が賞を受賞したというニュースをやっていた。私はどっかの記事でサンダンス映画祭に出品されていると見たような気がしていたので調べたところ、NHKニュースは間違っておらずスラムダンス映画祭だった。サンダンス映画祭はロバート・レッドフォードがはじめたインディペントフィルムの最高峰の映画祭と言っても良いもので過去にソウ、メメント、アメリカン・スプレンダー、スーパーサイズ・ミーなどの優秀な映画を出している。スラムダンスなんて映画祭聞いたこともない、と思って更に調べたところこの映画祭はサンダンスに出品できなかった作品を扱う映画祭でサンダンス映画祭の残念映画祭みたいなものということがわかりました。というわけで映画祭の格としても幕下以下ということになります。まあ、そんな映画祭でも賞をとればそれなりに評価されたということなんでしょうが、とったのは最優秀賞ではなく、観客賞。幕下の敢闘賞みたいなものでしょう。しかし、日本のニュースの取り上げ方は”アメリカの映画祭で受賞!!”みたいな持ち上げ方。カンヌのコンペに「バッシング」という映画が選ばれました。この映画は結局賞は逃しましたがコンペに選ばれたというだけで三役に入ったようなもの。カンヌ映画祭と比較すればスラムダンス映画祭なんてハナクソみたいなものなのです。

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コラムyokoze「ホリエモンのメール」

 ホリエモン逮捕から一週間、今だホリエモンは容疑を否認しているらしい。検察は家宅捜索でライブドアのメールーバやら幹部のPCを押収したようであるが、ホリエモンのことであるからおそらく重要なメールやデータ、PCは暗号化していると思われる。暗号化しているメールやデータを複合するのはほぼ不可能で、これらは証拠にはなりえない。検察はおそらく相当苦労しているのではないだろうか。だから原始的にホリエモンの自白を待っているのだ。もし、検察が今回の件に懲りると、メールを暗号化するのは違法となるかもしれない(^^;

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新最近みた映画(58)

【大統領の理髪師】 イム・チャンサン
 ソン・ガンホ、ムン・ソリ。韓国の作品。韓国の暗黒時代と言われる軍事独裁政権、朴大統領の時代にひょんなことから朴大統領の理髪師を担当することになった男の話。一市民から見た権力者の姿と時代のうねりが非常によく描かれています。ガンホは愚直な職人で大統領も一友人として、一お客さんとして接しています。そういうところが大統領も気にいって彼に散髪をまかせたのでしょう。権力者の孤独や、権力保身、恐怖政治もよく描かれています。朴大統領は、大衆に知識は必要ないと思っています。大衆は愚直にまじめに素直に言うこと聞いて余計なことを考えたり、意見したりしないで働けばいいのだ、ということです。これは自己保身にも通じる考えで、大衆の中から自分の地位を脅かすような人が出てくるのを恐れているのです。
 ちなみに最近の日本の教育も同じ方針で、エリート教育(金持ち対象)はするけどそれ以外は最低限の知識でいい、という感じです。これの行き着く先は......。
(★★★★☆)

【皇帝ペンギン】 リュック・ジャケ
 仏映画。皇帝ペンギンの不思議な生態を描いたドキュメンタリー。フランスはもちろんのこと、アメリカ日本でも大ヒットした映画です。
 私もこの映画見るまで知りませんでしたが、皇帝ペンギンは南極の氷の上で真冬に卵を産んで夫婦で助け合いながら子育てをするのです。ネタバレになるのでこれ以上書きませんが、非常に効率の悪そうで辛そうなことやってるのですが、結果的に彼らはこうやって子孫を残しているのですから、南極ではこれがきっとベストのやり方なんでしょうね。
 本作は皇帝ペンギンの生態一本にしぼって他の動物は出てこないのですが、おかげで皇帝ペンギンのたいへんさがよくわかる映画となっています(^^; やや物語調にドラマチックにつくってるところはありますが、いいのではないですかね。こういうところが大ヒットにつながったのかもしれませんが。
 DVDにはメイキングも入っています。こちらの方が普通のドキュメンタリーっぽいつくりで、本編見た後にこれを見ると撮影するのもたいへんだったんだ、というのがよくわかります。これだけたいへんな思いして撮ったのだから世界で大ヒットして良かったですね。
 ちなみにうちの子ども(2才)がこのDVDをたいそう気に入り、一日に一回は見ている毎日です(^^;;
(★★★★)

