« 2005年11月 | トップページ | 2006年1月 »

新最近みた映画(57)

【チーム★アメリカ ワールドポリス】 トレイ・パーカー
 サウスパークのトレイ・パーカーがつくった人形劇。CGは全く使わずにサンダーバードみたいな人形がカクカク動きながら演技します。世界を守るチームアメリカが世界を又にかけて大活躍します。
 ピース派の映画人をバカにしてるとこがちょっと気に障りますが、その他は風刺も効いてるし人形の演技も素晴らしいし非常によくできた力作です。よく人形だけでここまでの映画をつくったな、と感動しました。この映画はブッシュの大統領選にあわせてつくられ公開され、全米NO1をゲットしています。ブッシュ批判だけの映画というわけではありませんが、大統領選に影響はあったでしょう。日本でも同じ時期に公開すれば良かったのに、これが日本で公開されたのはなんとその1年後(^^; しかも単館でコソッと公開して終わりでした。これだけの映画、宣伝さえきちんとやってブッシュの大統領選にぶつければ、華氏911までとはいかないでしょうがそれなりのヒットしたはずです。日本の配給会社は誰に気をつかっているんでしょうか(^^;?
(★★★★☆)

【ふたりにクギづけ】
 ファレリー兄弟
 マット・デイモン、グレッグ・キニア、シェール。デイモンとキニアが結合性双生児というびっくりな設定の映画。実際にこの二人はくっついた状態で長い時間撮影したそうで、それは大変だったでしょうね。ファレリーものというと障害者が必ず出てきますが今回は正に主役です。この企画はかなり前からファレリー兄弟は持っていたそうですが、彼らが有名になることによってGOが出た感じ。
 キニアの方が俳優志望という設定なので、ハリウッド業界モノ的なとこもあってなかなか面白い。シェールはそのままシェールの役、メリル・ストリープも本人の役で登場します。
 メリーの頃に比べると、確かに毒が少なくなってますがそれでもハートウォーミングで風刺も効いた映画に仕上がっています。ファレリー兄弟の次作は勝てない大リーグチームを描いた”フィーバーピッチ”。アメリカでそれなりにヒットしたようだけど日本では公開しないのかな?
(★★★☆)

【パッチギ】 井筒 和幸
 塩谷瞬、 高岡蒼佑。在日朝鮮人と日本人の交流を描いた映画。時代は1960年代で主人公は高校生たち。さわやかな青春映画です。
 主題歌になっているイムジン河は朝鮮半島分断の象徴になっている河で、南北の統一を歌っています。それが何故か日本では”放送禁止歌”の扱いとなってしまい、放送にはのらなくなり今に至ります。放送禁止歌については森達也氏の著作を読んでください。この本にもある通り、放送禁止歌というのは放送業界の自主規制で誰も禁止しているわけではありません。現にこの映画では何度もイムジン河が歌われます。勝手にタブー視しそれが業界全体に広がっていったのが放送禁止なのです。
 パッチギというのは朝鮮語で頭突きのことのようです。悪ガキたちがケンカのときに使うのがこのパッチギ。ケンカなどのアクションシーンはなかなか迫力があります。
 最近は不良のケンカとか先生のオシオキなどあまりないようですが、それによって逆に子どもたちのストレスが押し込められて変な形で噴出してしまってるのではないですかね。血気盛んな若者はある程度ケンカして発散した方がいいんでしょう。
(★★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(126)

