新最近みた映画(119)

【はだしのゲンが見たヒロシマ】 石田優子
 はだしのゲンの原作者の中沢啓治が自身の被曝体験を語ったドキュメンタリー。中沢氏は当時小学1年生だったそうです。はだしのゲン自体が彼の体験に基づいて描かれていたことがわかります。原爆により彼の弟と姉、そして父親は家の下敷きとなり焼死。奇跡的に助かった母親のお腹には子どもがいましたが、子どもは生まれて数ヶ月で死んでしまう。母親は被曝の影響で健康がすぐれず若くして死んでしまう。著者自身もたまたまコンクリート塀の影にいて助かっただけで彼と話していた友人のお母さんは爆風で即死。爆弾を投下したB29を著者は見たそうですがそのとき不思議なことに空襲警報は鳴らなかったという証言もしています。
 さすが漫画家が語るだけありその表現力は、すさまじい。ひさびさに頭がクラクラする映画でした。爆発直後もたいへんでしたが、その後のくらしもずっと大変。住む場所もなくなり差別もあったそう。また、お父さんが戦争に反対していたがため特高警察に連行され1年後にボロボロになって帰ってきたというエピソードも。あらためて原爆の非人道性と戦争のむごさを感じました。
 はだしのゲンは私も小学生のとき読みましたが忘れようのない漫画です。もし読んでない人がいたら読んで欲しい。そしてこのドキュメンタリーも是非見てほしい。中沢氏の貴重な証言は歴史に残り語り継がれることでしょう。
(★★★★☆)

【放射性廃棄物 終わらない悪夢】 エリック・ゲレ
 2009年製作の仏ドキュメンタリー。高速増殖炉のあるフランスのラ・アーグ、核兵器の製造施設のあるアメリカのハンフォード、核施設が爆発(ウラル核惨事)したロシアのチェリャビンスクなどを巡ります。驚いたことに核廃棄物を規制する国際法はつい最近まで無かったそうだ。それをいいことに知らんぷりして捨てていた。これはやはり核兵器製造国の理論なのでしょう。
 ウラル核惨事が起こったのは1957年でしたが、ソ連はずっとこれを国内外で隠していた。明らかになったのはなんと20年後!汚染は広がり、健康被害も広がっていた。一帯は今もかなり高い線量のまま。今この施設は原発などの廃棄物処分場になってるそうだ。フクシマの未来を見てるようだ...。ハンフォードも似たようなもので、爆発はしていないものの。核の廃液が川や地下にしみだし、大気に飛散し付近の人に健康被害を及ぼしている。ラ・アーグも同様。フクシマ並にひどいところが世界にはたくさんあるんだと感心してしまった。つまり、核エネルギーは発電にも兵器にも使ってはいけないということだ。
 中国やインドでも今原発をじゃんじゃんつくっています。そのうちこれらも事故を起こすことでしょう。既に起きているのに隠しているかもしれません。日本もこれほど手痛い目にあったというのに、まだ外国に原発を売ろうとしている人たちがいます。正気とは思えない。
 核廃絶とは核兵器だけでなく原発も含めなければいけないでしょう。そうしないことには核の汚染はなくならない。カネと命をてんびんにかけているのが核エネルギーってことだ。いい加減気がつこうよ!
(★★★★)

【未来の食卓】 ジャン=ポール・ジョー
 南フランスのバルジャック村の1年を追ったドキュメンタリー。村長は学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにするという試みをする。オーガニックとは農薬や化学肥料を使わない栽培方法でつくられた野菜のことです。この給食の試みが子どもから親にも広がっていくという流れになっています。
 映像きれい、子どもかわいい、食べ物おいしそうです。BGVとしてもいい感じですね。ただちょっと心配だったのはこれを引っ張った村長がいなくなった後もこれが続いていて今も継続してるのかということ。人は易きに流れやすいので、信念を持ってやっていないといつの間にか戻ってるなんてことが多いからね。
 本作は原発爆発後に見ました。今や日本ではオーガニックも重要だけど、ベクレルフリーも重要な食生活になってしまいました。本当に余計なことしてくれたよな東電と経産省!
 ちなみに同監督は次作の「セヴァンの地球のなおし方 」のプロモーションのために爆発後の日本に訪れ、原発のドキュメンタリーを撮りたいと言っていたようです。もちろん脱原発です!
(★★★☆)