【ディープ・ブルー】 アラステア・フォザーギル, アンディ・バイヤット
 英・独合作。こちらも海洋生物の生態を撮ったドキュメンタリー。クジラ、イルカ、皇帝ペンギン、深海生物、アザラシなど、海全般が対象となっています。前述した”皇帝ペンギン”に比べると、1つ1つの生物の時間が短いのでやや物足りない感じがします。映像は非常にきれいで、BGVとして流しておくのもいいかもね。
 本作にも皇帝ペンギンの生態が出てきますが、あっさりと短いのでペンギンのたいへんさがあまり伝わってきませんでした(^^;
(★★★☆)

【オペラ座の怪人】 ジョエル・シュマッカー
 ジェラルド・バトラー, エミー・ロッサム。元は舞台で何度か映画化もされている話の映画。ミュージカル仕立てのつくりですが、現代調にアレンジされています。オペラで舞台はパリなのですが、みんな英語で話していてオペラの歌も英語です。アメリカ人はこれで違和感ないのかもしれないけど(^^;; 歌は吹替えなしでやっているそうで、そこはすごいな!とは思いましたが。
 私は本作は正統派のオペラ劇かと思っていたのですが、かなりアレンジされていて、見ていて”シカゴ”を思い出してしまいました。私はあの映画も良いと思えなかったのですが、本作も同様の感想です。本作も日米でヒットしていましたが、ヒットするミュージカルの方程式はこれなんですかね(^^;;
(★★☆)

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コラムyokoze「監査法人は誰だ!?」

 今回のライブドアを逮捕した容疑ですが、分析してみたところライブドアのやっていることはほとんどが規制緩和により適法の範囲内のことで、法の抜け穴を通っている部分もあるのかもしれませんが、それは裁判をやってみないと適法か違法か判断できないと思われます。マスコミはとにかく騒いでいますが、何が悪いのか彼らにも良く分かっていないのでは?
 しかし、これが粉飾決算をしているとなると話は別です。これは明らかに違法ですが、上場企業の場合はそういうことが起こらないように監査法人の監査が通らないと決算発表ができないようになっています。だから、粉飾決算が起こった場合その責任の一端は監査法人にあります。
 米国でもエンロンの粉飾決算が大問題になりましたが、その監査法人はエンロンとグルになって粉飾決算をやっていました。日本でもカネボウが粉飾決算をやっていたことが発覚。これも監査法人(中央青山監査法人)とグルで粉飾決算していました。
 つまり粉飾決算があった場合その責任の多くが監査法人にもあるのです。ところが今回の事件では全く監査法人に関しての報道が昨日までありませんでした。今日になってようやく監査法人(港陽監査法人)の名前が出てきましたが、”ライブドア監査役の弁護士が適法という意見書を出されたので妥当とした”とおよそ監査法人とは思えないコメントを出しています。この構造って、耐震偽造問題と同じじゃないですか(^^; 監査する人たちが全く監査していないということです。もちろん確信犯で監査法人とグルで粉飾やっていた可能性もあります。
 なぜ今回監査法人の名前が今まで出なかったのかと言えば、それは”ホリエモン”一人の責任に全部してしまいたいからなのでしょう。ホリエモンは耐震偽装のアネハくんと同じ役回りなのです。