【小泉純一郎と日本の病理】 藤原 肇
 光文社ペーパーバックシリーズ。著者はアメリカ在住の経済学者だそうだ。小泉純一郎について表のメディアには出ないことが網羅されて書いてあります(^^; 私も小泉研究家の一人ですので(^^;?この本を読んでの新事実はあまりなかったのですが、小泉レイプ、ロンドン遊学、小泉のお姉さん、首しめプレイ、小泉の息子、おじいさんはヤクザなどのキーワードを読んでピンと来ない人は読んでみてください。きっと驚かれることでしょう。
 著者の独自取材は少ないのですが、多数の文献、インターネットサイトを見た上でこの本は書かれています。日本の政治の歴史についてもけっこう詳しく書いてあります。主な出典は、佐野眞一の「王族の血脈」、松田 賢弥「無情の宰相小泉純一郎」、木村書店のサイト「亜空間通信」などです。とにかく小泉レイプを活字にしただけでも意義ある本だと思います。
 「無情の宰相小泉純一郎」のときもそうでしたが、本著も出版直後に非常に手に入りにくい状態になりました(Amazonでは一時期売り上げ1位になっていたが)。今時そういう本って滅多にないのですが、これってやはり圧力がかかってるんでしょうかね?
 小泉サイドから本著について名誉毀損などの裁判が起こる気配はありません。ということは本著に書いてあることは全て事実ってことなんですよ(^^;;
(★★★★)

【国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて】 佐藤 優
 鈴木宗男議員とセットで逮捕され実刑を受けた外務省ノンキャリの手記。話題になった本ですが確かに今までにないぐらいに検察の手法について詳しく書いてあり、なかなか興味深い本です。しかし、タイトルにある通り自分は”国家の罠”すなわち”国策捜査”のために犠牲になったヒーローという位置付けになっています(^^; 類まれな頭脳と精神力、そして熱い心を持った主人公が国家の罠に落ちてしまう。そういうヒロイックストーリーです(^^;
 彼は、スケープゴートにされたのにも関わらずまだ日本国と外務省に未練があるようで、おそらく再びお声がかかれば尻尾を振って戻ってしまうでしょう。権力こそが絶対だと思っている信用できないタイプです。なんて彼のことを悪く書いてしまいましたが、本著自体は前述の通り、検察と外務省(官僚)のとんでもない実態が垣間見えて非常に興味深く、一読に値する本ではあります。
 彼は変な例えをよく使います。外務省を水槽にたとえ、澄んだ水槽にマキコという魚が入ってきて宗男と暴れて水が濁った、と言います。外務省の水はもともと腐ってると私は思うのですが(^^;? 彼らは国民も政治家も完全に見下しています。マキコのことは”ばあさん”と呼んでいます。これ一つとっても彼らの品性の無さがわかりますね。というわけでこういう人たちが官僚として働いているうちは日本の未来は真っ暗ということがよくわかった次第です(^^;;;
(★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「震度6がきたら」

 耐震偽造問題のプレーヤーの中でも主役級だったはずのおじゃまもんは最近ぱったり表に出てこなくなった。これは言わずもがな、政治献金やら有力議員や団体との各種コネが効いたからに他ならない。これらの物件の税金による補償も決まりつつある。いい加減なことをやっていてボロ儲けしていた企業の処遇がこれでは....。 偽造問題は今回登場したプレーヤーだけの問題ではなく、正に氷山の一角だろう。しかし、マスコミはこれ以上追求するつもりはなく幕引きモードになっている。震度6の地震が来たときはみんな潰れて日本も一巻の終わりだからいいってことなのかね(^^;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「ありそうな話(耐震偽装編)」