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東京都の住民投票条例について訂正

東京都の住民投票条例について私も混同していた。住民投票に関しては”東電管内の原発再稼働”の○×でした。
下記条例案7条2項。

http://kokumintohyo.com/wp-content/uploads/tokyo_joureiank.pdf

住民投票条例と国民投票についてはしっかり分けて議論しないといけないね。

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東京で原発住民投票

 現在東京都で原発再稼働の是非を問う住民投票の署名が行われているが、国民投票は憲法の条項についてのみ法整備されているため同じ件で現状は国民投票ができない。本当なら一般事項でも国民投票できるような法律をつくるべきだがそこまで行くのはハードルが高い。だから一般事項でもできる自治体レベルの住民投票条例からはじめている。つまり現状はイタリアやスウェーデンのような原発国民投票は日本ではできないのです。
 東京都と大阪市だけでまずはじめたのは単純にマンパワーの問題でしょう。当初は浜岡原発のある浜岡などでも計画していましたが、電力の大量消費地でもある両都市ではじめることになりました。他の自治体でもやる気があればどんどんやればいいのです。
 住民投票は法的拘束力はないものの巻町原発建設を止めたりと実績があります。住民投票なら各自治体単位で今すぐにでもはじめられる。詳しいこと知りたければ今井一氏の「住民投票」を一読あれ。日本の住民投票のバイブルです。また、今回の住民投票運動のサイトも下記にURL。

○住民投票 観客民主主義を超えて
http://www.honyaclub.com/shop/g/g12747729/

○みんなで決めよう「原発」国民投票
http://kokumintohyo.com/

 私は2000年、渋谷区公園通り駐車場入口の建設を問う住民投票運動に関わりホームページ作成署名集めなどを手伝った。このとき規定の5倍以上の署名を集めたが、議会では否決され住民投票は行われず。駐車場入口は建設されてしまった。これが無駄な活動だったかと言えばそうとも言えない。これを進めた小倉区長は再出馬しなかった。今もあの駐車場入口の墓標を見るたびに私は住民投票を思い出すし、住民投票と聞けばあの入口を思い出す。私が日本の政治の不条理を感じ今も政治に関わっているのもあの住民投票の闘争があったからだろう。
 以下、そのときのレポートです。

2000/12/5 駐車場問題 渋谷ロケハン
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/shi0.html

2000/12/10 公園通駐車場入口問題で揺れる渋谷で住民投票の会支援行動の第一弾
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/k_go31.html

2000/12/17 渋谷で住民投票の会支援行動の第二弾
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/k_go32.html

2001/2/9 渋谷住民投票臨時議会
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/ent2.html

 ちなみに住民投票という手段を行政側や政治家の多くは極度に嫌っている。なぜなら住民投票にかけられる案件は彼らの利権に反することばかりだからです。だから彼らは衆愚政治などと批判するのですが、これも民主主義の一つの手法です。世界的に普通に行われています。政治家に任せていては駄目な案件だから住民投票をしている。この住民投票というのはもちろん反対運動ではありません。是非を問い、はっきりさせるために行うものです。八ツ場ダムだって本当は住民投票をすればいいのです。曖昧なままずるずるやってるからいつまでも決まらず、利権側に引っ張られるというオチになるのです。
 日本の場合は住民投票運動とリコール運動がセットで行われることも多い。住民投票の署名を集めたところで、議会が否決すれば住民投票が行われないため、議会や首長をリコールするのです。有権者の1/3の署名を集めれば(有権者数40万人超の自治体は1/6の署名)無条件にリコールとなる。これを拘束型住民投票と言うが、住民投票条例の有権者1/50に比べて署名のハードルは格段に高い(一般条項に関しても法的拘束力を持たせる拘束型にする動きもあるようだが、今のところ実現していない)。

 その後、私はリコール運動にも関わった。2001年に行われた石原都知事のリコール署名運動。慎太郎をなぜリコールかという説明はいいですね!?この当時は石原都知事の一期目にあたり知事はかなり人気がありました。アドバルーンの政策をボンボン上げマスコミを賑わしていた。結局、ほとんどの政策は宙ぶらりんか消えてしまったものばかり。カジノ構想、ホテル税、オリンピック、横田基地の国際空港化、ロードプライシング。唯一実現したようにみえるディーゼル規制ですが、東京の大気汚染は改善しておらず、喘息患者はむしろ増えています。うちの長女も喘息だ。実績はバイクレースと東京マラソンぐらい?ところが、何もしないで暴言ばかりのあの都知事が4期目です。都民の目は腐ってるんではなかろうか。
 このリコール署名運動自体は失敗に終わりこの運動があったことを知っている人もわずかでしょう。そのときのレポートも残っていた。デモを4人でやったりしていた!

2001/1/7,8 石原都知事リコール会議 新宿・渋谷街宣を応援
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/ishi1.html

2001/2/11 石原都知事リコールデモ
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/ishi2.html

2001/2/13 石原バイバイオークション
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/ishibai.html

2001/3/13 石原都知事リコール開始記者会見
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9222/kokkai/ishi_pre.html


 そんなわけで私の活動の原点は住民投票だった。住民投票に関わった人は政治的に目覚めるのです。だから、利権政治家やお役人は住民投票を極度に嫌う。
 民主主義というと選挙で投票するだけと思ってる人が多いのですがそんなことはありません。自分が立候補もできるし、住民投票やリコールのような直接請求もできます。デモやストだって民主主義の手法の1つです。

