« コラムyokoze「インチキマンションはニポン中にアルヨ」 | トップページ | コラムyokoze「研究開発型・人間主義の会社たち(^^;」 »

新最近みた映画(56)

【スーパーサイズ・ミー】 モーガン・スパーロック
 マクドナルドを1ヶ月食べつづけるとどうなるかという実験?映画。サンダンス映画祭監督賞受賞。監督&実験体もモーガン・スパーロックです。スパーロックはスポーツキャスターをやっていたそうで、軽快なナレーションがいい感じ。
 ただ本人が食べているだけでなく、ファーストフード業界がどうなってるか、ファーストフードを食べてるのはどんな人たちかなど、ファーストフードとそれに関連して肥満の問題について多面的にレポートしています。
 ファーストフードというのは早い!安い!うまい!を究極まで合理化食品と言って良いでしょう。この合理化の指標の中には安全、栄養のバランスがとれている、という項目は残念ながら含まれていません(^^;
 また、ファーストフードの蔓延により世界の食文化や農業が大きな影響を受けていることも忘れてはいけません。どこの国に言っても同じ味のファーストフードしか売ってないなんて考えたくもないですね(^^;
 DVDには特典映像がけっこう入っていてその中に、普通のハンバーガーとマックを放置しておくとどうなるかという実験をやっています。やる前からだいたい予想がつきますが、マックのハンバーガーはなかなか腐りません。そしてマックフライポテトは1ヶ月たってもカビさえ生えませんでした。これが普通のポテトフライと言えるでしょうか(^^;;
 この映画を見る人は既にマックを食べてない人がほとんどかと思いますが是非ともマックリピーターにこの映画見てもらいたいですね。それでも食べる人は食べればいいんじゃない。毎日食べなければすぐには効果が出ませんから(^^;
 スパーロックの次回作はアメリカの教育問題をとりあげるらしい、ということで期待してます。
(★★★★☆)

【ベルリン、僕らの革命】 ハンス・ワインガルトナー
 ダニエル・ブリュール、ジュリア・ジェンチ、スタイプ・エルツェッグ。ドイツ映画。警備の厳重な金持ちの家に侵入し家具を動かして、彼らに”いい気になるな!”という警告を発する”エデュケーターズ”を密かにしていたブリュールとエルツェッグ。あるときエルツェッグのガールフレンドのジェンチそのことを知ってしまう。そして彼女もエデュケーターズに加わるのだが....。
 先日フランスで若者による暴動がありましたが、あれに通じるものがあります。若者たちはろくな仕事もなく安い給料で働いています。一方で、とんでもない金持ちが存在し彼らは城のような家に住んでいます。根底にあるのは貧富の格差による不公平感。金持ちはこれは自分の能力と努力の結果だと言うのでしょうが果たしてそうなのか。
 登場人物は主に4人なのですが、それぞれのキャラクターと立場がぶつかりあってこの結末はどうなってしまうのか!?という緊張感を与えています。
 日本でも同じような格差社会が進行しています。しかし、日本のおとなしい若者は革命なんて起こそうと思わないのかな(^^;?
(★★★★☆)

【パンダコパンダ】 高畑勲
宮崎駿脚本の1974年の作品。漫画映画のさきがけと言ってもよいものです。このDVDには翌年に公開された続編の”雨ふりサーカス”も入っていますのでまとめて書きます。
2作とも30分程度の短編で、出来は1作目の方がだいぶ良いです。コンパクトにまとまったテンポの良い映画で、子どもも大人も楽しめます。パンダのキャラクターはトトロの原点みたいな感じのキャラクターで独特の雰囲気を醸し出しています。
 暴力もエログロも無くてもこんなに楽しい映画がつくれるのです。最近の映画もこのパンダコパンダを見て勉強してほしいですね。
(★★★★)

【壬生義士伝】 滝田洋一郎
 中井貴一、佐藤浩市、三宅裕司、中谷美紀。幕末の京都、盛岡の南部藩から脱藩し新撰組に入った中井。彼はお金に妙にこだわり、危険な仕事も厭わないのだった。壬生というのは新撰組の会った場所だそうな。
 以下ネタバレありです。前半はなんでこの人はこんなにお金が欲しいのだろうと気になるけど、家族への仕送りということだった。しかし、彼が脱藩したことにより家族は身の置き所がなくなりつらい思いをしています。所詮彼は”家族のため”と言いつつ戦乱の渦中に飛び込んで剣の腕が試したかったのではないかと私は思うわけで。
 2時間の映画にするとおさまらなかったのでしょうが、佐藤のキャラが今ひとつ描ききれていません。彼はなんでいつもこんなにプリプリしてるのでしょう?
 しかし、新撰組っていつもこうやって好意的に描かれますね。言ってみれば金のために働く傭兵集団でしょ。かっこいくもなんともないんじゃない?
(★★★)

【ピエロの赤い鼻】 ジャン・ベッケル
 ジャック・ヴィユレ、アンドレ・デュソリエ。仏映画。ナチス占領下のフランス。ナチスに反感をもつヴィユレとデュソリエ列車の切替所を爆破する。容疑者としてこの二人を含む4人が捕らえられ、地面に掘った穴に閉じ込められる。
 あらすじだけ聞くと、暗い話ですが、軽妙なノリの映画でライフ・イズ・ビューティフルのような感じです。なかなか良い映画なのですが、問題は主役の二人の年齢。おそらく、30そこそこの男という設定なのでしょうが、どう見ても50以上のおじさんにしか見えません(^^; 演技に問題があるわけではないのですが、ちょっと違和感アリアリ(^^; というわけで、若い二人を主役に抜擢してこの映画はとってほしかったですね。そこが一番おしい。
 とにかく戦争になると人を人と思わないことを人間はするのです。なにしろ戦争の基本は殺人ですからね...。
(★★★★)

|

« コラムyokoze「インチキマンションはニポン中にアルヨ」 | トップページ | コラムyokoze「研究開発型・人間主義の会社たち(^^;」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/9379/7295934

この記事へのトラックバック一覧です: 新最近みた映画(56):

« コラムyokoze「インチキマンションはニポン中にアルヨ」 | トップページ | コラムyokoze「研究開発型・人間主義の会社たち(^^;」 »