« 2004年1月 | トップページ | 2004年3月 »

コラムyokoze「日本でおこるのはゲリラ?」

 先週、市谷の防衛庁に向けて新宿の原町の寺の境内から火炎弾が発射された。たいした火炎弾ではなかったようで、被害が出るどころかその火炎弾さえまだ見つかっていない。
 これを報道各社は”防衛庁へのゲリラ事件”と報じた。久しぶりに”ゲリラ”という単語を見た気がする。正確に言えば、ゲリラというのは戦闘を行う小部隊が奇襲攻撃をかけることを差している。ゲリラ攻撃がおこるような場所は戦闘地帯ということになる。つまり今回の事件はテロでしかない。見出しは”防衛庁へのテロ”でなければいけないはずだ。
 おそらく、”ゲリラ”という見出しは警察発表をそのまま使っているのだろう。警察や国にとっては、日本でテロが起こってはいけないのだ。警察が”ゲリラ”と言ってるものを”テロ”と書き換えるマスコミは日本にはないということなのだ。

 小さなことかもしれないが、こういうことから真実が隠されていくのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(74)

【イラク派兵を問う】 天木直人、池田香代子、野中広務、田島泰彦
 この本は毎日新聞の労組とジャーナリズムを語る会が12/1に開いた「イラク派兵を問う、再び戦争への道を歩まぬために」というシンポジウムの講演録です。池田さんは「世界が100人の村だったら」を書いた人。田島さんは上智大の教授で司会。他の二人はわかりますね。
 まず驚きなのがこういうシンポジウムに野中さんが出ていることです。先日、週刊金曜日に亀井さんが載っていたのにも驚きましたが、イラク派兵をきっかけに自民党もついに溶解しつつあるのですかね。
 四者四様の語り口ですが、日本が戦争に参加するのは認められないという姿勢です。最近の世論調査によると、自衛隊のイラク派遣を認めている人たちが約半数に達していますが、本当なのでしょうか?私には信じられません。あの、世論調査自体信じられませんがね....。
 イラク特措法というのは、事後承認で良いので自衛隊は国会の承認決議が出る前にイラクへ行ってしまいました。その後、数の力で承認されましたが....。
 しかし、どこから見てもイラク戦争はおかしな戦争だし、それに自衛隊を出しているのもおかしなことです。自分には関係ないからいいや、なんて思っていると茶色の朝になっちゃうんだよね....。
(★★★☆)

【東京原発】 山川 元
 近日公開予定の映画「東京原発」のノベライズ。監督自らがノベライズしています。東京に原発を誘致しよう、カリスマ都知事がぶち上げた。
 コメディタッチの舞台劇といった趣の演出。都知事と各局長が集まって東京に原発を誘致することを論じる場面が半分ぐらい。そこで、原発とはいったい何かをあぶりだしていきます。参考文献に高木仁三郎や広瀬隆などがありますが、つまりは脱原発派の内容です。一般人がわかりづらい原発というシステムをわかりやすく説明し、お役人がいかに誤魔化して宣伝しているかを明らかにしています。東京に原発を、というのは正にレトリックなのです。原発が安全なら、新宿中央公園に原発があっても何も問題ないのです。
 監督はよく原発を調べています。原発を知れば知るほどこうしてはおれん、と思ったのでしょう。脱原発を映画にしたらこうなったのでしょう。なかなか公開できずに、単館上映となってしまいましたが、公開を楽しみにしています。
(★★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(73)