 渋谷の住民投票は渋谷区民では無かったので支援するだけでしたが、今回の原発住民投票は私の所属する自治体での初めて住民投票です。しかもテーマは原発。参加しない理由はありません。おまけに住民投票の教祖と言える今井さんまでついてるとは百人力。これで規定数の署名集められなかったら我々が本気でやってなかったってことでしょうね。まあ、相手は強大な電力マフィアでありますが!
 ツイッターで一言書くつもりだったのがこんな長くなってしまった(^^;;

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そもそも現在の日本の保育行政は問題が多い

 待機児童で我が家はたいへんな思い続行中ですが、そもそも日本の保育行政は問題が多いのです。本当はまだ預けたくなくとも、保育園に入れなくなるから預けるというケースがわざわざ増えるような状態にしています。

 よく、”0歳なんて小さい赤ちゃんを保育園に預けるの早いんじゃない?”と言われるのですが、現状は0歳のしかも4月でないと保育園に入れません。何月生まれでも関係ありません。現在は4月に0歳枠をほとんど埋めてしまうので、以降は誰かが引っ越すなど退園しないと入れないのです。1歳枠はわずか。うちの子らも1人目は9月うまれで、2人目は2/2うまれですがどちらも4月入所。本音を言えば、生まれて2ヶ月のクタクタ赤ちゃんを保育園に入れたくなかったのですが、0歳4月でないと入れないから4月に入れました。そして3人目も2月でしたが、4/1に入れる日数に到達していなかったので9月にしたら見事入れませんでした。これが現実。
 0歳4月に枠を埋めてしまうのでなく、いつでも入れるという保証があればもっと育休とって1歳ぐらいになってから入れる家が増えるでしょう。現在はそれをすると入れないという大きなリスクを伴うため、競って4月に入れてしまうのです。

 育休時の所得がなく、税金だけはしっかりとられるというのも職場復帰を早める要因になっています。職場(健康保険)によっては育休時にある程度(多くて4割程度)の所得を払ってくれる場合もありますが、産前6週、産後8週以外は基本無給です。無給なのに住民税はしっかりとられます。当然ですが所得が多いほどこの負担は大きいので、長々と悠長に休んでるわけにいかなくなります。ちなみに健康保険と年金に関しては育休中は免除になります。
 育休時でもせめて2割でも所得あればゆっくり育休をとるという選択肢もあるでしょう。実際のところ育休とるどころかこどもを生んで休むんならヤメテという職場も多いでしょう。復職後も子どもが病気で休んだり、迎えで早く帰らなければならないようになるからです。派遣の場合は休んだときから契約終了で無給。
 男が育休とるというのも現状は絵に描いた餅ぐらい現実味がない。なにしろ前述の通り、育休時は所得がないのです。夫婦二人で休んでいてはのたれ死に。奥さんが育休ととって収入ないからこそ働かなければなりません。

 これらが改められない限り、育休をゆっくりとるという選択肢はありえないでしょう。逆にこれさえやればみんな必死で4月に入ろうとはしなくなるのです。なんでこれぐらいのことができないのだろう。実に不思議だ。


<育休増やしたいならこれをやればいい>

1)入園枠の弾力化(半年毎に一定入園枠の確保)

2)育休時の住民税免除。

3)育休時の所得補助

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くじ引き保育園の再質問

 くじ引き保育園の再質問を新宿区に先週の金曜日12/23に再投稿しました。下記

 以前した質問がこれ。もらった回答の要旨はこれです


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ご返事ありがとうございました。

 いただいた回答を読んだ上で再質問がありますので回答お願いします。

 その前に今回返答が一ヶ月以上遅れ、問い合わせた途端に速達で回答が送られてきたという経緯について説明いただきたい。回答を忘れていたか、どこかで止まっていたかと考えるのが普通です。このような不手際は原因を究明し再発しないようにしてください。

 質問の前に、今回いただいた回答を読んだ感想を一言。現状を新宿区は異常と感じていないと私には読めました。今回抽選した9人はいわゆる指数が満点の人たちです。それらが抽選になり3人がハズレました。満点以下の希望者もたくさんいるはずです。満点でさえ保育園に入れないというのは異常。その異常な状態を正そうという本気さが伝わってきませんでした。
 回答いただいた文書にやっているという施策がいろいろ書いてありましたが、我が家に有効なものは一つもなく、相変わらず中野区の保育所に0才児を預ける状況は変えられません。その、増やしたという施設はあっという間にいっぱいになっています。どれも空きはゼロ。これはつまり、現状施策が全く追いついてないということです。
 ”こんなにやった”という成果しか書いてない文書を読み、”足りてない”という認識が区にはないのではないかと心配に思っています。

 行政の冷たさというものも今回感じました。うちはクジにはずれて3ヶ月ですがその間、担当の方からは一回も連絡が来ていません。保育ルームの開所を知ったのはお母さんたちの口コミから(この施設はうちの子まだ1歳にならないので入れない)。認証保育所の補助が中野でも受けられると知ったのは中野の認証保育所に教えてもらったからです。お忙しいのでしょうが、クジに外れた人が消えて無くなったかのような対応は冷たすぎるのでは。