 ライブドア本体に粉飾の疑いもあるようですが、まず問題となっているのは子会社の粉飾と虚偽情報の公開の方です。もし、この容疑で逮捕するなら、順番としては子会社の取締役なり監査役あるいは監査法人なりを逮捕すべきです。ところが今回の事件で異例なのはそこを飛び越えていきなり王手を決めてしまったことです。ノーテンリーチみたいなものです(^^; 最近の逮捕の敷居はどんどん下がっていますが”指示を出した疑いがある”で逮捕されてはたまったものではありません。
 今までは検察もある程度節度を持っていてターゲットを落とすには外堀から徐々に埋めて証拠を固め、最後に王手を決めていたはずです。しかし今回は、いきなり本丸にパラシュート降下して大将を捕まえてしまいました。証拠はそれから探せばいいという算段なのでしょうが、こんなやり方がまかり通るようになってしまっていいのでしょうか?

 今回不思議だったのは自民党にすりよっていたはずのホリエモンが落とされたということです。ホリエモンは政権側にいたはずでした。つまり彼がターゲットになったというのは自民党でも現在政権側にいる小泉派と違う勢力がいて、彼らも力を持っていて検察を動かしたということなのでしょう。磐石に見える小泉政権も実は足元が腐ってきているのです。だから国会でも小泉総理は今、右往左往しているのです。
 無情の総理はあれだけ持ち上げていたホリエモンをポイッと捨ててしまいました(^^; あわれやホリエモン.....。そして、この騒動で喜んでいるのはオジャマモン(^^;?

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読書な毎日(129)

【アキラの地雷博物館とこどもたち 】 アキ・ラー
 カンボジアのアンコールワット近くで私営の地雷博物館を開いているアキ・ラーの手記。彼は両親を5歳のときにポルポト派に殺され孤児となり、10歳からその親を殺されたポルポト軍に入り戦争に参加。そのベトナム軍、カンボジア政府軍、最後に国連軍に入り地雷除去を担当。そのまま、町の地雷清掃人になっているという数奇な運命をたどっています。
 博物館のすぐ脇ではアキラの家族と孤児や地雷の被害にあった子が暮らしていて、地雷とは対照的に非常に牧歌的な雰囲気の場所です。彼は地雷の被害を世界に知ってもらいたくてこの博物館をつくったそうです。また、ポルポトの時代を忘れないようにこの子ども達と演劇をシュムリアップの市街でしていたそうですが、私たちが訪れた2006年12月にはこの場所は閉鎖されていました。なかなか志だけでは、継続するのは難しいのでしょうね。演劇も毎日やろうとせず、週一回ぐらいで良いので再開してほしいです。
 本著の内容は、地雷博物館にあったアキラの書いた手記を改訂増補した感じになっています。私はこの冊子も現地で買ったのですが、日本語訳には誤訳らしきところもありました。本著の方では直っている感じ。アキラが考案?したブービートラップの話など、一部この冊子に載ってるのに本著に載ってない部分もあります。編集者の判断でのせない方がいいと思ったのですかね(^^;
(★★★★)

【世界の戦場で、バカとさけぶ】 橋田 信介、橋田 幸子
 橋田信介氏の”イラクの中心でバカと叫ぶ”の後、彼が亡くなりその後出版された本。出版されていなかった宇部日報に書いた信介氏のコラムや、幸子さんの書いた文章が中心となっています。というわけで前作の続編というわけではないのですが、信介氏の文体は同じ。この独特の文体はウベニチで編み出したんですかね(^^;
 このコラムは時期的にイラク戦争をまたいでいます。というわけで、橋田氏のこの戦争に対する見解もわかります。アメリカに対して批判的です。
 また、彼が常に自分が死ぬということを想定していたこともわります。これだけの覚悟がないと戦場ジャーナリストはつとまらないのでしょうね。
(★★★☆)