【獄窓記】 山本譲司
 秘書給与流用の容疑で逮捕され、1年6ヶ月の実刑判決を受けた山本譲司の獄中記。山本譲司と言えば、秘書給与を私的に流用し、カツラ代金などに使っていたというイメージしか無かったのですが、なんとこれらのほとんどは週刊誌のデマ報道。政策秘書の名義借りをし、その給与を私設秘書の給与にしていたことは事実ですが、私的に流用していなかったことは裁判で証明されています。一般的にはカツラ疑惑のイメージしか残っていないとはマスコミ報道のいい加減さと恐ろしさを感じます。
 長くなってしまいますが、なぜこのようなことが起こるかというのをちょっと説明します(興味のない人はここをとばして(^^;)。国会議員は秘書を3人雇うことができ、その3人には国から給料が出ます。そのうち政策秘書は、国家資格か公設秘書を10年勤めたという条件を満たさないと、なることができません。政治的にも思想が合っていて、資格を持っている政策秘書を持つというのは難しいことなのです。このため、名義借りをし、その給与を事務所の運営費や私設秘書の給与とする、というのがけっこう普通に行われていたのです。
 自民党の中島洋次郎議員が逮捕されるまで、秘書給与流用罪で逮捕される人はいませんでした。しかし、中島議員の場合、逮捕の本命は受託収賄罪で、秘書給流用罪という別件でまず逮捕したのです。これは警察がよくやる手法で、何か探してとにかく逮捕してしまえ!証拠をつくってでも逮捕してしまえ!というものです。従って山本議員(2番目)が逮捕されるまでは”秘書給与流用”だけで逮捕されるとは誰も思っていなかったのです。山本議員が逮捕されたことによって国会は大騒ぎとなりました。この当時”秘書給与流用罪”が成立する議員は定員の1/4もいたからです。皆、自分が捕まってはたまらんということで、秘書給与流用罪にあたることはやめました。おそらく現在このやり方をしている国会議員はいないでしょう。
 ちなみに先日逮捕された辻本議員も同じ罪状なのですが、彼女の場合は山本議員が逮捕された時にさかのぼっての逮捕です。彼女も山本議員が逮捕されたのを見て慌てて、名義貸しをやめた口ではあったのですが、今ごろになって逮捕されてしまいました。何らかの思惑があっての逮捕であったと言われても仕方ないでしょう。警察、検察とはこういうものなのです(^^;
 本の感想文に戻ります(^^;
 刑務所に入っているのは悪い人達だからどうでもいい、せいぜい反省しろ!というのが一般的な考えでしょう。しかし、彼らを刑期の間はとりあえず閉じ込めておけばいい、というのはやはりおかしい。塀に閉じ込められているだけで、十分に人権は奪われているのですが、信書の自由もなければ、プライバシーもなければ、面会の自由もありません。監獄法はなんと明治時代にできたものだそうで、塀の中の人権意識はそのままストップ(^^;; 日本国憲法の通用しない治外法権地帯なのです。オソロシーですねー。日本はやはり人権後進国なのです。
 獄中モノの本やドラマというのはけっこうありますが、本書ほど詳しく活き活きと描写している本はないでしょう。刑務所に入ることを予定している人は是非予習のために読んでおくべし(^^;
 自分のことを自分で書いているので、やや美化しているところもあるのでしょうが、山本さんは随分まじめな人です。こういう人なら議員を任せられる、という見本みたいなタイプなのですが、彼は恐らく二度と議員にはなれないのでしょう。もったいない....。
 あなたは”自分は逮捕されるようなことはやるはずがない”と思うかもしれませんが、刑務所には交通事故でも入ることあるし、お上や警察に逆らっただけで、また山本さんのように思いもよらない理由で逮捕されるかもしれないのです。だから、というわけではないですが、刑務所もまとまな場所にしなければいけないのです。そういう運動を実体験した山本さんにしてほしいのですが、前科モノにはやはり世の中は厳しいのです....。とにかく山本さんの今後の活躍に期待します。
 本著で気になるのは人の名前がCとかHとか、アルファベット1文字で書かれているところ。仮名でかまわないから人間の名前にしてほしかったですね。
(★★★★)