 では、今回12/12にいただいた回答を読んでの再質問(10と11は新規の質問)と意見、要望がありますので、再回答よろしくお願いします。今回は年末年始はさみますので、年明けで構いませんが1ヶ月以内には返答お願いします。


<質問>

1)9月入所予約に関しては、兄弟姉妹在園など”同一指数時の優先項目”はすべて適用されないと考えてよいか。適用されるものとされないものがあるなら明確に示してください。

2)兄弟姉妹在園を優先しない理由として、入所予約のない園に兄弟がいる希望者に非常に不公平とあるが、この人たちにも優先権を与え兄弟姉妹が新宿区保育園に在園を同条件とすれば公平になる。なぜそうしないのか?

3)兄弟姉妹在園を優先しない理由として、入所予約のない園に兄弟がいる希望者に非常に不公平とあるが、すべての園で入所予約がなぜできないのか?兄弟在園優先が不公平ではなくすべての園で入所予約できないことが不公平と言えるのではないか。

4)兄弟姉妹在園を優先すると入所予約のない園に兄弟がいる希望者に非常に不公平とあるが、全く同じ指数でくじ引きではずれた我が家(中野区まで通って預け、月額の負担も増大)は非常に不公平な状態になっていると言えないのか?それとも許容範囲の不公平状態と区では認識しているのか。

5)今回、くじに外れた後、新宿区の某認証保育所に尋ねたところ、9月から入りたい場合でも8月の費用を全部払ってくださいと言われた。また、認証保育所は公立ではかからない入会金が必要となる。この状況を区では認識していて適正と思っているのか?民間だから何をやっても良いのか?
 現状の認証保育所は正に入れ食い状態で、需要に供給が足りていない。だからこのような悪質な業者がはびこっている。

6)認証保育所の意義として区のホームページには、就労形態やライフスタイルの多様化等により既存の認可保育園では対応が難しいケースなど新たな保育需要へ応えるため、とあるが実態は認可保育園に入れないから入ってるケースが大半と言える。認可保育園の枠が圧倒的に足りていないという認識を区ではしていないのか?

7)23区で港区、葛飾区以外ではくじ引きはやっていない。くじ引きは特殊な選考方式と思われるが、なぜ新宿はくじ引きという運まかせの手段をとるのか?

8)待機児童解消対策を区の最重要課題として取り組んでいるのは何年度からか?

9)区で言っている待機児童の定義とは?”認可保育園等の申込状況一覧表”の申し込み数のことか。12/15時点で513人ということか。我が家も待機児童に入っているのか?

10)弁天町保育園の来年度4月の1才児募集は0人となっている。この件について問い合わせた人によれば緊急性のある子どもがいたためそれを受け入れて枠がなくなってしまったとのことだった。他の園の募集人数からすると、弁天町保育園でも5人ぐらいの1歳枠があっても良いと思われるが、緊急性のある子どもが5人もいたということか。また、その緊急性の条件とは一体何か。個人情報にふれないレベルでかまわないので教えていただきたい。

11)弁天町保育園の来年度4月1才児募集が0人になってしまったのは区の不手際と考えて良いか。


<意見・要望>

1)入所予約制度は”育児休業の取得と復職を支援するのが目的”とのことですが、本来の4月入所なら間違いなく入れる人が入所予約のくじ引きで外れるような状況では制度として意味をなしていない(認可保育園に入れないというリスクをおかしてでも育児休業を長くとろうという物好きはいない)。偶然任せのくじ引きを即刻中止し、現行の入所予約制度を改めるか廃止していただきたい。

2)9月入所予約は基本は4月と同じ入園基準とすべきだが、どうしても同じにできない場合は上記質問2)のように基準を変えればすむ話。4月同様にすべて指数化し優先順位を決めてくじびきという手段を排しいただきたい。

3)4月入所と9月入所予約について入所基準が大きく違うことについてホームページを見ただけではわからない。わかるような記述をお願いします。

4)くじ引きに当たって保育園に入ってる人と外れた人の違いはくじで当たりを引いたか否かの違いだけです。くじに外れた人のケアをきちんとしてください。セーフティーネットもなしでのくじ引きは乱暴すぎる。

5)平成24~27年度に1000人の受入枠拡大とは心強い限りではありますが、ロードマップが示されていないので、いつまで待ってどういう対応すればいいか計画できない。いつ何が起こる予定かきちんとロードマップを示してください。

6)新宿区の保育園関連のページは入所関連と業者募集まで整理されず入り乱れて掲載されていて非常にみづらい。もっと見やすく整理して欲しい。特に、新規の保育サービス実施の情報は一覧でもれなく見れるようにしてほしい。