【戦場特派員】 橋田 信介
 橋田氏の戦場ジャーナリストとしての半生を描いた本。2001年に出版された本で2003年のイラク戦争前までの話という感じです。最初は日本電波ニュース社の社員としてベトナム戦争からはじまり、カンボジア、フリーになりタイに移住。ビルマ、ボスニア、イラク、パレスチナなど世界の紛争地帯を特ダネを狙って渡り歩きます。それぞれが一冊の本になってよいぐらいのものすごいエピソードが並んでいます。この過程でも何度も危ない目にあっていて、本当にいつ死んでいても不思議ない感じです。その彼がなくなったのが、非戦闘地帯のイラクだったわけです。
 彼の取材姿勢は自由のきくフリーということもあってでしょうが、特ダネ狙いで何度かそれもモノにしています。しかし紛争地帯で世界のジャーナリストがひしめき合う中でそれをモノにするというのは並の勘と経験、忍耐力ではできないというのがよくわかります。
 彼が戦場ジャーナリストを続けていたのは半分は生活のためで、半分は戦場から離れられなかったというのがある感じです。奥さんの幸子さんも買いていましたが戦場で亡くなったというのは彼の本望だったのかもしれません。
 戦場を見すぎたからでしょうが、彼の戦争観はかなりドライで冷めています。何があっても結局は勝者が正義。戦場と戦争(政治的かけひき)は違う場所で行われている。戦争が起こった場合、どっちかが一方的に悪いということはなく、どっちも悪いのだが、より悪くない方に加担して戦争を終わらせることが重要。変に中立して平和ぶってるといつまでも戦争は終わらないなど、独自の視点を持っていて、そういう見方もあったのかと再認識させてくれます。しかし、北朝鮮に対する見解など、一部賛同できないところもあります。
 日本政府には批判的です。空港の様子やタクシーの運転手ほどその国を象徴するものは無い、と彼は言っています。ちなみに日本の空港は収容所の入口のようで、警備会社から売店まで利権で凝り固まっていて、日本利権収容所列島なのだそうです(^^;
(★★★★)

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コラムyokoze「改革の総仕上げ!?」

 郵政民営化がすべての改革の入口だ!と総理は言っていたような気がするが、あれからたった3ヶ月しかたっていないのに”改革の総仕上げ”と言っている。森派と関係の深い耐震偽装問題のオジャマモン、改革Tシャツを着ていたホリエモン、1ヶ月で頓挫した米牛肉輸入など、小泉改革を象徴する問題が噴出している(^^; しかしこれはすべての小泉改革の入口(氷山の一角)にすぎない。改革が仕上がった日本はいったいどうなってしまうのか(^^;?

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読書な毎日(128)

【悲しきアンコール・ワット】 三留 理男
 カンボジア、アンコールワット遺跡群がどのような問題を持っているかということを中心に書いてある手記。著者はカンボジア内戦をきっかけにカンボジアと関わるようになり、アンコールワットに興味を持つようになったそうです。そしてこれらの遺跡が内戦に翻弄され盗掘の被害にあってしまった。そして遺跡は今なおカンボジアから流出し、オークションで売られたりしている。なんと日本の一流デパートでもこの盗掘品を売っているそうだ(^^;
 アンコール・ワットは知っていてもそれがカンボジアにとってどういう意味があって、歴史をくぐり抜けてきたかというのは知らない人が多いかと思います。私もその一人でしたが、本著はその導入として読むのには非常によい本かと思います。アンコールワット遺跡群、そしてカンボジアの歴史などに興味を持った人は更に関連本を読んでみるといいと思います。
(★★★☆)