【援交から革命へ】 宮台 真司
 宮台氏が書いた本の解説をまとめたもの。更にその解説に著者が感想を返しているという珍しい趣向の本です。とりあげている本は鈴木邦男、桜井亜美、岩井俊二など。
 宮台さんの話や事件などのコメントは聞いたり読んだりしたことあったのですが、まとまった文書ははじめて読みました。一言で言えばまわりくどく、修飾語が多くわかりづらい文章です。簡単なことを難しく解説するのが上手なようです(^^;; 宮台氏の文章は一応、本の解説なのですが、ほとんどその本について書いていない解説ばかり(^^; すぐに話があさっての方向に飛び、自分の体験話に持って行ってしまいます。夏休みの宿題で、その本を読まないで感想文を書くということをたまにやりましたが、もしかしてそれか!(それはいいすぎか(^^;)。だから解説元の本を読んでいなくても違和感を全く感じません。これは宮台クンだからこそ成立する形態の本かもしれない(^^;;
 とはいえ、けっこう気になる元本があるので、今後探して読んでみよう。宮台クンの本はどれ読んでもきっと同じだろうから、もういいんだけど(^^;
(★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「コンピュータウイルス新時代」

 今までのコンピュータウイルスは、愉快犯的なもの、自分の技術を試すもの、セキュリティホールを狙った警告的なものに分類できた。しかし、現在蔓延しているMyDoomと呼ばれるウイルスはそれらと性格を異にする。

 MyDoomはメールを介して広がるワームと呼ばれるタイプのものです。手法としては別に目新しいものではないのですが、その目的が異なります。MyDoomの目的はSCOのwebサイトをDos攻撃すること。SCO事件についてご存知ない方は私が以前書いた文章を読んでください。この事件の後も現在に至ってもSCOは嫌がらせのような提訴警告を各社に続けていてIBMやNovellなどの企業も含めたLinux コミュニティなどからかなりの反感をかっています。

 Dos攻撃とはwebサイトなどに、大量の無意味な接続要求を送りつけそのサイトをパンクさせてしまう手法で、サイトの攻撃によく使われます。MyDoomはこのDos攻撃をウイルスに組み込み世界中にSCOのサイトをDos攻撃するPCをつくってしまったというものです。MyDoomに感染した当人には特に被害はありませんが、気がつかないうちに自分のPCがSCOのサイトを攻撃しているのです(^^; ユーザーがウイルスチェックしないでMyDoomの存在に気がつかなかったら、いつまでもSCOを攻撃し続けます。
 MyDoomの作者の意図通りにウイルスは世界中に広がり、SCOのサイトに攻撃をはじめました。SCOのサイトはひとたまりもなく、落ちてしまいました。ちなみにこの作文を書いている現在もSCOのサイトは立ち上がれていません(^^; しかし、”やられても仕方なし”との空気がネット界では主流で誰もSCOに同情をしていません。

 MyDoomが広がりはじめてすぐに亜種のMyDoom.B、DoomJuiceの存在が確認されました、これはSCOではなくMicroSoftのサイトを攻撃するウイルスでした。この亜種はバグもあったりでそれほどの広がりはみせず、MicroSoftのサイトが落ちることも無かったのですが、怒ったのはMicroSoft。このウイルスの作者に懸賞金をかけて探しています。この図式ってどこかで見ませんでしたか(^^;? イラクでアメリカがやっていたことですね。

 噂のレベルではありますが、このMyDoomは職業プログラマーがお金をもらってつくったウイルスであるとの話です。言ってみれば傭兵みたいなものなのです。もう子どもの遊びではなくなってきたということですね....。

 その昔、コンピュータウイルスが出現しても社会的にはたいした影響はありませんでした。コンピュータ人口は少なかったし、インターネットにつなっがている人もメールをやってる人もあまりいなかったからです。しかし、今やメルアドを持っていない人のほうが珍しいぐらいになっています。コンピュータを使うのに免許がいるわけでもないので、知識がない人もたくさんコンピュータを使っています。つまり、コンピュータウイルスが広がる十分な下地が整っているのです。

 コンピュータウイルスはサイバーテロであるという人もいます。確かに今回のMyDoomのようなウイルスは企業を狙ったサイバーテロと言っても良いでしょう。今のところ、サイバースペースでは企業側が報復の手段を持っていないので、やられっぱなしなのが現状です。彼らは相当悔しい思いをしていることでしょう。せいぜいMicroSoftのように懸賞金をかけて犯人を探し回るのが関の山。けれど、彼らはこのまま黙ってはいないでしょう。実際サイバーテロ法のようなものがつくられつつあります。こういう法律がつくられると、インターネットの自由さはどんどん損なわれていきます。メルアドやホームページは役所に登録しなければつくれなくなってしまうかもしれません。メールは警察に盗聴され、不穏当な発言をしたぐらいで逮捕されてしまうかもしれません。コンピュータウイルスを自分でつくらなくてもウイルス感染したPCを使っているだけでも逮捕するという条項もあります。これは冗談でもなんでもありません。