 アネハくんは苦労して一級建築士になり、地味な構造計算を専門に仕事するようになった。構造計算とは上がってきた設計図が十分に耐震構造を満たしているか計算し、満たしていない場合は鉄筋を増やしたり構造に手を加えたりするというまことに地味な仕事だ。性格も地味なのでアネハくんにこの仕事はあっていた。
 いつしかアネハくんは○ューザーや木○建設の構造計算を任せられるようになった。彼らはいつも”もっと安くなるような構造にしろ”と言ってきた。安くしろと言われてもこれ以上鉄筋や柱を減らしたら地震に耐えられない。そのうちアネハくんのところに明らかに鉄筋の少ない設計図がまわってくるようになった。設計した平成設計に”これでは耐震強度を満たしていませんよ”と連絡したのですが”○ューザーの社長に恫喝されて怖くて怖くて”ということでした。アネハくんも実はその社長が怖かったので、書類をちょろまかしてなんとか通すことにしました。検査機関はいい加減なことは知っていたのでたぶんこれで書類は通過してしまうだろう。あとは現場の良心に期待して....。
 一度これをやってしまったら、それからというものいつも鉄筋の少ない図面が回ってくるようになりました。しかもどんどん鉄筋の数が減っていって信じられないような建物です。一度、○ューザーの社長に”こんなに鉄筋が少ないとまずいですよ”と言ったのですが”ふざけんじゃない!めがねまんじゅう。てめえも同罪だ東京湾に沈みたいのか!”と恫喝されたので怖くて怖くて。どんな設計図が来ようが偽装することにしました。
 いつかはばれると思っていたのですが、ついにその日がやってきました。報道陣が殺到し気がつくと自分の顔が毎日テレビに映っていました。参考人招致とかもありましたが、あの社長がいると思うと怖くて怖くて。そして、平成設計の社長はドザエモンになってしまいました。次は自分の番かと思うと怖くて怖くて....。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「ありえないストーリー(広島編)」

 ペルー人のヤケは仕事がないので昼間っからブラブラしていた。日本には家族に良い暮らしをさせようとの思いからの出稼ぎだ。パスポートを偽名にしたのは日系人なら日本で無期限の就労ビザがとれるからだ。しかし、ガイジンの彼になかなか仕事は無かった。今住んでいるアパートには兄が住んでいるので、そのツテで入居ができた。
 昼過ぎ、自分の住むアパートの前に座っていたら自分の娘と同じぐらいのかわいい女の子がいたのでスペイン語で”オラ”と声をかけた。その女の子はヤケがなんと言ったのかわからないらしく首をかしげていたので、”名前は?”と日本語でヤケは聞いた。女の子は自分の名前を言ったようだがヤケにはなんという名前かはわからなかった。ヤケは自分の真っ赤な携帯を取り出し、携帯に保存された自分の娘の写真を見せた。女の子は近寄ってその写真を覗きこんだ。
 次の瞬間、ヤケの体の中に悪魔が入ってきた。何が起こったのかわからなくなり、気がついたら女の子はぐったりしていた。女の子はそのときヤケをひっかいていた。
 ヤケは驚いて女の子を抱き上げ自分の部屋に運んだ。ヤケの汗が女の子についた。部屋には1ヶ月前に買ったガスコンロの空き箱がありこれに女の子を詰めて捨ててしまおうとヤケは思った。家にはガムテープがあったが、段ボール箱を閉じるには、もっと強いビニールテープが良いと思い、家から出て付近を捜したところ駐輪所の自転車のカゴにビニールテープ(絶縁テープ)があったのでそれを失敬した。指紋がつくとまずいのでヤケは手袋をして作業することにした。靴をぬがせ、ランドセルをとり箱に女の子をつめた。そのとき部屋に落ちていたヤケの大好きなチョコレートの包み紙が段ボールに入ってしまった。女の子はまだ生きていた。少年ジャンプで見たマンガをヤケは思い出し、XIという形で段ボールにテープで封をした。ヤケはそのテープが気に入ったので家の写真を壁にはるのに使った。
 遺体をつめた段ボールを家から運びだし、荷台の大きな自転車を失敬した。段ボールを荷台にのせ、クツは片一方だけカゴに入れた。ヤケは自宅から約100メートル離れた空き地まで自転車の荷台に段ボールをのせ運んだ。見つかりやすい場所に段ボールは置き、持っていったくつを1つその上にのせた。自転車に乗りヤケは家に帰った。女の子と出会ってから約1時間の出来事だった。
 しばらくして女の子が死んだという事件で付近が大騒ぎになった。ある日ヤケの家に警察が聞きこみにやってきた。新聞記者もやってきてガスコンロはどうしたとか聞いていくる。自分が犯人とばれたかもしれない。ヤケは女の子のランドセルとクツを家から300メートル離れた空き地に捨てた。ガスコンロはもはずして型番のところを削ってアパート内の物入れに隠した。しかし警察はまだ付近をうろうろしている。ヤケは海外に逃げようと思い女の子を運んだ盗んだ自転車で駅まで行き自転車は乗り捨てて三重の親戚の家をたよって行った。海外に正に高飛びしようとしていたそのときにヤケは警察に逮捕されてしまった。容疑は殺人死体遺棄だった。
 自転車はまた誰かが盗んだらしく今だに見つかっていない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「犯人は不審者?」

