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読書な毎日(120)

【リトルバーズ―戦火のバグダッドから】 綿井 健陽
 アジアプレスの綿井さんが監督したドキュメンタリー映画「リトルバーズ」の撮影日誌といった感じの本。予習のつもりで読んだのですが、都合がつかず映画を私はまだ見ていません。
 綿井さんの地道な取材活動がうかがえる本で、映画を見ていなくても問題ありません。これは取材の基本なのでしょうが、同じ場所を時期を変えて何度も取材することによって、いったい何が起こって更にどう変わっていったのかというのがわかります。
 例えばフセインの銅像を引き倒しですが、一時期あれは顔が似てないのでフセインの銅像では無かったのではないか?という憶測が流れました。銅像は倒された後なくなり、台座のプレートもはがされてしまったのでわからなかかったのですが、なんと綿井さんはその作者のところまで取材に行って”あれはフセイン像だった”というのをつきとめています。これぞ、ジャーナリストです。現地に行きもしないで、ああだこおだ言ってる人たちはジャーナリストではありません。
 イラクの治安はますます悪化しているようですが、最近全く話題にならなくなってきてしまいました。先日もイギリス軍がヘリと戦車でイラクの刑務所を攻撃するという信じられない事件が起こっていますが、全く話題になりません。日本も参戦してしまっている戦争にこんなに無関心でいいのでしょうか.....。
(★★★★)

【実録!平成日本タブー大全】
 別冊 宝島編
 一ノ宮 美成、ベンジャミン・フルフォード、寺澤有、夏原武、野村旗守、山村明義、溝口敦、呉智英他。最近流行?のタブーもの。創価学会、皇室、ヤクザ、金融業界、部落、パチンコ、K-1、アダルトビデオ、マスコミなどでタブー視されて表にあまり出ない話を扱っています。本著ではたくさんのライターが書いていますが、そのライターの力量によって内容も”これはすごい”というのから”こんなのどうでもいいんじゃない”というのまで玉石混合です。中でも良いのは田原総一郎について書いた”星野陽平”、畜産業界について書いた”甲斐隆”、新聞配達員について書いた”山岡俊介”、創価学会について書いた”山村明義”、石井紘基刺殺事件について書いた”ベンジャミン・フルフォード”あたりでしょうか。
 こういうネタを扱うライターは発表の場も少なければ、身の危険にも配慮しなければいけない。先日山岡さんの家は何者かによって放火されましたが、タブーライターの事件は警察もまじめに捜査してくれません。私たちにできるのはこういうタブーライターの本を買って広めていくことでしょう。そうすることによってタブーが明るみに出てくるのです。
(★★★☆)

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