7)ゆったりーのの意義はそれなりにあるだろうが、ここは元々保育園だった施設。ここを保育園に戻すことが即効性が一番高い。ゆったりーのは他の同様な業務に統合するか移管もしくは休止すれば良い。

8)4/1に0歳入所できない 2/5~3/31生まれの子どもに9月入所もしくは、1才児入所で優先権を与えて欲しい


<最後に>
・今回の大きな苦労の最初のとっかかりはうちの3人目が2/25に生まれたからです。ご存知でしょうが2/5~3/31生まれのこどもは4/1に保育園に入れません(5月入所の手段もあったとのことでしたが、クジに外れるまでその存在すら知らなかった)。それを我が家も認識していたので9月入所だな、と単純に考えていました。ところが資料をもらいに行ったところでクジ引きがあることを告げられ、9月入所がくじ引きで決まることをはじめて知りました。そして、そのクジ引きで見事ハズレ。それでもまだ甘く考えていてどこか入れるところがあるだろうと思い探すが近所には全くなし。
 ようやく見つけたのが私の職場の近く。しかも、ちょうど空いたところへのすべりこみでした。なぜ、子どもが生まれてこんな苦労しなければいけないのでしょう?安心して子どもを生み育てる状況からはほど遠いと言えます。
 保育園入所に関して以下のような問題が新宿にはあると私は思っています。

1)認可保育園の枠自体が圧倒的に少なく足りない。

2)リーマンショック以降、両親が働く家が増えて待機児童が増えていて区でも対応し
ているが追いついていない

3)今まで新宿区は待機児童がそれほど深刻では無かったので施策が追いついていない

4)認証保育所は金額高く待遇も悪い場合がほとんど。悪徳業者も多い。

5)9月入所のクジ引きで本来入れた人が入れなくなっている

 この3ヶ月認可保育園等の申込状況一覧表の申し込み数は414→470→513とどんどん増えています。区でもいろいろやってるのでしょうが追いついていない証拠。我が家含めすぐにでもなんとかして欲しい家庭が増えているのです。
 我が家も最悪でも来年の4月にはなんとかなるだろうと思い2つの保育園に通っていましたが、弁天町保育園の1才児枠がゼロとの驚きの事態を知りました。つまり4月以降も現状変わらないかもしれないということです。
 3人目が待機児童になる前まで私は毎日平均2時間程度の残業をしていました。それが今はゼロにしないと保育園に間に合いません。私の職場もそんなに長引くとは思っていません。いつまで会社に迷惑かけなければいけないのでしょう。クジに外れただけなのに。

 私が小学生のときは第二次ベビーブームで子どもがたくさんいましたが、特殊教室などを一般教室にしたりプレハブ建てたりしてそれを吸収し学校に行けない子どもは一人も出ていません。本気で対応したから待機小学生はいなかったのです。保育園は義務教育ではありませんが、指数で満点を獲得している家庭はこれに等しいと言ってよいと私は思います。つまり、言っては悪いかもしれませんが、保育行政で本気を出していないということです。半年も1年も待たせるなら親としては公園や園庭にプレハブでも代替教室でも文句言いません。言い訳や既にやった成果は十分ですから、1日でも早くなんとかなる施策を示してください。もう待ってられません!

以上

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新宿保育園くじびきの件ようやく回答が届いた

 11/4に区のホームページからご意見を送った。1ヶ月たっても返事がないので、12/12に問い合わせたらその日のうちに速達で回答を送るとの連絡があった(^^; 私の質問忘れていたのか、どこかで止めていたのか....。まあ、この一事が現在の新宿区の保育行政を象徴しているのですが。
 A4 2枚でけっこう長い回答文が返ってきました。”区はいろいろやってますからご理解して待っていてください”というのが主旨。つまるところのゼロ回答。以下その要点です。いろいろ新たにわかった情報もあれば、再質問したい事項もあり再度質問する予定です。

 もちろん我が家は待機児童3ヶ月越え。全く保育園は空く様子なく。更に問題なことに来年度の4月の弁天町保育園の1才児はなんと募集ゼロ!緊急を要する児童がいたので1才児枠は既になくなってしまったそうだ。うちは緊急じゃないのかー!


<回答内容の要点>
・兄弟を別の保育園に預ける大変さは理解している
・入所予約制度は育児休業の取得と復職を支援することに重点を置いた事業のため、通常の4月入所とは異なる点がいくつかある。また、限られた保育園で実施している。
・その1つが「きょうだい在園」優先の扱い
・「きょうだい在園」を優先すると、入所予約を実施していない保育園の希望者が非常に不公平になる
・「くじ引きをやめてもらいたい」という要望は貴重な意見として受け止め、より良い選考方法について今後十分に検討する
・他区の状況:入所予約制度実施は5区。そのうち全部の保育園で実施している場合もある。港区、葛飾区では同指数のとき抽選。
・待機児童解消対策を区の最重要課題として取り組んでいる
・今年度は私立認可保育園を10月に開所、保育ルーム、認証保育所3ヶ所開設、保育ママ一人増
・平成24年度から27年度に1000人の受入枠増を計画
・北山伏保育園の復活は考えていない。ゆったりーのは区民と区による子育て支援の重要な施設である、
・お子さんが認可保育園に入園できないことについて大変申し訳なく思っている。毎月入所会議において審査をしているのでご理解ご協力をお願いします