【最初に父が殺された】 ルオン・ウン
 ポルポト政権下の体験をつづったノンフィクション。著者は当時5歳の女の子で、7人兄弟の5番目でした。父親は軍人で上流階級の暮らしをしていましたが、一夜にして身分を隠して暮らす生活となります。ポルポトの虐殺という言葉は聞いたことあるけど具体的にどんなだったかというのはあまり知らなかったので、驚愕の内容と言ってよいものでした。前政権の要人はもちろんのこと、彼らは、教師や医者などの知識人、そして芸能関係の人たちを見つけては殺していきます。また機械を否定して使いません。なぜかと言えば、人間はみな農民で平等で余計な知識も娯楽も機械も必要ないからだそうだ。それで豊かな暮らしができればいいのですが実際は戦争ばかりしていて常に食料は不足し、奴隷のように働かされています。これがわずか30年前のカンボジアの姿だったのです。
 私は未見ですが、キリング・フィールドという映画がありました。あれこそこのポルポトの虐殺を描いた映画だったのです。あれ以降、あまりカンボジアを扱った映画というのはないみたいですが、ポルポトの死ぬ1998年ぐらいまではまだまだ政情不安定だったようです。アンコールワットのまわりにも地雷がたくさん埋まっていてようやく1999年ぐらいから、一般観光客が訪問できる国になったようです。
 著者は現在、地雷撲滅キャンペーンのスポークスパーソンとして世界を飛び回っているそうです。
(★★★★☆)

【アンコールワットを読む】 石澤 良昭 編
 上智大学主体のアンコール遺跡国際調査団のメンバーらが主に書いている本。アンコールワット遺跡群の歴史、構造、発掘、修復、周辺環境など様々な観点から各々が論文を書いたものをまとめています。団長の石澤さんは上智大の学長であり、この遺跡修復のことでプロジェクトXにも出ているそうです。
 詳しくて硬い論文が多いのでちょっと読みにくいですが、皆アンコールワットに深く関わっている人なので、アンコールワットに興味がある人は読んだらいいと思います。本著によっって知り得た情報がけっこうありました。
 アンコールワット遺跡群の修復作業が本格化したのもここ10年ぐらいの話で、世界中から集まって分担し修復しているそうです。この中でも日本のグループはがんばっているようです。自衛隊派兵よりかこういう国際貢献にもっとお金を出すべきですよね。
(★★★☆)

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コラムyokoze「景気は回復した!?」

 政府、そして新聞テレビなど”景気は回復した”と大合唱しているが、庶民の景気はほとんど関係ない。ところが、恩恵のない人たちまで”景気は回復した”と言っている。これは一種の勝組幻想だろう。”景気は回復した”と言うことによって”自分は勝組かもしれない”と思いたいのだ。そういう人たちが株価を押し上げミニバブルをつくっている。これが破裂したとき一層深刻な不景気が待っている。

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コラムyokoze「2006年は」

 2月に冬季オリンピック、6月にサッカーワールドカップということでマスコミは大騒ぎをして、今年前半は特に政局の変化は起きないのだろう。耐震偽装問題が今後どう発展するか見ものではあるのだが、政府は早く幕引きをしたがっているのでどうだろうか。
 やはり焦点は9月の自民党総裁選。本人が出ないとあれだけ言ってるので、どうやら小泉総理はようやく終わりらしい。さて、後継は。誰がやっても同じという見方もあるが、あれだけパフォーマンスの上手な役者は今の自民党には見当たらない。うまく庶民のガス抜きができないと後継は自民党を支えられないだろう。そのガス抜きの方向が北朝鮮に向かったりすると非常に危険なのだが...。

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読書な毎日(127)

【泥棒国家日本と闇の権力構造】 ベンジャミン・フルフォード 中丸薫
 カナダ人ジャーナリスト フルフォード氏と通訳の中丸氏の対談本。フルフォードの著作を私は何冊か読んでいますが、彼の主張はその延長線上で、日本は闇の権力のヤクザに支配されているというもの。中丸さんの著作は何冊か立ち読みしたことはあったのですが、彼女の主張は陰謀説。911は自作自演で、世界は一部の権力によって動かされているというもの。中丸さんは皇族と血縁関係があるそうなのですが、今の皇室はいいように利用されていると言っています。フルフォード氏は「横田幕府を倒す平成維新を起こす会」を立ち上げるそうです。横田幕府とは米軍横田基地のこと、日本は今だ植民地ということなのです。中丸氏は「太陽の会」(http://www.taiyonokai.co.jp/)という会を主催しています。
 二人とも現状の権力構造を打破し、人々が平和に暮らせる社会をつくろうということで一致しています。そのために世界がどうなっているのかというのを知らせるために本著を出したそうです。そんな突拍子もないことは信じられない、とかその考えには同調できないという部分もあるでしょうが、一般人の私たちにとって最終目的は同じでしょうから細かいことは置いといて、彼らの主張をもっと世に知らしめていきましょう。
 本著は冒頭カラーページにきくちゆみさんらが日本語版をつくった911陰謀説を検証したDVD”ボーイングを捜せ”(http://www.wa3w.com/911/)が載っています。これを見てない人はまずこのDVD見てほしいですね。
(★★★☆)

