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読書な毎日(99)

【「イラク戦争」の30日】 豊田 直巳
 劣化ウラン弾写真家?の豊田氏のイラク戦争レポート。イラク戦争の開戦当初の話は、山本未香、安田純平、橋田信介、などの本を読んでいたので状況が重なる部分も多く多角的にイラク戦争を見た気分になってきました。あとは宮嶋の本も読んどいた方がいいのかな(^^; 豊田さんも入国ビザの取得には苦労したようで開線ギリギリのタイミングで入国しています。豊田氏はアメリカの戦車の砲撃を受けたパレスチナホテルの13階に宿泊していたそうです。着弾したときは外出していたそうなのですが。
 本著は一応写真がメインの本ではありますが、文章も多くなかなか読み応えがあります。開戦(侵略)から30日間のイラクで何があったのかというのを日記形式でつづっています。
 今や日本も自衛隊をイラクに派兵しています。つまり日本はこの戦争に協力しているわけですから、この戦争がいったい何であるのか知らなければいけません。傍観者ではなく当事者なのです。復興支援とは言ってますが、イラクは相変わらず戦争状態が続いていますので、参戦に他なりません。こんな戦争に日本は協力していていいのでしょうか。
(★★★☆)

【グラウンド・ゼロがくれた希望】 堤 未果
 9.11のときに貿易センタービルの隣の金融センタービルに勤めていた著者の手記。堤さんはアメリカの大学を出たあと、国連、アムネスティに勤務。経費削減人員整理のためにアムネスティをやめ、野村證券に勤めることになる。そこで9.11に遭遇します。
 9.11について書かれたものはたくさんありますが、現場でそれを体験しその後何を思い現在に至っているかを書いているものは本著を読むまでそういえばあまりなかったな、と気がつきました。
 彼女は事故の影響でPTSDになります。テロとの闘いを叫び、アメリカ国旗をかかげる人たちに違和感を感じます。結局は野村證券をやめ日本に帰ってきているところで通訳を頼まれ、ピース系の人たちと交流を持つようになり現在に至ります。
 とても読みやすくかつ、読ませる文書です。あの事件のあと世界では何が起こっているのか。あの事件が無かったとしても世界では何が起こっているのか。是非とも多くの人に読んでもらいたい本です。何が起こっているか知ってしまったあなたはどうするのか。紆余曲折を経ながら、彼女がそしてピース活動をする人たちが現在の位置に到達した訳を考えてほしい。
 ローレン・モレさん、きくちゆみさんなど、ピース系の人たちがたくさん出てきます。彼らの普段見れない部分なども垣間見えて非常に興味深いです。しかし、ここに登場するほとんどのに人を知っているというのはやはりこの世界は狭いってこと(^^;
(★★★★)

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