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新最近みた映画(43)

【アメリカン・スプレンダー】 シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
 ポール・ジアマッティ、ホープ・デイヴィス、ハービー・ピーカー。漫画脚本家、ハービー・ピーカーの半生を描いた映画。劇映画という設定ながら、本人や周辺の人々まで本物が登場しそれらをまた俳優が演じ、漫画も出てくるという非常に凝った映画。でも違和感なく自然に見れてしまうのがすごい。監督は本作がメジャーデビュー作となった新人監督コンビ(現在は結婚したそうだ)だそうで彼らが今後どんな映画とるのか非常に興味深いです。
 アメリカン・スプレンダーという漫画は知りませんでしたが、大人向けのコミックでアメリカでは人気なのだそうだ。ピーカーは漫画は全く書けず絵はアングラコミックのカリスマになっているというロバート・クラム他いろんな作画家が書いています。ピーカーの本業?は病院の書類整理係。アメリカン・スプレンダーが売れてもテレビ出演して続けていたそうです。そのあたりの話は全部この映画で描かれていますので、是非見てください。凡人?の喜怒哀楽みたいなものが描かれていて愛すべき作品に仕上がっています。まだ届いていませんが、原作漫画も注文しました。
(★★★★☆)

【くたばれ!ハリウッド】 ブレット・モーゲン、ナネット・バースタイン
 ある愛の詩、ローズマリーの赤ちゃん、ゴッド・ファーザー、などをパラマウントでプロデュースしたロバート・エヴァンスの半生のドキュメンタリー。自身も最初は俳優としてハリウッドにいたのですが、見切りをつけプロデュース業へ。波乱万丈のハリウッド生活。
 エヴァンスの関わった映画の裏話などが知れて面白い映画ではありますが、静止画が多くやや見づらいドキュメンタリーです。語りの1人称でドキュメンタリー最後まで進んでしまいます。エヴァンスをちょっと持ち上げすぎなところもあります。原題は
THE KID STAYS IN THE PICTURE”。エヴァンスはハリウッドとともに生きてますが、”くたばれハリウッド”という感じは全然しなかったのですが(^^;
(★★★)

【市民ケーン】 オーソン・ウェルズ
 オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン。貧しい家で育ったケーンは母親が宿泊代のかたに受け取った金鉱の権利から思わず大金持ちになる。その遺産から新聞王となったケーンは政界への進出をたくらむがスキャンダルが発覚して落選。その後世界恐慌で没落。死の直前に”ばらのつぼみ”という謎の言葉を残し逝く。その言葉の謎を解くため一人の新聞記者が調査を開始する。
 名作と言われる本作を500円DVDでようやく見ました。記者が様々な人物に聞きながら、いろんなことが明らかになっていく手法や、撮影手法なども当時としては斬新だったのだと思います。また、とりあげたテーマも当時実在した新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルとしていて彼の逆鱗を買ってしまったのだそうです。この映画を撮った当時ウェルズは24歳だったというのですから、驚きですがその後はハーストの逆鱗をかったのもあってかパッとせず、彼の遺作はトランスフォーマー・ザ・ムービー(1985年 声の出演)となってしまったそうです。調べたところハーストとの確執を描いた、”ザ・ディレクター市民ケーンの真実”という映画が2001年につくられているので、是非ともこの映画を見てみたい。
(★★★☆)

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