【映画に必要なことはすべてベトナムの戦場で学んだ―監督オリバー・ストーンの記録】 フレドリカ・ホーストマン
 映画監督オリバー・ストーンの半生を描いたルポ。オリバー・ストーンとはご存知の通り”プラトゥーン”、”7月4日に生まれて”などの問題作をつくった社会派映画監督。彼がなぜ映画監督になってこのような映画をつくったかということが本著でわかります。
 ストーンはお金持ちの家に生まれた一人っ子。彼はエリート教育を受け、エール大学に進学。そのまま行けばエリート街道まっしぐらだったはずですが、疑問を感じドロップアウト。親に反抗してベトナム戦争に志願兵として行きます。そこで価値観がひっくり返り、その後紆余曲折ありますが映画監督となるのです。”プラトゥーン”は彼の体験を元にしたもので、脚本はかなり早い段階でつくられていたのですが、彼が実績を積むまで映画化できなかったのだそうです。
 本著はちょっと前の本でJFKをつくり、”天と地”という映画をつくっているぐらいの時期までで終わっています。その後のストーンはちょっとパッとしない印象ではありますが、キューバのカストロのドキュメンタリー(アメリカでなぜか公開禁止(^^;、日本でも未公開)なんかもつくっていて、今だチャレンジャーであることに変わりありません。今度何作ろうとしてるのかわかりませんが、社会をガツーンと言わせる映画またつくって欲しいですね。
(★★★)

【ハノイ&サイゴン物語】
 ニール・シーハン
 ベトナム戦争のルポ”輝ける嘘”でピューリツァー賞を受賞した著者のベトナム最訪記です。本著が出版されたのが1993でちょっと前の話ですが、今のベトナムもこの延長線上にあるのでしょう。
 ベトナムとは細長い国土で北にハノイ、南にホーチミン(旧サイゴン)という大都市があります。ベトナム戦争当時はこれが北と南に分かれて戦ったわけです。結局買ったのは北だったわけでアメリカのついていた南は負けて、サイゴンは陥落。ホーチミンという名前に変わったわけです。
 私の今回の旅行はホーチミンしか行ってないのでハノイのことは分からないのですが、ホーチミンの人たちは今だ”ホーチミン”という名前を受け入れていないようです。相変わらずサイゴンと呼び、店やホテルの名前もサイゴンとつくものはあってもホーチミンというのは皆無です。しかし、街角にはホーチミンの看板。お札は全部ホーチミンの顔という具合になっています。確かにホーチミンはベトナムを独立させたのでしょうが、南の人はちょっと辟易してるのかもね。
 ベトナム戦争と言えば、アメリカ映画の描くベトナム戦争。すなわちジャングルで苦戦するアメリカ軍の印象が強いですが、この当時も空爆国家アメリカは健在でハノイを爆撃。例のごとく?病院や学校までも誤爆!?しています(^^;;
 本著の著者も当初はこの戦争が正義の戦争と信じて従軍したのだそうです。それがガラガラと崩れ”輝ける嘘”
を世に出したのです。先に本著を読んでしまいましたが、”輝ける嘘”も読まないといけませんね。
(★★★☆)

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