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読書な毎日(74)

【イラク派兵を問う】 天木直人、池田香代子、野中広務、田島泰彦
 この本は毎日新聞の労組とジャーナリズムを語る会が12/1に開いた「イラク派兵を問う、再び戦争への道を歩まぬために」というシンポジウムの講演録です。池田さんは「世界が100人の村だったら」を書いた人。田島さんは上智大の教授で司会。他の二人はわかりますね。
 まず驚きなのがこういうシンポジウムに野中さんが出ていることです。先日、週刊金曜日に亀井さんが載っていたのにも驚きましたが、イラク派兵をきっかけに自民党もついに溶解しつつあるのですかね。
 四者四様の語り口ですが、日本が戦争に参加するのは認められないという姿勢です。最近の世論調査によると、自衛隊のイラク派遣を認めている人たちが約半数に達していますが、本当なのでしょうか?私には信じられません。あの、世論調査自体信じられませんがね....。
 イラク特措法というのは、事後承認で良いので自衛隊は国会の承認決議が出る前にイラクへ行ってしまいました。その後、数の力で承認されましたが....。
 しかし、どこから見てもイラク戦争はおかしな戦争だし、それに自衛隊を出しているのもおかしなことです。自分には関係ないからいいや、なんて思っていると茶色の朝になっちゃうんだよね....。
(★★★☆)

【東京原発】 山川 元
 近日公開予定の映画「東京原発」のノベライズ。監督自らがノベライズしています。東京に原発を誘致しよう、カリスマ都知事がぶち上げた。
 コメディタッチの舞台劇といった趣の演出。都知事と各局長が集まって東京に原発を誘致することを論じる場面が半分ぐらい。そこで、原発とはいったい何かをあぶりだしていきます。参考文献に高木仁三郎や広瀬隆などがありますが、つまりは脱原発派の内容です。一般人がわかりづらい原発というシステムをわかりやすく説明し、お役人がいかに誤魔化して宣伝しているかを明らかにしています。東京に原発を、というのは正にレトリックなのです。原発が安全なら、新宿中央公園に原発があっても何も問題ないのです。
 監督はよく原発を調べています。原発を知れば知るほどこうしてはおれん、と思ったのでしょう。脱原発を映画にしたらこうなったのでしょう。なかなか公開できずに、単館上映となってしまいましたが、公開を楽しみにしています。
(★★★★)

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