 結局、対話を無視した暴力は暴力の連鎖をうむだけなのです。報復されないからと言って、相手を辱めるようなテロ的な行為は何が憎くてもやってはいけないのです。それはそのうち自分に跳ね返ってくるのですから。まあ、9.11のときもありましたが、自作自演のテロ行為という説もありますがね(^^;;

○もうつながるかな?SCOのサイト(^^;
http://www.sco.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コラムyokoze「赤ちゃん同伴で映画館」

 品川プリンスなど、託児所つき映画館というのがボチボチできはじめていますが、昨年の10月からヴァージン系の映画館で”ママズクラブシアター”という赤ちゃん同伴で映画を見れる企画を毎週木曜の午前中にやっています。料金は通常料金。
 託児所つきの映画館は託児料金がけっこうかかるし、赤ちゃんと2時間も離れてまで映画をみることもないということで、なかなか利用しづらいところもあったでしょう。

 赤ちゃん同伴で映画が見れる企画というのは元は欧米ではじまりました。日本でもやればいいな、と思っていたのですが、昨年10月からやっていたことをつい先日知り、早速有休使って赤ちゃん(4ヶ月)と3人で行って(ヴァージンシネマズ六本木)きました(^^; ちなみに見たのは”シービスケット”

○ママズクラブシアター
http://www.tohocinemas.co.jp/news/topics.html#mama

 以下鑑賞レポート。

 赤ちゃんお母さんペアが20組ぐらい、お父さんとの3人組みが10組ぐらい。一般のお客さんも30人ぐらいいたようです。リピーターらしいグループもいました。 ベビーカーも預かってくれます。入口わきには20台ぐらいベビーカーが並んでいて壮観(^^;
 上映中、ハイハイしたり歩き回ったりする赤ちゃん。グズッたり泣き出す赤ちゃんもいて、映画館を何度も出入りするお母さんもいましたが、そこはお互いさま。自分のうちの赤ちゃんがグズッてもかまわないので、落ち着いて見れます。これはいい!

 もともと平日の午前中の映画館なんてほとんどお客が入らないのですから、もっといろんな劇場でこの企画をやってほしいですね。赤ちゃんがいるから映画館に行けない!というお母さんもけっこういるのです。
 ちなみに私ら夫婦は赤ちゃんが産まれる前は月平均で4回ぐらい映画館に通うヘビーユーザーだったのですが、産まれてからはなかなか行けなくなってしまっていました。

 こういうのも有効な少子化対策、赤ちゃんのバリアフリーと言えるのではないでしょうかね。


 ついでに、品川プリンスシネマのアドレスは以下

○品川プリンスシネマ
http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新最近みた映画(34)

【写真家の女たち】 オードリー・ウェルズ
 サラ・ポーリー、スティープン・レイ。お金持ちだけど窮屈な家族が嫌でたまらないポーリーはパーティーで陰のある中年写真家と知り合う。中年男と若い娘の恋愛?映画。
 レイはどこかで見た顔だと思ったらクライングゲームでIRAの闘士をやっていた男でした。それがこの映画ではさえない写真家の役で妙にはまっているのがおかしい(^^;
 この写真家はさえないように見えて実は女扱いが上手で過去に何人もの女とつきあっていて別れてはいるけど、その女たちとの友人関係は残っています。口説くけども束縛しないで、そのうちに女は成長し巣立っていき、また新しい女と暮らしはじめる。これって、実はこの映画をとった監督の”理想の男”の姿だったりして(^^; 現実はこんなにもカッコヨク?はいかないからね。
(★★★)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

読書な毎日(72)