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ハシズム現象に関して

 大阪のダブル選挙で橋下氏率いる大阪維新の会が勝利した。マスコミ主導のネガティブキャンペーンをはねのけての勝利だからこれは今までと違う流れと言ってよい。今までの橋下氏はマスコミを味方につけて選挙を勝ってきたが、今回は一転してネガティブ。鮮度の落ちた人物を”数字がとれない人物”としてマスコミは時に引きずりおろすが、今回はそれではない。やはり電力の地雷を踏んだからに違いない。マスコミはほとんど報道しないが、橋下氏は今回脱原発を掲げていた。これを当選させてはまずい!とマスコミは温存していたとっておきのネタを引っ張り出した。それが部落とヤクザだ。今までの選挙ならこれはゴールデンハンマーと言えるもので、半分結果は決まったようなものだった。私も、これで橋下はヤラレタと思った。しかし、違った。マスコミのゴールデンハンマーは空振りになった。いくらネガティブキャンペーンをうとうがツイッターで自ら発信する橋下氏に有権者は有権者はアクセスできるのだ。地道なゲリラ戦がこの選挙を勝利に導いた。
 ここまでは今回の選挙の分析でハシズムが良いと言ってるわけではない。ここには書かないがハシズムには多くの問題があり、私も手放しでは支持できない。しかし、ここまで腐って固着した電力をはじめとする産業界、官僚組織をひっくり返すにはハシズムのような劇薬が必要なのだろう。ハシズムは勝ったのだからこれを利用するしかない。国民同士で潰し合いをしたのでは元の木阿弥。官僚天国の再構築になるだけだ。

 どうやらソフトバンクの孫氏、元経産官僚の古賀氏は橋下氏を支持している。更には民主党の小沢氏も橋下氏に近いところにいるようだ。彼らの目的は一緒。官僚主権から国民主権に変えることだ。
 官僚機構の一部であるマスコミは今後も橋下氏の足元をすくおうとしてくるだろう。私らはそれらに惑わされずに、良いところはサポートし、問題のあることろは批判しながら監視してゆくべきだろう。

 東京の石原知事もハシズムと似ているように見えるかもしれないが、彼はがっちり官僚&産業界側。戦ってるフリをしているだけの歌舞伎役者です。それが証拠に石原都政の10年で何も変わってない。強いてあげればディーゼル規制ぐらいだが、あの程度では大気汚染は解決しない。うちの子含め、ぜんそく患者は今も増えているが新たな対策は何もない。まだオリンピックなんて寝言を言ってるし、勘弁して欲しいわ。

 官僚のお膝下の東京都民は原発が爆発しても目覚めなかったけど、大阪は一歩踏み出したのでしょう。大阪人の方が感度がいいってことだ。日本のジャスミン革命は大阪からになるのか!?

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読書な毎日(204)

