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読書な毎日(115)

【アメリカ人が作った「Shall we dance?」】 周防 正行
 Shall we dance?の監督が見たShall we dance?のリメイク映画がつくられ、公開されるまでの話。私は元祖Shall we dance?をだいぶ昔に見て、先日リメイク版も見ました。元が面白かったのでリメイク版には期待していなかったのですが、期待を裏切る楽しさで本著も本屋で目に付いたので買ってしまいました。
 アメリカの映画業界がどんなであって、どうやって映画がつくられていくのかというのが垣間見れる感じでなかなか興味深い本でした。リメイク版はニューヨークを舞台にしているのかと思って見ていたのですがシカゴでした。なぜシカゴが選ばれたのかと言えば、鉄道が地上を走っているからだったのです。実際この映画が撮られたのは、カナダのウィニペグなのですが(^^; 草刈民代とは相変わらず仲が良いようで本作でもノロけています(^^;
 アメリカ版Shall we dance?の感想文でも書いたのですが、本作はほぼ忠実に原作をなぞっていて、出来も非常によいのですが何か物足りない。それは本著で周防監督が書いていますが、大作だけどスモールムービーだからです。自分の身の回りのことしか描いていず、世界が狭いのです。ピーター・チェルソム監督には「マイ・フレンド・メモリー」を見て以来期待しているのですが、次あたりはスモールなビッグムービーをつくって欲しいですね。ところでそれより気になるのは周防監督。Shall we dance?からもうすぐ10年たってしまいますが、次回作はどうなってるの?本著では撮りたい題材が無かったとか書いていましたが、テレンス・マリックでもあるまいしそろそろなんか撮ってほしいですね。スモールでいいからビッグムービーを(^^;
(★★★★)

【世界がもし全部アメリカになったら】
 勝谷 誠彦、(漫画)藤波 俊彦
 タイトルを見てもわかるように、世界が100人の村になったらをパロった本。アメリカの基準が世界に適用されたらいったい世界はどうなってしまうのかという恐ろしい事態を想定しています(^^; 著者はやや宮嶋に近いタイプのコワモテ系ジャーナリストですが、本作はいたって中立です。彼のような人がこういう本を書いてくれると右よりの人たちも読むでしょうから影響は大きいでしょう。まあ、右よりの人もアメリカ寄りとそうでないのもあるのでしょうが。
 漫画は小泉家のおやじの藤波さんが書いています。この漫画家もっとはやらせたいですね!
(★★★★)

【小泉家のおやじ(1)】
 藤波 俊彦
 てんとうむしコミックの漫画。こんな風刺のきつい漫画が小学5年生、6年生に連載されていたのには驚きです(^^; 官邸筋はこういう漫画があること知ってるのかな(^^;?
 ギャグ漫画ですが、かなり小泉政権や自民党を揶揄している内容で大人も是非読んでほしい本です。漫画のわりに内容が濃いので読むのにけっこう時間がかかります。
 今のところ一巻しか出ていないで、連載もしていないようなのでもう連載されないのかな?もっと続けてほしいし、小学6年生がだめならどっかほかの雑誌で連載してくれないかな。
 ちなみに、この漫画家を私が知ったのは先日読んだ” まんが八百長経済大国の最期”で。そして前記の世界がもし全部アメリカになったらで再び読んで、そこの過去履歴で本作があることを発見した次第です。こういう政治風刺ギャグ漫画が書ける人って日本にほとんどいないのでもっと流行ってほしいです。
(★★★★☆)

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