【みえない恐怖をこえて】 箕川 恒夫
 東海村の村長の聞き語り。茨城県東海村とはあの臨界事故のあった東海村のことです。私は何度も行って選挙の手伝い(謎)などもしましたので、だいたいの町の雰囲気はつかんでいます。”村”という行政単位ですが、実のところ人口が3万人もいて、町にすべきとこなのですが”原子力の東海村”として有名になったのでそのままなのだとか。
 東海村に原子力研究所(原研)が誘致され、日本で最初の原発が動き始めたことにより東海村は原子力の町として有名になりました。その後、原子力関係の施設が次々と東海村に建設され名実ともに原子力の村になっていきます。そのあたりは同じ那珂書房の”原子力村”に書いてあるのでここでは省略。
 本著は臨界事故の1年前にはじめて東海村村長となった、村上さんに著者がインタビューしてできたものです。村上さんは元は銀行マンでやや町長としては異質な存在と言えるのかもしれません。しかし、こんなたいへんな村とわかっていて村長を引き受けたのでしょうか(^^; 東海村は財政的には原発などの”迷惑施設”がたくさんあるため豊かです。しかし、金の代償があの事故だったり、見えない放射能汚染だったりするわけです。
 村長のスタンスは”原発との共存”と言ってよいでしょう。原発にけっこう否定的ではあるのですが”やむなし”という感じです。実際、東海村の財政がシャブ中ならぬ原発中の状況になっているので、簡単に原発を断つことができなくなっているのです。彼が今力を入れているのが、大強度陽子加速施設です。これは、研究結果が出てくるのが30年後と言われているようなまだモノになるのかなんだかわからないような研究施設で、税金で運営されるものです。言ってみれば誘致当時の原研のようなもので、同じことをまた繰り返そうとしているのです。シャブ中が直らないうちにアル中になるようなものです(^^;
 ここまで、やや批判的な感想文となっていますが、本自体は東海村のおかれた立場や臨界事故の様子などが村長の生の声で聞けて興味深いです。原発はこのような犠牲の上に成り立っているのです。
(★★★★)

【憲法九条 国民投票】 今井 一
 今自民党主導で憲法を変えようという動きがあります。彼らが変えたいのは9条。自衛隊を合憲とし、軍隊にしたいのです。
 しかし、憲法は簡単には変えられません。国会議員の2/3が賛成し、国民投票を実施し1/2の賛成がないことには憲法は変わりません。ちなみに私はこのような手続きが必要とは知りませんでした(^^;
 憲法を変えるのに国民投票をすることは決まっているけれど、現状は国民投票法はなんとありません。だから、もしするなら法律をつくらなければならないですが、今国会でそれが出されるとの噂があります。しかし、こんな重要な法律をつくっていなかったというのは、おかしなものですね。
 著者は住民投票の専門家ですが、本著では国民投票にまつわる話と、各界の著名人の9条に対する見解が載っています。ちなみに今井さんは、憲法改正派(9条改悪派)は着々と準備をすすめていて、近く国民投票が行われるような状況になるのだから、”護憲”という守りの姿勢でいないで、今のうちから準備しておくべきだというスタンスです。
 自衛隊はついにイラクの戦場にまで行ってしまい、自衛軍の域を出てしまいました。もう解釈改憲で誤魔化すのは限界です。イラクで自衛隊が活躍するのに今の9条は邪魔すぎるのです。
(★★★★)

【30代は女のベストシーズン】 岸本 裕紀子
 経験も積んでいるし、美貌もまだ保たれている30代が女にとってはベストシーズンである、ということを述べている本です。内容的には自身の経験と伝聞調の話で、やややっつけ仕事的なもの。同じ女性論でも先日読んだ”モダンガール論”はよく調査されていて、骨太でしたね(^^; あれを呼んだ後だけに本作の底浅軽薄さが際立って見えてしまいました(^^;
 女性の気持ちがよく書かれているという点では、女性が読んで共感する本ではあるのでしょう。特に30代は。しかし、年齢なんて本当は関係ないですよね。一番重要なのはいくつであってもその人の人柄です。
(★★☆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年1月 | トップページ | 2004年3月 »