【ウィキリークスの時代】 グレッグ・ミッチェル
 ウィキリークスの創始から昨年末の米公電リークそしてアサンジ訴追までのあたりのルポ。日本ではあまりとりあげられないウィキリークスですが、ジャーナリズムにとってある意味の革命だったのがウィキリークスだったわけだ。これを認識しておかないと世界から日本は取り残されるんだろうな。今だに記者クラブにこもってるようでは絶望的かもしれないが、日本のマスコミをそのうちみんな相手にしなくなるかもね。
 ウィキリークスの何が新しいかと言えば1番は情報提供者の匿名性をまもることを第一義として掲げそのシステムをつくったことです。一般的なマスコミもまもることが期待できますが所詮その人次第と言えます。ご存知の通り、匿名掲示板や投稿サイトはあっさりと当局に情報を渡してしまうので匿名でもなんでもありません。
 2番目はメディアを巻き込み情報を小出しにすること。リークを一気にサイトに掲示したところで一般の人はそれをなかなか読もうともしないし、出したときは騒がれたとしても一気に風化していきます。既存メディアにリークし彼らに解説記事を書かせた上で徐々に公開し一般の興味をひきつけるのです。また、現在話題になっているネタに関連した情報を選んでリークさせます。このことによってリークはより破壊力を持って伝播するのです。
 ウィキリークスを最初に有名にしたのは、イラク戦争でのアパッチ戦闘ヘリのガンカメラの映像でした。民間人や子どもロイターの記者を攻撃し、殺害する映像。これを公開することによってウィキリークスは世界的に有名になる。この時点ではウィキリークスを批判する人たちもあったが、”表現の自由”を尊重しウィキリークスを好意的に論評する方が多かったようです。しかし、これに続いて行われた米国の公文書で風向きは一気に変わります。特に米国ではテロリスト扱い。日本でもこの頃からウィキリークス関連の報道が増えてくるが米国の属国の日本の論調は米国に同じ。アサンジはノルウェーでハレンチ罪で訴追されます。政府だけでなく、ウィキリークスのサイトをホスティングしていたAmazonはサイトを停止させ、ペイパルやマスターカードなどの決済会社はウィキリークスへの決済を停止します。しかし、マスコミはこれをほとんど批判しない。アメリカの表現の自由のダブルスタンダードが露になったのです。これに対抗し、ウィキリークスのミラーサイトが世界中に立ち上がりました。
 これらのリークは一人の米兵ブラッドリー・マニングによってされたとされています。同じ時期、日本ではsengoku38さんがyoutubeに漁船衝突映像を無造作にアップして祭り上げられていました。違う世界の話のようだ。
 ガンカメラの動画は私もこの本読んでから見ましたが、確かにひどいものです。町を歩いている人とカメラを持っている記者をまとめて遠隔から射撃。しばらくして救出しようとしたバンを射撃、そのバンには子どもも乗っていたのです。これが戦争と言えるのでしょうか。現実感のなさはまんまテレビゲーム。
 ウィキリークスは1つのジャーナリズムの形態になるだろうと本著は言っています。もし、仮にウィキリークスが消えても、同様なサイトが既にいくつも生まれています。既存のメディアもウィキリークスを真似たサイトを立ち上げています。紙の時代と違い情報は一瞬で世界に伝播し、無限にコピーもされます。むしろ今までのやり方のジャーナリズムでは対応できなくなっているのです。
 一方の日本は相変わらず記者クラブという既得権益集団をつくり情報を統制しようとしています。今回の原発震災でそれも綻びを見せています。いくら日本が情報ガラパゴスでもこの状態を長く続けることは困難でしょう。日本にも遅ればせながらウィキリークスの時代がやってくるのです。
 本著はウィキリークスにまつわる出来事を時系列でルポしていて一読すれば今につながる流れが見えるようになっています。ウィキリークスっていったいなんだろう?と思っている人は読んでみるといいでしょう。
(★★★★)

【ボルネオ島アニマル・ウォッチングガイド】 安間 繁樹
 ボルネオ島の哺乳類に関して書いた本。ボルネオ旅行の予習で読みました。著者は世界自然保護連合種保存委員会(IUCN・SSC)ネコ専門家グループ委員だそうで、哺乳類系の専門なのでしょう。鳥や虫、魚などへの言及はまったくありません。というわけでややアンアバランスな感じもするのですが、哺乳類に関しては詳しく書いてあります。
 国立公園のガイドと主な哺乳類に関して、自身の体験を織り交ぜつつ書いてありなかなか面白いです。ネズミ、コウモリ系の動物がたくさんいるようです。象やオランウータンもいます。固有種としてはテングザルなんてのもいるようですが、そういうのは密林に踏み込まないと見れないのだ。ちょっと変わった動物もいるのですが”ヒヨケザル”っていうムササビみたいな動物が気になる。これも見ることはできないのでしょうが、飛んでるとこが見たいなあ。
(★★★)

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保育園の入所予約制度のくじ引きに関して

 待機児童2ヶ月経過。なんと当選した6人のうち5人はまだ保育園に通ってないそうだ。3/1までに通えばよいという予約制度だから仕方ないが、納得いかず脱力。待っているだけでは何も変わりそうに無いので、新宿区のホームページからご意見送ってみた(下記)。
 この回答をもって、新宿区に要望してみたいと思っている。我が家のような被害者はもう出ないでほしいからね!


題:保育園の入所予約制度のくじ引きに関して

 新宿区の保育園に今まで二人預かっていただき(2人目は在園中)3人目が23年度の9月入所予約のくじ引きにはずれた新宿区民です。
 上の二人については4月入園できたため、すんなりと家から3分の第一希望の弁天町保育園に入れました。3人目は2月末のうまれだったため4月には入れず9月の入所予約制度を利用しました。この制度に関して今回利用するまで知らなかったのですが、4月入園とはポイントの重みづけが異なり、近所でも兄が入園していても優遇されず、同じポイントの人が並んでくじ引きになるとのことでした。弁天町保育園は9人応募の6人枠で3人ハズレ。我が家は見事ハズレでした。
 仕方なく、近所の認証保育所など空きを探しましたが全くみつからず区外まであちこち探してようやく父親職場がある中野区に認証保育所を見つけ、そこに通い2ヶ月となりました。我が家同様にはずれた1家族は仕方ないので育休を延長したそうです。

 ご察しと思いますが二人を別の保育園に預けるのはかなりの負担です。金銭面はもちろんのこと、通勤ルートも変更しましたし通勤時間も長くなりました。父親は残業や出張ができなくりました。職場に迷惑かけて肩身のせまい思いです。
 赤ちゃんにとっても電車と徒歩で人ごみを片道約40分かけて保育園に通うのでかなりの負担です。これも待機待ちの間と思ってやっていますが、いつまで続ければいいのでしょうか?見通しが見えないところも大きな負担です。