 広島の事件にしろ栃木の事件にしろ、警察は犯人というより不審者を捜している。いずれも猟奇的な殺人のようであるから、不審者を探したくなるのもわかるが、見た目に不審な人がやったという証拠はどこにもない。
 ところでその不審者とはいったい誰を指しているのだろうか?独身男やアジア、ラテン系の外国人を恐らく差している。彼らは不審でもなんでもない人が大半なのだが、世間から不審の目で見られるようになる。こういう偏見が彼らを社会から孤立化し、ますます不審な存在にしてしまう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「これが真の今年の流行語だ」

 昨年からユーキャンというスポンサーがくっついている流行語大賞。ますます劣化の度合いを強め、もはや流行語大賞とは言えないものになっています(^^;
 ちなみに今年選ばれたのは以下

(大賞)
小泉劇場・想定内(外)

以下 トップテン

クールビズ・刺客・ちょいモテオヤジ・フォーー!・富裕層・ブログ・ボビーマジック・萌え~

 このうち政府関連のものが3つも含まれています。しかもそれらは揶揄するものではなく、提灯持ち的な言葉。もうこの流行語大賞というのは完全に終わってますね(^^;;
 というわけで私が選び直してあげました。


(大賞)

○郵政民営化
 小泉総理が呪文のように唱えていた郵政民営化。法案が通らないと見るとオキテ破りの衆院解散に打って出、地すべり的な勝利をえました。この事件は日本の911とも呼ばれています。小泉劇場ってもこの関連ではあるけど、小泉総理宣伝コピーの一つで流行語とは言えないんじゃない?

○想定内(外)
 前半はフジテレビの買収に絡んでテレビに出ずっぱり。そして後半は改革Tシャツを着て選挙に登場。昨年のプロ野球再編に引き続き1年間テレビに出まくりました。確かにこの言葉は流行ったので、大賞としてもよいでしょう。


以下 トップテン

○電車男
 2ちゃんねるから出た物語。映画化そしてドラマ化されどちらも大ヒット。オタクが脚光をあび社会現象にもなりました。この関連でオタク語として萌えってのも確かによく使われてました。

○ニート
 ここ最近クローズアップされているニート。彼らは世間の邪魔者のような扱いを受けていますがやりたくてニート状態ではない人がほとんどのはず。彼らは日本では失業者の統計には加えられません。

○マイアヒ
 のまねことあわせてはやりました。もうすたれたけど(^^;

○HG
 HGっていったいどういうゲイを指しているのかわかりませんが、レイザーラモンのキャラがひっぱりだこ。この年末年始もテレビに出まくるんでしょうね(^^;

○クールビズ
 こんなもの流行らないだろうと思ったらさにあらず。このおかげでどの人がお上意識が高いかというのがよくわかりました(^^;

○愛地球博
 いろいろあったようだけど成功に終わったようで。これってやっぱりトヨタのおかげ(^^;?

○反日
 これとセットで小泉総理の靖国参拝問題があります。中国との関係は近年では最も冷え込んでいます。

○耐震設計
 今話題のマンション問題。震度5強で崩れてしまうなんて欠陥住宅以前の問題。今年前半には福知山線の脱線という事故もありましたが、この2つとも根っこは同じ。節度を越えた合理化と人間無視の精神です。


 しかし、ちょいモテオヤジとか富裕層なんてなんで選ばれてるのかね。下流社会とかニートの方がはやってんじゃない?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年11月 | トップページ | 2006年1月 »