 聞くところによると当選した弁天町の6人のうち、5人はまだ保育園に通っていないそうです。そういう制度ですから仕方ないのですが、彼らはそれほどの緊急性はないということです。また、当選した6人のうちおそらく5人は兄弟が弁天町に通っていません。つまりどうしても弁天町というわけでもないのです。
 我が家が弁天町にこだわるのは家から近いのもそうですが兄が通ってるからです。兄は0歳から通い、今4歳クラスで来年度も同保育園です。だから別の保育園では困るのです。兄が卒園していれば我が家だって弁天町にこだわる必要はありません。

 そもそもはこの入所予約制度に問題があるのではないでしょうか。本当にこの保育園に預けたい人にせまい枠が割り当てられていないのです。くじ引きは公平と思ってやってるのかもしれませんが、くじ一発で天国か地獄なのですからやる方はたまったものではありません。4月入園のようにきちんとポイントづけし”くじ引き”なんて偶然性に任せないでいただきたい。というのがこの文書の要望の主旨です。
 ほかの区もくじ引き入園なんて制度やってるのでしょうか?私が調べたところでは認可保育園でくじ引きやってるところは見当たりません。もしかして認可保育園でくじ引きやってるのは新宿区だけではないでしょうか?

 今回被害者になって知りましたがこの9月の入所予約のくじ引きに悩まされている新宿区民はけっこういるものです。知り合いだけでも3家族いました。入園でたいへんな思いしたその話をよく聞いてみるとこの9月のくじ引きのせいなのです。被害者はかなりいます。くじ引きにはずれただけで生活設計を変えなければいけない、この状況をおかしいと思いませんか?

 最後にまとめますので回答の方よろしくお願いします。

<質問>
1)なぜ9月入所予約だけポイントの重みづけが異なり、同ポイントの人ががたくさん発生しくじ引きとなってしまうのか。
2)このようなくじ引きは他の区でもやっているものか(知っている範囲でかまいません)

<要望>
1)9月入所予約も4月同様のポイントで順位づけし、くじ引きはやめてください。
2)不景気もあり、待機児童が増加している。新宿区では認証保育所も空きがない。保育園の受け入れ枠を増やしてほしい。
3)山伏保育園を復活していただきたい。ゆったりーのはなくても困らない。

以上

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原発と私(10)〜311後-2

 原発情報について私は約10年のキャリアを持ってたので、原発と放射能に関してかなり知ってるつもりだったが、今回の事故を通して初めて知り体感したことも多くあった。
 まずは原発のあまりの脆弱性。ハード面、ソフト面の両面とも。バックアップの発電機までも津波をかぶって電源喪失。非常用バッテリーでなんとか動いてるうちに復旧できず、あえなくゲームオーバーというのが今回の事故だ。何重にもあると言っていたバックアップ装置は事故を止められなかった。とりあえず構造のことは置いといて、非常用バッテリーが生きてるうちに電源が復旧できていればメルトダウンは防げただろう。電源車なり、東北電なりから電源を必死で引けば良かったのだがそれができなかった。
 ニュースで”非常用バッテリーは8時間もつので大丈夫”とたぶん3/11の夜中あたりに言っていた。私は原発の本当の深刻さをこのとき察知した。つまりこれが最後の砦なのだ。これが生きてるうちに電源が引っ張れなければ終わり。
 しかし、翌日1号機は爆発した。御用学者 関村教授は”格納容器は大丈夫です。放射能漏れは微量です”とNHKで言っていたが、この時点で1号機はほぼゲームオーバーだった。マニュアルにない想定外の事態に東電は対処できなかったということだ。その後、ポンプ車で水入れたり、消防士が水かけてもほぼ関係なし。焼け石に水。そして驚いたことに2号機も3号機も爆発した。更に驚いたことに止まっていた4号機も爆発した。まるでドリフのコントだ。私も知らなかったのだが、ふくいちで使われていた旧型のマーク1は使用済燃料を冷やすプールが炉の上にあった。設計思想的にはあくまでテンポラリーで入れとくプールのつもりだったのだろうが、使用済燃料を置く場所が無いから貧乏性の東電はここにごっそりと溜め込んでいた。実験炉に毛が生えたようなこの老朽炉を廃炉にせず使い続けていた。正直私はめまいがした。東電がこれほどひどいとは私でも想像つかなかった。
 そしてこの渦中にはじまった計画停電。ご存知の通りこれで首都圏はパニックになり。一番放射能が濃かったときに人々は買いだめに走った。この計画停電はブログにも以前書いたが原子炉自体に興味が向かないように放った東電のスピンに他ならない。確信犯だ。なんという外道。東電がここまでの外道衆だったというのも私の想像を越えていた。

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